2019年10月9日号掲載記事より
イオン環境財団、「第6回生物多様性日本アワード」授賞式開催
イオン名誉会長の岡田卓也氏が理事長を務めるイオン環境財団は9月26日、都内で「第6回生物多様性日本アワード」の授賞式を開催。席上、主催者代表で挨拶した岡田元也理事(イオン取締役兼代表執行役社長グループCEO)は、「我が国は環境問題に対して危機感が薄い」と現状に警鐘を鳴らすとともに、今アワードで優秀賞に選定した取り組みを「世界に発信するべく努力していく」と述べ、財団活動のさらなる飛躍を約束した。
岡田理事は、“お客さまを原点に平和を追求し、人間を尊重し、地域社会に貢献する”というイオンの基本理念のもと、同財団を1990年に設立した経緯を説明した上で、「当財団はこれまで、継続した環境保全活動に取り組んできた。その中で2009年に創立したこのアワードは、生物多様性の保全や持続可能な利用、普及や啓発に関する優秀な取り組みを表彰するもの」と今アワードの意義をそのように語った。
今アワードは、72件の応募の中から5件を優秀賞として選出。ここから1件をグランプリとして表彰するもので、今回は滋賀県の企業・コクヨ工業滋賀の「ヨシでびわ湖を守るリエデンプロジェクト」が受賞した。
なお、グランプリ受賞企業には、優秀賞分100万円に、副賞としてさらに100万円を追加、合計200万円が贈呈された。
経済産業省、キャッシュレス・ポイント還元事業、約50万店で開始
経済産業省は9月26日、キャッシュレス・ポイント還元事業について10月1日から開始できる加盟店数は、約50万店と発表した。
キャッシュレス・ポイント還元事業は、10月1日の消費税率引上げに伴い、需要平準化対策として、キャッシュレス対応による生産性向上や消費者の利便性向上の観点も含め、消費税率引上げ後の9カ月間に限り、中小・小規模事業者によるキャッシュレス手段を使ったポイント還元を支援するもの。
同事業に10月1日から開始できる登録加盟店数は、約50万店。9月25日時点で登録申請数は約73万店だった。10月1日に間に合わなかった申請についても、9月26日17時までに決済事業者から不備なく全ての情報・書類が提出された店舗については、10月21日までにポイント還元を開始できるよう審査等の準備を進めている。今後は原則10日ごとに追加登録していく。
花王グループ、ピンクリボンキャンペーン2019推進 寄付活動も実施
花王、花王グループカスタマーマーケティング、カネボウ化粧品、海外子会社など花王グループは、グループ各社合同の社会貢献活動として、10月の「ピンクリボン月間」を含む10月1日から11月30日まで、「花王グループピンクリボンキャンペーン2019」を実施している。
乳がんは、早期に発見・治療すれば治癒率が高いにもかかわらず、日本では欧米に比べて検診受診率が低く、乳がんによる死亡率は増加傾向にあることから、花王グループでは、乳がんの早期発見の大切さをより多くの女性に伝えるため、2007年から毎年、同キャンペーンを実施している。
具体的には、昨年に引き続き、乳房健康研究会が主催する「ピンクリボンアドバイザーによるがん教育プロジェクト」への支援を今年も実施する。これは、がんを経験したピンクリボンアドバイザーが講師となり、中学校・高校でがんに関する授業を行うもので、講師が自らの経験を踏まえ、がんや乳がんについての正しい知識を伝えることで、学生の健康に対する意識向上を目指すと同時に、がんを経験した人が講師役を担うことで、がん経験者の活躍の場としての役割も果たしている。
花王グループはまた、商品を通じ、同プロジェクトへの寄付活動も行っている。
一方、海外での活動では、アジア事業展開国の一部とロシアの花王グループ会社において、セルフチェックの方法や乳がんに関する情報を、店頭やデジタルコミュニケーションを活用して伝えていく。
ビジネスガイド社、「東京ギフト・ショー」概要発表 来年2月5~7日開催
ビジネスガイド社は9月27日、記者発表会を開き、芳賀久枝会長、芳賀信享社長が出席して、2020年2月5~7日の3日間、東京ビッグサイトで開催する日本最大のパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市「第89回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2020」の概要を発表した。
今回のギフト・ショーは、「心地よい暮らしの提案 PARTⅡ」をテーマに、①LIFE×DESIGN②ホームファッショングッズビレッジ③パーソナルギフト・マイルーム・マイグッズ④キャラクター・ライセンスエンターテインメント⑤女性のためのテーマビレッジ おしゃれ雑貨ワールド⑥美と健康ビレッジ⑦生活雑貨ビレッジ⑧GLOBAL(海外パビリオン)――の全8カテゴリーで構成。総展示面積は7万4520平方㍍、出展見込み企業約3000社、来場予定者数約30万人の規模で開催する(同時開催含む)。
さらにギフト・ショー事務局では、「日本から海外へ、海外から日本へ」の双方向のビジネスサポートを実施。具体的には、海外販路開拓先として人気の高い東アジア、欧州諸国など世界各国のバイヤーを招致し、出展社の海外進出をサポート。また各国パビリオン出展社と国内バイヤーの商談セッティングも行う。加えて、「第22回ビジネスマッチングinギフト・ショー」と題して、新たな商材発掘を希望するバイヤー向けに「専用商談ブース」を用意、販路開拓を望む出展社と直接商談の機会を設定する。
