今週の注目トピックス

2026年5月20日号掲載記事より

全卸連、第52回通常総会開催 新スローガン「卸が繋ぐ、共栄の未来」

全卸連、第52回通常総会開催 新スローガン「卸が繋ぐ、共栄の未来」

 全国化粧品日用品卸連合会(全卸連)は5月12日、経団連会館・国際会議場で「2026年度第52回通常総会」を開催した。
 森友由会長(森友通商社長)は、新スローガン「卸が繋ぐ、共栄の未来」を掲げ、卸が担う社会的役割と製・配・販が共に発展していく「共栄」を目指す考えを表明。また、従来の「青年部0-NEXT(ゼロネクスト)」を会長直下の新組織「0-NEXT」に再編し、「卸流通アカデミー」の年度内開催に向けた準備について報告。さらに行政との連携強化のもと、卸売業が健全に事業を継続できる環境整備に取り組む考えを示すなど、新スローガン実現に向けた方向性を示す総会となった。
 また、2025年度の活動事項の報告も行われ、流通課題の製・配共有化(流通懇談会)について熊谷泰副会長(東流社)が、製・配・販のシステム標準化の取り組み(情報システム専門委員会)について井上善裕常任理事(中央物産)が、県組合の活性化取り組み(総務・組合活動委員会)について今村佳央副会長(元三)がそれぞれ詳細な説明を行った。

【2026年度全卸連スローガン】
「卸が繋ぐ、共栄の未来」
・卸の地位を向上させる
・製配販対等の精神を共有する
・共存共栄に根差して活動する
・業界として国民生活に貢献する
・過去と未来を繋ぐ活動を推進する

PALTAC、メディパルHDのTOBに賛同、完全子会社へ

 PALTACは5月11日、親会社であるメディパルホールディングスによる完全子会社化を目的としたTOB(公開買付け)に賛同すると発表した。メディパルHDによる買付価格は1株あたり6650円、買付予定数は約2894万株で、買付総額は約1924億円。期間は5月12日から7月7日までで、成立後、PALTACは上場廃止となる見通し。メディパルHDは現在、PALTAC株式の52.4%を保有している。
 PALTACはメディパルグループにおける「医療と健康、美」の事業領域のうち、「健康、美」分野を支える中核企業として、業界No.1の物流生産性と生活必需品の流通ネットワークを強みに事業を拡大してきた。一方で、医療・介護の重心が病院から地域・在宅へ移行する中、医薬品、日用品、食品の垣根は低下しつつあり、社会全体では人手不足や物流コスト上昇への対応も求められている。さらに、ドラッグストアや食品スーパーを中心とした小売業界の再編・集約が進み、広域店舗網に対応した調達・在庫管理の一元化、多頻度・高効率配送へのニーズが一段と高まっている。
 こうした環境変化を受け、メディパルHDは、生活者起点の商品・サービス提供、地域特性に応じた最適配送体制の構築、グループ全体でのデータ基盤整備を一体的に推進する必要があると判断。PALTACについても、従来の中間流通機能にとどまらず、物流とデータを統合した社会インフラ型卸への進化を加速させるため、完全子会社化を目指し、PALTACもこれに賛同した。
 なおPALTACは同日、2026年3月期連結業績も発表。売上高1兆2378億4600万円(前期比4.2%増)、営業利益264億3000万円(5.6%減)、経常利益298億700万円(5.9%減)、当期純利益220億3100万円(3.6%減)となった。

