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2025年6月18日号掲載記事より

イオン「トップバリュ」サステナブル新商品&戦略進捗発表会開催

イオン「トップバリュ」サステナブル新商品&戦略進捗発表会開催

 イオンは6月10日、イオンモール幕張新都心でブランドビジョン「人と地球とハーモニー」の実現に向け、人へのやさしさや環境配慮の視点で開発した新商品とサステナブル戦略の進捗発表会を開催した。
 「トップバリュ」は、地域社会に貢献するとともに地球全体の環境に配慮した活動を行うことで持続可能な社会の実現を目指していくため、2025年までの目標として、「トップバリュ」商品全品を100%環境配慮商品にすることを掲げており、「脱炭素」と「自然保護」の観点から、化石由来の資源削減やCO2削減、資源循環、再利用などを促進するための開発を進めている。今回、人や家族のためにできること、地球環境のためにできることを視野に入れて開発した新商品や新たな取り組みを紹介した。
 日本初上陸でカカオを使用していない植物由来原料の新しいチョコレート代替品「チョコか?」や子供の安全・安心なご飯とおやつを提供する「fun fun smile」からオーガニック商品を新たに発表。また、工業用のアルミケーブルをリサイクルしたアルミホイル、包装まで紙で使ったソフトパックティシューなども発表した。
 土谷美津子イオントップバリュ社長は消費者の間で環境に配慮した商品を選ぶ意識が高まっている人は半数以上であると紹介したうえで、「環境配慮と価格のバランスを重視しており、環境にも財布にもやさしいことが大事」だと語り、2025年までに環境配慮型商品への切り替えを進める目標に対し、現時点で半数以上を達成していることも報告した。

北海道卸連合会、創立から一世紀「第100回記念総大会」盛大に開催

北海道卸連合会、創立から一世紀「第100回記念総大会」盛大に開催

 大正11(1922)年創立の北海道卸粧業連合会は、記念すべき「第100回記念総大会」を6月11日、札幌市中央区の京王プラザホテル札幌で開催した。会員・賛助会員・来賓など96名が集い、記念講演会や懇親会での抽選会など多彩な催しで盛会となった。
 総会は小六久枝常任理事(小六)の司会で進行。はじめに、国歌斉唱に続いて恒例の「北海道卸粧業連合会憲章」を全員で唱和。続いて、中島審也理事長(旭川石鹸販売/丸や山口商店)があいさつに立ち、節目となる第100回総会を迎えられたことへの感謝を述べた。また、コロナ禍以降、業界全体が大きく変化し、製・配・販それぞれが転換期にあるとした上で、「三方よし」の精神を重んじ、困難な時代でも皆で力を合わせれば、明るい未来を築くことができると力強く語った。
 次に、出席状況が報告された後、議事進行に移り、各議案を審議・承認。うち第3号議案の役員交替の件では、前副理事長の滝口斉氏(あらた)の顧問就任に伴い、その後任として山口大吾氏(同)を選出した。また新たに川村展史氏(東流社)の理事就任を決議。一方、山口剛史氏(丸や山口商店)は同社会長職の退任に伴い、常任理事を退任。あわせて得能健次顧問の退任も決議された。
 この後、全国化粧品日用品卸連合会を代表して三好謙太郎専務理事のあいさつ、山口副理事長の閉会あいさつで総会を終了。
 続いて小休憩の後、元プロ野球選手・田中賢介氏(現・北海道日本ハムファイターズスペシャルアドバイザー、学校法人田中学園理事長)が「Challenge with Dream」をテーマに記念講演を行った。

