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2022年9月14日号掲載記事より

クラシエHP「いち髪」新CM発表会 新イメージキャラに永野芽郁

クラシエHP「いち髪」新CM発表会 新イメージキャラに永野芽郁

 クラシエホームプロダクツは9月7日、都内で「いち髪 新イメージキャラクター&新CM発表会」を開催。そこで、女優・永野芽郁の「いち髪」新イメージキャラクター就任と新テレビCM放映を発表するとともに、「いち髪」インバスヘアケアシリーズのフルリニューアル、新たに「カラーケア&トリートメントライン」の新発売をあらためて公表した。
 ブランド誕生16周年を迎えた「いち髪」。この7月に、コンセプトに“日本の髪研究から生まれた和草の力で補修・予防する予防美髪ケア”を掲げるインバスヘアケアシリーズのフルリニューアルを敢行。これに伴い、イメージキャラクターを永野芽郁に一新させた同社。発表会では9月9日から全国放映が開始される新CMと、ブランドの魅力と価値を再提案していく考えも併せて披露した。
 新CM「日本の四季」篇は、「ブランドの象徴でもある“桜”の木を舞台に、美しい日本の四季の中で別れの切なさと再会の喜びを永野さんの表情や髪の動きで表現した」(同社)もので、「いち髪」が提案する理想の髪、動きさえも美しい“ほどきたくなる絹髪”を体現した内容となっている。
 今回のフルリニューアルに至った背景とその考え方について、へアケアマーケティング部・綿引志帆氏は、「ブランドの存在意義が問われる時代となり、そこで掲げるメッセージ同様、時代の変化に対応し、生活者の変化に寄り添う。他の何ものでもない、パーソナリティのあるブランドとして選んでもらえるブランドへとさらに進化させたいという思いがあった」と説明した。
 また当日会場では、新イメージキャラクターに就任した永野芽郁による、新CMの内容や撮影時の様子などを紹介するトークセッション、ブランドの開発や特長にまつわるクイズ企画の他、CMソング「好きだ」を担当するYOASOBIからのビデオメッセージ公開なども行われ、盛況のうちに終了した。

イオンリテール、「イオン天王町ショッピングセンター」10月開業

イオンリテール、「イオン天王町ショッピングセンター」10月開業

 イオンリテールは9月2日、横浜市内で最新フォーマットを結集した旗艦店「イオン天王町ショッピングセンター」(神奈川県保土ヶ谷区、10月18日開業)の全体概要説明会を開催。浜口好博常務執行役員関東カンパニー支社長、中野公現イオンスタイル天王町店長が出席し、同SCの概要を説明した。
 「イオン天王町ショッピングセンター」は核店舗の「イオンスタイル天王町」と42の専門店を展開。その前身は1977年、「ニチイ天王町店ショッピングデパート」としてオープンし、その後1992年に「天王町サティ」、2011年には「イオン」に屋号を変え約43年間、地域とともに歩んできた「イオン天王町店」である。
 同SCのコンセプトは、生活者起点で地域とつながる普段使いの体験拠点。2020年に一時休業した旧イオン天王町店から全館を建て替え、全く新しい装いで、同社の最新フォーマットを揃えた店舗としてオープンする。
 また、同SCは昨年5月にオープンした「イオンスタイル川口」での取り組みに“従業員の働き方のDX”を加えた次世代型のスマートストアでもある。勤務計画の自動作成システム「AIワーク」を活用し、計画業務を減らしサービス向上につなげるほか、従業員は自身のスマートフォンから勤務希望の提出や勤務シフトの確認ができ、より快適なワークスタイルとなる。さらに、情報共有ツール「MaIボード」を使い、リアルタイムの情報に基づいた適切な売り場運営を行うとともに、チーム力を高め、ムリ・ムダ・ムラを減らしたスマートな働き方につなげる。

