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2023年10月25日号掲載記事より

セブン&アイHD、2024年2月期2Q決算 営業利益が過去最高に

セブン&アイHD、2024年2月期2Q決算 営業利益が過去最高に

 セブン&アイ・ホールディングスは10月6日、都内で「2024年2月期第2四半期決算説明会」を電話会議方式で開催。決算概況やグループ経営戦略の進捗などを説明した。
 同社によれば、上期連結決算業績は、営業収益5兆5470億1300万円(前年同期比1.8%減)、営業利益2411億1500万円(2.7%増)、経常利益2268億6700万円(3.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益802億2800万円(41.0%減)。
 井阪社長は、「人流回復や好天に恵まれたこと、地域商品フェア、アプリ等の積極的な販促施策が奏功し、既存店売上高が前年を上回った国内コンビニ事業が全体をけん引した。今事業は稼ぐ力が増大している」と総評。営業利益・経常利益共過去最高益を達成したことを報告した。
 また井阪社長はスーパーストア事業の抜本的変革の内容についても言及。「首都圏にフォーカスする」との方針の下、「イトーヨーカドー」店舗を25年度までに33店舗を閉鎖、93店舗体制を構築することを明示した上で、「フード&ドラッグ業態への変換に加え、首都圏事業の統合再編など、販管費適正化や売上げ・荒利効果を継続的に図っていく」考えを示した。

サンスター、「いい歯の日」施策を発表 「GUM」歯周病予防の重要性伝達

サンスター、「いい歯の日」施策を発表 「GUM」歯周病予防の重要性伝達

 サンスターグループは10月16日、同社東京オフィス会議室で「いい歯の日」合同取材会を開催し、いい歯の日施策やオーラルケア市場動向、年末企画などを発表した。
 それによると、オーラルケア市場は3000億円を超えるなど堅調に拡大。単価アップが継続し、特に歯間清掃具など未使用者が多いカテゴリーほど購入者数が増加傾向にあるという。
 また、厚生労働省が提唱する21世紀における健康づくりの指針「健康日本21」においても、基本方針として「歯・口腔の健康」が重要項目として挙げられ、特に予防・健康づくりに「歯周病」「歯科検診」が重要であると設定。「国民皆歯科検診」も検討されるなど歯周病対策の重要性が高まってきており、歯周病予防を推進することで市場活性化に結びつくという。
 こうした中、GUMでは、歯周病予防・口腔ケアの重要性の伝達、高付加価値シリーズの育成を2024年重点実施事項として推進していく。
 具体的には、歯周病予防の自分事化を促進し、年齢とともに変化する歯周病・ハグキの悩みに合わせて選べるラインアップとして、PLUS・プロケア・ハグキラボ各シリーズへ高機能化を推進し、市場拡大を図っていく。
 Ora2については、「Ora2プレミアムシリーズ」は“着色汚れ”を落とせるブランドとして訴求し、若年層の使用者を拡大。「Ora2meシリーズ」では、タッチポイント別に対象商品を組み合わせて展開し、新規顧客の獲得に繋げた。両シリーズともに市場シェアも伸長しているという。
 年末企画については、サンリオの人気キャラクターユニット「はぴだんぶい」の限定コラボグッズや3000円分のデジタルギフトが当たるキャンペーンを12月31日まで実施。またキャンペーンに合わせ、描き下ろしオリジナルデザインによるコラボ製品を数量限定発売している。

