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2020年1月29日号掲載記事より

JACDS、「第20回JAPANドラッグストアショー」概要発表

JACDS、「第20回JAPANドラッグストアショー」概要発表

 日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は1月17日、都内事務所で3月19日から千葉・幕張メッセで開催される「第20回JAPANドラッグストアショー」に関する合同記者会見を実施。今回、実行委員長を務める皆川友範氏(アカカベ社長)が、会の概要や見どころ、協会が考える狙いなどについて説明した。
 20回の節目を迎える「JAPANドラッグストアショー」のメーンテーマは「20回目の誓い 地域に寄りそうドラッグストア~本気のセルフメディケーション、はじめましょう」。皆川氏は「従来のセルフメディケーション、予防的な行動変容という訴求から、今回、測定機器・検査機器の進化を踏まえて、各健康数値が明確化してきた今、その結果からの行動変容を促すため、もうワンランク質の高いセルフメディケーションをアピールしていきたい」と語った。
 また、見どころについては、恒例のドラッグストア業界の今を紹介する「テーマブース」、今回新設となる「食と健康ゾーン」「健康管理・セルフケアコーナー」などの注目展示を紹介。特に「テーマブース」については、「今回は『尊敬される企業集団を目指して』というコンセプトを掲げた。協会が注力する環境問題やSDGsへの取り組みなど分かりやすく展示することで、ドラッグストアの役割や機能を提示し、業界自体をアピールしていきたい」(皆川氏)と強調。目指す10兆円産業の実現の進展につなげたい意向を示した。
 なお、開催日程は3月19(木)~21日(土)の3日間。バイヤーズデイは19日、一般公開は20、21日となる。出展企業は昨年末時点で395社・1235小間、来場者数は昨年同様の約12万人を想定しているという。

P&G「パンパース」、新子育て支援PJがスタート 都内で発表会開く

P&G「パンパース」、新子育て支援PJがスタート 都内で発表会開く

 P&G・ジャパンは1月21日、乳幼児用紙おむつブランド「パンパース」として、全国のママ・パパの子育てを応援する「あなたらしい子育てが、いちばん。」プロジェクトを開始した。それに伴い、都内で概要の詳細を説明する記者発表会を開催した。
 同社ベビーケアアソシエイトブランドディレクター・瀬戸温夫氏は、応援プロジェクトの意図を説明するとともに、「あなたらしい子育て」を具現化させるための支援活動の第1弾として、「ママ・パパのお出かけ応援」を開始したことを発表。その理由として、多くのママ・パパが、①子育てでは外出が大きな位置を占めている②しかし外出には不安・心配が大きい、と悩んでおり、特におむつ交換への不安を挙げるママ・パパが7割超いること。そして、公園や駅・道の駅、など公共施設におむつ台を希望していることなどが判明したことを挙げ、「まずは赤ちゃんとのおでかけ応援として、道の駅におけるおむつ交換台やベビーケアルームなどを設置し、快適な外出をサポートしていく」とその概要を語った。
 具体的には、一般社団法人全国道の駅連合会と連携し、全国1160駅ある「道の駅」に、誰でも使えるおむつ交換台を順次導入していく。1月21日から設置がスタートし、2月上旬まで4箇所への導入を予定する。同社では今年中に100台の設置を目指す。
 当日は、昨年10月に第2子が生まれたばかりで現在子育て真っ只中という芸人・太田博久とモデルの近藤千尋夫妻がゲストとして登場。同社が実施した調査結果と同様、「外出時でのおむつ交換が不安」「男性トイレにおむつ交換台が少ない」など課題を挙げた上で、さらなる育児環境の向上を訴えていた。

