2026年6月10日号掲載記事より
日石工組、第67回通常総会開催 会員各社の実情踏まえ組合活動を推進
日本石鹸洗剤工業組合は5月27日、都内で「第67回通常総会」を開き、2025年度事業報告及び26年度事業計画をはじめとする各議案を審議・承認した。
はじめに奥野隆史専務理事による出席者報告の後、奥中泰征理事長(マスター社長)があいさつに立ち、「原油・原材料をめぐる問題は依然として石鹸・洗剤業界に大きな影響を及ぼしている。当初は原料調達への懸念も強かったが、5月末以降は一定の改善が見られ、6月末ごろまでの見通しは立ちつつある。しかし、原材料価格や物流費の上昇など、コスト面での課題は引き続き大きい。当組合としては協調しながらも公正な競争を維持していくことが重要だと捉えている。組合として対応できることには限界もあるが、業界共通の課題について情報共有や支援に努めていきたい。今後も会員各社の実情を踏まえながら、組合活動を積極的に推進していく」と述べた。
続いて奥中理事長を議長に選出し、すべての議案を承認し総会を終了。この後、別室で懇親会が催され、奥中理事長のあいさつ、経済産業省・奥村啓史製造産業局素材産業課課長補佐の来賓あいさつ、稲岡副理事長の乾杯発声で開宴となった。
日本DIY・HC協会、26年度定時総会開催 「会員500社体制目指す」
日本DIY・ホームセンター協会は6月2日、都内ホテル「2026年度定時総会」を開き、事業計画などの各議案を審議・承認した。
稲葉敏幸会長(ECN)はあいさつで、「当協会は1977年に日本DIY協会として発足し、1980年に社団法人化した。発足から約半世紀の歴史を重ね、今まさに次のステージへ進む時期を迎えている。その一環として、国内での活動はもとより、近年は海外との交流にも力を入れており、今月オランダで開催される『グローバルDIYサミット』への参加をはじめ、インドネシア、中国、台湾などとの国際交流を積極的に進めている。今後もこうした活動を通じて、国際的な連携を一層強化していきたい。
また、当協会は2030年に社団法人設立50周年という節目を迎えることから、記念事業の実施に向けた準備を進めていく考えである。かねてより会員数500社体制の実現を目標に掲げているが、現在の正会員・賛助会員数は約470社であり、50周年に向けた取り組みを通じて目標達成につなげていきたい」と述べた。
続いて、稲葉会長を議長に選出し、各議案を審議・承認。総会終了後は、アース製薬社外取締役、キユーピー社外取締役、パナソニック顧問を務めるハロルド・ジョージ・メイ氏の講演「日本のビジネスを世界へ~大胆なトランスフォーメーションの軌跡~」を聴講した。
ロート製薬、サイエンス方針発表「Longevityを推進し、実現する企業」へ
ロート製薬は5月29日、東京支社で事業方針発表会を開催し、「Longevity(ロンジェビティ〈長寿・健康寿命の延伸〉)を推進し、実現する企業」を目指す新たな企業方針を発表した。
発表会では瀬木英俊社長が「スキンケア事業から始まるLongevityの未来への挑戦」をテーマに講演し、本間洋一チーフサイエンティフィックオフィサーがロンジェビティ研究について説明。その後、山田邦雄会長が同社の将来像について語った。
瀬木社長は、今回の発表が新製品や決算説明ではなく、ロート製薬の未来に向けた経営方針の宣言であると強調した。同社は1899年の創業以来、目薬からスタートし、医薬品、化粧品、食品、医療へと事業領域を拡大してきたが、その根底には「人が健康で長く生きるためのサイエンス」があると説明。今後大きな成長が見込まれるロンジェビティ市場において、同社が掲げる「Connect for Well-being & Longevity」の考え方を軸に事業展開を進めていく考えを示した。
また、山田会長は、自身が今年70歳を迎えたことに触れ、「人生100年時代」といわれる中で、健康で長く社会に貢献できることの重要性を強調。同社の多様な事業は一見すると関連性が薄いように見えるが、すべて「人々の健康と幸福、美しさの実現」という共通の目的につながっていると説明し、「健康で心豊かな社会づくりに貢献する企業でありたい」と述べ、ウェルビーイングの実現に向けた決意を表明した。
ユニ・チャーム「ソフィ」、「生理不快予報」公開 蒸し暑さでの不快感予想
ユニ・チャームは、女性のウェルネスケアブランド「ソフィ」において、一般財団法人日本気象協会と共同で、気温や湿度などの気象条件から蒸し暑さによる生理時の不快感を予想する「生理不快予報」を、5月18日に「ソフィ」公式Xなどで公開した。
近年、日本の夏は気温が上昇し長期化している。高温多湿化が進むことで、生理期間中の女性にとって、「ムレ」によるニオイやかゆみは深刻な不快要因となっている。同社の実証実験では、生理中のショーツ内の湿度が最大95%に達することを確認している。これは熱帯雨林と同程度の環境となる。しかし、同社の調査では、夏のデリケートゾーンの不快感に対し、43.6%の女性が「特に何も対処していない」と回答した。
こうした実態を踏まえ、「ソフィ」は、これまで「仕方ないもの」と見過ごされてきた生理時の不快感を気象データに基づき数値化することで、季節に応じて選択する「衣替え」のような新たなセルフケア習慣を提案する。
「生理不快予報」は、気温や湿度などの気象条件をもとに、蒸し暑さによる生理時の不快感を5段階で表示する指数。同社と日本気象協会は本取り組みを通じて、年々厳しさを増す夏の環境下において、女性のウェルネス向上に貢献する。
