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2024年10月16日号掲載記事より

ユニ・チャーム、「ソフィ 女性のウェルビーイング新提案」発表会開く

ユニ・チャーム、「ソフィ 女性のウェルビーイング新提案」発表会開く

 ユニ・チャームは10月9日、都内で報道関係者を対象に、「ソフィ 女性のウェルビーイング新提案『ソフィBe』発表会~生理ケアブランドからウェルネスケアブランドへ~」を開催。生理用品ブランド「ソフィ」は、生理ケアブランドからウェルネスケアブランドへと進化するべく、「生理」「妊活」「ホルモンと体調」の“3つの柱”で女性の心身のバランスを総合的にサポートすると発表した。
 登壇した長井千香子グローバルフェミニンケアマーケティング本部ジャパンブランドマネジメント部長は「ソフィ」ブランドの歴史や想いを説明するとともに、女性の心身の現状についても触れ、その上で「ソフィ」ブランドの今後の戦略について、「『生理ケアブランド』から『ウェルネスケアブランド』へと進化する。この目標を実現するために、生理用品を提供するだけでなく、女性の選択肢を多様なものへと広げ、日常の悩みによりそうことが重要との考えのもと、女性の心身に影響を与える『ホルモンと体調』の変化に着目した。これにより、『生理』『妊活』『ホルモンと体調』の“3つの柱”で女性のライフステージに寄り添い、心身のバランスを総合的にサポートする」と述べた。
 中でも「ホルモンと体調」に関するサービスでは生理管理アプリ「ソフィBe」を紹介。従来の生理日管理はもとより、ホルモンの変化と体調や気分の関係をグラフで可視化して好不調の原因をつかみやすくしていることや、「AIチャット」機能、「妊活サポート機能」など搭載していることを紹介した上で、「『ソフィBe』のこうした特徴により女性が主体的にスケジュールを立てたり、心身の健康をコントロールできることで、女性の可能性をさらに広めていきたい」と、多くの女性の心身に寄り添う考えを示した。

イオン、25年2月期中間期業績 営業収益は過去最高も減益に

イオン、25年2月期中間期業績 営業収益は過去最高も減益に

 イオンは10月9日、都内で「2025年2月期第2四半期決算説明会」を開き、同期の業績、下期の対策、中長期視点での取り組みなどについて説明した。
 同社の中間期の連結業績は売上高4兆9994億3500万円(前期比6.1%増)、営業利益986億円(16.2%減)、経常利益898億1900万円(19.7%減)、親会社株主に帰属する中間純利益54億8800万円(76.5%減)。営業収益は4期連続で過去最高だったものの、各段階利益は減益となった。
 セグメント別では全事業で増収となったが、GMS事業、SM事業、DS事業、ヘルス&ウエルネス事業、国際事業が減益。総合金融事業、ディベロッパー事業、サービス・専門店事業が増益となった。
 吉田昭夫社長(写真)の説明によると、当中間期は前期にグループ全体の業績を牽引した小売事業が一転して悪化。特に小売事業のコストアップ要因に対して売上総利益が不足した。調査によると生活者の可処分所得は増加しているが、消費支出はそれに比例していない。いまだ生活防衛意識は高いと想定される中で、価格訴求を行う小売業が増加。原価上昇の中での価格競争という環境になり、売上総利益を確保するのが難しいという。
 こうした状況で事業構造を抜本的に変える必要があり、それを早期に実現する。同社は売上総利益率の改善、販管費の抑制を課題と捉え、両面で足元の取り組みを進める。営業総利益の側面では売上増による粗利総額を上げる政策にシフト。経費の側面については、DXの導入、PCセンター化による作業効率、管理レベルの向上を推進する。

