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2023年9月6日号掲載記事より

JACDS定例合同記者会、「DgSショー」6万人来場に手応え

JACDS定例合同記者会、「DgSショー」6万人来場に手応え

 日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は8月25日、都内事務所で「定例合同記者会」を開催。当日は、池野隆光会長が8月18~20日に東京・有明の東京ビッグサイトで開催した「第23回JAPANドラッグストアショー」について言及し「ビジネス関係者、一般者ともに満足度の高いイベントだった」と振り返り、内容・来場者数ともに一定の成果を得たとの認識を示した。
 池野会長は総評として、「3日間盛況に終わった。特に来場者には十二分に楽しんでもらえたイベントであったと自負している」と述べ、次回以降の課題はあるものの、酷暑の中、全体としては成功裡に終わったと強調した。
 また田中浩幸事務総長も同様に、来場者の満足度は高いものがあったと評価した上で、「見た限りでは各展示ブースのみならず、イベントステージ、主催セミナーとも満員盛況であったと捉えている」と述べ、主催者側としても一安心だったと振り返った。
 田中事務総長はまた、約6万人という来場者結果についても、「昨年とは違い、事前告知活動もできたことも奏功し、昨年の4万6000人を上回ることができた。コロナ前の賑わいが戻ってきたと感じている。また初日のビジネスデーも数で昨年を上回るなど好評で、すでに来年はどうするかに話が移っているほど」と述べ、来年に向けて早々に、来場者のピークの調整等浮き彫りとなった課題解決に取り組む意向を示した。
 なお次回については、来年8月30日~9月1日の3日間、同じく東京ビッグサイトでの開催が発表されている。

サプリコ、設立20周年記念式典開催 「地域卸の永続と発展を支援」

サプリコ、設立20周年記念式典開催 「地域卸の永続と発展を支援」

 地域卸の全国ネットワーク組織・サプリコは、8月26日、都内ホテルで「サプリコ設立20周年記念式典」を開催。メンバー社、取引メーカー、納入先企業、関係団体など約140人が出席。唯一無二の地域卸の全国組織として発展を遂げてきた同社の20年間を振り返るとともに、現在の事業内容や今後の目指す姿などを報告した。
 式典は黒部能史常務(サプリコ青森・クロベ)の司会で進行。
 はじめに2018年から2023年の間に逝去した役員・江尻一弥氏(サプリコいわき・山城屋商店)、森友徳兵衛氏(サプリコ中央・森友通商)の冥福を祈り黙祷を捧げた。
 次に平井誠一社長(サプリコ福岡・まさ屋)があいさつに立ち、サプリコの沿革、事業内容、役割、未来像などについて語った。その中で平井社長は、今後について「サプリコは業界の様々な課題に対して、他力ではなく、主体的に取り組む解決型の組織となり、地域卸にとって無くてはならない存在になる」と宣言した。
 引き続き、来賓を代表してライオンの竹森征之社長と花王グループカスタマーマーケティングの中尾良雄社長が祝辞を述べた。
 この後、20周年アワード表彰が行われ、様々な活動において特に優秀と認められたメンバー社を「PB優秀賞」「出席優秀賞」「共有優秀賞」「優秀賞」「特別賞」の各部門で表彰。続いて、取引先を「企画部門」「PB部門」「取組み部門」の各部門で表彰した。

