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2020年1月22日号掲載記事より

アイスタイル 「@cosme TOKYO」をJR原宿駅前にオープン

アイスタイル 「@cosme TOKYO」をJR原宿駅前にオープン

 アイスタイルは1月10日、JR原宿駅前に新体験フラッグシップショップ「@cosme TOKYO(アットコスメトーキョー)」をオープンした。
 同店は@cosme初の路面店で、3フロア構成で売り場面積は約400坪。コンセプトは、「Beautyを一緒に楽しもう」で、①「出会う」楽しさ②「試す」楽しさ③「特別な(@cosmeアプリユーザーだけの)」楽しさ④「立ち寄る」楽しさ⑤「ブランドを知る」楽しさ⑥「みんなが快適な」楽しさ⑦「店外での」楽しさ――の7つの楽しさを提供する。
 取り扱いブランドは、プチプラからラグジュアリーブランドまで国内最大級の品揃えを実現した。
 また、同店では外国人や子供連れなど、様々な顧客が楽しく買い物できるよう配慮しており、商品翻訳タブレットや日本語、英語、簡体字、繁体字、韓国語に対応したフロアマップ、外貨両替機などに加え、スタッフが携行しているタブレットには翻訳アプリが入っており、免税対応レジも用意。子供連れの顧客に向けては授乳室、おむつ替えスペース、キッズスペースも備えている。
 アイスタイルの吉松徹郎社長は、「新しい時代のネットとリアルの融合を目指す」と話す。ユーザーとブランドの出会いをつくるイベントや情報発信、ネットの@cosmeをリアルで体感できるランキングや店での人気商品の視覚化、店舗・ブランドを横断したオンラインのカウンセリング台帳でパーソナライズした接客の実現などによって進めるという。

ライオン、春のプレゼンテーション開催 約1000名が来場

ライオン、春のプレゼンテーション開催 約1000名が来場

 ライオンは、1月15~16日、ウェスティンホテル東京で東京地区の「2020年ライオン春のプレゼンテーション」を開催。販売店、卸店など約1000人が来場した。
 今回のプレゼンテーションでは、オーラルケア、ビューティケア、ファブリックケア、リビングケア、薬品各事業分野で市場活性化を目指す春の新製品・改良品を、実験を交えて開発担当者が紹介するとともに、市場の動向、コミュニケーション活動の計画などをマーケティング担当者が詳細に説明した。
 オーラルケアでは、オフィスでの昼歯みがきに便利なコップ付きオーラルケアセット「MIGACOT(ミガコット)」などの新製品を中心に紹介。
 ビューティケアでは、Ban史上№1の密着力を実現したワキ汗を抑える直塗りタイプの制汗剤「Ban汗ブロック プラチナロールオン」、ワキ汗対策に不満を抱えている女性に向けて新開発のウォータープルーフ処方で、ワキ汗を抑える直塗りタイプの「Ban汗ブロックロールオン プレミアムゴールドラベル」、「Ban汗ブロック スティック プレミアムゴールドラベル」などを紹介し、注目を集めた。
 薬品では、かゆみに悩む人が、かゆみのある部位を手がかりに、悩みに適した薬を選ぶことができる皮膚薬シリーズ「メソッド」などを紹介。
 ファブリックケアでは、キャップで計量することなく、ボトルから直接洗剤を投入でき、かつ洗濯物の量に合わせて洗剤の量を調整できる超コンパクト衣料用液体洗剤「トップスーパーNANOXプッシュボトル」「同ニオイ専用プッシュボトル」などを披露した。
 なお、同社の春のプレゼンテーションは、全国7会場で開催される。

