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2023年1月18日号掲載記事より

23年新年会 首都圏卸組合 「卸のイメージ変えるべく活動」

23年新年会 首都圏卸組合 「卸のイメージ変えるべく活動」

 首都圏化粧品日用品卸組合(東京、千葉、埼玉、群馬、茨城)合同賀詞交歓会が1月6日、都内で開かれ、各組合の組合員、賛助会員・関係団体・業界紙など291名が出席した。
 会は埼玉県石鹸洗剤卸商業組合の清水雄大氏(麻友)の司会で進行。はじめに各卸組合の代表が登壇。代表して東京都化粧品日用品卸連合会・森友徳兵衛会長(森友通商)があいさつに立ち、「この3年間、首都圏卸組合はコロナ禍でできる範囲の活動をしてきたが、今年は年初から賀詞交歓会を3年振りに開催できることを大変嬉しく思っている。
 さて、一般の人に小売業、メーカーの名前を挙げてもらうとすぐ出てくるが、卸というとまったく出てこず、しかもあまりよいイメージを持っていない。悪代官に賄賂を贈る時代劇のイメージがいまだに残っている。このイメージを払拭していくことが大切であり、これから業界を背負っていく若手経営者にこの業界は素晴らしい業界だと思ってもられるようメーカー様と努めていきたい」と語った。
 次に賛助会員を代表してライオン掬川正純社長があいさつし、「現在は原材料価格の高騰という極めて厳しい環境変化に窮し、それに合わせ、様々な変革、業界全体が環境変化に適応しようとしている。その暁にはより強くなった日用品化粧品業界が出現すると期待している」と述べた。
 続いて「第18回首都圏卸組合アンケート」の上位3社(1位日本香堂、2位エステー、3位大日本除虫菊)の表彰が行われたのち懇談会に移り、群馬県化粧品日用品卸組合・石澤雄一郎理事長(マルキホームズ)の発声で乾杯、あちこちで製・配の歓談の輪ができる盛宴となり、千葉県化粧品日用品卸組合・時友良明理事長(時友商店)の中締め後、終了した。

23年新年会 キリン堂協栄会 質的転換を遂げ「筋肉質の企業」を目指す

23年新年会 キリン堂協栄会 質的転換を遂げ「筋肉質の企業」を目指す

 キリン堂ホールディングス傘下のキリン堂が取引先メーカー・卸売業との親睦を目的に運営するキリン堂協栄会は1月10日、大阪市内で「2023年度キリン堂協栄会新年会」を開き、300社480名が出席した。
 定刻、キリン堂協栄会・杉本雅史会長(ロート製薬)があいさつに立ち、「キリン堂様においては、経営陣のMBOによる新体制から丸2年が経過。この間将来に向けた様々な種蒔きも順調に進められてきた。長期に戦える体制構築のため、今年は基幹システムの更新、人や資本への強化も打ち出され、厳しい中でもコストをかけて投資する姿勢に寺西社長の覚悟を感じる。これらがより強い筋肉質のキリン堂を作ると確信している」とあいさつ。
 続いて、キリン堂HD・寺西豊彦社長が登壇し、「今年はMBOから3年目、本年をキリン堂改革第1弾の最終年度と位置付けている。システムの変更、制度の変更、組織の変更――など仕組みの大変革が一段落する。しかし、個々の社員の自己革新と組織の革新を断行しなければ、我々が目指す姿にはならない。質的転換の要は『人』であり、人を中心とした組織作りを進めていく」と力強く語った。
 その後、会場を移して懇親会が開かれ、はじめにキリン堂・寺西廣行取締役・執行役員経営改革室長が登壇。「2021年1月以降、我々は中長期での変革に向けた種蒔きとして、①事業の筋肉質化・収益力の強化②ドラッグストアの機能拡大③お客様との接点拡大と強化――に取り組んできた」と述べ、「来期は蒔いた種を少しずつ形にして収穫への最初のステップを踏む1年としたい」とあいさつした。
 続いて、キリン堂協栄会・糟谷誠一副会長(PALTAC)が高らかに乾杯を発声し開宴。参加者が相互に新年の賀詞を交歓し、宴半ばキリン堂協栄会・畑中伸介相談役(あらた)の中締めで散会した。

小林製薬、23年春の新製品内覧会を開催 「消臭元SAVON」など13品目発表

小林製薬、23年春の新製品内覧会を開催 「消臭元SAVON」など13品目発表

 小林製薬は1月11~13日の3日間、卸業者・小売業者ら約1000名を招いて「2023年春の新製品内覧会」を開催。今春発売する13品目の新製品をはじめ、既存ブランドのリニューアル品やアイテム追加品の数々を披露した。
 今春は、洗いたての気持ち良い香りが楽しめる詰め替え可能な芳香・消臭剤「消臭元SAVON」、40代からの長引く排尿感、残尿感を改善する漢方薬「ボーコレンエージ+」(第2類医薬品)、繰り返すめまいに効く漢方薬「メイマック」(第2類医薬品)――の3品を注力製品に設定。
 これらの注力製品は特設ブースが設置され、20~30代と40代以上の膀胱内の状態の違いをイメージ化した大型オブジェの設置(ボーコレンエージ+)、VRゴーグルによる「めまい」の疑似体験(メイマック)、香り当てクイズや製品の詰替方法の説明(消臭元SAVON)など、製品への理解がより深まるよう体験・体感を交えたプレゼンテーションに加え、販促物を活用した具体的な店頭展開例なども披露された。
 中でも、会場の入口正面で披露された「消臭元SAVON」は、香りの良さに加え、トイレや部屋など場所を選ばず様々な場所の消臭に対応した「オールマイティー消臭」、環境に配慮した「詰替用を設定した液体タイプの芳香・消臭剤」――という点が大きな注目を集め、同社ではベーシックラインの製品ユーザー層からの移行を促進することで、単価アップに寄与する製品として提案していく方針だという。