アイスタイル、関西初の旗艦店「@cosme OSAKA」オープン

アイスタイル、関西初の旗艦店「@cosme OSAKA」オープン

 アイスタイルの子会社であるアイスタイルリテールは8月30日、フラッグシップショップ「@cosme OSAKA」の9月1日のオープンに先立ち、取引先関係者および報道関係者を対象に内覧会を開催した。
 同店はJR大阪駅直結の大型商業施設「ルクアイーレ」の3階に位置し、フラッグシップショップとしては「@cosme TOKYO」に次ぐ2店舗目、関西エリアでは初の出店となる。
 店内は@cosmeのシンボルとなる「ドット&スペース」をテーマとする「円」をモチーフにしたフロアデザインを採用。1フロア約893平方mの店内には、@cosme初の取り扱いとなる「シャネル」「SUQQU」「athletia」のブランドに加え、すでに取り扱いのある百貨店、専門店、通販からドラッグ・バラエティショップのブランドまで、流通チャネルを横断した約500ブランド、約1万2000点を様々な切り口で展開する。
 また、同店では広く知られていないD2Cブランドや国内・国外の新興ブランドとの「出会い」を生み出す仕掛けとして、店舗の前面に「NEXT TRENDゾーン」を設置。先行発売アイテムや限定アイテム、日本未導入の海外ブランドなど今後のトレンドの種となるアイテムを紹介するとともに、初の試みとして、@cosmeのアプリをかざすと、1人1日1回、好きなサンプルが無償で入手できる「コスメサンプルスタンド」を2台導入した。
 アイスタイルリテール・店舗カンパニーFS事業本部FS営業部・茂木大輔部長は、「同店は1フロアで、プチプラからデパコスまで幅広いトレンドを体感できるのが大きな魅力であり、1日の来店客数は2500~3000人を見込んでいる。今後は様々な企画や仕掛けを通して活気のある魅力的な店舗を目指していきたい」と語った。

花王、「アタックZEROパーフェクトスティック」累計5001万本突破

花王、「アタックZEROパーフェクトスティック」累計5001万本突破

 花王は8月30日、同月5日に新発売した衣料用洗剤「アタック ZEROパーフェクトスティック」が発売約1カ月で累計出荷スティック本数が5001万本を突破したと発表した。
 「エリソデ汚れも一発でキレイになり感動した」という喜びの声とともに「計量いらずで洗たくがラクになった」など、洗たくにまつわる負担軽減を実感する多くの消費者に好評を得ているという。
 「アタック ZEROパーフェクトスティック」は、洗浄・消臭・抗菌などの効果成分だけを100%凝縮した次世代型発泡パウダーを採用。液体洗剤(同社)を超えた凝縮洗浄パワーが頑固な皮脂汚れにアプローチし、部分洗いやつけおき洗いなどの「前洗い」なしでも、エリソデ汚れがスッキリ落ちる。洗たく機にそのままポンと入れるだけの「ラクさ」だけではなく、その圧倒的な「洗浄力」が高く支持されている。
 同社では、好調の要因を①エリソデ汚れを落とすため必要だと思っていた「前洗い」が不要になるほどの洗浄力②そのまま投入するだけの「ラクさ」とスティック形状の使い勝手の良さ③「日本の洗濯を変える1本」宣言した洗剤の新しさを伝えるコミュニケーション――と分析している。

ユニリーバ、「ダヴ」新泡ボディウォッシュ特別体験会を実施

ユニリーバ、「ダヴ」新泡ボディウォッシュ特別体験会を実施

 ユニリーバは8月30日、都内で報道関係者並びにインフルエンサーを対象に、パーソナルビューティーケアブランド「ダヴ」の新商品「ダヴ ビューティーモイスチャー泡ボディウォッシュ」(9月4日発売)の特別体験会を実施した。
 会ははじめに、高山理沙アシスタントブランドマネージャー(写真)があいさつに立ち、「1954年に米国で誕生した『ダヴ』は、『あなたらしさが、美しさ』というブランドパーパスを掲げ、①全ての女性が“美しさ”を楽しめるようにする②次世代を担う子供たちが自分の容姿を肯定的に受け入れるサポートをする③サステナビリティを意識した製品づくり――に関する活動を展開している。
 そうした中、ダヴの調査では、小さな子供を持つお母さんがお風呂上りのスキンケアにかける時間の理想は5~10分だが、実際は2~3分であることが分かった。また、泡ボディウォッシュを使わない理由は、泡質や汚れ落ち、コスト、選択肢の少なさについて不満を頂いているためであることも分かった。こうした不満を払拭するべく、『ダヴ ビューティーモイスチャー泡ボディウォッシュ』をこの秋発売し、小さな子供を持つ忙しい女性に最適な泡ボディウォッシュとして提案する」と述べた。
 続いて、ゲストとして美容家・神崎恵氏が登場して、ボディソープの選び方や使い方に関するトークショーの後、商品の体験会が行われた。


2023年9月6日号 記事一覧

会合・発表会

  • 花王、“ゆらぎの声”に向き合う新プロジェクトが始動 お披露目会開催
  • pdc、新商品発表会開く 「1分集中炭酸パック」など発売
  • シャボン玉石けん、ハンドソープボトルの水平リサイクルの取り組みを開始

