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2020年1月15日号掲載記事より

首都圏卸組合、合同賀詞交歓会開催 森友会長「若い人の育成に全力」

首都圏卸組合、合同賀詞交歓会開催 森友会長「若い人の育成に全力」

 首都圏化粧品日用品卸組合(東京、千葉、埼玉、群馬、茨城)・合同賀詞交歓会が1月7日、帝国ホテル東京で開かれ、各組合の組合員、賛助会員・関係団体・業界紙など349人が出席した。
 会は千葉県化粧品日用品卸組合の関塚弘行氏(セキヅカ商事)の司会で進行。はじめに各卸組合の代表が登壇し、代表して森友徳兵衛東京都化粧品日用品卸連合会(都連)会長(森友通商)があいさつに立ち、「入社したころは先輩から『いつまで学生気分でいるんだ』と言われたことがあると思うが、この言葉は現在ではまったく通用しなくなっている。なぜなら学校教育が変化してきているからだ。最近は担任制度を廃止し、先生のチームで教えていくという形になってきた。押し付けでしかない宿題も少なくなり、目的を持って率先して行う研究へと変わっていく。こうなると会社では『学生気分でいるな』から『学生を見習え』と言うように変わっていく。我々、卸組合も目的、夢、ビジョンを持つ若者を育てることに全力を挙げていかなければならない。どうか皆様には卸の若い人たちを温かく見守っていただきたい」と述べた。
 次に、賛助会員を代表して、ライオン掬川正純社長があいさつを述べ、引き続き、「令和元年首都圏卸組合アンケート(第15回)」の上位3社(1位エステー、2位花王、3位ミヨシ石鹸)の表彰が行われ、エステー鈴木貴子社長、花王グループカスタマーマーケティング間宮秀樹専務、ミヨシ石鹸三木晴雄会長に賞状が贈呈され、代表してエステー鈴木社長があいさつした。
 この後、懇談会に移り、埼玉県石鹸洗剤卸商業組合清水政弘理事長(麻友)の発声で乾杯、あちこちで製・配の歓談の輪ができる盛宴となり、群馬県化粧品日用品卸組合石澤雄一郎理事長(マルキホームズ)の中締め後、終了した。

小林製薬、新製品内覧会を東京で開催 春の新製品9品目を披露

小林製薬、新製品内覧会を東京で開催 春の新製品9品目を披露

 小林製薬は1月8~10日の3日間、東京都内に卸業者・小売業者ら約2000名を招き、「2020年春の新製品内覧会」を開催。今春発売する9品目(桐灰化学製品1品目を含む)の新製品に加え、主要ブランドのリニューアルや新アイテム、グループ会社の桐灰化学の新提案などを披露した。
 今春は、噛んだ瞬間に口でシュワッと溶け、爽快感が口全体に広がる新感覚タブレット「ブレスケアスパークリングタブレット」、日本初の「クルクミン」を関与成分とした認知機能対策サプリメント「小林製薬の機能性表示食品 健脳ヘルプ」、自然を感じるナチュラルな香りと北欧風インテリアにマッチするデザインのスティック芳香剤「Sawaday香るStick北欧」、まるで花を飾っているような華やかな見た目と香りで部屋を演出するインテリア芳香剤「Sawaday香るStick FLOWERIUM」の4品を注力製品に設定。
 製品の特長やコンセプトをイメージした大型オブジェやパネルのほか、製品の試食、認知機能テスト、香りのサンプルの配布など体験・体感を交えたプレゼンテーションに加え、販促物を活用した具体的な店頭展開例などトータルな製品提案が行われた。
 一方、恒例の人気企画「売り方提案コーナー」では、①芳香剤定番の売り方提案②旬な売り方提案③インバウンド――の3つのテーマによる企画展示が行われ、都市型店では「時短訴求」、郊外店では「家事ラク訴求」が効果的であることを同社が行った実験データをもとに説明したほか、今後注目のインバウンド商材として「ファイチ(貧血改善薬/第2類医薬品)」、「オドイーター スニーカー用除菌・消臭ミスト」などを紹介した。

