2004年11月2日 速報号
福島県いわき市の老舗卸・阿部唯が11月1日付けで業務を停止
福島県いわき市の日雑卸・阿部唯(阿部恒久社長)が11月1日付けで業務を停止した。1日に同社を訪れた取引先メーカーの担当が、本来開いているはずのシャッターが下り、店には誰1人としていないのを不審に思い調べた結果、「阿部社長の連絡がとれない状況になっている」とのことで大騒ぎとなった。その後同社は写真の通り「休業」の張り紙を出した。
休業の貼り紙には「当社は、事情により休業いたします。この建物は当社の管理下にあります。何人も無断にてこの建物に侵入することを厳禁します。進入した者は、民事的な損害賠償及び刑事的な罰則を受けることになりますので、予告・告知します」と書かれている。
同社は文化2年創業の福島県では名立たる老舗で、地元「藤越」グループとの取引が多かったが、「01年に藤越が倒産(民事再生法適用)した時被害を受け、その後取引先を広げて立ち直りを見せていた」(メーカー営業マン)矢先の突然の業務停止である。
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