経営・施策

  • メーカー各社、「物流のデジタル化による生産性向上」ASNの配信開始
  • プラネット、流通経済研究所、ASNの運用ガイドラインを取りまとめ
  • サプリコ・平井社長インタビュー 「地域卸としての役割果たす」
  • メディセオがモーダルシフト施策で「物流環境大賞『特別賞』」を受賞
  • 花王の「仮想人体生成モデル」活用したWEBアプリをミルボンが開発

製品・サービス

  • クラシエHP、「プロスタイル」モーニングリセットウォーターから追加品
  • 大王製紙、「エリエールウェットティシュー 純水タイプ 贅沢保湿」発売
  • 小林製薬、桐灰ブランドから2つの温熱製品を新発売
  • 東京ローソク製造、ペットの写真がインテリアグッズに 製作サービス開始

宣伝販促

  • クラシエHP、「マー&ミー ラッテ」お風呂ヒントキャンペーン実施
  • コーセー、「MAZZEL」起用してメゾンコーセーコラボキャンペ実施
  • カメヤマ、「2023年カメヤマ 夏の感謝祭キャンペーン」が好評

人事・組織

  • ユニ・チャーム、人事異動を発表
  • オリエンタル刷子、岡田章吾氏が代表取締役に就任

決算

  • P&G米国本社、22/23事業年度通期業績 純売上高前年同期比2%増

調査・統計

  • SM3団体 23年7月度統計調査発表、既存店売上高は9カ月連続昨対超え
  • 経済産業省 23年1~6月度洗浄剤統計 金額微増 合成洗剤が前年割れに
  • 粧工会 23年1~6月化粧品統計 上期は前年割れ 皮膚用の落ち込み激しく

イベント・展示会

  • 東京医療卸組合、「第109回東京医療用品フェア」開催 108社が出展
  • ハイローズ、「メディミックス」泡体験イベントを東京・根岸の銭湯で開催
  • ジェクス、デリケートゾーンケアイベント実施 悩み解決へ正しい情報提供

時評・コラム

  • 泡沫 まだ遠い価格転嫁への道

特集 【ペット関連】

    会合・発表会

    • ペティオ 秋新商品WEB展示会開催 新商品など153SKU公開

    経営・施策

    • ペット関連用品 2025年市場予測6000億円超えへ
    • アース・ペット 長田社長インタビュー 業界発展に向け取り組み続ける

    製品・サービス

    • エステー エステーペット実感消臭シリーズから消臭スプレー発売
    • 日本ペットフード 「コンボ ドッグ」を選びやすくリブランディング
    • ユニ・チャーム 「銀のスプーン」から食事の吐き戻し軽減フード発売
    • ライオンペット 「ニオイをとる砂専用猫トイレ」から新色発売
    • グリーンベル ハンドル形状のテコ型「ねこ用つめきり」新発売

    宣伝販促

    • いなばペットフード 「ちゅ~る」の曲で犬猫の心臓マッサージ 動画公開

    特集 【H&BC/オーラルケア】

      経営・施策

      • 堅調な成長続くオーラルケア市場 高付加価値商品に支持集まる

      製品・サービス

      • ライオン 「システマ ハグキプラス ハミガキ/デンタルリンス」改良
      • サンスター 「ガム・ラボ」シリーズ新発売 ハグキと歯の悩みに向けて
      • 花王 「PureOra36500」積極展開 ハグキと歯の未来のリスクケア
      • エビス 「ゼロプレミアムケア」「ゼロプレミアムアズ」が好調
      • 小林製薬 「生葉 歯間に入るブラシ」にマイルド毛を追加発売
      • デンタルプロ 「デンタルプロブラックダイヤ超極細毛ワイド」改装発売
      • サンギ 人気の「アパガード トラベルセット」リニューアル発売
      • ラピス お米由来の歯ブラシ「エコデント」を積極展開
      • UFCサプライ 「こどもハブラシ ブラッシィ」シリーズなど好評
      • シャボン玉石けん 「せっけんハミガキ」が好調 食品同様の安全安心訴求
      • DHL 「ループ植毛型舌クリーナー」展開 舌に優しく、汚れをキャッチ

      宣伝販促

      • 小林製薬 気圧の低下で起こる口中トラブルとケア方法を紹介

      研究・開発

      • サンスター ハミガキ・洗口液の防腐効果をAIにて予測するモデルを開発


      上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。