今週の注目トピックス

2026年5月27日号掲載記事より

石洗工、第76回定時総会開催 中東情勢踏まえ安定供給への対応方向示す

石洗工、第76回定時総会開催 中東情勢踏まえ安定供給への対応方向示す

 日本石鹸洗剤工業会は5月15日、都内で「第76回定時総会」を開催し、事業計画など各議案を審議、承認した。総会後に行われた懇親会の席上、あいさつに立った竹森征之会長(ライオン)は、昨年度に実施した工業会活動の成果を振り返るとともに、中東情勢を踏まえた原材料調達・サプライチェーン対応の方向性を示した。
 竹森会長は昨年度の主な工業会活動として、「洗濯実態調査」と「化学物質の下水道流達率調査」を挙げ、今年度の活動については、イノベーション加速支援と環境配慮・産業発展の両立を軸に、合成洗剤によるウイルス不活化評価方法のJIS化や節水洗濯の啓発などに注力する考えを示した。
 また、中東情勢を含む国際環境の変化についても言及し、「原油備蓄放出やサプライチェーン目詰まり解消など国の支援に感謝している」とした上で、石鹸洗剤業界が対応すべき課題を提示するとともに、「1日も早い中東紛争の終結と、グローバルな経済・サプライチェーンの安定化を願いつつ、引き続き工業会としての責任を果たしていく」と述べた。

ユニ・チャーム、伯ペットフードメーカーNutrire社を完全子会社化

 ユニ・チャームはこのほど、ブラジルのペットフードメーカーNutrire Industria de Alimentos Ltda.(以下、Nutrire社)を完全子会社化することを発表した。
 同社は2026年からスタートした第13次中期経営計画「Project-Renaissance(プロジェクト・ルネッサンス)」において、ペットケアを成長けん引領域の1つと位置づけるとともに、この戦略を加速させるための重点地域として、ブラジル市場に注目している。ブラジルのペットケア市場は、世界第3位の規模を有し、近年の経済成長や「ペットの家族化」の進展を背景に、今後も年率10%を超える成長が見込まれている。
 そこで今回、同社はブラジル市場への本格参入と中長期的な事業基盤構築を目的として、Nutrire社を完全子会社化し、同社グループに迎え入れる決定を行った。Nutrire社が強みとする高品質な生産基盤と、同社が長年培ってきたマーケティングや商品開発力を融合させることで、成長著しいブラジル市場と中南米地域におけるペットケア事業の飛躍的な拡大を目指す。
 ユニ・チャームでは今後、ペットケア事業の売上構成比を2025年度の17%から2030年度に20%へと高め、さらなる成長を目指していく。

あらた、「中期経営計画2030」発表 「強きを磨き、未来を拓く」

あらた、「中期経営計画2030」発表 「強きを磨き、未来を拓く」

 あらたは5月14日、2026年3月期通期決算並びに「中期経営計画2030」(2027年3月期~30年3月期)を発表した。東風谷誠一社長は、同中計を6年前に策定した「長期経営ビジョン2030」(夢をかなえる。暮らしを変える。)における最終フェーズとして、今後4年間を「戦略的投資フェーズ」と位置付ける考えを示した。
 新たに策定した「中期経営計画2030」では、外部環境の急激な変化に対応し、中長期的な企業価値向上を図るため、戦略的投資を積極的に進める方針を打ち出した。前半は成長投資に伴うコスト増加により、各段階利益で一時的に厳しい局面を見込む一方、後半には卸事業の体質強化による収益改善を進め、2030年以降のさらなる成長につなげる考え。テーマとして「強さを磨き、未来を拓く」を掲げ、売上高1兆1600億円、経常利益160億円、EBITDA240億円、ROE8%以上を定量目標として設定した。戦略は「成長戦略」と「体質強化戦略」の2層構造で構成し、それぞれ3つの重点施策を推進する。
 なお、2026年3月期の連結業績は、売上高1兆47億4900万円(前期比101.9%)となり、11期連続で過去最高を更新した。長期経営ビジョン2030で掲げていた売上高1兆円目標を達成した一方、利益面では営業利益132億700万円(88.1%)、経常利益135億3400万円(86.7%)、当期純利益101億3000万円(97.8%)となり、前年を下回った。

アイスタイル、「@cosme上半期新作ベストコスメ」発表

アイスタイル、「@cosme上半期新作ベストコスメ」発表

 アイスタイルは5月20日、都内で「@cosmeベストコスメアワード2026 上半期新作ベストコスメ/2026下半期トレンド予測発表会」を開催。2026年上半期新作ベストコスメ総合大賞には、資生堂の「d プログラム モイストケア ローション EX」が選ばれた。会場では大賞授賞式のほか、2026年上半期ベストコスメの傾向分析や下半期トレンド予測、今回初の試みとなる「@cosme韓国ベストコスメアワード」の発表も行われ、韓国美容市場の最新トレンド分析も披露された。
 遠藤宗社長COOは、「先日、中国で開催された『CHINA BEAUTY EXPO』に出展したが、中国・韓国ブランドの存在感の強さを改めて実感した一方で、日本ブランドの出展はまだ限定的だった。しかし、日本には優れたブランドや技術が数多くあり、それらが世界へ羽ばたいていくことに貢献していきたい。また、海外ブランドについても積極的に日本市場へ取り入れていきたいと考えている。そこで今回、当アワードでは初めて『@cosme韓国ベストコスメアワード』を発表する。こうした取り組みを通じて、東アジアの美容市場をさらに盛り上げていきたい」と述べた。

