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2025年11月26日号掲載記事より

生防協、通常総会開催 新会長に上山直英氏(大日本除虫菊会長)を選出

生防協、通常総会開催 新会長に上山直英氏(大日本除虫菊会長)を選出

 生活害虫防除剤協議会(生防協)は11月13日、都内で「2025年度通常総会」を開催し、事業報告、収支決算、役員改選、2026年度事業計画案および収支予算案の各議案を審議・承認した。役員改選では、大日本除虫菊会長の上山直英氏(写真)を新会長に選任した。
 開会にあたり、上月洋会長(エステー)があいさつし、2年間の在任期間を振り返るとともに、運営委員や技術委員の尽力に謝意を述べた。
 その後、上月会長が議長となり各議案を審議。役員改選では、10月14日の理事会で理事、監事、専務理事候補者の推薦が決議され、新会長に上山直英氏、副会長に上月洋氏(エステー)と守屋元晴氏(住化エンバイロメンタルサイエンス)を選任した。併せて理事の中から会計を選任した。
 続く懇親会では、上山新会長があいさつし、生防協として早期の害虫特定と適切な対策を提案できる体制の重要性を強調し、「登録マーク」製品の活用を推奨した。これにより質の低い製品の流通抑制や会員増加にもつながるとの認識を示し、引き続き協力を求めた。

ユニ・チャーム「ソフィ『生理からはじまるウェルネス習慣』PJ」発表

ユニ・チャーム「ソフィ『生理からはじまるウェルネス習慣』PJ」発表

 ユニ・チャームは11月18日、「ソフィ 『生理からはじめるウェルネス習慣』プロジェクト」発表会を開催し、女性のウェルネスケアブランド「ソフィ」の新たなブランド方針や新商品の詳細を発表した。
 同プロジェクトは“生理を新しいヘルスリテラシーの起点にする”というビジョンのもと、毎月訪れる生理を女性の健康管理の新しい入り口として再提起する取り組みで、プロジェクト第1弾として、経血に含まれる“貯蔵鉄お知らせ物質”により、従来の健康診断では見過ごされがちな鉄分不足を気軽にチェックできる日本初のソリューション「ソフィ 経血で鉄不足チェックできるキット」(4枚入り・オープン価格)を12月1日、発売する。
 次に、経血を活用した次世代ウェルネスケアサービス「ソフィ FemScan(フェムスキャン)」を発表。これは経血を用いて自宅で気軽に婦人科疾患に関するリスク情報を得られる点が特長で、現在は子宮頸がんの主な要因であるHPV(ヒトパピローマウイルス)の有無の確認にも対応している。
 同社グローバルフェミニンケアSBUマーケティング本部長代理兼海外ブランドマネジメント部長・長井千香子氏は、「いつもの生理を自分自身の体と向き合うきっかけにしていただきたい。『ソフィ』は今後も生理用品というとても身近な生理ケアを通じて、自宅で簡単にチェックができ、新たな気づきを得られる価値を提供していく」と話している。

花王、すみだ事業場に「佑啓」開設 「よきモノづくり」を学ぶ共創の場に

花王、すみだ事業場に「佑啓」開設 「よきモノづくり」を学ぶ共創の場に

 花王は11月18日、同社が長年培ってきた「よきモノづくり」の理念を学び、社員1人ひとりの創造性と共創力を育む場として、「佑啓(ゆうけい)」を東京都墨田区のすみだ事業場内に開設した。佑啓は、花王が大切にしてきた「自ら学び考え、仲間と協働する」という“自学共生”の精神を具現化する拠点であり、社員に加えて生活者、取引先、学術機関など多様なステークホルダーが交流し、対話と共創を通じて新たな価値を創出することを目指している。(写真)
 佑啓の原点は、1998年にすみだ事業場内に設けられた「佑啓塾」にある。その名には、先人の歩みから助け導かれ、自らを啓きながら共に高め合い、花王のさらなる発展を期する場であるという想いが込められている。今回新たに誕生した佑啓は木造5階建てで、各階に「Dialogue」「Inspiration」「Design」「Value」「Future」というテーマを設け、AI技術を活用した先人との“対話”システムや、「よきモノづくり」を体感できるシミュレーターなどを備え、花王が受け継いできた理念の本質を五感で学べる構成とした。
 佑啓は今後、社員の学びや対話の場を超え、生活者、取引先、株主、学術機関など多様なステークホルダーと価値を共創する拠点として活用される。提供するコンテンツは時代に応じて更新し、花王の「創造と革新」を支える学びの基盤として進化を続けていく方針だ。

