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2006年6月13日 速報号

常磐ティシュが製紙事業を撤退、飲食事業・スポーツ事業へ重点投資

 常磐ティシュ(本社高松市、国東照生社長)はこのほど、6月をもって製紙事業から撤退し、飲食事業とスポーツ・不動産事業へと事業の主力を移すことを発表した。
 同社は1923年創業の老舗家庭紙メーカーとして、約4%の市場シェアを担う中堅企業である。京花紙が全盛の頃は「ぼたん」ブランドで全国ナンバー1の市場占有率を誇った時期もあったが、近年は大手メーカーの寡占化が進むなか、競争激化のあおりを受けていた。
 一方で、同社は、1000名を超える会員・スクール生を有し、地元高松市になくてはならないスポーツ施設として発展しているトキワテニスクラブや、日本におけるベーグルパンのトップメーカーとしての地位を確立しつつある子会社のジュノエスクベーグルなどの優良事業を展開している。
 特に、ジュノエスクベーグルは、首都圏を中心に22店舗を展開、平成18年5月期には対前年売上比160%を達成するなど急速に発展を遂げていることから、今後は経営資源を首都圏での飲食事業に重点投資することで、成長のスピードを加速させていきたいとしている。


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