※生理時の不快感には個人差があるため、日常生活に合わせた目安として利用できる。
アスクル、「いい明日がくる展」開催 出展企業63社105シリーズ商品展示
アスクルは5月30、31日の両日、六本木ヒルズアリーナで体験型イベント「いい明日がくる展」を開催した。このイベントは、同社が運営する通販サービスで取り扱う商品を通じて、仕事場や日常生活の中で実現できる「いい明日」を提案する体験型イベント。事業所向け通販「ASKUL」「ソロエルアリーナ」および個人向け通販「LOHACO」で取り扱う商品を中心に、出展企業63社による105シリーズの商品を展示した。
開催に先立つ5月28日にはプレスイベントを開催し、吉岡晃社長CEOがあいさつした。吉岡社長は、社会課題の深刻化とAI技術の急速な発展という大きな変化の中で、企業は自らのパーパスに立ち返ることが重要であると指摘。同社のパーパスは「仕事場とくらしと地球の明日に『うれしい』を届け続ける。」であり、その実現手段の1つがeコマースであると説明した上で、アスクルが目指すのは、社会課題の解決と経済価値の創出を両立する「エシカルeコマース」であり、社会にとって良いことを実現しながら事業成長を図る考えを強調した。また、「いい明日がくる展」で紹介する商品群は、その取り組みを象徴するものであり、流通バリューチェーン全体をよりエシカルなものへ変革していきたい考えを示した。
出展企業によるプレゼンテーションでは、味の素AGFネットワークビジネス部部長の池田佳奈氏、花王グループカスタマーマーケティング(KCMK)ビジネス開発部門ビジネス創造部部長の丸田広明氏が登壇し、アスクルとの協働・共創事例などについて紹介した。
2026年6月10日号 記事一覧
会合・発表会
- 全日本ブラシ組合、第57回通常総会開催 新理事長に野田明宏氏を選出
- 家同連・東家同、定時総会開催 「不透明な環境下でも安定供給に注力」
経営・施策
- ユニ・チャーム、サステナビリティ特設サイト刷新 動画を公開
- ライオン、「FC岐阜ウェルビーイングプロジェクト」に参画
製品・サービス
- コーセーミルボンコスメ、「インプレア」から大人まつ毛の美容液発売
- マーチャンダイジング・オン、RDS-POSに新機能「RDS-Navi」リリース
- 花王「KATE」、「リップモンスター」シリーズから夏限定色発売
- 花王「めぐりズム」、サンリオキャラクターデザイン数量限定発売
- クラシエ、「ココンシュペール」インバスシリーズ改良発売
- ファンケル、酵素洗顔料「ディープクリア洗顔パウダーZ」数量限定発売
- 桃谷順天館、「メディダーマ」からシートマスクと美容液の2品新発売
人事・組織
- ファイントゥデイHD、株主変更に伴い役員体制変更
- アインHD、グループ会社のアインファーマシーズの人事異動を発表
- ライオン、組織改正および人事異動を発表
- 伊勢半、エリザベス、役員人事を発表
調査・統計
- 経済産業省 26年3月度洗浄剤統計 柔軟仕上げ剤が大幅減に
- True Data、食品SM、DgS4月対前年伸び率TOP20カテゴリを発表
イベント・展示会
- ライオン、「第83回全国小学生歯みがき大会」6月1~10日に開催
- コーセーHD、タイ発フレグランス「パンピューリ」POP-UPを神戸で開催
時評・コラム
- 時評 他人事ではない卸売業の収益悪化、持続可能な取引関係の再構築を
- 転新欄万 AIその便利さの裏をみなくては
- らいたあ 業界紙と一般紙の記者の違いについて
特集 【SDGs・ESG】
- SDGs達成への軌道修正と日用品・化粧品業界の使命
- 石洗工 「プラ容器包装再生材利用拡大に向けた実証」に参画
- 花王 ESGを経営の中核に据え持続可能な社会の実現へ
- ライオン 「より良い習慣づくり」による社会価値と経済価値の創出
- カスミ 「第12回カスミ共感創造の森」植樹祭開き268本の苗木を植樹
- 小林製薬 使用済みカイロを回収し鉄鋼原料に再利用する実証実験実施中
- エステー 第5回「植樹会」及び「木育教室」を北海道で実施
- フマキラー 「人の命・暮らし・環境を守る」を実践 多面的なSDGs活動
- サラヤ・更家社長インタビュー 「ブルーオーシャン」は新たな段階へ
- KAIグループ 「2030年に向けた環境アクション」プラン推進
- ユニ・チャーム 紙おむつ水平リサイクル加速 「RefF」で循環型社会実現
- シャボン玉石けん・森田社長インタビュー 無添加石けんの普及を推進
- コーセーHD 新たなサステナビリティ目標追加 人と地球に寄り添う
- サンスター 避難所でのオーラルケアの重要性発信 熊本で避難訓練に参加
- 旭化成HP 「まいにちを、たいせつに。」サステナブルアクション推進
- 牛乳石鹸共進社 ポータブル洗髪デバイスセット「SUSUGU」を展開
- イオントップバリュ 食品・日用品全品で「環境配慮商品」に切替え達成
- ハイネリー 「ハイネリー泡の手洗いせっけん」で石けんの美点を伝達
- ミマスクリーンケア 「緑の魔女」EC中心に需要拡大 SNSで発信が奏功
- バーモントソープJ オーガニックブランド「バーモントソープ」展開
- 東邦 「ウタマロ石けん」ブランド認知向上でBtoB向けも拡大
経営・施策
製品・サービス
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