2024年1月31日号掲載記事より
ライオン、春のプレゼンテーション開催 新ブランド「OCH-TUNE」新発売
ライオンは1月23~24日の2日間、東京地区の「ライオン 春のプレゼンテーション」を開催。春の新製品を紹介し、オーラルケアでは「スタイルで選ぶ」という新しいオーラルケアの選び方を提案する新ブランド「OCH-TUNE(オクチューン)」(写真)を4月4日、新発売すると発表した。来場者は販売店、卸店など約600人。
「ライオン 春のプレゼンテーション」は、同社のマーケティング戦略説明とブランドプレゼンテーションの2部で構成。第1部のマーケティング戦略でははじめに三國正晴上席執行役員ヘルス&ホームケア営業本部長が登壇し、新経営戦略「Positive Habits(ポジティブハビッツ)」を推進する上での4つの仕掛け①Positiveな新習慣をつくり出す②習慣の実践頻度を向上させる③効用・質の高いPositiveな習慣に置き換える④より多くの生活者に習慣を提供・定着させる――を実行すると述べ、生活者に対して前向きでPositiveな習慣の提供を行い、市場の拡大を図っていく考えを示した。
続いて、大塩繁生ヘルス&ホームケア事業本部オーラルケア事業部部長がオーラルケアの新アクションを紹介。市場に約25%存在する「お口の悩みごとがあまりなく、製品選びに基準がない層」(※)に向けて、「スタイルで選ぶ」という新しいオーラルケアの選び方を提案する「OCH-TUNE」を新発売すると説明した。
「OCH-TUNE」は、「てきぱき・リフレッシュ・効率派には『FAST』」、「じっくり・リラックス・丁寧派には『SLOW』」と、それぞれのスタイルに合ったオーラルケアの実感を得られるように設計された「ハミガキ」「ハブラシ」「マウスウォッシュ」をラインアップ。「FAST」「SLOW」のどちらもオーラルケアの基本機能(効果・効能)を備えており、生活者自身のスタイルに合わせて選ぶことができる。
第2部のブランドコーナーによるプレゼンテーションでは、「OCH-TUNE」をはじめ、この春発売の新製品の特長などについてマーケティング担当者や研究者が詳細に説明した。
※=2023年同社調べ(n=30000、20~60代男女)
東流社、春の商談会開催 「再始動~価値ある未来へ~」をテーマに
東流社(宮城県仙台市)は1月24~25日、仙台卸商センター産業見本市会館サンフェスタで、「2024年春の商談会」を開催した。出展メーカーは133社(内新規出展10社)。2日間で取引先小売業、関係会社等、100社・約550人が来場した。
今回の「春の商談会」は、節目となる10回目を迎えたことから、「再始動~価値ある未来へ~」をテーマに設定。新型コロナが5類に移行し、人流は戻ったものの、物価高で生活者の生活防衛意識が高まっている中、販売店の売上・利益アップに貢献すべく、東流社ならではの様々な提案を行った。
会場は、「東流社提案コーナー」、「メーカーコーナー」、「商談コーナー」で構成。前回、4階の別会場に設置した東流社提案コーナーを今回は、来場者がより見やすい1階にスペースを広げて展開した。
その東流社提案コーナーでは、「2024年春の新製品」、「化粧品売場提案」、「ペット売場提案」、「女性のライフステージを応援します」、「温暖化に備えて」、「【注目】軽失禁パッド」、「気分爆上がりアイテム」「エンドサイド吊り下げ商品提案」、「イチ押し商品/販促ツール・POP」など販売店の売上・利益アップを図る様々な売り場、商品を提案。また東日本大震災を経験した東流社らしく、災害に備えておきたい防災用品のランキングを紹介したほか、携帯トイレの必要性を啓発し、簡易トイレとその使い方を展示・紹介した。
メーカーコーナーでは、各メーカーが新製品・主力品を中心に紹介し、終日、盛況となった。
PALTAC、大型物流センター2拠点で順次出荷を再開
PALTACでは、元日に発生した能登半島地震の影響により大型物流センター2拠点が被害を受けていたが、順次出荷を再開していると1月24日付で発表した。
大型物流センター2拠点の稼働状況については、まずRDC北陸(石川県能美市)は、地震発生直後から被災により出荷を一時的に停止していたが、1月16日から建屋・物流機器等の安全を確認しながら順次出荷を再開し、1月26日に災害発生前の出荷状況に復旧する見込み。
