2025年7月23日号掲載記事より
JACDS、「第25回JAPANドラッグストアショー」8月8日~10日開催
一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は7月9日、生活者のセルフメディケーションを支える様々な商品・情報・システムが一堂に集結する展示会「第25回JAPANドラッグストアショー」の詳報を発表した。
記念すべき第25回目の開催となる今年は「地域の皆様に最高の未来をお届けする~ドラッグストアでセルフメディケーションNEXT25~」をテーマに掲げ、8月8日(金)~10日(日)の3日間、東京ビッグサイト東展示棟4~7ホールで開催する(同時開催の「JAPANドラッグストアショーforビジネス」は8~9日、一般公開は9~10日)。開催規模は昨年と同程度(385社1280小間)。入場料無料。
JACDSでは、生活者1人ひとりの“健康”を維持することが、ドラッグストア業界の大切な役割だと考え、会期中は、業界の課題や今後の取り組みに関する紹介のほか、出展商品の注目をより高める施策や、来場者へセルフメディケーションを効果的に推進していくイベントを企画している。
注目の出展ゾーンは「フェムケアゾーン」と「食と健康ゾーン」の2つ。他にもヘルスケア・ビューティケア・ホームケア・ペットケア・エンジョイライフ・ストア&ファーマシーソリューション等のゾーンを予定している。
花王「KATE」、「LIGHT ON SHADOW.」始動 陰影メイクを世界に発信
花王のグローバルメイクアップブランド「KATE(ケイト)」は、KATEが築いてきたブランドの資産である「陰影メイク」の思想を、日本を代表するメイク文化としてアジア各国地域に大きく発信するグローバルプロモーション「LIGHTS ON SHADOW.」を、7月15日から始動した。
“影に美しさを見出す“という日本伝統の美意識から着想を得た「陰影メイク」は、影と光を操ることで立体感をつくり出し、劇的に印象を変えていく。また、外見のみならず、自信に満ちた内面の美しさを引き出すことで、なりたい自分へと変化する原動力を届けたいと考えている。
同プロモーションでは、ブランドの象徴としてCGの実写化で生み出された、KATEオリジナルバーチャルヒューマン「STARE(ステア)」と、日本を代表するアジア圏でも人気の日本人アーティスト「Vaundy(バウンディ)」の楽曲「逆光-replica-」にのせて、アニメ×音楽という日本を代表するカルチャーとともに「陰影メイク」をグローバルに発信し、「陰影メイク」で個性と自信を引き出すことを提唱していく。
さらに、アジアの強化地域においては、人気モデルをアンバサダーに迎え、各国地域に合わせた「陰影メイク」を表現していく。
コスモス薬品、25年5月期決算 売上高1兆円突破も通過点、新規出店加速
コスモス薬品は7月16日、「2025年5月期決算説明会」をオンラインで開き、横山英昭社長、柴田太取締役経営企画部長が出席し、同期の業績、出店戦略、次期業績見通しなどを説明した。
それによると同期の連結業績は売上高1兆113億9000万円(前期比4.8%増)、営業利益404億400万円(28.3%増)、経常利益431億6000万円(25.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益309億7800万円(26.7%増)の増収増益、売上、利益ともに過去最高を更新した。
売上高が1兆円を突破したが横山社長は「通過点に過ぎないと捉えており、一喜一憂せずにしっかりと新店をつくり、売上げを伸ばしていきたい」と語った。
新規出店は関東31、中部27、関西15、中国11、四国10、九州26、合計120店舗となり、新商勢圏と位置付けている関東、中部、関西の出店が増加した。また、スクラップ&ビルドにより1店閉鎖。期末店舗数は1609店。
商品区分別の伸び率は、医薬品2.9%、化粧品3.8%、雑貨1.5%、一般食品6.2%、その他7.4%となった。食品の構成は、61.2%となり、構成比・伸び率ともに大きく、横山社長は「当社の集客エンジンは食品であり、食品の販売によって客数を伸ばし、医薬品や化粧品などその他の商品も購入いただけるよう販売を強化していく」と語った。