ロート製薬、SDGsマッチング事業に参画 健康課題の解決PJを募集
ロート製薬は10月1日、READYFORが法人向けに開始したSDGsマッチング事業「READYFOR SDGs」に参画し、SDGs「3.すべての人に健康と福祉を」を推進していくと発表した。
内容は、10月1日から11月1日まで、「ロート製薬×READYFOR SDGs」エントリーページを開設し、「ヘルスケア領域における新しい挑戦」をテーマに、健康に関わる様々な課題の解決に挑戦するプロジェクトを募集する。
応募の中から、今年12月を目途に4件程度のプロジェクトを採択し、クラウドファンディングを活用した資金調達をサポートする予定。採択したプロジェクトに対しては、クラウドファンディングの目標金額の50%、総額1000万円を上限に資金をマッチングするという。
同社は「日本大震災後の復興支援などの活動を通じて、社会課題を解決するためには、1社だけでなく企業・団体・個人の垣根を越えた取り組みがもたらす可能性を感じている。そこで今回は『ヘルスケア領域における新しい挑戦』をテーマに健康に関わる様々な課題の解決に挑戦する団体や個人を募集し、人々がいきいきと輝く社会を実現するためのサポートを実施していく」と話し、最終的には「一社だけではなく企業・団体・個人などの垣根を越えた取り組みにより、様々な角度からの健康へのアプローチが生まれ、健康の輪が広がっていくような社会の実現を目指す」としている。
2019年10月9日号 記事一覧
M&A・設立
- 住友商事グループ、化粧品事業に特化した新会社を設立
会合・発表会
- 資生堂ジャパン、「寒暖差セミナー」開催 「dプログラム」新製品を発表
- 近石工、第37回情報交流会開く マックス、石鹸新報社が講演
- クオレ、「K-パレット」から基本機能追求したアイライナーを発表
経営・施策
- スギ薬局、店舗で特定保健指導の提供を開始
- アインHD、「アインズ&トルペ」公式アプリ展開開始 企業CMも放映
- エキップ、RMKが中国最大級越境EC「天猫国際」に旗艦店オープン
- 小林製薬青い鳥財団、19年度の助成・顕彰先を決定
- 花王、ESG投資のための株価指数の構成銘柄に採用
- 日本浴用剤工業会、第20回「いい風呂の日」キャンペーン実施
- サンスターなど、通販用輸送箱が「包装アイデア賞」受賞
製品・サービス
- 花王、「ケープFOR ACTIVE」発売 ケープ史上最強のキープ力
- マンダム、「ビフェスタ」“ハローキティ”セット数量限定発売
- ユニリーバ、「アックス フレグランスボディミスト」発売
- クラシエHP、「アロマリゾート」冬用クリーム限定発売
- ピアセラボ、ヘアサロン専売スカルプケアブランド「キュアフォース」発売
- 近江兄弟社、森永乳業「ピノ」とコラボ 第2弾リップ発売
- ユニ・チャーム、「シルコット ノロクリア ウェット除菌」新発売
- ユニ・チャーム、「ソフィKiyora贅沢吸収 少し多いタイプ」新発売
- サンギ、「アパガード」数量限定増量企画実施 「Mプラス」など4商品で
- リブドゥコーポ、「リフレ超うす安心パッド」から業界初の“羽つき”登場
- 大王製紙、「エリエールPuana(ピュアナ)ウェットティシュー」発売
- PRページ 小林製薬 2種の高機能マスク新発売 加湿と保湿の機能を強化
宣伝販促
- ライオン、「バファリン宝塚歌劇貸切公演ご招待キャンペーン」実施中
- 大王製紙「アテント」、コメダ珈琲店とコラボキャンペーンを実施中
人事・組織
- 資生堂、魚谷雅彦社長の再任を決定
- 丹羽久、丹羽誠氏が新代表取締役社長に就任
決算
- クスリのアオキHD、20年5月期第1四半期決算は営業利益4.0%減に
研究・開発
- 花王、独自の肌ダメージ評価研究を発表 生体発光バイオフォトンを利用
調査・統計
- JCA、19年8月度チェーンストア統計 総販売額は前同0.3%減に
- ソフトブレーン・F、「食品・総合スーパー」購買行動調査を発表
イベント・展示会
- クリーニング業界向け展示会「クリーンフェアー大阪」開催
- 日本野菜ソムリエ協会、10月18日「冷凍生活の日」制定記念イベント開催
施設・店舗
- I-ne、11月に本社を大阪市北区中之島に移転
時評・コラム
- 時評 増税対応に煽られないで
その他
- 最近のPR誌 プラネットVANVAN第124号
特集 【家庭紙】
- 家庭紙 18年市場は各カテゴリーで前年上回る 価格面の安定化が浸透
- 日本製紙クレシア 「クリネックスティシューローション肌うるる」好調
- 王子ネピア 「ネピア激吸収ペーパーふきん」が人気
- カルタス・小澤社長インタビュー 時代にあった売り方、働き方を
- コアレックスグループ 古紙再生通じた“資源循環型社会”の構築を推進
- 丸富製紙 「Hanataba」からボタニカルテイストのトイレットロール
- 大王製紙 「エリエールi:naトイレットティシュープリント」発売
特別企画
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