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2020年5月27日号掲載記事より

ユニ・チャーム、2020年12月期第1四半期連結業績は9%増収、50.7%増益

 ユニ・チャームはこのほど、2020年12月期第1四半期決算短信(連結)を発表。売上高1837億8800万円(前年同期比9.0%増)、コア営業利益302億8100万円(50.7%増)、税引前四半期利益279億1000万円(33.3%増)、四半期利益212億2800万円(41.8%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益192億1500万円(51.3%増)と、9%の増収、50.7%の営業増益と過去最高を更新。新型コロナウイルスによる影響を除くと、約5%の増収、約44%の大幅増益となった。
 セグメント別では、パーソナルケア(ベビーケア関連・フェミニンケア関連・ヘルスケア関連・クリーン&フレッシュ関連)は売上高1605億9900万円(8.2%増)、ペットケアは売上高213億2000万円(14.2%増)、その他は売上高18億6800万円(27.4%増)となった。
 日本では、感染予防意識の高まりによる衛生用品の需要拡大と、家庭内備蓄の増加で大幅な増益となり、新型コロナウイルスの影響を除くと、約6%増収、約58%増益となった。
 海外では、新型コロナウイルスが与えた影響は軽微で、中国での新型コロナウイルスの影響は3月から回復傾向になり、タイ、中国、インドが伸長し、全体収益を牽引した。

ハリマ共和物産、2020年3月期連結決算は売上高、経常利益で前年増達成

 ハリマ共和物産の2020年3月期連結決算の業績がこのほど発表された。
 これによると、売上高は518億2900万円(7.5%増)、営業利益は15億9100万円(1.1%減)、経常利益17億5700万円(1.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益11億9600万円(0.2%減)となり、売上高、経常利益で前年を上回った。
 同社は、当期の業績の概況について、「卸売業として保有する商流・物流・商品開発・情報・金融等の機能の更なる充実を図り、特に商流・物流のネットワーク構築を優先課題として取り組み、取引先の要望にスピーディに対応できる体制を整えるとともに、商流・物流一体となった総合的な流通サービスの提案を推進。主要顧客への販売が堅調であったことから売上高が前年同期比7.5%増と堅調に推移し、利益面では、運送費や人件費などの経費の増加があった半面、売上高増加に伴う売上総利益の拡大が寄与し、営業利益は前年同期比1.1%減となったものの経常利益は1.1%増とプラスに、また親会社株主に帰属する当期純利益は0.2%減と僅かながら前年同期比を下回った」と総括した。
 なお、2021年3月期の業績予想については、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う影響もあり、現段階では未定としている。

SK-Ⅱ、競泳・池江選手とパートナーシップ フォトダイアリー公開

SK-Ⅱ、競泳・池江選手とパートナーシップ フォトダイアリー公開

 グローバルスキンケアブランドSK―Ⅱと競泳・池江璃花子選手は、パートナーシップを組み、新しい一歩を踏み出す。
 白血病の闘病後、1年以上のブランクを経てプールに戻ってから2カ月あまり。池江選手が「今日、みなさんに初めてこの姿をお見せします。」と、ファンに向けてインスタグラムとTwitterで手紙および写真を公開した。
 池江選手は、この1年で発見した自身の新たな一面を見せながら、今のありのままの自分を撮影してほしいと希望した。「自分に正直で、真摯でありたいという私の気持ちをSK―Ⅱは大事にしてくれました。私の心の準備ができた時に、私らしいやり方で。皆さんに回復への道のりを、メッセージとして発信することをサポートしてもらい感謝しています。」と池江選手とSK―Ⅱとの取り組みについて述べている。
 池江選手がSK―Ⅱとコラボレーションし、彼女の軌跡やメッセージをあますことなく描いたインタラクティブなフォトダイアリー“This Is Me”も同時に公開される。どんな時にも、前向きで強さをもって生きる池江選手の願いが込められた“This Is Me”の第1章は、https://sk-ii.jp/rikakoikeeで観ることができる。