コーセー、データサイエンス講座開催 未来の女性サイエンティスト育てる
コーセーは7月16日、東京・赤坂の山脇学園中学校・高等学校で、同社女性研究員による「化粧品×データサイエンス講座」を開催。同学園女子中学3年生280人が参加した。(写真)
この取り組みは、国内における女性研究者の少なさが課題とされる中、化粧品を題材に理系分野の面白さに触れてもらい、理系キャリアの選択肢を広げる一助となることを目的として企画された。山脇学園では、探究的な学びを通じてデータ分析力などを学ぶカリキュラムを導入しており、中学3年生を対象に1学期に統計分析の基礎(クラスター分析等)を学び、2学期に実践、3学期に成果発表を行うプログラムが実施されている。
今回の講座では、コーセー研究所・先端技術研究室グループマネージャーの中村理恵氏が講師を務め、同社における研究開発業務の概要を紹介したうえで、データサイエンスとは「目に見えないものを“見える化”する科学」であると説明。同社の製品開発でデータサイエンスが実際に活用されている事例を紹介し、化粧品分野における応用の幅広さを伝えた。
また講座内の研究課題として「感性とデータから、みんなにぴったりの化粧品を見つけよう」を提示。生徒たちは、ブランド名を伏せた5種類の化粧品を実際に試用し官能評価による感想をデータとして収集。その後、得られた評価データをもとに化粧品の特長を分析し、加えてアンケート調査から生徒のタイプを分類。タイプごとに適した化粧品を見つけ出し、その結果をプレゼンテーション形式で発表するという一連の課題内容を説明した。
pdc、「Pmel(ピメル)」から新商品発売 東京・表参道でPOP UPイベント
pdcは、メイクブランド「Pmel(ピメル)」の新商品として、「うそつき美束マスカラ」と「あざむきヘアシャドウ」を7月23日、発売したが、これに伴い7月11~12日の両日、東京・表参道で「POP UPイベント」を開催。新商品の展示やタッチ&トライコーナーなどが設けられ、会期中、400人を超える一般客で賑わった。(写真)
今回発売した新商品「うそつき美束マスカラ」は、今っぽい束感まつげを誰でも簡単に演出できるマスカラ。液含みのよい太軸メタルコームを採用し、液がちょうどよく均一に絡み、繊細な束感を簡単に演出できる。まつげ数本を自然に束ねるテクスチャーを実現するために、ゲル化剤やワックスの配合を細かく調整。繊維なし処方なので、繊維マスカラが苦手な人も安心して使える。
もう1つの新商品「あざむきヘアシャドウ」は、顔まわりの余白や輪郭のコンプレックスをカバーする新アイテム。付属のブラシで生え際やこめかみだけでなく、輪郭全体に自然な陰影を与えることで“小顔補正”。韓国アイドルのようなまるいおでこ、ワンホンメイクのような洗練された小顔印象を誰でも簡単に演出できる。
「ピメル」の新商品についてマーケティング本部の宮本玲子氏は、「近ごろは、韓国アイドルのメイクが日本でもトレンドとなっていることから、韓国アイドルメイクが叶えられる新アイテムとして、今回、新商品を発売した。イベント会場では新商品を試せるコーナーもあるので多くのお客様に商品の良さを体感してもらいたい」と話した。
2025年7月23日号 記事一覧
特集 【夏季特大号】
- 夏の需要期に向けて 効果的な情報伝達と店頭展開で売上拡大へ
- 旭化成HP さかなクン起用したTVCMやキャンペーンを実施
- 花王 「暑い夏こそ逆にフロ」キャンペーンを積極展開
- 大日本除虫菊 発売2年目の「シンカトリ」が好調に推移
- クレハ 「旬感キッチン」で市場に新風 「NEWクレラップ」拡販
- バスクリン 「バスクリンクール」ニーズに合わせたサイズ感で新発売
- アース製薬 今期も売上増で好調 「はだまも」など新提案で市場拡大図る
- 白元アース 「HERSバスラボボトル」サンダルウッドの香り新発売
- 宇部フィルム 無添加「ポリラップ」で市場活性化 環境配慮型製品も強化