全家協、「リビングワンダーランド2022」3年ぶりに開催へ

全家協、「リビングワンダーランド2022」3年ぶりに開催へ

 家庭用品卸による共同仕入組織の全国家庭用品卸商業協同組合(全家協)は9月28~29日の2日間、東京国際フォーラムガラス棟地下2階ホールE(1)で、製配合同見本市「リビングワンダーランド 2022」(以下=LW)を3年ぶりに開催する。今回は、「博熱!ザッカガク」を基本コンセプトに、雑貨の様々な知識・情報を切り口に商品の魅力を訴求した売り場作りを提案する。
 LWは家庭用品業界にとって厳しい環境が続く中、情報発信力の高い見本市として年々評価が高まっているが、コロナ禍の影響で一昨年、昨年は開催中止を余儀なくされた。今年も依然としてコロナ禍は続いているが、政府による行動制限が徐々に緩和されつつあることに加え、「新商品を発表する場としてLWは重要。行動制限が緩和されつつある中、開催して欲しい」というメーカーの強い要望を受け、3年ぶりに開催する運びとなった。
 今回の基本コンセプトを「博熱!ザッカガク」とした背景には、人々の“知識=Knowledge”に対する興味は尽きることを知らないことや、昔から知識をテーマにしたコンテンツの人気は高く、近年は特に“雑学”に関する新コンテンツも増え続けていることがある。
 そこでLW主催者企画のテーマコーナーでは、こうしたトレンドを踏まえ、「圧力鍋が持つ殺菌効果のチカラ!」や「コーヒーカップとティーカップでは厚みが違うのはナゼ?」など雑貨の様々な知識・情報を切り口に商品の魅力を訴求するとともに、その演出販促メソッドも一堂に集め、売り場での演出を提案する。
 出展メーカーは103社、うち新規出展メーカー8社。開催時間は、初日午前9時30分~午後5時まで。2日目は午前9時~午後4時まで。原則招待制だが、小売企業関係者もしくは来年の出展を検討するメーカーであれば、事務局及びLWホームページ(https://livingwonderland.jp)から招待状を入手できる。

ローソン、食品ロス削減「AI活用値引き実験」で成果 都内店舗に拡大

ローソン、食品ロス削減「AI活用値引き実験」で成果 都内店舗に拡大

 ローソンはこのほど、店舗利益向上と食品ロス削減を目的とした「AIを活用した値引き実験」を昨年6月~10月に東北6県の店舗で実施したことを公開。そこでの成果を受けて、今年6月28日から9月下旬までの期間、都内162店舗で同様の実験をスタートさせていることを明らかにした。
 その上で先ごろ、メディア向けに今実証実験報告会を開催。具体的な成果と今後の展開などについて、同社次世代CVS統括部マネジャー・石川淳氏が説明を行った。
 石川氏は現在、市場の環境変化等により、社内オペレーションのプロセスに対して、効率化と利益向上に関するニーズが高まっていることがこの前提にあると強調。その上で、「当社は日々の業務を執行する中、必要とする購買実績や商品情報等のデータを蓄積している。私どもが考えるAIとデータ活用とは、こうした元々保有する情報資産と社外から入手できる天気予報等の情報を踏まえ、日々社員が実施している予測や最適化に係る業務をロジカルに精度向上を図っていくことがこの実験の目指すところ」と解説した。
 前回の実験では、各店舗各商品別にそれぞれ何円値引きすると最終的に利益が最大になるかをAIが計算し、推奨。対象は弁当やおにぎり、常温寿司、調理パン等約60SKU。その結果、廃棄金額は約2.5%削減、粗利額は約0.6%増加となり、同社は「値引きが適正化されたことで、販売増にもつながった」と判断した。
 そこで6月22日から都内162店舗に拡大させ、「全国拡大に向け、様々な検証を実施するため、立地や売上げ、直営・FC等多様なパターンの店舗で実施する」(石川氏)こととなった。9月下旬まで実験を行い、今実験結果を踏まえて、2023年度中に全国展開を予定(東北は23店舗で継続)する。今回の目標は、廃棄金額約4%削減、粗利額約1%増を目指すという。

健栄製薬、高保湿スキンケア「ル・マイルド」で市場に初参入

健栄製薬、高保湿スキンケア「ル・マイルド」で市場に初参入

 健栄製薬は9月20日に化粧品ブランド「ル・マイルド」(医薬部外品)を上市、スキンケア化粧品市場に初参入する。
 「ル・マイルド」は、水分を保ち、肌の潤い構造(ラメラ構造)に働くヘパリン類似物質やツボクサ由来で潤いを保ち、肌のきめを整えるCICA物質の他、消炎作用のあるグリチルリチン酸ジガリウム、セラミド類似性分、アロエエキス、リピジュアの6成分を配合した高保湿スキンケア化粧品。ラインアップには化粧水と乳液の2アイテムが揃う。
 発売に先立つ8月30日には都内で「新製品発表会」を開催。当日は開発経緯や参入目的、商品特性、販促展開等について、滝野六朗社長はじめ同社研究開発部・学術情報部各担当者等が登壇し、それぞれ説明を行った。
 発表会冒頭、挨拶に立った滝野社長は、長年に渡り、ワセリンや軟膏等の医療用医薬品、また医療機関向け手指消毒用アルコールの製造販売を行ってきた自社の実績を披露した上で、開発経緯について言及。「医療機関では1日に何回もアルコール消毒を行うため、医療従事者は手荒れが職業病となっている」と医療現場の実情を紹介し、「このため当社は消毒薬メーカーとして、アルコールから正常な皮膚を守る保湿剤の研究が重要と捉え、30年間研究を続け、肌にやさしい保湿剤を提供する技術やノウハウを蓄積してきた。この知見を有効に活かし、肌にとってマイルド、かつ高い保湿力を持つ化粧水と乳液の開発につなげた」と説明した。


