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2025年2月5日号掲載記事より

「PALTACフェア2025」開催 「商品と売り場」「機能」の2軸の提案

「PALTACフェア2025」開催 「商品と売り場」「機能」の2軸の提案

 PALTACは1月30~31の両日、大阪市内のマイドームおおさかで、48回目となる「PALTACフェア2025『勝売繁盛』」を開催した。今回は全国の同社取引先企業から約1500名の来場を見込み、今春以降発売される新商品を含めた生活者の暮らしをより豊かにする「商品と売り場」や、流通全体の最適化・効率化に向けた「機能」の2つの軸による様々な提案が行われた。
 会場は、①機能紹介コーナー②いち推し限定商品コーナー(PALTAC専売の化粧品など)③売り場・売り方提案コーナー④流通開発PICK UPコーナー⑤新商品コーナー⑥メーカーブースゾーン――を1~3階にレイアウト。
 中でも3階の会場入り口すぐのスペースに設置された「機能紹介コーナー」では、デジタルやデータ活用を通じた店頭の活性化と流通プロセスの効率化を実現するソリューションを、①店舗ソリューション②セールスプロモーション③物流ソリューション④ITソリューション――の4つのテーマで具体的な取り組み事例も交えて紹介し注目を浴びた。
 また、売り場・売り方提案コーナーでは、注目トレンドの①フェムケア②基礎化粧品③オーラルケア④猛暑関連製品――の4テーマで市場データや成功事例に基づいた実現性の高い定番展開例が展示されたほか、恒例の「新商品コーナー」では、今春以降発売する新商品(リニューアル品を含む)を、①ビューティケア(8カテゴリー)②ヘルスケア(4カテゴリー)③ホームケア(8カテゴリー)に分け、発売日や商品の特長、広告計画などの情報も合わせて一堂に披露。
 さらに会場1階に設置された「流通開発PICK UPコーナー」では、近年注目を集めている韓国の化粧品メーカーのブースや、PALTACのベトナムとインドネシアの現地法人の紹介と合わせて、日本未進出の現地メーカー6社のブースが設置されたほか、メーカーブースゾーンでは、来場者が訴求ポイントの内容を把握しやすいよう「SNSで話題」「国民皆歯科検診2025」「万博消費」「新規顧客獲得」――など計13項目の統一テーマが設定され、それに基づく商品の提案が行われていた。

「2025年西日本医療品総合展示会」開催 新商品・様々な防災トイレ等展示

「2025年西日本医療品総合展示会」開催 新商品・様々な防災トイレ等展示

 大阪医療品卸商組合は1月23~24の両日、大阪・天満橋のOMM2階展示大ホールで「2025年西日本医療品総合展示会」を開催した。同展示会は、大阪医療品卸商組合(17社)に中四国医療品卸商組合(7社)の共催を得て、ドラッグストアを中心とする小売業を対象に行われ、今回は昨年を上回る約800名が来場した。(写真)
 今回のテーマは「持続可能なライフスタイルを目指して! 新時代の健康提案!」。コロナ禍を経て、社会が以前にも増してドラスティックに変化する中で、持続可能なライフスタイルの確立に向かって着実に歩みを進めることが求められる中、医療品業界においても、この時代の要請を1つの軸として捉え、注力すべき健康提案をしっかりと進めていく――との想いをもとに、出展企業の新商品や注力商品を通じ、最新の潮流や将来を見据えた提案が披露された。
 会場は入口から、「返品対策コーナー」「新商品コーナー」に続いて、「メーカー出展ブース」をレイアウト。新商品コーナーでは、2024年1月~2025年春発売予定の新商品約500SKUを一堂に展示したほか、メインとなるメーカー出展ブース(合計76社〈内新規出展7社〉)では、ベビーケア(13社)、ホームケア(10社)、ヘルスケア(46社)、シニアケア(7社)の4カテゴリーによるブース合計89小間がレイアウトされ、各ブースでは今春の新商品や注力商品が来場者に対して積極的なアピールが行われた。
 会期2日目には業界紙を集めて記者会見が行われ、初めに大阪医療品卸商組合・松浦由治組合長(ピップ)が「コロナも明けたこともあり、人と人が対面して行う展示会に価値を感じていただいていることを実感している」と述べたほか、西日本医療品総合展示会・福井誠実行委員長(川本産業)は、「今回は大阪・関西万博のキャラクター・ミャクミャクが来場し、展示会を大いに盛り上げてもらった。出展メーカー数は昨年と同数に止まったが、次回はさらに働きかけを行い、出展メーカー数を増やしていきたい」と総括した。