- フマキラー 「フマキラー ワンショット未来」に期待高まる
- サンスター、メディアセミナー開催 「おくちのゴールデンエイジ」に注目
- エステー、イノベーション・フォーラム2025夏を大阪で開催
- 東京医療用品協力会、第67期定期総会開催 東京医療品フェア成功に向け
- イオンネクスト「Green Beans」事業好調 顧客登録数60万人以上
- サンギ、オーラルケアセミナーに協賛 「エナメル質」ケアの重要性訴求
- NSファーファ・J 里村社長インタビュー 3期連続増収増益を達成
- コアレックス信栄、大阪・関西万博で難再生古紙の再資源化を実施
- PALTACと薬王堂、食品・非食品一括物流、ロジスティクス改革で大賞受賞
- ライオン、JICA、バングラデシュの衛生教育支援を5万人に拡大
- あらた 山口北海道支社長インタビュー 持続可能で柔軟な物流体制構築へ
- サプリコ 「業務品委員会」「地域支部会」でノンリテール営業成功事例共有
- 道卸連・中島理事長インタビュー 環境さらに厳しく、変化への対応が急務
- サラヤ、「ヤシノミ洗剤」ポケモンデザイン第2弾期間限定発売
- 日本製紙クレシア、「スコッティ ウェットティシュー」リニューアル
- 第一三共ヘルスケア、「ミノン アミノモイスト」改良 「貯水肌発想」
- マンダム、「ビフェスタ」「ルシードエル」サンリオキャラクター限定品発売
- エステー、「消臭力PA」からピュアコスモスの香り数量限定発売
- コーセー、「雪肌精BLUE」ベースメイク5品目発売 美しさの巡りに着目
- コーセーコスメポート、1滴でWのパワー「ビタプル」高機能美容液発売
- クラシエ、「マー&ミー ラッテ」アウトバスヘアケア改良発売
- クラシエ、「ミュオ クレンジングオイル」ミニボトル先行販売
- クラシエ、「ナイーブ」金木犀の香りボディソープ&洗顔フォーム限定発売
- 小林製薬、消臭元パルファムシリーズ「クールモヒート」数量限定発売
- マンダム、「ククイラッシュ まつ毛美容液」オンラインで新発売
- クラシエ、「いち髪 流し前髪キープコーム」発売 コーム一体型容器採用
- コーセー「コスメデコルテ」高機能エイジングケアエッセンスローション
- 牛乳石鹸共進社、「お湯物語 贅沢泡とろ プレミアム入浴料」新発売
- アイリスオーヤマ、「あんしんGenki!パンツ」通販サイトで予約販売開始
- 再春館製薬所、新ブランド「ポジティブリズム」美容睡眠ドリンク発売
- ファンケル、夏の隠れ乾燥にぴったりなコラーゲンゼリー限定発売
- ファンケル、グルテンフリー「OKOME BAKERY」からコーン味ベーグル
- DHC、「純粋 生プラセンタ」改良発売 “生”にこだわった新製造方法
- マツキヨココカラ、コラーゲンドリンク「モコラ」発売
- DHC、「スヌーピー」エコバッグプレゼントキャンペーン実施中
- アインHD、「AYURA」誕生30周年 対象店舗でキャンペーン実施中
- サンスター、国際外用洋ヨットレース出場選手の健康と挑戦を支援
- クラシエ、人事異動を発表
- ツルハHD、3~5月期計画上回る ウエルシアHDとの経営統合議案承認
- スギHD、第1四半期決算 個人消費・インバウンドで増収増益
- セブン&アイ、第一四半期業績は増収増益に 海外CVS、スーパーが好調
- ライオン、歯周病の発症・進行予防に歯ぐきの免疫機能が重要に 知見発表
- KSP-POS 2025年6月 カテゴリー別ランキング
- インテージ 「2025年上半期、売れたものランキング」発表
- 健康食品 24年度の市場は7251億円規模に DgSは管理栄養士の活用を
- ピップ、新時代の健康を提案する「ウエルネスフェスタ2025」開催
- 麻友 第116回見本市開催 “100歳で20本の歯”「100・20運動」提唱
- サンギ、宇宙体験施設「TeNQ」で8月に謎解きイベント開催
- 東京堂、本社電話・FAX番号を8月1日付で変更
- 転新欄万 選択肢の広がりがみえた参院選だったかも
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