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2021年1月27日号掲載記事より

ライオン、「e-presentation2021」開催 生活習慣より良く変え市場活性化

ライオン、「e-presentation2021」開催 生活習慣より良く変え市場活性化

 ライオンは1月18日、ライオンプレスクラブを対象に「ライオンe―プレゼンテーション」を行い、今春の新製品・改良品並びにマーケティング施策を発表した。
 はじめに久米裕康取締役上席執行役員があいさつし、「今春の新製品の説明会は例年のように一カ所に大勢集まっていただくことができないので『e―プレゼンテーション』という形で実施しているが、例年と同じように我々の商品への思いが伝わるようコンテンツを作り上げた。間接的な説明会ではあるが我々の思いをご理解いただきたい」と述べた。
 次に、「e―プレゼンテーション」冒頭の掬川正純社長の動画によるあいさつ「当社の事業活動は人々の生活習慣をより良い形に“リ・デザイン”し、それを通じて生活者の心と体に貢献していくことである。今回の新製品もその目的に沿ったものであり、同時に日本市場の活性化、高付加価値化につながるものと確信している。皆さまのお力を借り、人々の生活習慣をより良く変えて、市場を活性化していきたい」が紹介された。
 この後、ヘルス&ホームケア事業本部事業統括部の野村守副主任部員がオーラルケア、ビューティケア、ファブリックケア、リビングケア、薬品各事業分野での新製品、マーケティング施策について説明。「ソフラン プレミアム消臭」や「青のキレイキレイシリーズ」「hadakaraボディソープ 泡で出てくるサラサラfeelタイプ」などを披露した。

JACDS、定例記者会見でDgSショーの特色など説明

JACDS、定例記者会見でDgSショーの特色など説明

 一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は1月15日、都内事務所で「定例合同記者会」を開催。その席で、「第21回JAPANドラッグストアショーオンライン」について実行委員長である江黒太郎氏(クスリのマルエ社長)が、初のオンライン開催で臨む意気込みと新たな特長、開催に向けての進捗等について説明を行った。
 今回のテーマは、「ドラッグストアからの未来の健康社会づくり~ライフスタイルの転換期 セルフメディケーション生活実現へ」。会期は【ビジネスデー】が3月17・18日の2日間、【一般デー】が3月13~21日の9日間となる。
 江黒委員長は、「大きな違いは、時間と場所の制約から解放されていること。遠方の生活者や関係者を含めて誰でもアクセスできることはメリットだと思う」と説明した上で、「一般来場者にはZoomを活用した接客ルームも準備した。またライブ配信を含めた各種オンラインセミナー・イベントの実施も予定し、来場者が楽しみ、学ぶ機会を多く用意した」と述べ、展示内容が多くの来場者の満足を得られるものという強い思いを語った。
 また、一般来場者促進の活動については、全国の会員店舗でポスター掲示や名刺大カードの配布を絡めての告知を推進する(Web広告も予定)。江黒委員長は、オンラインなので実際に店頭で働く社員・スタッフ全ての人たちの参加を呼び掛ける方針も明らかにした。

アース製薬、グループ方針発表会をオンライン開催 新商品など紹介

アース製薬、グループ方針発表会をオンライン開催 新商品など紹介

 アース製薬は1月19~22日にオンラインでのグループ方針発表会「EARTH GROUP EXHIBITION 2021」を開催した。
 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、オンラインでの開催となった今年の発表会は、冒頭に川端克宜社長があいさつを述べるとともに、経営方針、営業方針、そして新商品紹介を行った。
 この中で、2021年のアースグループの経営方針について昨年発表した21年から23年までの新中期経営計画のポイントを示し、その4つの柱として「①アジア収益基盤の拡大」、「②ESG・オープンイノベーション」、「③コストシナジー創出」、「④モノサシ・インフラ刷新」について説明を行った。
 また、営業方針では、コロナ禍における生活様式の変化の中で、グループ各社の多くの商品が必要とされていることや、虫ケア用品については、昨年は予想を上回る需要拡大の中で、欠品が生じたことについて謝意を表するとともに、今年は欠品を起こさないように、「昨年秋からの前倒し生産」をはじめ、「製品部材の在庫拡充」、「生産ラインの拡充」など具体的な対策を説明した。
 川端社長は「お客様目線を大切にしながら市場拡大に貢献していく」と方針発表を締めくくるとともに、約15分間にわたる方針説明の最後に、クイズを出すなど、オンラインの発表会にも趣向を凝らし、楽しく飽きさせない工夫も随所に取り入れたものとした。
 なお、オンライン発表会では、方針発表に加えて、バーチャルな都市空間に参入カテゴリーごとにブースを設けて新商品や主力品を紹介、さらにバスクリン、白元アース、アース・ペット、アース環境サービスのアースグループ各社のブースも設けられ、それぞれの取り組みや商品紹介などが行われた。

ライフコーポ、健康訴求の新PB・新業態「ビオラル」の展開を加速

ライフコーポ、健康訴求の新PB・新業態「ビオラル」の展開を加速

 ライフコーポレーションはこのほど、生活者の高まる健康志向に対応するため、オーガニック・ローカル・ヘルシーなオリジナル商品を軸とする新プライベートブランド「BIO-RAL(ビオラル)」を立ち上げ、ナチュラルスーパーマーケットを標榜する新業態「ビオラル」の展開を加速させている。
 「BIO-RAL」は、独語の「BIOLOGISCH(有機の)」と英語「NATURAL(自然)」からなる造語で、コンセプトは共に、「オーガニック・ローカル・ヘルシー」。
 新PB「BIO-RAL」では、体に優しい素材や製法、健康や自然志向にあわせて開発したオリジナル商品を昨年12月から首都圏の店舗で販売を開始した。これまで「ライフナチュラル」ブランドで販売してきた商品は全て「BIO-RAL」に刷新される。
 一方、近畿圏ですでにスタートしている新業態「ビオラル」は、同じく昨年12月末に「ビオラル丸井吉祥寺店」(武蔵野市)を開設し、首都圏に初進出している。