ウエルシアHD、25年2月期中間期決算は物販の低調響き減益に

ウエルシアHD、25年2月期中間期決算は物販の低調響き減益に

 ウエルシアホールディングスは10月7日、都内で「2025年2月期第2四半期決算説明会」を開催。桐澤英明社長が登壇し、当中間期決算概況とともに、新たに策定したグループ経営方針「ウエルシア2.0」について説明を行った。
 当期連結決算業績は、売上高6305億8500万円(前年同期比3.2%増)、営業利益188億8200万円(23.7%減)、経常利益209億200万円(22.0%減)、親会社株主に帰属する中間純利益117億1600万円(27.8%減)と増収減益であった。
 今業績について桐澤社長は冒頭、「大変厳しい結果となった」と振り返った上で、主な要因として「たばこの終売(当期末までに1200店舗で)、WAONポイントサービスへの切り替え等の影響もあり、特に物販での売上げ・粗利共に伸び悩み、改善に時間がかかったこと。また当期からの賃上げの影響もあり、コスト削減対策に乗り出したものの想定に届かなかった」と総括。さらに今結果を勘案し、通期予想の下方修正を行ったと語った。
 この後桐澤社長は、DX(顧客データ基盤)を軸とし、メディカルケア・プロダクト・リージョンの3戦略からなる新経営方針「ウエルシア2.0」を公表。内容として、データドリブン経営への挑戦を掲げ、企業運営を進める考えを表明した。そのためにDXチームを社長直下に新設し、事業推進を図っていく構え。
 桐澤社長は最後に、「厳しい環境下だがこの新方針に基づき、下期以降業績改善に努める」との意向を示した。
 修正した通期業績予想では、売上高は80億円増の1兆2950億円(6.4%増)、営業利益は130億円減の340億円(21.4%減)、経常利益は130億円減の380億円(20.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は80億円減の190億円(28.2%減)を見込む。

旭化成HP、「フロッシュ食器用洗剤プレミアム」発売記念発表会開催

旭化成HP、「フロッシュ食器用洗剤プレミアム」発売記念発表会開催

 旭化成ホームプロダクツは10月3日、環境先進国ドイツ生まれのサステナブル・ハウスケアブランド「フロッシュ」から、手肌へのやさしさそのままに、洗浄力・泡立ちを大幅に向上させた日本オリジナル製品「フロッシュ食器用洗剤プレミアム」の発売を記念して、「『フロッシュ食器用洗剤プレミアム』発売記念発表会」を都内で開催した。(写真)
 当日は、霜降り明星・せいやをゲストに招き、「フロッシュ」のマスコットキャラクターと一緒に登場した。食器洗いや家事などの家庭に関するエピソードや、「フロッシュ食器用洗剤プレミアム」を使用して皿洗いに挑戦する際には、得意のものまね芸などを交えつつ、会場を盛り上げた。
 あいさつに立った旭化成ホームプロダクツマーケティング部部長の浅田昌吾氏は「『フロッシュ食器用洗剤プレミアム』は、開発から発売まで約6年かかりました。もともと『フロッシュ』は手肌と環境にやさしい商品で、今回はその機能を維持したまま、洗浄力・泡立ちを大幅アップしました。手肌へのやさしさはそのままに、洗浄力を従来の2倍(同社従来品比較)に向上させています。この洗浄力と泡立ちが大きなポイントです。さらに、『フロッシュ食器用洗剤』のつめかえ用はパウチタイプにリニューアルし、プラスチックの使用量を約63%削減(750mlボトルとの比較)しました」と開発背景や機能について紹介した。
 発表会後半では、せいやが新商品「フロッシュ食器用洗剤プレミアム」を使って、実際に食器洗いを体験。「これすごいわ。ワンプッシュで泡立ちがすごい。僕でもこんなにきれいにお皿が洗えるのはすごいです。めっちゃいい香りもする」と洗浄力だけでなく香りも体感した様子だった。

アイスタイル、日韓共同開発コスメ「tilnus」展開へ NiziUを起用

アイスタイル、日韓共同開発コスメ「tilnus」展開へ NiziUを起用

 アイスタイルと、同社100%子会社で韓国で事業展開するGlowdayz,Inc.はこのほど、Wonjungyoはじめ人気ブランドを多数展開するRainmakersと、メイクアップブランド「tilnus(ティルナス)」を共同開発。10月26日より全国のバラエティストアで販売が開始される。
 両社はこれに先立ち、10月4日に都内でマスコミとインフルエンサーを対象とした「日韓共同開発コスメ『tilnus』ブランドローンチ発表会」を開催。当日は9人組ガールズグループで、今イメージモデルに就任したNiziU登壇のもと、ブランドや新製品の概要説明、WEBCM公開、リップモデルへのメイク実演などが行われた。
 ブランド名の「tilnus」は、太陽の光が差す様子を表す“sunlit”を反転させた造語。日常に晴れやかな気持ちでワクワク感を届け、新しい自分を見つけてほしいとの想いが込められている。第1弾商品「サンリットパール ティント」は、豊富なカラーバリエーションとカラーの洒落感といった韓国のリップトレンドに、日本のリップトレンドであるツヤ感を取り入れたリップティント。新提案としてパール感をプラスし、塗って1分程経過すると色とりどりのパールが浮き出る新感覚のテクスチャーを採用している。カラーは、バリエーション豊富な全12色、価格は各1650円。
 同品は10月5日より「@cosme」の公式通販「@cosme SHOPPING」と全国のコスメセレクトショップ「@cosme STORE」で先行販売され、また東京・日本橋「0th Hub Nihonbashi」での期間限定ポップアップストアでも先行発売、10月12日からは一部バラエティストアでも先行販売される。