2022年9月14日号 記事一覧

M&A・設立

  • サンドラッグ、愛媛県の大屋を子会社化 「mac」53店舗を運営

会合・発表会

  • JHAI、“ヘルスケア産業の挑戦”テーマに年次大会開催
  • 一般薬連&OTC薬協、セルメ税制創設5年をテーマにセミナー実施
  • P&Gジャパン、「ジレット プログライドエアー電動」を発表会で披露
  • GSKコンシューマー・ヘルスケア、義歯ケアでメディアセミナー開催
  • 牛乳石鹸共進社、ベビースキンケア新ブランド「カウブランドベビー」発売
  • マックスと万田発酵が異業種コラボ 「健酵入浴液」を新発売

経営・施策

  • 王子ネピア、10月1日出荷分から家庭紙製品価格を15%以上改定へ
  • PALTAC、経済産業省が定める「DX認定事業者」の認定を取得
  • 花王、インドネシア小規模パーム農園対象のグリーバンスメカニズム開始
  • コーセー、業界初、マスバランスアプローチのバイオマスプラを容器に採用
  • 花王、新・衛生習慣プログラム「みんなで手あらい 盲学校向け」制作
  • ライオン、口周りの筋力トレーニングを実施できるプログラムを開発
  • 牛乳石鹸共進社、軽音楽部のクラブコンテスト「スニーカーエイジ」に協賛

製品・サービス

  • P&Gジャパン、「ファブリーズW消臭玄関用消臭剤+抗菌」新発売
  • 明色化粧品、3ステップの新毛穴専門スキンケア「ケアナボーテ」新発売
  • ライオン、「ルックプラス泡ピタトイレ洗浄スプレー」につめかえ大サイズ

宣伝販促

  • 花王「トワニー」、ミッツ・マングローブ出演WebCM公開中
  • クラシエHP、「マー&ミーラッテ」#ほっぺぎゅー画像投稿キャンペ実施

研究・開発

  • 花王、質の良い睡眠は美肌への第一歩 日々の睡眠と肌状態との関連調査
  • バスクリンが共同研究 入浴剤入浴の習慣化で生活リズムの良好化に有用

調査・統計

  • 経済産業省、電子商取引に関する市場調査 令和3年EC市場は20.7兆円

イベント・展示会

  • AJS、秋季展示会を京都で開催 356社が出展
  • コーセー、社員向けメンズメイクセミナー開催 “身だしなみメイク”紹介

時評・コラム

  • 泡沫 民族楽器・バンドゥーラにウクライナの魂を見た

特集 【キッチン・手袋】

    経営・施策

    • 台所用洗剤 21年も家庭内需要堅調に 詰替大容量品の拡大が顕著
    • 家庭用手袋 21年は特需落ち着くも需要高止まりに 若年層の使用率が拡大
    • 三興化学工業 “3J”をキーワードに商品力をアピール

    製品・サービス

    • 花王 「キュキュット」シリーズ積極展開 今春大改良を実施
    • サバ 「エコシャボン」安全性・環境に配慮し、より高い洗浄力で好調
    • ミマスクリーンケア 「緑の魔女オートキッチン」が売れ筋に
    • ライオン 「CHARMY Magica速乾+カラッと除菌」など活発展開
    • ハイネリー 食器洗いには安心・安全な石けんを
    • ショーワグローブ 「ナイスハンド」から使いきりタイプ発売
    • エステー 「ファミリー」ラインアップ拡充 マンガ企画でファン拡大へ
    • サラヤ 「ハッピーエレファント野菜・食器用洗剤」リニューアル
    • オーエ キッチンスポンジ「タフポン」リニューアル
    • 旭化成HP 「ジップロック スクリューロック/コンテナー」限定品発売


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。