ウエルシアHD、2020年2月期第3四半期決算は増収増益 既存店調剤が牽引

ウエルシアHD、2020年2月期第3四半期決算は増収増益 既存店調剤が牽引

 ウエルシアホールディングスは1月9日、都内で「2020年2月期第3四半期決算説明会」を開催。出席した松本忠久社長は、「既存店改装の効果と調剤部門の好調で過去最高値での増収増益で終わった」と当期を総括。経費コントロールに加え、継続推進するウエルシアモデルの構築をさらに図り、通期計画目標達成を目指す考えを示した。
 当期連結決算は、売上高6412億8100万円(前年同期比10.8%増)、営業利益245億7900万円(24.9%増)、経常利益265億2300万円(22.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益159億2800万円(21.5%増)と、いずれも2ケタ成長となった。
 松本社長は増収増益の要因として、「グループ企業のウエルシアモデルへの早期転換、調剤併設店舗の増加(11月末現在1393店舗・併設率71.1%)による調剤事業売上げ増により既存店売上高が伸長したことと、計画通りの新規出店、課題であった販売管理費が売上高・売上総利益の増加の範囲内で収まったこと」を挙げた。
 その上で、対処すべき課題と今期中での取り組みについて言及。具体的には、「調剤併設の推進と薬剤師の積極採用、売り場活性化のための改装、24時間営業の戦略的実施、QRコード決済の積極導入などを引き続き強化していく」と強調。この他、販売管理費の適正化による収益力の向上、SDGsへの貢献などの取り組みなどの施策の深耕を図る考えを示した。

大日本除虫菊、西日本金鳥製品説明会 「ゴキブリムエンダー」など発表

大日本除虫菊、西日本金鳥製品説明会 「ゴキブリムエンダー」など発表

 大日本除虫菊は1月15日、大阪市内の大阪府立国際会議場に卸業者及び販売業者約400名を招き「西日本金鳥製品説明会」を開催し、今春の新製品、営業方針及びマーケティング戦略を発表した。
 今回発表された新製品は、無煙処方の空間噴射の1プッシュ式ゴキブリ駆除剤「ゴキブリムエンダー」、車や玄関などの小空間に最適な1プッシュ式蚊取り「蚊がいなくなるスプレー小空間用」、屋外使用に対応したゴキブリベイト剤「コンバット玄関・ベランダ用1年用」、どこにでも置けるビーズタイプのダニよけ「ダニコナーズビーズタイプ」――など計6品目7SKU。
 説明会は定刻、上山直英社長が登壇し、昨シーズンの市場動向について、「北日本以外の地域において、6月中旬~7月中旬の最盛期に平年値以下の気温が続いたことで立ち上がりが遅れたが、9月以降は全国的な残暑により売上げが回復し、一昨年並みの実績となった」と説明。また、昨年同社の研究所が「除虫菊ゲノム」の解読に成功したことについて「これにより効力や安全性に優れた製品を上市できると考えている」と述べた。
 次に、今春の新製品がVTRで紹介された後、平野秀穂営業本部長が今期の営業方針を、岸邦雄マーケティング部長がマーケティング戦略をそれぞれ発表。
 最後に今年度のTVCMが披露された後、上山久史専務が登壇し「新製品の『ゴキブリムエンダー』には、当社の『スミスリンシャンプー』で使用している成分『フェノトリン』を採用している。従来のくん煙剤は医薬品であったが、同品はフェノトリンの高い安全性と少量の噴霧という新しいスプレーによって制御されている点が認められ医薬部外品となった。新世代の製品であり、今年は気温変動の影響を受けずに売上げを作っていただきたい」と語った。

全卸連、「SSSカップ」収支公表 多くの人たちから共感得る大会に

 全国化粧品日用品卸連合会(全卸連)は、昨年11月20~21日、東京ポートボウルで開催した「全卸連プレゼンツ JPBA☆SSSカップ2019」(日本プロボウリング協会公認B大会)の収支報告書を公表した。
 協賛金等の収入は1794万9600円、支出はプロ賞金(男女プロ総額)600万円、ダブルス戦プロ総額30万円、日本プロボウリング協会公認料60万円、大会企画制作269万2440円、その他合計1786万1650円だった。
 同大会は、「シニアの元気を応援する」という趣旨で、60歳以上の男女アマチュアシニアとのダブルス戦をプロトーナメントの中に組み入れたことや、ボウリング業界以外の人材が企画運営したこと、協賛社ブースを設置し、メーカー、プロボーラー、一般来場者との接点をつくったことなどにより多くの人たちの共感を得た。この協賛社ブースは、プロボーラー、一般来場者から「こんな大会初めてです」「試合以外で盛り上がるなんてこれまでなかった」等、多くの喜びの声が上がった。
 同大会の入場者は、11月20日408名、11月21日313名、合計721名だった。予選出場者が多く、選手の関係者や家族などがくる初日の方が来場は多く、一般来場者からは「決勝は土曜日にしてほしい」という声が多く寄せられたという。
 なお、第2回「全卸連プレゼンツJPBA☆SSSカップ2020」は11月21日~22日の2日間、東京ポートボウルでの開催を予定している。