イオン、グループ中期経営計画発表 「高収益ポートフォリオの構築」推進

イオン、グループ中期経営計画発表 「高収益ポートフォリオの構築」推進

 イオンは5月11日、都内で中期経営計画説明会を開催。吉田昭夫社長、四方基之執行役副社長事業・財務戦略担当、江川敬明執行役財経担当が出席して、2026年度から2030年度のグループ中期経営計画について説明した。吉田社長は、これまでに構築してきた強固な事業基盤を「競争優位」へと転換し、環境変化を確実に収益・利益へと結びつけるフェーズへ移行する姿勢を明らかにした。
 新中計では、同社の資産を最大限に活用し、成長領域への重点的なリソースアロケーションと抜本的な構造変革を断行することで、収益力と資本効率の持続的向上を目指す。その戦略の柱として掲げたのは、「高収益ポートフォリオの構築」「食品小売の収益構造改革」「事業構造改革の完遂」「財務構造の刷新」の4点だ。
 定量目標については、2030年度に営業収益15兆円、営業利益5300億円、ROE8.5%以上を持続的に成長させる通過点と位置づけ、EBITDA1.1兆円として、フリーキャッシュフローを安定創出できる財務基盤確立を目指す。従来の「規模の拡大」に加え、キャッシュ創出力と資本効率を重視するマネジメントへ転換し、成長投資と財務健全性を両立させる体制を確立する。
 同社は新中計を通じて、事業構造改革を着実に実行し、理念に基づく価値創造経営を深化させていくことで、グループの社会的価値・企業価値を長期的に高めていくとしている。

マンダム、現代メンズの体毛ケア意識調査 気になる部位に“顔の産毛”

 マンダムはこのほど、15~29歳の男性307人を対象に「体毛ケア意識」についてインターネット調査を実施し、その結果を発表した。
 それによると、10~20代男性の約4割がヒゲやスネ、VIOなど、胸・首を除くすべての部位で高校卒業までにケアを始めていることが分かった。特にヒゲについては、約半数が中学卒業までにケアを経験しているという。
 では、どの部位の体毛が気になっているのか。ダントツの1位はヒゲだが、2位のワキに続く第3位にスネと同率で“顔の産毛”がランクインした。
 続いて、体毛ケアの方法と満足度について尋ねた。ケア方法はセルフケアが多数派だが、お店(サロン・エステ・クリニック、以下同)派もヒゲ以外は2割強ほど存在する。セルフケアが選ばれる理由は「コスパ・タイパ」だが約3人に1人が自身のケアに不満を感じている。また、お店派も「自分でやると時間がかかる・難しそう」だと感じている。
 なお、同社が別途実施したセルフケア派への定性調査によると、ヒゲにはT字/電動カミソリ、体毛には電動シェーバーやボディトリマーの利用が多くみられ、中には家庭用照射器を家族でシェアしているという声も挙がった。

ダリヤ、「ハイトーンマニア」WEB動画公開 人気声優の杉田智和さん担当

ダリヤ、「ハイトーンマニア」WEB動画公開 人気声優の杉田智和さん担当

 ダリヤはこのほど、Z世代の男女に向けた黒髪用ヘアカラーブランド「ハイトーンマニア」から、今年3月に新たに「カラーシャンプー」と「ムラサキシャンプー」をドン・キホーテで先行発売したことを受けて、各製品のボトルをキャラクター化し、声優の杉田智和さんが声を担当したWEB動画を公開した。
 今回の動画は、ピンク、グレージュ、グレー、ムラサキの4本が、声を揃えて「ハイトーンマニア!」と呼びかけようとする、にぎやかでテンポのよい掛け合いからスタートし、それぞれの個性を活かしながら商品特長を楽しく紹介していく内容となっている。
 発色の良さや、黄ばみ抑制、キューティクル補修成分配合などの魅力を、ボトルたちの会話やイラストを交えて分かりやすく表現。最後は「みんなもハイトーンマニア!」というメッセージで締め、ブランドのポップな世界観を印象的に伝えている。


