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【速報】大日本除虫菊、住友化学園芸の全株式を取得し、全額出資子会社化へ

　大日本除虫菊と住友化学は、家庭園芸用薬品等を扱う住友化学の全額出資子会社である住友化学園芸の全株式を大日本除虫菊が取得し、住友化学園芸を大日本除虫菊の全額出資子会社とすることについて基本合意に達し、株式譲渡契約を締結したことを２月12日、発表した。今後、必要な手続きを経て、株式譲渡が完了する予定。
　大日本除虫菊は、家庭用殺虫剤の製造・販売を通じて得た知見のさらなる活用の場を模索する中で、家庭用園芸部門への本格参入を検討していた。
　住友化学園芸は家庭園芸におけるリーディングカンパニーとして、50年以上にわたり事業展開を行っていたが、住友化学は、住友化学園芸のさらなる成長を実現するためには、家庭用殺虫剤分野の製品開発や顧客価値、ブランド創造等に強みを持つ大日本除虫菊をベストオーナーとして経営効率を進め、競争力を維持・強化させていくことが最善であると考え、合意に至った。
　大日本除虫菊としては、住友化学園芸の現在の事業内容をベースに、殺虫剤メーカーとして培ってきたノウハウを加え、新たな製品開発と販売の充実を図っていく考え。
　詳細については今後検討し確定していくが、取引先を含めた消費者に迷惑をかけないよう、大日本除虫菊、住友化学、さらに住友化学園芸の３社で十分協議していくという。