アイセイ薬局、オンラインストア開設 PB化粧品・日用品の販売を強化

 東日本を中心に372店舗を展開する調剤薬局チェーン・アイセイ薬局は、プライベートブランド「KuSu(クス)」の化粧品・日用品などを販売するオンラインストアを6月1日から開設する。
 「KuSu(クス)」は、年間860万件の患者の声と薬剤師1500人以上の知識と経験から生まれたヘルスデザインブランド。また、確かな品質にこだわり、国内工場で徹底した管理のもとで生産している。
 すでに発売している、「KuSuハンドクリームPro」の他、今後は、5月25日に新発売した第2弾製品「KuSu日焼け止めクリームPro」をはじめ、化粧品や健康食品、日用品などを取り揃えていく予定。
 同社では、「新型コロナウイルス感染対策として『新しい生活様式』が公表された今、生活者の毎日の健やかな暮らしに寄り添い、より豊かにする場として展開していく」としている。

サンスターが調査 自宅時間増加で約2割がオーラルケア行動に変化

 サンスターグループは、「歯と口の健康週間」(6月4日~10日)を迎えるにあたり、全国の男女1000名を対象に「新型コロナウイルスの影響や外出自粛の要請による生活の変化に関する調査」を実施した。
 その結果、お口の状態やオーラルケアの意識の変化について、2人に1人が「変化があった」と回答(56%)。「マスクをすることで、自分の口臭が気になるようになった」、「歯医者に気軽に行けない為、歯や口の状態を気にするようになった」、「好きな時間に歯みがきがしやすくなった」、「歯みがきなどのオーラルケアの意識が高まった」などの声が挙がったが、オーラルケア行動に実際に「変化があった」人は5人に1人に留まった(21%)。
 また、「食生活」では、3割が「変化があった」と答え、その理由として「お茶やコーヒーを飲む頻度が増えた」(53%)、「冷凍・レトルト食品の利用頻度が増えた」(43%)、「間食の回数が増えた」(43%)などが挙がった。
 普段の生活において、最も大きく変化した1位が「外出」(54%)で、次いで2位「買い物」(45%)、3位「人とのコミュニケーション」(35%)という結果となった。
 複数回答として、「人とのコミュニケーション」では、直接会って話す機会・全体的な会話の量が共に大きく減少した。


2020年5月27日号 記事一覧

会合・発表会

  • JACDS等4団体、定例合同記者会をリモート開催

経営・施策

  • Amazon、医療機関の関係者向けに「新型コロナ対策 特設ストア」開設
  • 電通リテールマーケティング、第三者割当増資を実施
  • 大阪卸組合、組合員・賛助会員らに社内用マスクを配布
  • 桃谷順天館、フェイスシールド7000枚を医療従事者向けに寄付
  • ユニ・チャーム、「環境目標2030」設定 全社の環境重点目標として
  • 花王、「花王社会起業塾」20年度塾生募集を開始 若手社会起業家育成支援
  • P&G「パンパース」、家族の「おうち時間」を応援する取り組みを開始

製品・サービス

  • 資生堂、新スキンケアブランド「BAUM」の発売延期を発表
  • ユニ・チャーム、「ソフィセンターインコンパクト1/2」限定品発売
  • 王子ネピア、「ネピアJAPAN premium」ポケモン限定品発売
  • ユニリーバ「ラックス」、サンリオの人気キャラのコラボ商品を限定発売
  • UYEKI、「スーパーオレンジ」積極展開 根強い人気の住居用万能洗剤
  • ネイチャーラボ、「ランドリン」から夏季限定品「サマーモヒートの香り」
  • カネボウ化粧品、高機能フェースパウダー最新作の予約を開始
  • 花王、ヘルシアウォーターから「ライチ味」限定発売
  • ファンケル、「不織布マスク子供用(小さめサイズ)」ECで販売開始
  • ウエルシア薬局、宝島社とコラボエコバッグ発売 レジ袋有料化に合わせて