G&G、25年度上期西日本商談会・記者会見開き、自社の取り組みを紹介

G&G、25年度上期西日本商談会・記者会見開き、自社の取り組みを紹介

 ドラッグストア向けPB商品の開発・販売を行うグレートアンドグランド(G&G)は1月29日、大阪市内で「2025年度上期西日本商談会」を開催。同展示商談会には約30社が出展、ドラッグストアのバイヤーや幹部など60人余が来場した。また同日、記者会見を行い平野格社長と井上雅史統括部長が出席し、同社の現状や今後の取り組みなどについて説明を行った。
 平野社長(写真左)は、同社を取り巻く環境がこの30年間で大きく変化し、主要販売先であるドラッグストアは上位10社で市場の約80%を占める寡占化が進む中、自社PBが主流となりつつあり、従来のビジネスモデルが通用しにくくなっていることを示しつつ、そうした環境の変化に際して同社の今後の新たな挑戦を紹介したいと述べ、具体的な内容について井上統括部長(写真右)が説明を行った。
 この中で同社の商談会は、小規模ながらも商品の持つ特長、可能性理解に重きを置き、クライアントと出展メーカーとの絆を深める場として更なる進化を目指していくとの方向性が示され、そのための取り組みとして、バーチャル展示会や出展ブースの説明動画撮影や配信、専用WEBサイトの構築など、デジタルシフトを進めていることについて説明。特に、これまでは得意先であるドラッグストアに向けての商品取引がゴールとなっていたが、更にその先に踏み込み、いかにして得意先で商品が売れるようにし、リピートにつなげていくかを念頭に、動画やAIを活用した新たな取り組みに注力していくことを明らかにした。

日本生協連が新年記者会見開催、24年度・総供給高は3394億円と伸長

日本生協連が新年記者会見開催、24年度・総供給高は3394億円と伸長

 日本生活協同組合連合会(日本生協連)は1月21日、土屋敏夫代表理事会長と嶋田裕之代表理事統括専務、藤井喜継代表理事事業担当専務出席のもと、都内で「新年記者会見」を開催。24年度の各事業実績や25年度の活動方針などについて説明を行った。(写真)
 冒頭、挨拶に立った土屋代表理事会長は、能登半島地震への対応について触れた後、今後こうした自然災害は増加するとの予測をした上で、「事業継続や被災時の地域支援が円滑に進められるよう、助け合いの組織、協同組合として行政・諸団体との連携を強めて準備していく」と語り、あらためて生協連の役割を全うしていく考えを示した。
 続けて登壇した藤井専務は、日本生協連の2024年度(4~11月)の実績について解説。それによると、宅配事業(前年比)は、受注高101.2%・利用単価102.5%・利用人数98.7%・利用点数98.4%。店舗事業は、供給高102.1%・利用単価101.9%・利用人数100.3%・利用点数98.7%であった。一方、2024年度(4~12月)総供給高〈売上高〉は3394億円、前年比100.8%と伸長した。
 また藤井専務は事業別供給高についても言及。全体をけん引するコープ商品事業は2719億円(前年比101.4%)、NB商品を主とした日用品・消耗品を供給するキャロット事業供給高は252億円(100.3%)と好調な推移となったものの、衣料品を供給するカタログ事業供給高は391億円(97.7%)、ギフト事業供給高は29億円(97.6%)と前年割れとなったことを明らかにした。