2020年1月22日号 記事一覧

会合・発表会

  • イオン、次期社長に吉田昭夫氏 緊急会見で社長交代の背景など語る
  • 資生堂「dプログラム」、新ミューズに広瀬すずを起用 就任発表会開く
  • 20年新年会 ウエルシアHD共栄会 「今年のテーマは、決断と実行」
  • 20年新年会 日本VC協会 サンキュードラッグ平野社長が講演
  • 20年新年会 殺虫工 恒例の虫慰霊祭と年賀交歓会開き150人が出席
  • 20年新年会 東北三県卸組合合同 絆を深める組合活動を展開
  • 20年新年会 全日本ブラシ工業協同組合 「我々自身が改革し、挑戦を」
  • 20年新年会 キリン堂HD 「人の心に届く共感・共振の経営を発展」
  • 20年新年会 白十字グループ 天田社長「売上高321億円達成を目指す」
  • 20年新年会 大日本除虫菊 新年懇談会開く 19年業績は前年並みで推移
  • 20年新年会 JILS 新年賀詞交歓会・講演会など開催
  • 20年新年会 日本ネイリスト協会 東京オリ・パラでネイル支援
  • 20年新年会 家庭紙2団体合同 「サステナビリティ重視した事業活動を」
  • 20年新年会 ペット業界7団体合同 「改正動物愛護法の影響大きい」
  • 小林製薬、春の新製品内覧会を大阪で開催 約1000名が来場
  • 白元アース、春季新製品提案会開催 “新 衣類・収納ケア”を提案
  • エステー、大阪でも商談会開く 「消臭力DEOX」など披露

経営・施策

  • コーセー、カスタマイズシートの実証実験開始 予約受付をスタート

製品・サービス

  • 花王、「プリマヴィスタ」からリキッドファンデーション新発売
  • クラシエHP、春の新商品② 「肌美精」和植物スキンケアシリーズなど
  • ユニリーバ、紅茶発想ヘアケア「メゾン ドゥ テ」を一部DgS、ECで発売
  • P&G、「レノアオードリュクス」から2つの極上プレミアムシリーズ発売
  • サンスター、「オーラツーミー」から「桜」のペースト・ハブラシ新発売
  • 小林製薬、「ブレスケアスパークリングタブレット」など春の新製品発表
  • ユニリーバ「ジフ」、「ちびまる子ちゃん」特別コラボデザイン品を発売
  • I-ne、「スキンビル」から春限定のホットクレンジングジェル発売
  • 明色化粧品、ゆらぎ肌に着目した新無添加スキンケアを含む春の新製品発表
  • ライオン、コップ付きオーラルケアセット「ミガコット」新発売
  • サンスター、「健康道場 飲む一膳分 ごまプラス」通販で発売
  • 三洋化成工業、プレステージコスメ「シェリアージュ」 中国で販売開始

宣伝販促

  • コーセーコスメポート、「サンカット」グローバルブランド化を推進

人事・組織

  • バスクリン、三枚堂正悟取締役経営管理部長が新社長に内定

決算

  • 薬王堂HD、2020年2月期第3四半期決算は増収減益に 価格戦略で粗利低下
  • コスモス薬品、2020年5月期上期決算 消費増税で価格据え置き減益に

研究・開発

  • アース製薬、スズメバチ用毒餌剤についての発表が優秀講演発表賞受賞

調査・統計

  • KSP-POS 2019年12月 カテゴリー別ランキング
  • サンスター、「オーラルフレイル」意識調査 65歳以上の半数が危険性高い

イベント・展示会

  • 貝印、「『切るとは』展」内覧会を実施 遠藤副社長が開催意義語る

時評・コラム

  • 時評 和やかさの裏にみえる強い決意


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