宣伝販促

  • ライオン、「メソッド」新TVCMにCM初出演の竹内由恵を起用
  • ユニリーバ、「ダヴ」新TVCM「#守るために、洗おう」放映中
  • エステー、脱臭炭・米唐番の「夏のおこづかい」キャンペーン実施中

人事・組織

  • アルフレッサHD、取締役専務執行役員・荒川隆治氏が新社長就任へ

決算

  • 東邦HD、2020年3月期決算は増収増益に
  • 中山福、2020年3月期連結業績は減収減益に
  • P&G米国本社、1-3月期業績は純売上高5%増
  • メディパルHD、2020年3月期連結決算は5期連続の増収

研究・開発

  • サラヤ、同社製品・除菌成分の新型コロナ病原体用いた有効性評価試験開始
  • 小林製薬など、宇宙船内を抗菌加工する技術の共同研究開発を開始

調査・統計

  • ライオン、「ワキ汗」調査 女性にとってワキ汗ジミは精神的ダメージ大
  • オムロンHC、新型コロナ流行で約8割以上が「健康に関する意識に変化」
  • 電通、新型コロナウイルスによる生活者意識の変化を日米で比較

イベント・展示会

  • シャボン玉石けん、オンラインによる石けん勉強会を開催
  • J-NET中央、第82回MDF中止を発表

時評・コラム

  • 泡沫 改めて気付かされる国内生産拠点の大切さ

その他

  • 上山遺児育英会、奨学生32名に特別奨学金を給付
  • 新刊紹介 「経営と数学の関わり」(尾田寛仁著)

特集 【歯と口の健康週間】

    経営・施策

    • オーラルケア市場 適切なオーラルケアの浸透を更に推進へ
    • 2020年度「歯と口の健康週間」にあたって 歯磨工会長 濱田和生
    • 歯磨工 「歯と口の健康週間」に向けた取り組みを発表

    製品・サービス

    • ライオン 3つのターゲットに体験価値を提案
    • サンスター 「ガム・ウェルプラス」シリーズ新発売
    • 小林製薬 「ブレスケア」から爽快感を追求した新食感タブレット発売
    • サラヤ 「クルクリンPGガード 薬用ハミガキ」新発売
    • PRページ 花王 3ブランドで生活者のお口の健康を一生サポート
    • UFCサプライ 「こどもハブラシ ブラッシィ」など好調に推移
    • 池本刷子工業 「デュボア オーラルヘルスケアハブラシ」新発売
    • ラピス 「ラピスワンタフトブラシ」が好調
    • エビス ハブラシマーケットの活性化を目指して 企画品など発売
    • ハニック・ホワイトラボ 100%食品使用成分歯膜剤「シマック」新発売
    • ヱスケー石鹸 せっけんハミガキ「ロージーミントハミガキ」積極展開
    • P&G 「オーラルB」から初の歯間クリーナー6製品を発売
    • DHL 曲がるネックの子ども用歯ブラシ「まがるハブラシ」が好評
    • サンギ 「アパガード」35周年 プレミオトライアルセット発売
    • アース製薬 「モンダミン プレミアムケア ストロングミント」新発売
    • ジェクス 「L8020乳酸菌シリーズ」を昨秋に一新
    • 稲田歯ブラシ プレミアム歯ブラシ「デントスターEX」展開中
    • 鳴門屋 「NARUTOネオブラシケア」健康歯ブラシとして好評
    • シャボン玉石けん 「せっけんハミガキ」好調な販売続く

    宣伝販促

    • デンタルプロ 「実感!黒の力キャンペーン」実施中

    調査・統計

    • 歯磨工 2019年度歯磨出荷統計 歯磨類全体の出荷実績は前年上回る


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。