ファイントゥデイ、「ウーノ」新CM発表会 新キャストに山﨑賢人を起用

ファイントゥデイ、「ウーノ」新CM発表会 新キャストに山﨑賢人を起用

 ファイントゥデイはこのほど、メンズビューティーケアブランド「uno(ウーノ)」の「ウーノ オールインワン」シリーズ新キャストに俳優・山﨑賢人の起用を決定。10月12日、都内でその山﨑自身が参加する「ウーノ 新キャスト就任・新CM発表会」を開催した。
 当日は、「ウーノ」ブランドの歴史や目指す方向性、その特長などが紹介された上で、新CM「日常の勝負~モノクロからカラーへ~」篇が披露された。
 同社は山﨑起用の理由として、「若年層をはじめとして幅広い世代で人気があり、映画やドラマなど様々な活躍の場を通してアジア各国でも高い知名度を誇ること。さらにはデビュー以来、枠にとらわれることなく挑戦を続け、ますます魅力を増している山﨑さんの唯一無二の個性とその姿勢は、日常において自分探しに格闘しながらも勝負を挑んでいる人々を応援したいという『ウーノ』が目指す姿と重なることから起用を決めた」と説明する。
 そんな新CMの内容は、キャッチコピーに“肌はオレらの勝負服。”を掲げ、「uno(ウーノ)」のスキンケアを通して肌に自信が生まれることで前向きになり、より自分らしい一歩を踏み出せる、というメッセージを山﨑の巧みな演技と表情で伝えるもの。
 山﨑自身も「自分自身、撮影など日常でおこる勝負に向けてコンディションを整え、自信をもって挑むことはとても大切だと思っている。そのような日常の勝負に、まさに“肌はオレらの勝負服。”として、『ウーノ オールインワン』で整えた肌で皆と一緒に挑みたい」とコメント。また発表会では、「学生時代から『ウーノ』ブランドを愛用していた」「特に気合を入れたい、ビシッと決めたい時に使用している」と話し、この新CMでも「ウーノ」をつけると気合が入ることを表現したと語った。
 山﨑が出演するこの新CMは会当日にブランドサイトで公開され、10月20日より全国放映されている。

日石工組、自社ブランド育成研修開催 商品の広報&マーケ戦略を学ぶ

日石工組、自社ブランド育成研修開催 商品の広報&マーケ戦略を学ぶ

 日本石鹸洗剤工業組合(日石工組)は10月12日、都内で2023年度第1回研修会「第10期自社ブランド育成研修~開発した商品の広報&マーケティング戦略~(第1回1日目)」を開催。組合員、賛助会員27名が参加した(オンライン含む)。
 この研修は、組合員企業が自社ブランド育成に関する理論やノウハウを学ぶことで、経営の安定化と成長を図ることを目的としたもの。2014年度から継続し、今回は、商品開発&新規事業コンサルタントを手掛ける美崎栄一郎氏を講師に招き、“開発した商品の広報”と“マーケティング戦略”の方法について学んだ。
 初日ははじめに、自社ブランド育成研修委員会メンバーで日石工組副理事長の稲岡幸久氏(ミマスクリーンケア)があいさつに立ち、「先日、1個数百円で利益は殆どない商品の注文があった。しかし、注文があった以上、丁寧に梱包して出荷し、最後はその確認までしなければならない。『どうせ売るのならもっと値段が高い商品を売りたい』と実感してしまった。人手不足で忙しい中、安い商品の販売に時間と労力をかけていては会社の業績はいつまで経っても上向かないし、昨今は原燃料高で経営環境はさらに厳しくなっている。そうした状況を改善する1つの策が売れる『自社ブランド』である。付加価値の高い商品の販売は製造業にとって夢とロマンがあり、売れる自社ブランドは中小メーカーの希望そのものである。参加された会員各社は、今回の研修で学んだことを自社のモノづくりに生かして欲しい」と述べた。