アイスタイル、「@cosmeベストアワード2025」発表

アイスタイル、「@cosmeベストアワード2025」発表

 アイスタイルは11月19日、都内で「@cosmeベストコスメアワード2025 ベストコスメ/2026上半期トレンド予測発表会」を開催。今年の総合大賞には、昨年に続きアテニアの「スキンクリア クレンズ オイル アロマタイプ リフレシングシトラスの香り」が選ばれた。会場では大賞授賞式とあわせ、2026年上半期のトレンド予測も発表された。
 遠藤宗社長はあいさつで、「今回のベストコスメアワードは、5万点以上のアイテムからユーザーに最も支持された商品が選び抜かれている。先行きが読みにくい時代であっても多くの生活者に感動を届ける商品ばかりだ。今回の受賞アイテムに注目してほしい」と述べた。
 授賞式には総合大賞に選ばれた同品を展開するアテニアの保坂嘉久社長が登壇し、遠藤社長からトロフィーが授与された。保坂社長は「2年連続で総合大賞をいただき、大変うれしく思う。この商品は2016年の発売以来、2度の改良を重ねてスキンケア効果を高め、多くのお客様に支持いただき、累計販売本数は2800万本に達した」とコメントし、今後も顧客の声に寄り添いながら高品質な商品開発に取り組んでいく姿勢を示した。

小林製薬、「Sawaday」50周年記念イベント開催 「香り迷子」導く診断も

小林製薬、「Sawaday」50周年記念イベント開催 「香り迷子」導く診断も

 小林製薬は11月15日、上質な香りのインテリアフレグランスブランド「Sawaday」の発売から50周年を記念して、香りと暮らしをテーマにした体験型イベント「香りのマイルーム by Sawaday」を渋谷スクランブルスクエア アーバン・コア スペースで開催した。(写真)
 会場では、「Sawaday 香る Stick パルファム」シリーズや、10月に新発売した「Sawaday+Woman’s Aroma」など合計5種類の香りをテーマに、女性の多様な暮らしを描いた漫画風グラフィックと、「香りのマイルーム」を具現化したミニチュアで、現代を生きる女性たちの多様なライフスタイルと香りの世界に飛び込む体験型の展示スペースを設置。
 さらに、「脱・香り迷子!」を目的とした香り診断では、来場者の暮らしにぴったりの香りを診断し、その結果に応じた「Sawaday」がプレゼントされた。
 同社は「これからも『Sawaday』は常に変化する生活者のニーズに応えるため、香りが持つ無限の可能性を追求し、時代に合わせた新しい香りの価値を提案し続け、生活者の暮らしに寄り添う製品をお届けしていく」と話している。


2025年11月26日号 記事一覧

会合・発表会

  • プラネット、「プラネットユーザー会」大阪・東京で開催
  • サラヤ、26年方針説明会開く 「衛生・環境・健康」の社会課題に挑む
  • グリーンベル、商談会開催 「アンダーヘアカッター30」など披露
  • ピジョン、未就学児向け新ブランド「ピジョンキッズ」展開

経営・施策

  • P&Gジャパン、防災マニュアルを作成「もしもの時も暮らしはつづく」手帳
  • コーセー「コスメデコルテ」、パープルリボンプロジェクト実施

製品・サービス

  • 花王、「Essential Premium」からシルバニアファミリー限定品発売
  • ニベア花王、「ユーセリン」からプレミアムエイジングケアシリーズ新発売
  • ファンケル、粉末タイプサプリメント「ゆずしょうが湯」発売
  • コーセーコスメポート、「ほんのきもちでございマスク」限定発売
  • ファイントゥデイ、「SENKA」シナモロール限定スペシャルデザイン発売
  • 小林製薬、「ブルーレット」「消臭元」等からさくらの香り数量限定発売

宣伝販促

  • DHC、「お客様大感謝祭」開催中 カズレーザーさんが応援団長に
  • 牛乳石鹸共進社、フェムテックブランド「&fem」WEB動画広告を配信中

決算

  • サミット、26年3月期中間決算発表、仕組み改革進展し営業利益47.5%増

研究・開発

  • DHC、オリーブオイルの特有成分“オレオカンタール”発見
  • 花王化粧品研究所、肌評価AI「Kirei肌AI」をバージョンアップ

調査・統計

  • プラネット、「値上げと生活防衛」意識調査 物価高で生活防衛が定着
  • 東家同、10月度市況概況価格調査 T.P再生紙各社7月以降の値上げ期待

イベント・展示会

  • 第129回新報クラブゴルフ大会開催 32社41名が出席して盛会に
  • ライオン、「ハブラシ・リサイクルプログラム」ポスターコンテスト入賞発表
  • サンスター、山梨県など、口腔と全身の健康づくりをテーマに公開講座開催
  • ユニ・チャーム、「手ぶら登園」導入する横浜のこども園等で環境講座実施

施設・店舗

  • オブジィー、来年1月5日付で本社を移転

時評・コラム

  • 時評 「円安株高」と利益格差拡大 業界の実力が試される局面
  • 転新欄万 晩秋の見事な紅葉とともに冬商戦は本番に

特集 【世界エイズデー】

    経営・施策

    • 12月1日は「世界エイズデー」 エイズ・性感染症予防意識向上が重要

    製品・サービス

    • オカモト 付加価値商品と啓発活動で市場を牽引

    宣伝販促

    • ジェクス 「ZONE」ブランドの年間プロモーション展開
    • 相模ゴム工業 10月01・02日“は「サガミオリジナルの日」


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。