JACDS、定例合同記者会を開催 第23回DgSショー詳細など報告

 一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は1月10日、都内の日本薬業共同事務所で「定例合同記者会」を開催した。
 冒頭、池野隆光会長(ウエルシアHD)が「年末年始とコロナ検査キットが良く売れた。これはこれまでにない動きであり、今後、ドラッグストアが変ってくる前兆だと感じている」とあいさつ。
 引き続き、田中浩幸事務総長が①「第23回JAPANドラッグストアショー」について②「東邦大学薬局業界研究セミナー」での講演について③ドラッグストアMD研究会・新春政策セミナーの開催について④ブロック総会の開催――について報告。終了後にはドラッグストア流通記者会主催の懇親会が行われた。
 なお、「第23回JAPANドラッグストアショー」については、8月18日~20日、東京ビッグサイトで開催。実行委員長は丸大サクラヰ薬局常務取締役の櫻井寛氏が務める。今回は特別企画として「フェムケアゾーン」を新設。特別企画ゾーンには「SDGsゾーン」、「食と健康ゾーン」も設け、出展を促進する。

RX Japan、「COSME Week東京2023」開催 総計700社が出展し盛況に

RX Japan、「COSME Week東京2023」開催 総計700社が出展し盛況に

 RX Japanが主催する化粧品業界の展示会「COSME Week東京2023」が、1月11~13日の3日間、東京ビッグサイトで開催され、総計700社(同時開催展含む)が出展。初日から多数の来場者で賑わい盛況となった。
 「COSME Week東京」は、化粧品原料・OEM・容器・サービスなどが集まる「第13回化粧品開発展東京」をはじめ、国内外の最新コスメが一堂に集まる「第11回国際化粧品展東京」や、化粧品のブランディングから販促まで最新サービスを提供する企業が出展する「第2回化粧品マーケティングEXPO」などで構成。メインとなる「化粧品開発展東京」では、新製品・新技術が展示されたほか、SDGs関連のサステナブル製品も多数出品された。
 また今回、初めて同時開催された最新のヘアケア製品・OEMが一堂に出展する「第1回ヘアケアEXPO」ではシャンプー、コンディショナーといった消耗品だけでなく、ヘアドライヤーや頭皮マッサージ機器など、ヘアケアにまつわるあらゆる製品が出品。小売業や卸店、さらにはサロン関係者から注目を集めた。


2023年1月18日号 記事一覧

会合・発表会

  • 23年新年会 東海卸組合 「ブラボーな1年になるように」
  • 23年新年会 石洗工・界面工 「未来のためになる取り組み成し遂げる」
  • 23年新年会 殺虫工 虫慰霊祭と年賀交歓会を開催
  • 23年新年会 JADMA 「JADMAマークが信頼の証となるよう活動」
  • 大日本除虫菊、西日本金鳥製品商談会開く 「虫コナーズ」新製品など発表
  • エステー、近畿支店で23年春の新製品商談会を開催

経営・施策

  • PALTAC、グリーン物流優良事業者表彰で国交大臣表彰を共同受賞
  • ユニ・チャーム、東京都「心のバリアフリー」サポート企業に登録
  • スギ薬局、SBエナジーが実施するディマンドリスポンス実証事業に参加
  • 花王、育児両立支援制度の新設・拡充で女性活躍推進を加速

製品・サービス

  • クラレ、「化粧品開発展」に出展 独自の水溶性保湿基剤を紹介
  • コーセー、「雪肌精クリアウェルネス」日やけ止め4品を発売
  • ナリス化粧品、「ワンリスト オールインワンデイクリーム」新発売
  • 大王製紙「グーン」、Disney100オリジナルデザイン品を数量限定発売
  • 大王製紙、エリエールイーナソフトパックティシュー200組6個パック発売
  • I-ne、「YOLU」がドラッグストア市場でシリーズ別売上げシェア1位獲得
  • 白十字、「FC防水フィルムフリーカットL」に3m長巻追加発売
  • ナリス化粧品、「スハダモ」ハンドクリームを生協宅配で発売
  • pdc、スキンケアブランド「白のピュアナチュラル」全6種改良発売
  • PRページ NSファーファ ファインフレグランスレイヤリングウォッシュ

宣伝販促

  • サンギ、「アパガードアパキッズ」で盲導犬応援 キャンペーン展開中

決算

  • クスリのアオキHD、23年5月期第2四半期決算は増収増益 価格販促奏功

研究・開発

  • 花王、VHH抗体を応用し新型コロナウイルスを精細に可視化

調査・統計

  • ペットフード協会、22年全国犬猫飼育実態調査発表 頭数・飼育率共横バイ
  • KSP-POS 2022年12月 カテゴリー別ランキング
  • ライオン「ストッパ」、受験生実態調査 受験当日の腹痛・下痢トラブル
  • 西化工 22年1~9月化粧品統計 口紅は回復傾向もリップクリーム微減
  • KSP-POS 2022年 年間カテゴリー別ランキング

時評・コラム

  • 泡沫 3年ぶりの年詞交歓会が教えたもの

その他

  • プラネットVANVAN第137号


上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。