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【速報】花王、中期経営計画Ｋ25発表　アナザー花王とリボーン花王で事業拡大

　花王は12月9日、2021年度から2025年度までの5カ年を対象とした「花王グループ中期経営計画Ｋ25（Kao Group Mid-term Plan 2025）」を発表した。
　「Ｋ25」では、持続的社会に欠かせない企業を目指し、新たに「生命を守る」という領域で従来の延長線上にない事業の構築を目指す考えを明らかにした。
　これまで十分に生かしきれなかった技術基盤を最大限に活用し、｢もうひとつの花王｣（アナザー花王）を起業するとともに、基盤花王（リボーン花王）を、これまで以上に強くするという。
　「アナザー花王」では花王のモニタリング技術を活かし、生体を精密に知り、最善手で守る「デジタル・プレシジョンヘルスケア」を始動する。また、既存事業の「リボーン花王」ではダントツの商品づくりを目指し、面事業拡大を図る。
　また、「Ｋ25」では、社員活力の最大化に注力し、挑戦と貢献度に応じたフェアな報酬のためにＯＫＲ（Objectives and Key Results：21年1月から運用開始する新人財活性化制度）の導入やデジタル花王への抜本改革を進める。
　財務目標は、25年12月期・売上高1兆8000億円、営業利益2500億円。「Ｋ30」（30年12月期）では「グローバルで存在価値ある企業」の達成の結果として、売上高2兆5000億円、営業利益4000億円を目指す。