UYEKI、需要期に向けて「カメムシクリン」の展開を加速

UYEKI、需要期に向けて「カメムシクリン」の展開を加速

 今年のGW期間は、各地で早くも「夏日」(最高気温25℃以上の日)を記録するなど、全国的に例年よりも高めの気温が続いている。これから気温がさらに上昇する時期に懸念されるのがカメムシによる被害であり、その被害を未然に防ぐ製品として注目を集めているのが、UYEKIのカメムシ忌避剤「カメムシクリン」である。
 カメムシの寿命は約1年で、越冬を終えた成虫は春以降、気温の上昇とともに活発に活動を始める。4~8月頃にかけて産卵し、卵は約1週間でふ化する。ふ化した幼虫は約1カ月半で成虫となり、9~10月頃には越冬の準備のため、集団で飛翔する。この時期にカメムシの大量発生が急増するのは、こうした生態に起因している。
 「カメムシクリン」は、カメムシが出現しやすい場所にあらかじめスプレーしておくことで寄せ付けにくくする、殺虫成分不使用の忌避剤である。窓枠やサッシの隙間、網戸、換気口、換気扇、物干し竿、ドレンホース、洗濯物などにスプレーするだけで、カメムシの室内への侵入を予防できる。
 同社では、カメムシの活動が活発化するこれからの時期に向けて、「カメムシクリン」の定番展開に加え、トップボードや各種POP、吊り下げ台紙セットなどの販促ツールを活用した店頭展開強化を推進。公式SNSなどでの情報発信も組み合わせ、忌避剤による効果的なカメムシ対策の提案を加速していく。


2026年5月27日号 記事一覧

会合・発表会

  • ウエルシアHD共栄会総会開催 新中計実現に向け「Welcia5.0X」推進
  • 「東流社なとわ会」総会開催 「損益改善」「物流構造改革」で躍進へ
  • ファンケル、「老化への挑戦」事業戦略&新CM発表 老化研究の展望解説
  • 排水協、令和8年度第32回通常総会開催 昨年度販売戸数は前年比103%
  • 日浴工、第38回定時総会開催し新会長含む役員を選出
  • 近石工、第76回通常総会開催 「原価を見極め適正価格での販売が重要」

経営・施策

  • エステー、カイロおよび手袋一部製品の出荷価格を改定へ
  • エステー、宮崎市・鳴門市と連携協定を締結 畜産業等での臭気課題解決へ
  • 日本製紙クレシア、鹿島アントラーズ戦で紙資源リサイクルイベント実施

製品・サービス

  • 花王、「ワイドハイターPRO」から「リキッド 部屋干し」新発売
  • アルボース、弱酸性泡ハンドソープ「ひやそーぷ」新発売
  • ライオン、「ソフラン プレミアム消臭 汗臭ブロック」限定の香り発売
  • 大王製紙、「キレキラ!トイレクリーナー」エリエールトイレットの香り発売
  • マンダム「ビフェスタ」、“エスターバニー”デザイン第2弾限定発売

宣伝販促

  • 「界隈マーケティング」に注目 「美容界隈」活用のSNS支援策で成果

人事・組織

  • メディパルHD、同社およびグループ各社の人事異動発表
  • マンダム、機構改革・人事異動、ガバナンス体制の変更を発表

決算

  • サミット、26年3月期業績は増収増益 店舗運営体制など機構改革を推進
  • アイスタイル、26年6月期3Qは大幅な増収増益 リテール事業などが牽引
  • アース製薬、26年度1~3月期連結決算は売上・利益ともに計画比増に
  • メディパルHD、26年3月期決算は売上高・経常利益で過去最高を更新

研究・開発

  • コーセー、ミトコンドリアに化粧品成分届けるカプセルを開発

調査・統計

  • 東家同、26年4月度市況概況価格調査 中東情勢の影響で荷動き活発

イベント・展示会

  • ライオンハイジーン、世界最大級の食品製造総合展FOOMA JAPANに出展

時評・コラム

  • 時評 「フロスか死か」が示す警鐘、口腔ケアは全身健康への第一歩
  • 転新欄万 国産EVの不透明な未来にみる国際政治経済環境の影響

特集 【歯と口の健康週間】

    会合・発表会

    • 歯磨工業会 歯と口の健康週間(6月4~10日)に向けた説明会開催

    経営・施策

    • オーラルケア市場は堅調に推移 高付加価値品が好調
    • 2026年「歯と口の健康週間」にあたって 歯磨工会長 吉岡貴司
    • MTG 「ReFa」から今夏にオーラルケアカテゴリに参入へ

    製品・サービス

    • ライオン 「システマ ハグキプラス プレミアム ハミガキ」改良発売
    • エビス 正しいオーラルケアを啓発、価値ある商品を提案
    • シャボン玉石けん 「せっけんハミガキ」シリーズが好評 自然派を訴求
    • サンスター 「ガム・プレミアム」シリーズが好調 キャンペーンも実施
    • ラピス 「デンタルチェック」リニューアル 予防歯科の観点から開発
    • 花王 「クリアクリーンNEXDENT」バタバタ磨きでも、粒でツルルン
    • アース製薬 子ども向け洗口液「モンダミンJr./Kid’s」改良発売
    • 小林製薬 「スミガキ」「ブレスケア」2ブランドから新製品発売
    • サンギ 「アパガードクリスタル歯ブラシ」やわらかめが好調
    • UFCサプライ 「こどもハブラシ ブラッシィ」シリーズを積極展開
    • ジェクス 「L8020乳酸菌」使用したオーラルケア製品を提案

    宣伝販促

    • デンタルプロ 「磨くを変える。キャンペーン」6月1日から実施

    調査・統計

    • 歯磨工 2025年度歯磨出荷統計発表 単価上昇で市場拡大続く


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。