東流社、「春の商談会」開催 設立25周年迎え原点踏まえたテーマを設定

東流社、「春の商談会」開催 設立25周年迎え原点踏まえたテーマを設定

 東流社は1月22~23日、「2020年春の商談会」を開催、新製品や東流社独自の販促企画など様々な提案を行った。出展メーカーは145社。2日間で取引先小売業、関係会社等、約600人が来場した。
 今回の「春の商談会」は、設立25周年を迎えた東流社の設立の原点を踏まえて「思い・伝える・広がる」をテーマに掲げた。
 会場は、東流社による提案コーナー、メーカーコーナー、商談コーナー、休憩コーナーで構成。提案コーナーでは、「2020年春の新製品」、「化粧品売場提案」、「ペット売場提案」、「多忙な生活からゆとりある生活へ」、「平成のヒットカテゴリー」、「東京オリンピック・パラリンピックに向けて~考えよう!備えよう!楽しもう!」、「洗剤定番売場にこれ一品」、「女性目線売場提案」、「エンドサイド吊り下げ商材提案」、「震災復興支援商品」、「プラゴミ減量対策」、「販促ツール・POP」など様々な売り場提案によって、来場者の関心を集めた。
 東流社の「春の商談会」は、設立20周年を記念して開催したMDフェア(2014年)がきっかけとなって始まったもの。当初は設立20周年の記念事業として1回だけの開催を予定していたが、日用品・化粧品業界では東北での本格的な展示会・商談会がなかったことからメーカー・小売店の評判が良く、翌年から実際に商談を行う「春の商談会」として開催し、設立25周年の今年で6回目となった。今商談会の売上目標は95億円(2~4月予算+6月までの夏物商品)。

トゥディック、春の商談会開催 自社開発製品の第2弾も披露

トゥディック、春の商談会開催 自社開発製品の第2弾も披露

 トゥディックは1月21~22日の2日間、金沢市内で「2020年第27回トゥディック春の商談会」を開催。出展メーカー約80社(共同企画展示との合計は100社)による春の新製品や同社の企画提案などを一堂に披露し、両日で販売業者ら約80社240名が来場した。
 会場では、入口付近の「新製品コーナー」で出展メーカーの春の主な新製品を紹介したほか、会場奥のスペースでは、近年同社が注力している「催事販売コーナー」の企画として、「掘り出し陶器市」「夏の行楽用品(海水浴グッズ・花火など)」の提案例を発表。また、同社独自の取り組みである北陸の素材を配合した自社開発ブランド「HUGHAPY(ハグハピ)」からは、ハンドクリームに続く新アイテムとして、今秋発売予定の「リップクリーム」が来場者に披露された。
 なお、商談会初日には宮越一郎社長と長田桂一業務部長が出席のもと記者会見が開かれ、はじめに宮越社長が、直近までの業績について報告。「上半期は売上げが好調に推移したが、11月は増税の反動が見られ、12月末までの通期では微減で推移している。今年は暖冬により雪が非常に少ないため、季節商品に影響が出ている」と述べた。
 一方、今年の抱負については「近年は物流コストの上昇が利益圧迫の要因となっており、これを補うため、新たな販路や新カテゴリーの取り扱いが不可欠である。自社製品ブランドの『ハグハピ』もその一環であり、今後も地元企業との取り組みを深めながら育成を進めていきたい」と語った。

コーセー、「雪肌精 MYV」を「雪肌精 みやび」に改称

コーセー、「雪肌精 MYV」を「雪肌精 みやび」に改称

 コーセーは、同社を代表するスキンケアブランド「雪肌精」が今年5月に誕生35周年を迎えることを機に、ブランドのグローバル化を加速させ、更なる認知の拡大と顧客接点の強化を進める。
 第1弾として、「雪肌精」の高付加価値シリーズとして従来展開してきた「雪肌精MYV」を、ブランドの最高峰シリーズとして位置づける「雪肌精みやび」と改称し、新たなマーケティング戦略①「雪肌精みやびアルティメイトライン」の発売②「雪肌精みやび」のグローバルミューズとして羽生結弦選手を起用③国内外の「雪肌精グローバルカウンター」のリニューアル――の3つの戦略を展開する。
 「雪肌精MYV」は、マス市場で人気の「雪肌精」の高付加価値シリーズとして2016年に誕生、アジアを中心に2つのスキンケアライン「コンセントレートライン」「アクティライズライン」とベースメイクを展開しているが、さらなるグローバル展開の強化を見据え、“日本発”を想起しやすいよう、今年3月1日から「雪肌精MYV」を「雪肌精みやび」に改称する。
 なお、ロゴの平仮名部分の書体は書家の岡西佑奈氏が担当する。「青曲」などの作品を通して青い地球を表現する岡西氏と、「SAVE the BLUE」プロジェクトを通じて地球環境の保全と啓発活動に取り組む「雪肌精」のポリシーが一致し、実現した。


