2025年7月30日号掲載記事より
PALTAC、初のプロデュースイベントでK-インナービューティー市場牽引
PALTACは7月17~18日、東京都渋谷区の「WITH HARAJUKU」で、同社プロデュースによる初の一般消費者向けイベント「K-INNERBEAUTY POP-UP 2025」を盛況のうちに開催した。このイベントは、PALTACが取り扱う商品の認知度向上を目的とし、近年注目を集める「インナービューティー」のコンセプトを韓国発の魅力的な商品を通じて広く一般に紹介する画期的な試みとなった。
共催企業は、ESTHER FORMULA JAPAN、韓国高麗人蔘社、ケイラボ、潮音コスメティック、千空、Medibridgeの6社が名を連ねた。会場には、ヨエスター、FOODOLOGY、BBLAB、ビタ500、DELIGHT PROJECT、LACTOFIT、Taylor、TEAZEN、サンケファン、プレスショット、FITANYといった11の多様なブランドが魅力的なブースを展開。各ブースでは、インナービューティーの最新トレンドを反映した商品や話題のコスメが多数展示され、来場者の注目を集めた。インフルエンサーやTikTokerたちは熱心に商品の説明に耳を傾け、SNS投稿用のコンテンツ作成に励む姿が見られた。
一般来場者約150名もイベントに参加し、関心の高いブランドのブースで積極的に質問をしたり、商品を手に取ったりするなど、活気に満ちた2日間となった。
「原宿-3℃はじめました。プロジェクト」発足式 花王などが参画
複数の企業・団体が連携し、夏の原宿を涼しくするプロジェクトが始動した。花王、東急不動産、東急バス、ゆあそび(小杉湯原宿)、竹下通り商店会、原宿表参道欅会などが7月17日にWITH HARAJUKUで発足式を開催し、「原宿-3℃はじめました。プロジェクト」を発表した。発足式には原宿のカルチャーを牽引するアーティスト、きゃりーぱみゅぱみゅもゲストとして参加し、会場を盛り上げた。(写真)
原宿避暑地化実行委員会の花王ヘルスビューティケア事業部門商品事業開発センター・高鍋英信センター長の説明によると、同プロジェクトは日本の伝統的な暑さ対策である「打ち水」「森林浴」などからヒントを得て、「ビオレ冷タオル」の配布やコンテンツを組み合わせることで、街を訪れる人々が心身ともに涼しく過ごせるよう支援することが狙い。
プロジェクトの一環として、竹下通りの入り口アーチは涼しさを感じる演出で装飾され、人気スイーツショップ「Strawberry Fetish本店」では、気温が上がる時間帯に列に並ぶ人へ花王の「ビオレ冷タオル」が配布される。さらに「WEGO 1.3.5...原宿店」の試着室には「ビオレ冷シート」が設置され、買い物客が涼しさを感じられる工夫が凝らされている。
大日本除虫菊、大阪・関西万博のセルビア館で「除虫菊の日」イベント開催
大日本除虫菊は7月30日~8月1日の3日間、大阪・関西万博のセルビア館において、「除虫菊の日」イベントを開催する。
天然の殺虫成分を含む「除虫菊」は、旧ユーゴスラビア(現セルビア共和国)が原産地で、1886年(明治19年)に除虫菊の種を入手した同社創業者の上山英一郎氏は、日本国内に栽培を広め、戦前には日本が世界一の除虫菊輸出国となるまでに発展させ、これにより、同氏は当時のユーゴスラビア国王から、大阪駐在ユーゴスラビア王国名誉領事の称号が贈られた。
今回の「除虫菊の日」イベントでは、害虫や、害虫が媒介する病気から人々の「いのち」を守ってきた除虫菊とピレスロイド、また除虫菊がつないだセルビア共和国と日本との関係をパネル展示などを通じて紹介する。
インテージ「夏休み」調査 予算は平均5万7284円 2年連続微減
インテージはこのほど、全国の15~79歳の男女(5000人)を対象に実施した「夏休み」に関する調査結果を公開した。
