2011年1月12日 速報号
資生堂社長交代、4月1日付けで末川久幸氏が新社長に就任
資生堂は1月12日、臨時取締役会を開催し、4月1日付で代表取締役執行役員社長前田新造氏を代表取締役会長に、取締役執行役員常務 末川久幸(すえかわひさゆき)氏を代表取締役執行役員社長とする役員人事を決定した。
同社は現在、「日本をオリジンとし、アジアを代表するグローバルプレイヤー」となることをめざし、07年に策定した10年間のロードマップの第1フェーズ「すべての活動の質を高める」3カ年計画(08年度~10年度)に取り組んでいる。本年4月から第2フェーズ「成長軌道に乗る」をテーマとした次期3カ年計画(11年度~13年度)をスタートさせるにあたり、新たなリーダーのもとで改革をさらに加速していくことが望ましいと考え、この機を最適のタイミングと捉えて今回の社長交代に至ったとしている。
末川氏は、82年(昭和57年)に入社。化粧品専門店の営業担当を皮切りに、本社で営業担当の研修や化粧品事業の戦略立案業務など国内化粧品事業の主要部門を経験。その後、経営企画部にて前3カ年計画(05年度~07年度)の企画・立案を手がけ、前田氏と共に改革を推進した。07年には事業企画部長として国内化粧品事業の改革の陣頭指揮にあたり、08年に執行役員経営企画部長に就任後は、前田氏の参謀役として経営の舵取りを行ってきた。
末川氏は、今後の抱負として、「前田社長の改革をさらに進め、『日本をオリジンとし、アジアを代表するグローバルプレイヤー』をめざして、まずは『成長軌道に乗る』をテーマとした次期3カ年計画に全力で取り組みたい。資生堂が世界中のお客さまから愛されるために、強いリーダーシップを発揮しグループ全社員の結束力を高めていきたい。さらに、すべてのステークホルダーと強い信頼関係を築き、資生堂を世界の中でより存在感のある会社に磨きあげていきたい」と語っている。
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