2024年10月16日号 記事一覧

会合・発表会

  • 日石工組東日本支部、第3回研修会開催 高砂香料工業が香水の歴史を講演
  • フマキラー、園芸用品政策共有会開く 25年度テーマ「カダン感動MAX!」

経営・施策

  • ユニ・チャーム、売上の一部を「緑の募金」に寄付 小売業22社と実施
  • 森友通商、創業170周年の記念品を作製
  • ライオン、ファンドのJACとパートナーシップ契約締結
  • エステー、顧客満足マネジメントシステムの国際規格適合を宣言
  • 小林製薬、執行役員らが報酬を一部辞退

製品・サービス

  • PRページ 晴香堂 「アロマスト」に新ラインと新香調を導入
  • 花王、強力洗剤シリーズ「マジックリン/カビハイターEXPOWER」新発売
  • 小林製薬、「消臭元SAVON」クリップタイプ車用芳香消臭剤など発売
  • UYEKI、お掃除シーズンに向けオレンジの洗剤とシートを前面に展開
  • 牛乳石鹸共進社、「赤箱お試し3ケパック」数量限定発売
  • P&Gジャパン、「ボールド ジェルボール4D」改良発売
  • P&Gジャパン、「ファブリーズ」からトイレ用消臭剤などリニューアル発売
  • ユニ・チャーム、「超快適マスク SMART COLOR」から大きめサイズ発売
  • ユニ・チャーム、「ライフリー 夜用あんしんパンツ」発売
  • 東洋アルミエコープロダクツ、アレルブロックフィルターに新アイテム追加

宣伝販促

  • サンスター、ペコちゃんとコラボキャンペーン オリジナルグッズ当たる
  • 貝印「AUGER」、「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」とコラボキャンペ

決算

  • 平和堂、25年2月期中間期決算は増収も営業減益 客数増も粗利率が低下

研究・開発

  • フマキラー、スーパートコジラミのゲノム解析に成功

調査・統計

  • KSP-POS 2024年9月 カテゴリー別ランキング
  • 東家同 24年9月度市況概況価格調査 月間を通して安定的に販売

イベント・展示会

  • 花王×コーセー、デザインコンテスト最終審査・表彰式を開催
  • イオン、29社が協力して環境配慮型商品フェアを実施
  • 兵庫県歯科医師会×ライオン、キッザニア甲子園で予防歯科の啓発イベント
  • I-ne、都内の温浴施設で「ドロアス」のイベントを開催
  • 貝印「AUGER」、没入型音楽イベント「by this river」に協賛

時評・コラム

  • 転新欄万 時代の転換点にふさわしい選挙戦を願う

特集 【カイロ・温熱ヘルスケア】

    経営・施策

    • カイロ・温熱ヘルスケア市場 暖冬・価格改定などの影響で23年は前年割れ

    製品・サービス

    • エステー 長期保存用と高温タイプの業務用カイロで市場を拡大
    • 小林製薬 特大サイズでしっかり温まる「貼るマグマMAX」導入
    • 花王 「めぐりズム 蒸気でアイホットマスク キンモクセイの香り」発売
    • オカモト 優しい温度で女子に寄り添う「温女子」パッケージリニューアル

    特集 【入浴剤・ボディソープ】

      経営・施策

      • 入浴剤市場 コロナ禍前の市場規模上回る 高付加価値入浴剤が順調

      製品・サービス

      • 花王 「バブ モンスターバブルMEGA(メガ)級」発売
      • アース製薬 「アロマキープ処方」で新しくなった「温泡」シリーズ新発売
      • バスクリン 「きき湯ファインヒート ほぐしオフ」等新製品発売
      • ライオン 「hadakara増える泡ボディソープ」シリーズをリニューアル
      • 白元アース 「いい湯旅立ち 和漢浴 にごり入浴液」など新発売
      • クラシエ 睡眠中の肌考えた「YOHADA(よはだ)ボディウォッシュ」
      • 牛乳石鹸共進社 「泡とろプレミアム クラシックブルームの香り」新発売

      宣伝販促

      • 浴用工 「いい風呂の日」キャンペーンを今年も実施


      上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。