またRDC新潟(新潟県見附市)は、地震発生直後から被災により出荷を一時的に停止していたが、1月15日から建屋・物流機器等の安全を確認しながら順次出荷を再開し、1月23日に災害発生前の出荷状況に復旧している。
なお、代替出荷については、同社が化粧品・日用品、一般用医薬品などの生活必需品を取り扱っていることから、災害発生に備えBCPを策定し、物流センターが被災した場合、他の物流センターから出荷できる代替出荷体制を準備している。
今般の地震発生に伴い被災した上記2センターの出荷停止期間中は、当該センターからの出荷に代えて、東北、関東、中部、近畿、中国の各エリアの同社物流センターから出荷(代替出荷)を行い、商品供給を継続している。
ツルハHD、ベトナム進出に向けパートナー企業と合弁基本契約を締結
ツルハホールディングスは1月11日、同日開催の取締役会で、ベトナム社会主義共和国への進出に向け、パートナー会社であるHong Ngoc Co.,Ltd及びHong Dang Service Trading JSCと合弁基本契約書の調印を行うことを決議したと発表した。
今目的について同社は、「当社は2012年7月にタイ王国バンコクにて1号店を出店して以来、次なる進出国を検討してきた。その結果、ASEAN加盟国であり、非常に有望な市場を持つベトナム社会主義共和国を2カ国目とすることが当社にとって最適であり、本格的に海外展開を進める上で重要な拠点であると判断した。今後、両社との共同出資により合弁会社を設立し、海外展開を進めていく」と話す。
今後は、1月23日に合弁事業基本契約の調印、4月に合弁会社設立を予定し、24年内にはホーチミン市ベトナムに1号店をオープンさせる計画。
2024年1月31日号 記事一覧
M&A・設立
- マツモトキヨシ、ケイポートを子会社化 東京シェア拡大で競争力強化
会合・発表会
- SM3団体 SM統計調査記者発表会 2023年の年間売上高は103.7%と堅調
- クレハ、「NEWクレラップ・キチントさん24年度販売方針説明会」開催
- エビス、記者懇談会開き上期業績や春の新製品を発表
- フマキラー、24年度政策共有会を大阪でも開催 徹底した売り場主義を貫く
- 24年新年会 J-NET中央 一体となって、さらに飛躍する1年に
- 24年新年会 シャボン玉石けん “シン・シャボン玉”で飛躍
- 24年新年会 日本VC協会 フォーラムをフランチャイズショーに切替へ
- OTC薬協、杉本会長が2024年重点活動テーマと展望を公表
- クラシエ、「マー&ミー ラッテ」新商品発表会開く 横澤夏子が登場
- 丸富製紙、春夏展示商談会に約400名が来場 春の新商品、重点商品を訴求
経営・施策
- 日衛連、23年度表彰者発表 「活動奨励賞」「特別功労賞」「功労賞」55名
製品・サービス
- ファンケル、新無添加スキンケアシリーズ「トイロ」上市
- ライオン、オーラルケアを「スタイルで選ぶ」新製品「OCH-TUNE」誕生
- ユニ・チャーム、「ソフィ ソフトタンポン」新デザインに刷新
- エステー、「ムシューダNOTE クローゼット用」新発売
- 第一石鹸「第一 食器用洗剤泡スプレー」が雑誌LDKのベストバイに
- 花王、「ビオレUV アクアリッチ アクアハイライトローション」発売
- ファンケル、パルプモールド製包材使用のスキンケアセットを限定発売
- 貝印、AUGERギフトセット販売開始 板垣李光人特性バッジ付き
人事・組織
- スギHD、執行役員制度導入を発表 DX・海外事業等強化へ
- キリン堂、3月1日付組織変更・人事異動を発表
- 小林製薬、執行役員人事を発表
調査・統計
- KSP-POS 2023年 年間カテゴリー別ランキング
イベント・展示会
- 大阪医療品卸商組合、「西日本医療品総合展示会」開催 春の新製品一堂に
施設・店舗
- 日本百貨店、マツキヨココの香港旗艦店に出店
訃報・葬儀
- 訃報 山田悦朗氏(全卸連専務理事) 享年65
- 訃報 岡部新一郎氏(全家協最高顧問) 93歳
時評・コラム
- 時評 価格転嫁と高付加価値を幟旗に
上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。