それによると、今年の「夏休み期間」(7月19日~9月30日)の予算は、平均で5万7284円(前年比97.8%)となり、2023年の6万146円をピークに2年連続で減少。ここ数年続く「物価高」や「円安」が「夏休みの予定に影響する」(かなり影響する・やや影響する)と回答したのは、全体の7割を占めた。
「夏休みをどのように過ごすか」(複数回答)の質問で、最も多かった回答は「自宅で過ごす」(37.5%)で、次いで「国内旅行(宿泊あり)」(18.3%)、「ショッピングや食事など」(17.2%)――という順となった。昨年より減少しているものが多く、特に「キャンプ/バーベキュー」「公園」「テーマパーク」など屋外アクティビティでの減少が顕著で、猛暑のために暑いところで過ごすのを控えるという防衛意識の高まりがうかがわれた。
一方、「海外旅行」について見ると、今年の海外旅行の予算は、40万1707円(前年比90.7%)と2年連続で減少。渡航先のトップは、「韓国」(23.7%)で、昨年と比べ人気が上昇した。
小林製薬、「Sawaday香るStickパルファム」秋企画品「銀木犀」発売
小林製薬は、芳香・消臭剤の「Sawaday香るStickパルファム」から、数量限定品として秋へ誘う香りを演出する「銀木犀」(以下ギンモクセイ)を7月24日に発売した。(写真)
ギンモクセイは9~10月にかけて、白く淡い黄色がかった花を咲かせ、キンモクセイよりもひかえめで、淡くほのかな香りが特徴。今回の企画品は、気品高いギンモクセイを中心としたホワイトフローラルの香りに、みずみずしいフルーティー、エレガントなミュゲやムスクが調和した洗練されたフローラルフルーティ調の香りに調香されている。パッケージはパルファムシリーズならではの上質さを追求。星空に浮かび上がるギンモクセイをモチーフとしたデザインとなっている。
なお、同社では7月10日に「お部屋/トイレの消臭元パルファム銀木犀」を発売しており、同品の発売により、秋の訪れを告げる香りのラインアップを強化し、新しい秋の風物詩を提案する。
2025年7月30日号 記事一覧
会合・発表会
- 近石工、第114回技術部会開催 「高付加価値製品が市場活性化の鍵に
- シャボン玉石けん×福岡県みやこ町、「ワンヘルス推進に関する協定」締結
- 花王「リサージ」、コラーゲン研究の最新知見を発表
- コーセーミルボンコスメティクス、美容室専売化粧液新製品を発表
経営・施策
- 小林製薬、計51品の出荷価格改定を発表
- ユニ・チャームなど、新ワーキング・グループ設立 GXリーグの枠組みで
- 第一三共HC、サステナビリティ活動を一新 会社発足20周年見据え
製品・サービス
- コーセー「インフィニティ」、新エイジングケアライン「ザ リペア」発売
- クラシエ、「willone(ウィルワン)」発売 美容液導入型シリーズ
- マツキヨココカラ、DHCサプリメントゼリーを販売
人事・組織
- サプリコ、役員人事を発表
- フェザー安全剃刀、新役員人事発表
研究・開発
- ライオン、日本IBM健保が持つ大規模な健診・レセプトデータを解析
調査・統計
- スーパー3団体、月例統計調査発表 「令和の米騒動」が家計直撃
- 経済産業省 25年1~5月度洗浄剤統計 合成洗剤・洗濯用は金額伸長
- True Data、食品SM・DgS25年5月対前年伸び率TOP20カテゴリ発表
- ピップ、「ピップウエルネスフェスタ2025」新商品人気投票の結果発表
イベント・展示会
- ラッシュJ、5~12歳対象の職業体験ワークショップを夏休み限定開催
- 桃谷順天館、創業の地の夏祭りに合わせて地域活性化スタンプラリー実施
時評・コラム
- 時評 参院選後の消費税論議と日用品・化粧品業界の行方
- 転新欄万 売り場変化に気づかないうちに
その他
- 最近のPR誌 プラネットVANVAN第147号
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