2014年5月30日 速報号
白元、民事再生手続き開始、鎌田社長は辞任
白元は5月29日、東京地方裁判所に民事再生手続開始の申し立てを行い、同日受理された。負債総額は帝国データバンクによると約255億円。
同社は大正12年の創業。防虫剤「ミセスロイド」、カイロ「ホッカイロ」、保冷剤「アイスノン」などの有力ブランドで知られ、2000年には衛材メーカーの大三、03年には入浴剤メーカーのキング化学を子会社化するなどして事業を拡大していたが、近年では、住友化学の出資受け入れ(13年4月)、興和へのカイロ事業売却(14年1月)など、経営の改善に努めていた。
なお、今回の民事再生手続開始にあたり、代表取締役社長の鎌田真氏は同職を辞任。6月1日から取締役の間瀬和秀氏が代表取締役社長代行に就任し、事業を継続しながら再建を目指す。
また、商品についてはこれまで通り、品質の維持および安定供給に努めるとしている。
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