大下財団、侵略的外来生物に関する公開シンポジウム開催

大下財団、侵略的外来生物に関する公開シンポジウム開催

 大下財団は6月6日、都内で公開シンポジウム2025「『日本の生態系』と『ひとの暮らし』を脅かす侵略的外来生物とその防除」(協賛・フマキラー)を開催した。(写真)
 今回のシンポジウムは、地球環境の変化を中心に、貿易の活性化や海外渡航者の増加等により世界との距離が縮まり、害虫や害獣など様々な外来生物による問題が顕在化するわが国において、各専門家が日々の研究成果を交えながら、外来生物の現状や問題点、対策・防除等の課題を提起した。
 はじめに、五箇公一・国立環境研究所生体リスク評価・対策研究室特命研究員が「なぜ外来生物は問題なのか?~グローバル化がもたらす生物多様性の危機~」のテーマで講演し、生物多様性の危機と人間社会の持続性について説明した。
 次に、坂本洋典・国立環境研究所生物多様性領域生態リスク評価・対策研究室主任研究員による発表「膨大な繁殖力をもつ外来社会性昆虫をいかに防ぐか」が行われ、適切な薬剤と剤型の選択による、外来生物の個体数の減少ではなく根絶の重要性が示された。
 引き続き、砂村栄力・国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所みどりの外来昆虫対策チーム長が「みどりを脅かす外来カミキリムシとその対策」と題したテーマで講演。日本で確認されている3大外来カミキリ(クビアカツヤカミキリ・ツヤハダゴマダラカミキリ・サビイロクワカミキリ)の特長や環境被害について触れた上で、外来カミキリを含む外来生物の防除に早期発見と早期駆除が鍵を握る点から、自治体と地域住民の協同が必須であると訴えた。
 最後に、3人の登壇者による質疑応答及びパネルディスカッションが行われた。

日本DIY・HC協会、2025年度定時総会を開催 今夏の展示会も出展が好調

日本DIY・HC協会、2025年度定時総会を開催 今夏の展示会も出展が好調

 一般社団法人日本DIY・ホームセンター協会は6月3日、都内で「2025年度定時総会」を開催した。(写真)
 当日は、正会員432社中、出席社194社・委任状156社の計350社の賛同を得、正会員社の半数を超えたことで総会が成立。稲葉敏幸会長(ECN会長)が定款に従い議長を務め、2024年度事業報告書承認や任期満了に伴う理事・監事改選等各議案の決議が行われた。
 冒頭挨拶に立った稲葉会長は、昨年60回目の節目を迎えた、ホームセンター(HC)業界最大の展示会「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW」が盛会裏に終わったことを報告。会員企業の協力に感謝の意を述べるとともに、今年も8月に開催が予定されていることを踏まえ、「HCはまだまだ成長していける業界だけに、協会としては新たな企画、新たな委員会を立ち上げ、業界をどう盛り上げていくかを考えなければならない。その意味で今年の第61回大会、締め切り前で目標の出展小間数1200を超えてしまった。特に新規企業の出展が多いことは大会への期待の表れだと感じている」と述べ、現時点で今夏での開催に対する確かな手ごたえを感じている旨明らかにした。
 さらにHC業界の現況にも触れ、「HC市場全体の売上高は約4兆円と推計されているが、当協会会員企業の総売上高は19兆円を超えている」と報告。稲葉会長は今数値をもって、当協会が規模的にもかなり大きな組織になってきたとの認識、併せて業界における役割や責任の大きさについてあらためて強調した。
 なお当日の午前中には「2025年度第1回理事会」が開かれ、大阪プラント、Wera Tools Japan G.K、エフジー武蔵(賛助会員)、シン・エナジー(同)の4社の入会が承認された。これにより、現時点での会員数は461社〈内訳:小売業43社、卸売業102社、製造業287社、賛助会員29社〉となった。

エステー、消臭力発売25周年記念限定企画品 2000年の香り、2050年の香り

エステー、消臭力発売25周年記念限定企画品 2000年の香り、2050年の香り

 エステーは今年、消臭芳香剤「消臭力」の発売開始から25周年を迎えることを記念し、数量限定品として「消臭力 玄関・リビング用」「消臭力 トイレ用」から〈2000年の香り〉と〈2050年の香り〉を6月27日から発売する。(写真)
 今回発売される25周年記念の「消臭力」は、同社の「2000年の発売開始以来25年間の愛顧に感謝し、これからも愛されるブランドでありたい」という願いを込め、「25周年となる2025年を起点に、過去と未来を繋ぐ」をテーマにしている。
 〈2000年の香り〉は、「胸キュン♥きらめくピーチ!あの頃の香り」がテーマ。当時のパワフルでポップな渋谷をイメージした、ピーチがはじけるフルーティーな香りで、パッケージは、2000年の世相やカルチャーを反映。当時の記憶が蘇り、懐かしく楽しい気持ちになれるようなデザインにとなっている。
 一方の〈2050年の香り〉は、「まだ誰も知らない未来の香り」がテーマ。みずみずしいフルーツにアンバーやムスクを重ねた、未来を感じさせるクールでやわらかな香りで、パッケージは、パステルカラーのブルーでグラデーションを採用した、非日常を感じてわくわくした気持ちになれる、近未来を感じさせるデザインとなっている。