小林製薬、「性生活に関するプレッシャー調査」実施 対策しない人半数に

小林製薬、「性生活に関するプレッシャー調査」実施 対策しない人半数に

 小林製薬はこのほど、性生活においてプレッシャーを感じている男性の焦りや不安をやわらげることで神経質を改善する漢方薬「メンタフ」(第2類医薬品)の発売に合わせ、「性生活に関するプレッシャー調査」を実施しその内容を発表した。
 同社が実施した調査(調査対象:全国の20代~60代の男女/調査方法:インターネット調査/サンプル数:2000サンプル/調査実施時期:2023年9月13日~9月14日)によると、日常生活でプレッシャーを「感じる」人は53.3%となり、仕事で約6割、家事で約4割、性生活では約3割がプレッシャーを感じると回答した。
 また、「行為中」のプレッシャーは、男女比で男性の方が3.2ポイント高く、「自分」に対してのプレッシャーを「感じる」という回答が合計89.7%となったほか、性生活に関するプレッシャーの原因1位は「加齢」で、2位は「メンタルの疲れ」となり、プレッシャーを「感じる」のに「対策していない」が合計51.9%と多数派となった。
 男性の勃起力低下は加齢にともなう体力低下や男性ホルモン量の低下などの身体的な要因と、仕事のストレスやプレッシャーなどの心因性によるものがあると言われ、不安や焦りなどが勃起力低下の原因となるためメンタルケアは男性にとって重要であることから、同社では勃起力が気になる人の神経質改善に「漢方」という新たな選択肢を提案している。


2023年10月25日号 記事一覧

会合・発表会

  • アース製薬、スリークロス園芸パートナー会開催 来春の新商品など提案
  • イトーヨーカ堂、SAF原料となる廃食用油回収イベントを開催
  • 日石工組東日本支部、第3回研修会開く 容器文化ミュージアムなど見学
  • ニュー・フォーマット研、「月刊MD25周年記念式典」開催 500人が出席

経営・施策

  • ファイントゥデイほか2社連携で海上コンテナ共同利用を本格運用
  • 日本薬科大学、漢方アロマプレミアムコースを開校
  • 桃谷順天館、社内外でのピンクリボン活動で乳がん検診の重要性を発信
  • バスクリン、「日本の名湯」応援PJ 未来につながるアクション実施
  • エステー、「洗浄力モコ泡わトイレクリーナー」一部製品を自主回収

製品・サービス

  • グリーンベル、「しなるツメヤスリ」などグッドデザイン賞受賞
  • 花王、炭酸泡の美容液「アルブラン」イオン限定パッケージ予約開始
  • 牛乳石鹸共進社、「ミルキィボディソープ」から赤箱の香り限定発売
  • クラシエ、「ナイーブ」ボディソープと「旅の宿」のコラボ品発売
  • バスクリン、「名湯と大自然をめぐる旅第2弾」数量限定発売
  • 大王製紙「エリス」、M/mika ninagawaコラボナプキン第4弾限定発売
  • ユニ・チャーム、「ムーニーマン」S・M寝返り~はいはいサイズ改装
  • ユニ・チャーム、ムーニーナチュラルとムーニーから新生児・Sサイズ発売
  • ユニ・チャーム、「ソフィ はだおもい」から新製品発売
  • P&Gジャパン、「パンパース さらさらケア」等新製品を発売
  • PRページ 晴香堂 アロマストナチュラルシリーズを拡充

宣伝販促

  • アース製薬「BARTH」、良質な睡眠を応援! 寝顔募集広告を新宿に展開
  • 大王製紙、「10000名様に当たる!エリエール大還元フェア」開催中
  • ファンケル、早大生が考えたスキンケア広告ポスターを駅で掲出
  • コーセー「プレディア」、“ととのう”コンセプトにコラボキャンペ実施
  • ライオン、「NANOX one」新CMを全国で放映中 店頭拡販をバックアップ

決算

  • ライフコーポレーション、2024年2月期2Q決算 営業収益4000億円を突破
  • サンエー、2024年2月期2Q決算は人流回復などで増収増益
  • 薬王堂HD、2024年2月期上期決算は売上高・各利益ともに2ケタ増
  • アークス、2024年2月期第2Q決算 「八ヶ岳連峰経営」をさらに深堀り
  • メディカル一光グループ、2024年2月期2Q決算 薬局・卸両事業好調で増収

研究・開発

  • コーセー、化粧品用いたシワのパーツケアで対人印象変えられること実証

イベント・展示会

  • インテージ、「INTAGE FORUM 2023」11月14日から開催
  • 日本製紙クレシア、コラボイベント「一人一花」スタンプラリーに協賛

施設・店舗

  • 大島椿、創業の地・伊豆大島元町港前で日本茶カフェを開業

時評・コラム

  • 泡沫 コラム「泡沫」のご愛読に感謝しつつ


上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。