2020年6月24日号掲載記事より
セブン&アイHD、新会社ヨーク最新店舗「新宿富久店」内覧会開催
セブン&アイホールディングスのグループ会社・ヨークは6月17日、「イトーヨーカドー食品館新宿富久店」を改装した新仕様の食品スーパーマーケット「ヨークフーズ新宿富久店」を開設。当日はマスコミ向けの内覧会を実施、事業展開や店舗概要等の説明を行った。
同店はセブン&アイグループが成長戦略の要と位置付ける「首都圏食品戦略」展開の一環として、「イトーヨーカドー食品館」を新屋号「ヨークフーズ」に変更、品揃えや売り場レイアウト等を刷新した初の店舗で、「新たな都市型フォーマットのフラッグシップ店舗」となる。総アイテム数は9600品目、うち加工品・非食品は6800品目。
同社によれば、商圏人口は約11万6500人(約7万5000世帯)。ターゲット層は、20~40代の若いファミリー層としている。オフィスとマンション等住宅街が隣接する複合エリアで、日中はランチ向け惣菜の需要が高いエリアとのこと。
そうした中食ニーズに対応するため、惣菜売り場スペースを改装前の1.2倍に拡大させ、自営のベーカリー「Bonheur(ボヌール)」を新設。昼は、手作り弁当類や惣菜等の品揃えを強化し、夕方の夕食の支度を時短でサポートする生鮮品を取り揃えた。
この他、時短×簡単×本格的をキーワードに開発した同社オリジナルのミールキット販売や、ランチや忙しい日に便利なフリーズドライ商品やスープ等の売り場をひとくくりにまとめる、デジタルプライサー全採用など、新たな取り組みが多々見て取れる。
一方、生活用品売り場も、ワンストップショップニーズに対応するべく、幅広く商品を取り揃えている。中でも特にペット用品は充実させており、フードは定番からグレインフリー、小容量タイプまで、シートや猫砂も一定の品数が揃っている。
牛乳石鹸共進社、手洗いソング「Love and Wash」公開
牛乳石鹸共進社はこのほど、新型コロナウイルス感染の影響を受けたのちの新しい生活スタイル定着に向けて、手洗いメッセージを優しい楽曲にのせた牛乳石鹸×Maica_nによる手洗いソング「Love and Wash」を制作、同社HP、YouTubeで公開した。
5月25日に緊急事態宣言が解除され、新しい生活スタイルの定着に向けての一歩が始まった。外出が緩和されるとますます手洗いが重要になる。外出先で何かに触れたとき、帰宅したとき、食事の前後、その間の時間。などなど手を洗うシーンは沢山ある中で、手洗いを忘れず、正しく、そして楽しくしてもらえるように、牛乳石鹸から手洗いメッセージムービーを音楽にのせて届ける。歌うのは注目の新人アーティストMaica_n。
同社では、「手洗いは決して自分のためだけにするものではない。周りの人や、未来の笑顔に向けて、いま自分にできること、それが手洗い。『with Love』『with手洗い』。1人でも多くの人に聴いてもらい、温かい気持ちになっていただきたい。そして、手洗いというアクションにつながることを願って」と述べている。
「@cosmeベストコスメアワード」上半期新作ベストコスメ発表
アイスタイルは6月11日、「@cosmeベストコスメアワード2020上半期新作べストコスメ」を発表。今回の総合大賞はランコム「クラリフィック デュアル エッセンス ローション」が受賞した。
「上半期新作ベストコスメ」は、この半年間(19年11月1日~20年4月30日)に発売された新商品を対象としており、「@cosmeベストコスメアワード」の上半期における新人賞だ。
アイスタイルによると今年上半期の主な傾向は、①スキンケア需要の高まり②メイク商品への関心は新型コロナウイルスの影響でダウン傾向③オンライン先行販売を起点としたマーケティング手法がコロナ禍でも効果を発揮――だった。
大賞のランコム「クラリフィック デュアル エッセンス ローション」は、化粧水でありながら、よりうるおいを感じられるオイル配合であること、古い角質をはがれやすくし、肌の生まれ変わりを促すことが期待できる酵素を配合していることといったスキンケア需要に応える特長がある。また、オイルを配合した2層式のため、容器を振ってから使うという使用工程や、オイルが混ざりやすいよう容器にウィスク(泡立て器)が内蔵されている目新しさにより、化粧水というベーシックアイテムに「使用工程の楽しさ」「気分が上がる」といった情緒的価値が加わったことを評価するクチコミが見られたという。
2位はアテニア「スキンクリア クレンズ オイル アロマタイプ」、3位は資生堂「エリクシール シュペリエル つや玉ミスト」、4位は花王「SOFINA iPベースケアセラム(土台美容液)」と上位4位がすべてスキンケア商品となった。
ジェクス、「CHUCHU」「ZONE」のグローバルイメージキャラに蒼井そら起用
ジェクスはこのほど、国内外で活躍するタレントの蒼井そらを育児用品ブランド「CHUCHU」、コンドームブランド「ZONE」のグローバルイメージキャラクターに起用したことを発表した。