2020年1月29日号 記事一覧

会合・発表会

  • アースグループ、2020年度方針発表会開く 今年の営業方針や新製品を紹介
  • 日衛連、19年度日衛連表彰式開催 活動奨励賞など51人が表彰
  • フマキラー、2020年度政策共有会開催 新製品・独自売り場構築で市場創造
  • 丸富製紙、春展示商談会開催 「ペンギンワンタッチ」新製品など紹介
  • エビス、上半期決算は2ケタの増収増益 高付加価値路線を更に推進へ
  • 大日本除虫菊、東日本金鳥製品説明会開催 卸店・販売店約700名が出席
  • 20年新年会 日衛連 高原会長「環境対策への取り組みを強化」
  • 20年新年会 OTC薬協 「セルメ税制の延長実現に注力」
  • 20年新年会 シャボン玉石けん 第40回シャボン玉会開く
  • 20年新年会 J-NET中央 協力会賀詞交歓会開催
  • 香料工業会、通常総会・賀詞交換会開く 新会長に桝村聡氏(高砂香料)

経営・施策

  • 大木、ペットリボン社と業務提携 ウェブでのペット情報発信で
  • コーセー、「紫外線PT」を採択 スタートアップ企業との価値創造で

製品・サービス

  • 花王「ソフィーナ」、目もと・口もとに深く効くシワ改善美容液を発売
  • 花王「ソフィーナiP」、UV美容液「UVレジスト」新発売
  • 花王、「アスリズム」から「サンバーンプロテクトミルク」新発売
  • カネボウ化粧品、「センサイUTM」初のダブル洗顔アイテム発売
  • ライオン、「Ban爽感さっぱりシャワーシート」リニューアル発売
  • ホーユー、「ビューティーン メイクアップカラー」新色4色新発売
  • マンダム、女性コスメ(ヘア&ボディケア)の2020年春の新製品発表
  • ユニ・チャーム、「ライフリー歩行アシストパンツ」発売
  • ユニ・チャーム、香りつきマスク「超快適マスク す~っとミント」発売
  • ライオン、「ソフラン アロマリッチ」さくらの香り数量限定発売
  • 白十字、「サルバ紙パンツ用やわ楽パッド」からミドルパックなど発売

宣伝販促

  • P&G「ジレットスキンガード」瀬戸大也選手を起用した新CM公開中
  • 花王、発売50周年迎える「メリット」で新TVCM放映中

人事・組織

  • バスクリン、2月28日付の役員人事を発表

調査・統計

  • ユニ・チャーム、介護に携わる人への意識調査を5年間継続実施
  • 東家同 19年11月度市況概況価格調査 再生紙品が多様化、価格帯も拡大
  • KSP-POS 2019年 年間カテゴリー別ランキング

イベント・展示会

  • 日本最大級の化粧品展示会「COSME Week 東京」開催 2万8669人が来場
  • 西日本医療品総合展示会開催 今春の新製品など一堂に披露

訃報・葬儀

  • 小林製薬・小林豊副会長のお別れの会、2月12日に大阪市内で

時評・コラム

  • 泡沫 今年のトレンドは現場対応へのシフトか
  • 日雑談 台湾の総統選挙を体感 民主主義の意識の違い鮮明に

その他

  • 最近のPR誌 プラネットVANVAN第125号


上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。