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2005年4月27日 速報号

大日本除虫菊、住友製薬の完全子会社「住友製薬ヘルスケア」の全株式を取得へ

 大日本除虫菊と住友製薬は4月27日、住友製薬の全額出資子会社「住友製薬ヘルスケア」(本社大阪市、和田健社長、以下SPH)の全株式を大日本除虫菊が取得し全額出資子会社とすることについて、基本合意に達したことを発表した。
 大日本除虫菊は、住友製薬が開発した一般用シラミ駆除医薬品である「スミスリンLシャンプータイプ」をSPHとともに販売するなど、従来から一般用医薬品事業への本格参入を検討。一方、住友製薬も医療用医薬品を取り巻く事業環境の厳しさが増す中、SPHの一般用医薬品事業発展のための選択肢を検討していた。こうした中、一般用医薬品事業の拡大を目指す大日本除虫菊の傘下にSPHを置き、同事業の強化・育成を図ることで、両社の考えが一致したことにより、今回の基本合意となったもの。
 今回の件に関して大日本除虫菊は、「SPHの一般用医薬品事業をベースに、一般用医薬品の製薬会社として必要な薬事部門・品質保証部門・安全性管理部門など、各部門の体制を一層充実させるとともに商品ラインアップを拡充し、一般用医薬品事業を発展させていきたい」としている。
 今後は、6月に株式譲渡契約の締結、8月に株式譲渡の実行が行なわれる予定となっており、詳細については、大日本除虫菊、住友製薬、SPHの3社によって協議、決定されることとなっている。
 【住友製薬ヘルスケア(SPH)の概要】
 所在地=大阪市中央区伏見町2の1の1▽代表者=和田健▽主な事業内容=医薬品、医薬部外品、診断薬、衛生用品、健康食品などの販売▽会社設立=平成3年8月28日▽資本金=5000万円▽売上高=17億5300万円(2004年3月期)


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