蒼井そらは中国で人気タレントとして活動する中、昨年には双子を出産し、母としての奮闘も話題となった。同社は、蒼井そらをグローバルイメージキャラクターに起用することにより、一見、真逆と思われる「性」と「生」を「人が育む愛」として結び付け、強い信念のもと活動していく。
今回のグローバルイメージキャラクター就任について蒼井そらは、「女性の妊娠・出産だけではなく、女性の性に対して、性感染症の予防ができる『コンドームを啓発』し、世の中の人の役に立てるならとても嬉しい。
ジェクスは、育児用品や、女性に優しいコンドームを手がけている点など、大切な『家族』を守っていきたい私にとって、ベストマッチだと思い、このブランドのイメージキャラクターになることを決めた」とコメントしている。
今後同社は、育児ブランド「CHUCHU」、コンドーム「ZONE」を、国内外で絶大な人気を誇る蒼井そらとともに、主に中国での活動を中心にシェア拡大に取り組んでいく。
奥野晴明堂、「アマビエ祈願線香」新発売 様々な願い込めた線香を商品化
堺の有力線香メーカー奥野晴明堂は、「アマビエ祈願線香」(3品)を6月2日に新発売した。
世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大が続く中、同社ではこの疫病に打ち勝つことをはじめ、様々な願いを込めた線香として「アマビエ祈願線香」(疫病退散香、悪霊退散香、病魔退散香の3品)を商品化したもの。
商品名にもある「アマビエ」とは、疫病を退散させる妖怪で、商品名だけでなく、同品のパッケージにもデザインされている。
また、アマビエ祈願線香・疫病退散香には、漢方薬の原料としても使用される陳皮を配合。
同じく悪霊退散香にはハーブ精油・ローズマリーを配合。
そして、病魔退散香には、古くから抗菌・防腐に優れていると言われ、抗老化、抗酸化作用もあるとされている乳香(フランキンセンス)を配合している。
2020年6月24日号 記事一覧
M&A・設立
- 三井物産、中間流通子会社4社を資本統合 三井物産流通HD設立
会合・発表会
- 東海卸組合、第64回令和2年度総会中止 役員会を書面審議で実施
- 千葉卸組合、第52回通常総会を書面決議で実施
経営・施策
- コロナ禍が業界に与えた影響は 各企業の発信内容を本紙記事から見る
- 三省製薬 60周年事業をスタート 美容成分の工場新設など
- ユニ・チャーム、生理ケアの理解促進 企業向け研修プログラムを推進
- 花王、「花王グループ製品セット」を医療従事者に向けて提供
- 桃谷順天館、創業135周年特設コンテンツを自社HP内にオープン
製品・サービス
- 花王、「エストバイオミメシスヴェール」が美ST美家電賞1位を受賞
- P&G、「アリエール」液体洗剤2品が洗濯でウイルスの除去できると確認
- 良品計画、「無印良品」約500品目をローソン都内3店舗で実験販売
- デンタルプロ、「ブラックウィズ」が好調 コロナ禍で「舌ブラシ」に注目
- カネボウ化粧品、化粧下地とファンデを“混ぜる”ベースメイク発売
- クラシエHP、「マー&ミーラッテ」から洗い流さないトリートメント発売
- コーセー、「ワンバイコーセー保湿美容液」パワーアップリニューアル
- マンダム、シート状美容液「ダイレクトセンサーパッチ」通販で発売
- 王子ネピア、「ネピア長時間フィットマスク50枚入」発売
- ライオン、「hadakaraボディソープオイルインタイプ」新発売
- ライオン、「クリニカアドバンテージNEXT STAGEハブラシ」から追加品
- ユニリーバ、「ダヴ ボディウォッシュ 日本限定セット」DgSで発売
- 小林製薬、「トイレの消臭元CLEAN」「噛むブレスケア」でポケモンコラボ
- マクセル、スマホ用アルカリ乾電池式充電器「MPC-CD6V」新発売
宣伝販促
- 花王、「#夏もキュレル」キャンペ実施 夏のスキンケア意識調査も実施
- 貝印、「伊勢谷友介のEARTH RADIO」の総再生回数500万回突破を報告
人事・組織
- 丹羽久、代表取締役に丹羽誠氏を選任
- サミット、役員および執行役員人事を発表
研究・開発
- 油脂工業会館、研究報告書を公開 持続可能な油脂原料調達へ
- ホーユー、ダメージで失った毛髪内主要成分を補充できる新技術を確立
- バスクリン、共同研究で新入浴習慣を提案 HSP入浴法継続で健康維持
調査・統計
- 東家同 20年5月度市況概況価格調査 荷動き及び商品供給面で安定
イベント・展示会
- ファンケル、PGAツアー「ファンケル クラシック」中止に
- ブティックス、介護業界向けオンライン展示会を7月14日から開催
- 貝印、サブカルチャーマガジン「EYESCREAM」とオンラインイベント開催
施設・店舗
- 資生堂、「資生堂ビューティ・スクエア」東京・原宿駅前にオープン
時評・コラム
- 泡沫 梅雨空の中、政治の現状を案ずる
- 日雑談 コロナ禍の影響ここにも 地域の期間限定店舗にふれて
上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。