SM3団体、年末会見で20年を予測 「安売り合戦の末に業界再編が進む」

SM3団体、年末会見で20年を予測 「安売り合戦の末に業界再編が進む」

 日本スーパーマーケット協会、全国スーパーマーケット協会、オール日本スーパーマーケット協会の3団体は年末、都内で月例の「スーパーマーケット(SM)統計調査(販売・景気動向)記者発表会」を開催。日本スーパーマーケット協会の川野幸夫会長(ヤオコー会長)が別途会見に臨み、2019年の業界動向を振り返るとともに、20年に業界として取り組むべき課題等について言及した。
 川野会長は冒頭、「19年は全体的に低迷と言ってよい状況であった。中でも一番のインパクトは、政府による消費増税に伴うキャッシュレスによるポイント還元施策であろう。その影響力は大きく、業界全体が安売り競争に突入してしまった」と振り返った上で、「この施策がデフレを助長することは分かっており警鐘を鳴らしてきたが、予想通りのことが起こった。小売業界はその役割こそ大きいが、立場的には非常に弱い」と述べ、SMの社会的地位の脆弱さについて悔しさをにじませた。この結果として、「今後、企業間の優勝劣敗が大きくなっていくだろう。またポイント付加で売れるとなれば、企業努力もしなくなる。そうすれば体力勝負となり、これから企業再編の動きにつながっていくのではないか」との予測を語った。
 川野会長は「ポイント還元自体が悪いわけではない。適応される企業、されない企業という枠組みが問題」と提言。早期の施策撤廃による正常な環境での競争こそ業界の活性化につながるとの見方を示した。

ペットフード協会が記者会見、19年のフード産業出荷総額は3023億円

ペットフード協会が記者会見、19年のフード産業出荷総額は3023億円

 ペットフード協会はこのほど、都内で記者会見を開き、「平成30年度ペットフード産業実態調査」および「2019年全国犬猫飼育実態調査」の結果等を報告した。
 「平成30年度ペットフード産業実態調査」は、協会正会員55社・賛助会員31社の計86社を対象にアンケート調査を行い、その結果をまとめたもの。
 それによると、ペットフード産業の出荷総額は3023億6300万円(前年度対比105.1%)と3年連続での増加となった一方で、出荷量は59万3725㌧となり、対前年度比では99.6%と減少した。
 用途別の出荷額では、犬用が対前年度比104.0%、猫用も同106.3%とともに増加した。観賞魚や鳥などその他ペット用も増加した。
 製品タイプ別では、犬用がその全体の51.9%を占めるドライタイプの出荷額が前年度対比で100.1%と微増に。また全体の14.6%を占めるウエットタイプの出荷額は同112.6%と増加した。猫用は、全体の51.3%となるドライタイプ出荷額が同104.0%。また全体の45.4%となるウエットタイプ出荷額も107.6%と増加している。
 市場現況について事務局では、「犬用については過去6年の出荷量が前年割れとなっているが、猫用は飼育頭数の増加から4年連続で増加傾向を続けている。特に、出荷額が堅調な要因は犬種別商品や核家族化の進展による嗜好性強化型商品等付加価値のついた商品の提案による単価増傾向がある。これにより数量ベースでの減少をカバーしている」との分析、見解を示した。

