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2004年3月22日 速報号

コバショウ、4月1日付けで三菱商事、菱食と業務提携へ

 小林製薬の連結子会社であるコバショウと三菱商事並びに食品卸大手の菱食が業務提携契約を締結したことが明らかとなった。
 小林製薬は、今回の業務提携において、コバショウが、三菱商事より出向者1名を経営幹部として受け入れ、経営管理ノウハウの導入と全世界ネットワークを通じた商品開発を目指し、さらには菱食が有する先進的卸機能の導入に取り組むとしている。三菱商事と菱食は、コバショウの既存取引先である薬局・ドラッグストア等への新規商材の販売を目指し、コバショウより医薬品・健康食品等の広汎な情報の提供を受けながら、コバショウとともに共同営業を行っていく考え。3社は、今後業務提携の実効性を高めることに努め、関係強化を図っていく。
 コバショウは、業務提携を機に、かねてより経営目標として掲げている「全国展開」と「年商3000億円(平成15年3月期連結決算では売上高約1317億円)」を早期に達成できるよう、徹底した営業力強化と卸機能拡充を推進するとともに供給商品のフルライン化を目指し、薬粧品卸業界でいち早く総合的営業力と商品力を確立していく考えと発表している。
 三菱商事は、従来より構築してきた消費財流通の事業モデルを医薬品や日用雑貨品といった分野にも広げ、消費財流通全体の高機能化と効率化を促進し新規商権を創出し拡大。さらに医薬品・サプリメントメーカーとの商流を梃子とした新たな関係を構築し、原料も含めた広範な商権を取り込むことを目指す。
 また、菱食は、医薬品・サプリメント商品の情報・ノウハウを獲得し、医薬品小売の規制緩和と消費者の健康志向に対する適応力強化を目指していくとしている。


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