2025年10月23日 速報号
【速報】プラネットがあらた、PALTACと共同で商品マスタ一元管理会社設立へ
プラネットは10月20日、あらた、PALTACと共同で、化粧品・日用品など一般消費財の商品マスタを一元管理する新会社「株式会社プロダクト・レジストリ・サービス」(PRS)を設立することで合意したと発表した。これに伴い同日、緊急会見が開かれ、プラネットから坂田政一社長、松本俊男副社長、PALTACから吉田拓也社長、あらたから東風谷誠一社長、さらに全国化粧品日用品卸連合会(全卸連)の森友由会長(森友通商社長)が出席し設立の背景や事業内容、今後の展開が説明された。PRSは、製・配・販における商品情報を共同利用することで、サプライチェーン全体の効率化と業界の発展に貢献することを目指している。
新会社設立の背景には、商品情報が企業ごとに分散し、手作業での登録やJANコード運用の不統一といった非効率が課題となっており、このままでは将来的にサービスの維持が困難になるという危機感がある。PRSの設立は、経済産業省が主導する「商品情報プラットフォーム構想」や「業界横断レジストリー」との連携を前提とし、流通の生産性向上を目的に掲げている。
PRSは11月に設立され、来年4月にサービスを開始する予定で、商品情報の一元管理に加え、情報提供やコンサルティング、情報インフラ構築などを主な事業とする。メーカー、卸、小売の各社に参加を広く呼びかけ、製・配・販の共同利用を通じて業界全体の利便性と効率化に寄与していく方針だ。
経営体制はプラネットの松本副社長が代表取締役に就任し、出資比率はプラネットが40%、あらた、PALTACがそれぞれ30%。短期的にはおおむね2年間でメーカーの商品情報登録率86%以上、すべての卸店への情報連携開始を目指す。中長期的には商品情報登録率100%達成や、商品マスタ項目の統一・標準化、小売業務のワンストップ化推進を視野に入れる。(詳細記事は10月29日号掲載)
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