2024年7月29日 速報号
【速報】東京堂、9月1日付で伊藤忠グループへ事業譲渡
東京堂は9月1日を目途に、同社事業を伊藤忠グループに譲渡すると発表した。東京堂株主の伊藤忠商事(伊藤忠)の連結子会社・伊藤忠リーテイルリンク(以下、IRL)傘下設立の新会社・TKD分割準備㈱(代表者:中嶋政文氏、同日付で㈱東京堂に商号変更予定)が、同社事業の承継会社となる。
東京堂は1917年に創業し、化粧品・日用品卸として100年以上にわたり卸売事業を展開してきた。2005年に伊藤忠との資本業務提携を締結し、今日まで様々な協議をしてきた結果、次の100年に向け、伊藤忠グループとともに新しい一歩を踏み出すこととなった。
伊藤忠は、「利は川下にあり」の経営方針のもと、「マーケットイン」の発想で、より消費者に近い川下ビジネスの開拓と進化に注力し、祖業である川下分野から川上・川中まで幅広い分野で培った資産・ノウハウを活用し、成長投資を加速させることで事業領域を拡大している。
またIRLは主に川下分野をその事業領域とし、「商品企画力」「調達力」「サプライチェーン構築力」「総合提案力」に強みを持つ。一方、東京堂は「消費者の皆様に買う楽しみを満喫していただける流通の実現」をビジョンとし、創業以来、化粧品・日用品のNBメーカーの販売代理店として、関東圏を中心にドラッグストアやスーパーマーケット、バラエティショップなど小売業界向けの物流、システム開発、店舗販売支援の機能などを提供してきた。
消費者の視点を重視する東京堂の経営方針は、伊藤忠の「マーケットイン」の発想と合致しており、IRLと同社が持つ機能の融合により、小売業界向けの提案力を拡充し、消費者に対して、より良い商品、サービスを提供することができると同社では考えている。
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