ナリス化粧品、唇用化粧下地「ヌードリップミューター」Amazon限定発売

ナリス化粧品、唇用化粧下地「ヌードリップミューター」Amazon限定発売

 ナリス化粧品は、ドラッグストア・量販店流通で展開するナリスアップブランドから唇の地色を消して、透明感の高い淡い色の口紅の発色を高める唇用化粧下地「ヌードリップミューター」を立ち上げ、4月25日からAmazon限定で新発売する。(写真)
 「ヌードリップミューター」は、主張の強い唇の色を黙らせるための唇専用下地。若年層を中心に透明感の高いティント系口紅の需要が増加する中、その人本来の唇の色が濃かったり赤みが強い人は透明感のある口紅や淡い色の口紅を使用しても唇の色が影響して似合わない――という悩みを解決する。
 「粘膜色ヌードベージュ」のカラー名の通り、チップで唇に塗布した後にトントンと指で唇になじませるだけで簡単に唇の色を絶妙なヌードカラーに整える。さらっと伸びて唇にぴたっと密着。その後に使用する口紅と混ざりづらく、唇の縦ジワも埋めるので、口紅のノリを良くして発色を高める。


2025年2月5日号 記事一覧

会合・発表会

  • 25年新年会 J-NET中央 「本部一体となって、着実に前進する1年に」
  • 25年新年会 シャボン玉石けん 第43回シャボン玉会を開催

経営・施策

  • エステー、ホテル向けの浴室コーティング事業を開始 KeePer技研と協業
  • サンスター、グループ会社ViSpotの保有株式をタカラバイオへ譲渡
  • 貝印、ビューティーツールブランド「KOBAKO」定番製品を価格改定

製品・サービス

  • ドラッグストアモリ、大学生との共同開発「手巻きおにぎり黒豚味噌」人気
  • ファンケル、無添加スキンケア「トイロ バイタライジング」新発売
  • ピップ「ピップエレキバン 足裏バンド」からだにいいこと大賞優秀賞獲得
  • 花王、「8×4MENミドル 凹凸シート」新発売 Yゾーンの皮脂をかき取る
  • コーセー、雪肌精×「ONE PIECE」 日やけ止めの限定デザイン発売
  • クラシエ、「肌美精 カラーエッセンスマスク」から新シートマスク発売
  • 伊勢半、「キスミー」初の制汗・デオドラント薬用ジェルクリーム発売
  • ナリス化粧品、潤う朝のジェル状洗顔料「タプリ」新発売
  • 大日本除虫菊、「コバエムエンダー」など春の新製品13SKU発表
  • エステー、「ムシューダNOTE」に新香調追加 「ムシューダ」から新製品
  • マックス、やまとcosmetic米発酵液配合美容マスクすごみ顔ver新発売
  • サンギ「アパガードプレミオ」、花嫁美容アワードオーラルケア部門1位に
  • ライオン、「クリニカPRO plus 歯周バリア ハミガキ」発売
  • バスクリン、ミモザがふんわり香る“春の「きき湯」”限定登場
  • バスクリン、「きき湯ファインヒート」にうる星やつらのラムちゃん初登場
  • 白十字、「サルバ 食事用ディスポエプロン」(2品目)新発売

宣伝販促

  • P&Gジャパン、「ジョイPRO洗浄」2品でギネス世界記録にWチャレンジ
  • 丸富製紙、ボタニカルシャワートイレットペーパー購入キャンペーン実施中

人事・組織

  • スギHD、杉浦伸哉氏が代表取締役副社長に就任

研究・開発

  • 花王、独自の炭酸技術を説明 炭酸シートにより温めることなく血流促進

調査・統計

  • プラネット、「Z世代の買物意識と行動2024」に追加調査を増補
  • 経済産業省 24年1~11月度洗浄剤統計 石けんは浴用・固形が微増
  • クラシエ、「親子のバスタイム」調査 「親子の会話の時間になる」80%に
  • サンスター意識調査 3人に1人は環境配慮を気にして日用品購入

イベント・展示会

  • JCSC、横浜で全国大会開催 アインHDが「フランフラン」春の新製品を披露
  • 伊勢半、「眉毛ホームルーム」積極展開 中高生の眉毛デビューを応援

施設・店舗

  • エステー、2月17日に近畿支店を移転

時評・コラム

  • 転新欄万 寒風に咲く薔薇を愛でて春を待つ


上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。