ユニリーバ、新発想ヘアケアブランド「sugami(スガミ)」発売

ユニリーバ、新発想ヘアケアブランド「sugami(スガミ)」発売

 ユニリーバは、新ヘアケアブランド「sugami(スガミ)」を1月14日からバラエティストア一部店舗で先行販売、3月9日からは一部のドラッグストアでも販売する。
 同品は、すっぴんの肌に自信がある女性がいきいきと輝くように、髪においても素髪の美しさを引き出し、艶感のある健やかな髪に導くことで女性の魅力をサポートするヘアケアブランド。どのようにすれば素髪の美しさを最大限引き出せるか、これまでのヘアケアを本質的に見直した結果、“シャンプーはお風呂で、トリートメントはお風呂上がりに”という新しいヘアケア方法を提案する。
 同品の使用方法や配合成分はスキンケアから着想を得た。使用方法はシャンプーで丁寧に汚れを落とした後、化粧水ヘアミスト、美容液ヘアオイル、保護 ヘアクリームを髪に与える4ステップを採用。スキンケア商品にも使用されるコラーゲン、ヒアルロン酸、プラセンタ(保湿成分)を配合するとともに、天然由来のライスセラミド(保湿成分)も配合した。
 素髪に余計な負担をかけないようにサルフェート、パラベン、合成着色料、石油系界面活性剤は無添加。
 アイテムは、クレンズシャンプー、化粧水ヘアミスト、美容液ヘアオイル、保護ヘアクリーム、4種サシェセットの計6SKU。いずれもオープン価格。


2020年1月15日号 記事一覧

M&A・設立

  • ココカラファイン、H2Oリテイリングと合弁会社を設立

会合・発表会

  • 20年新年会 石洗工、界面工 新年合同懇親会を開く
  • 20年新年会 東海卸組合 「利他の心が組合活動に不可欠」
  • 20年新年会 花王 賀詞交換会開く 「今年は花王石鹸発売から130周年」
  • ペティオ、春の新製品発表会開催 「エンタメ性加え、楽しさ訴求へ」

経営・施策

  • ファンケル、バリアフリー・UD推進で「内閣特命担当大臣奨励賞」受賞
  • 業界メーカートップ初出の訓示
  • サンスター、新企業CM「100年mouth100年health篇」を全国オンエア
  • 花王、成田空港に「メリーズ」デザインのキッズパークが誕生

製品・サービス

  • クラシエHP、春の新商品 「いち髪」から季節限定品など発売
  • 花王、「ドラえもん&メリット」限定デザインボトル発売
  • 伊勢半、「ヒロインメイク」15周年記念セットなど春の新商品発売
  • I-ne、「ボタニスト」からやさしい泡で手肌潤うハンドソープ発売
  • ライオン、「Ban汗ブロックプラチナロールオン」新発売
  • ユニリーバ、ヘアケアブランド「クリア」女性向け新ラインアップ登場
  • I-ne、「ボタニスト」から春限定品「スプリングシリーズ」発売
  • ライオン、皮膚薬「メソッド」シリーズ刷新 症状に合わせて選びやすく
  • 扶桑化学、和をテーマにした入浴剤「和奏風雅」新発売
  • コーセー、「雪肌精」日やけ止めをリニューアル 新垣結衣を継続起用

宣伝販促

  • コーセーコスメポート、「ジュレームアミノアルゲリッチ」新CM放映中
  • エステー、「モリラボ花粉バリアスティック」キャンペーン実施中

人事・組織

  • 資生堂・資生堂グループ、執行役員等人事異動を発表
  • 資生堂、取締役・監査役候補者を決定
  • 花王、機構改革・人事異動を発表
  • カネボウ化粧品、人事異動を発表

研究・開発

  • ライオン、点眼薬の防腐剤無配合組成が角膜に影響を与えにくいと初確認
  • サティス製薬、キンギョソウから新化粧品原料を開発

調査・統計

  • 流通BMS協議会、流通BMS導入企業数は1万3916社と発表

施設・店舗

  • PPIH、シンガポール7号店を商業施設「JEM」内にオープン
  • あらた、北海道支社を移転 1月20日から業務開始

時評・コラム

  • 泡沫 戦争ではなく平和の道の選択願う
  • らいたあ 年詞会雑感 “カラフルなドーナツ型バッジ”が急増


上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。