2026年5月20日号 記事一覧

特別企画

  • 【「Ban」に学ぶロングセラーの条件】ブランド戦略の目指すべき完成形

会合・発表会

  • イオン「トップバリュ」、食品約3500品目の「価格凍結宣言」を発表

経営・施策

  • エステー、「ひよこ」の「音」「動き」が周知・著名商標に認定
  • 小林製薬、「はじめてのおりものキット」1000セットを学校等に無償配布

製品・サービス

  • カネボウ化粧品「ミラノコレクション2027」発表 90周年祝うデザイン
  • ユニ・チャーム「どこでもソフィ」、美容サロンの生理用品備蓄を標準化
  • 花王「KATE」、「リップモンスターシリーズ」から新色発売
  • 花王「KATE」、メイクアップアイテムの新色を追加
  • 白元アース、「ノンスメル清水香」数量限定品発売 マスカットティーの香り
  • クラシエ「ナイーブ」、ヘラルボニーとの共創スタート 数量限定品発売
  • ユニ・チャーム、「銀のスプーンおやつ にっぽんSelect」限定品発売
  • コーセーコスメポート、「ソフティモ」からクレンジング数量限定発売
  • インテージ、生成AIによって分析、マーケ戦略、仮説導出行うツール開発

宣伝販促

  • 日本製紙クレシア、「クリネックス涙腺短歌」実施中 “涙”の短歌を募集
  • フマキラー「スキンベープ」ももクロ出演新CM放映 「ムチュー」を応援
  • 日本製紙クレシア、「Action for Smileキャンペーン2026」実施中

決算

  • 花王、26年1~3月期は国内GC事業が牽引、海外化粧品も2ケタ成長
  • ユニ・チャーム、26年1~3月期は増収増益、海外事業が牽引
  • エステー、26年3月期連結決算は増収減益 中計数値目標を下方修正
  • 小林製薬、26年12月期1Q業績は増収減益に 中東情勢の影響も試算
  • ライオン、26年度1Qは増収増益 事業ポートフォリオ変革が計画通り進捗

研究・開発

  • マンダム、「第19回動物実験代替法国際研究助成金公募」助成テーマ決定
  • コーセー、「橘皮抽出液」にメラニンの産生と受け渡し防ぐ効果を発見

調査・統計

  • KSP-POS 2026年4月 カテゴリー別ランキング
  • プラネット、「宅配便・宅配サービス」意識調査 利用頻度は微減に

イベント・展示会

  • UYEKI、「美フェスKANSAI 2026」出展 「美香柑」シリーズを実演販売
  • コーセープロビジョン、J-Beauty&K-Beauty体験型POP-UPイベント開催

施設・店舗

  • 桃谷順天館、「シェフドボーテ」旗艦店を京都に開設 五感体験型店舗

時評・コラム

  • 時評 ヘアケア市場の混迷と本質の再考
  • 転新欄万 思わぬところで物価高に遭遇

連載・講演

  • インテージスポットライト④ シャンプー市場で拡大する使い切りパウチ

特集 【ヘアケア】

    経営・施策

    • ヘアケア市場、“数量減・高機能化”が進む プレミアム競争が加速
    • ヘアカラーリング市場 白髪用はヘアマニキュア、一時着色料などが伸長

    製品・サービス

    • 花王 「THE ANSWER」季節で異なる髪悩みに新ラインが登場
    • MTG ヘアミスト「ReFa THE PERFUME HAIR MIST」販路を拡大
    • マンダム 「ルシードエル #オイルインヘアミルク」新登場
    • ダリヤ 「モモリ」拡販図る なえなのさん起用してプロモーション始動
    • クラシエ 「いち髪」インバスヘアケアシリーズ全面リニューアル
    • コーセーコスメポート 「サロンスタイル ビオリス」今春一新
    • 日本石鹸 「ウインズプレミアム」椿油シリーズが好評
    • ベス工業 「バイオスカルプブラシ」新発売 環境配慮と高機能性を両立
    • P&Gジャパン パンテーンミラクルズからプレミアムライン発売
    • サラヤ 「ココパーム」環境にやさしいサステナブルヘケアブランド展開
    • I-ne ボタニストが「リピート購入者数No.1」獲得
    • ライオン 「MEGAMIS雨上がりの虹の香りうねりヘアセラムセット」発売

    宣伝販促

    • ファイントゥデイ「TSUBAKI」 SUZYさんをグローバルアンバサダーに


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。