森友通商、製造から3年経過の「除菌モーリス」でも除菌効果を確認

森友通商、製造から3年経過の「除菌モーリス」でも除菌効果を確認

 森友通商は、次亜塩素酸水「除菌モーリス」の除菌効果試験を第三者分析機関(日本食品分析センター)で実施し、製造日から3年が経過した製品でも5分で99.9%の除去率が確認されたと発表した。
 新型コロナウイルスの流行に伴い、政府(経産省・NITE)はアルコールの代替材として「次亜塩素酸水」のウイルスに対する効果を確認した。その発表を受けて、一般消費者からも「次亜塩素酸水」は注目をされるようになり、今では除菌剤の当たり前の選択肢として広く認められるようになった。
 しかし、次亜塩素酸水は経時劣化を伴う性質があり、有効塩素濃度(ppm)は時間の経過とともに減少していく。次亜塩素酸水を選ぶ際には、有効期限とその根拠を確認することが大切であると考えられる。
 今回、同社は製造から3年が経過した「除菌モーリス」で除菌効果試験を実施し、芽胞菌に対する有効性を確認した。
 「芽胞菌」は食中毒などの原因にもなる100℃の熱でも死なない「最強菌」と言われている耐性の強い菌。アルコールでは芽胞菌を殺菌することはできないとされている。


2021年1月27日号 記事一覧

M&A・設立

  • ポーラ・オルビスHD、トラベルリテール事業子会社を香港で設立

会合・発表会

  • ボランタリーチェーン協会、新春記念講演会・賀詞交換会オンライン開催
  • タケックス、竹柚出含有アルコール製剤の新型コロナ不活化効果を確認

経営・施策

  • 資生堂、パーソナルケア事業譲渡に関する報道にコメント発表
  • 新日本SM同盟、提携2年間の取り組み現状を報告 共同販促など実績強調
  • プラネット、ロジスティクスEDI概要書をバージョンアップ
  • コーセー、新たに21万点の化粧品を寄贈 医療従事者応援プロジェクトで
  • イオン、グリーバンスメカニズム「お取引先さまホットライン」開設
  • ユニ・チャーム、ダイアナ ユニ・チャーム工場でグリーン電力約22%発電
  • 花王の高耐久アスファルト改質剤をウエルシアが新店駐車場舗装に採用
  • サミット、衣料品チェーン「サミット・コルモ」と4月に経営統合へ
  • エステー、ニューノーマル花粉対策ガイドを公開 コロナ&花粉乗り切る

製品・サービス

  • ニベア花王、“3つの汗臭”に対応するスプレー3アイテム新発売
  • ニベア花王、男性向け「8×4MEN 濃厚ロールオン」新発売
  • クラシエHP、「ディアボーテHIMAWARI」スムース&リペア新発売
  • 明色化粧品、ベースメイク「モイストラボ」をバージョンアップ
  • クラシエHP、男性用除毛クリーム「エピラットオム」新発売
  • 伊勢半、「ヒロインメイク」「キスミーフェルム」など春の新商品発売
  • バイソン、気圧変化の不調に悩む女性へ新ブランド「アメラック」発売
  • 再春館製薬所、スキンケアブランド「ドモホルンリンクル」主力4製品改良
  • 花王、「ソフィーナ iP」から機能性表示食品発売
  • ニベア花王、「ニベア」から初のメイク落とし発売
  • ライオン、「ソフラン プレミアム消臭」改良 3D深層コーティング採用
  • P&G、「ボールドジェル」「ボールドジェル3D」をリニューアル
  • 大日本除虫菊、「イヤな虫ムエンダー」など春の新製品を発表
  • エステー、無香タイプの「消臭力」限定デザイン2品発売
  • 牛乳石鹸共進社、泡で出てくるミルキィボディソープに新しい香りを追加
  • 日本製紙クレシア、「ポイズ肌ケアパッド」春限定パッケージ発売
  • アロエガーデン、2種類のアロエベラエキス配合のシートマスク新発売

宣伝販促

  • 大王製紙「エリスコンパクトガード」、ラブ・ライナーとコラボキャンペ

人事・組織

  • ユニ・チャーム、3月26日付予定の取締役の異動を発表
  • セブン-イレブンJ、物流・商品部門人事異動を発表

決算

  • 薬王堂HD、2021年2月期第3四半期決算 売上高は2ケタ増
  • 良品計画、2021年8月期第1四半期業績は国内・東アジア好調で増収増益

研究・開発

  • 花王と京大、「使用済み紙おむつの炭素化リサイクルシステム」実証開始
  • 花王「ファインファイバー技術」、肌を守る機能が明らかに

調査・統計

  • JILS、コロナによる物流への影響を調査 人材・組織の課題解決最優先
  • KSP-POS 2020年 年間カテゴリー別ランキング

イベント・展示会

  • 西日本医療品総合展示会、4月28日に開催を延期
  • 「第2回全卸連プレゼンツJPBA☆SSSカップ」好評価 50社以上が協賛
  • ココカラファイン、「バーチャルフェスタ」2月12~16日にオンライン開催

施設・店舗

  • 三菱倉庫、埼玉県三郷市にEC向け物流センター新設 7月稼働予定
  • ファンケル、銀座スクエアに「旅するスクエア湯」開設 癒しの空間を提供

時評・コラム

  • 泡沫 リモートが主流も説明会・フェアに全力


上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。