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2021年2月4日 速報号

【速報】資生堂、パーソナルケア事業を譲渡へ 緊急会見開く

写真/図表

 資生堂は2月3日、オンラインで緊急会見を開き、「TSUBAKI」「SENKA」等を展開するパーソナルケア事業を英国の投資ファンドCVC Capital Partners(以下CVC)に譲渡すると発表した。譲渡額は1600億円。譲渡予定日は7月1日。事業承継会社(新会社・名称未定、21年上期中設立予定)を新たに設立し、その株式をCVCの傘下Oriental Beauty Holding(東京都千代田区、以下OBH社)に譲渡する。その後、資生堂はOBH社の親会社株式を35%取得して同事業を合弁事業化し、CVCと協力して事業を運営していく。
 会見に臨んだ魚谷雅彦社長兼CEOは、「資生堂の枠から出ることでよりこの事業が独立して、CVCの資金力、人材、ノウハウを活用しながら1つの企業体になることで、自由に業界にふさわしい事業を運営できるようにしていきたい。そして資生堂は、スキンケアを中心とする化粧品事業に専念していき、化粧品の真のグローバルメーカーとして世界の大手化粧品メーカーとの競争に本格的に突き進んでいく」と述べた。
 パーソナルケア事業の2019年12月期実績は1055億9700万円、同期連結売上高の約9%を占める。20年12月期に投じたマーケティング費用は250~300億円に上る。


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