2025年6月18日号 記事一覧

会合・発表会

  • 東京医療用品卸組合、第113回東京医療衛生用品フェア開催概要説明会開催

経営・施策

  • イトーヨーカ堂、「海と日本プロジェクト」募金活動を実施
  • ファンケル、「ウェルエイジプレミアム」販売停止 販売再開は25年秋以降
  • ライオン、ハブラシリサイクル活動10年間の実績報告 回収累計27.0tに
  • スギ薬局×ユニ・チャーム、環境保全企画で協働 売上げの一部寄付

製品・サービス

  • ライオン、「ソフランプレミアム消臭」本体ボトルがワールドスター賞受賞
  • 花王、「THE ANSWER」ブランド初の夏季限定の香り数量限定発売
  • クラシエ、「肌美精CHOI薬用マスク」クロミ・マイメロディとコラボ
  • 花王、「Essential Premium」からハイダメージ髪に向けた新アイテム発売
  • クロバーコーポレーション、来年の干支型どった「迎春石鹸・午」受注開始
  • オカモト、新コンドームブランド「ゼリーモンスター」展開

宣伝販促

  • ユニ・チャーム、「#シンクロフィット無事20周年」キャンペーン実施中

人事・組織

  • 冨田屋商店、池田恒氏が代表取締役社長に就任
  • ファイントゥデイ、役員人事を発表

決算

  • フマキラー、25年3月期業績は増収増益 海外好調、越境ECは減少

研究・開発

  • 小林製薬、日本防菌防黴学会で「研究奨励賞」「論文賞」受賞

調査・統計

  • 東家同 25年5月度市況横バイで推移 T.P再生紙価格修正に期待
  • 花王「ロリエ」、「生理中の生活に関する調査」実施 推し活に影響も

イベント・展示会

  • イオンペット、「レイクタウン防災フェス2025」に出展 4年連続参加

訃報・葬儀

  • 訃報 辻正照氏(ジェクス会長) 76歳

時評・コラム

  • 時評 品格ある業界としてさらなる発展を願う

特集 【コスメレポート夏】

    経営・施策

    • 制汗・防臭剤市場 猛暑追い風に成長続く 使用シーン多様化で細分化進む

    製品・サービス

    • 花王 「ビオレ 冷タオル」累計出荷個数1000万個を突破
    • 伊勢半 「ヒロインメイク ラッシュハイプ」新発売 主役級立体まつ毛
    • 明色化粧品 「モイストラボ」シリーズから高機能BBクリーム新発売
    • コーセー「コスメデコルテ」 世界初・QC用いたクレンジング美容液発売
    • コーセーコスメポート 「サンカット」からマルチビタミンシリーズ発売
    • マンダム ルシードからミドル脂臭のニオイの元まで落とす全身洗浄料
    • イオンリテール COPERNICAから「カラーコントロールベース」発売
    • ファンケル 新商品「トイロバイタライジング」出だし好調
    • クラシエ 「肌美精CHOI」薬用化粧水と薬用大容量シートマスク発売
    • ライオン「Ban」 キャラクター「PetiTEEN」特別企画品を数量限定発売
    • ファイントゥデイ SENKA「美容泡ピーリング洗顔」出荷計画比218%を記録
    • フェザー安全剃刀 「ヘアカットモンスター」ファミリー層への認知進む
    • I-ne 「YOLU」にスキンケアライン導入 美容液とクリームの計4SKU
    • シャボン玉石けん 肌と自然に寄り添う日焼け止め「シャボン玉UV」新発売
    • マツキヨココカラ 超高圧ビタミンC誘導体配合冷却ボディミスト登場
    • DESENCIA 最高峰のプレミアムケア「ディセンシー」シリーズ大幅刷新

    宣伝販促

    • 桃谷順天館 140周年特設サイトを公開 周年記念ロゴも発表

    研究・開発

    • 桃谷順天館×横浜国大、スキンケア製品選びと肌年齢に関する分析調査

    調査・統計

    • ファンケル 「ストレスの有無」と「食事・睡眠・運動」の関係性を解析

    イベント・展示会

    • @cosmeベストコスメアワード2025 「THE ANSWER」が上半期総合大賞に


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。