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2019年7月24日号掲載記事より

旭化成HP、ゆとりうむPJに参画 ポップアップイベントを開催

旭化成HP、ゆとりうむPJに参画 ポップアップイベントを開催

 旭化成ホームプロダクツ他参画企業6社1団体は、7月16日から各社の商品やサービスを活用し、生活に「ゆとり」を産むノウハウや情報を提供する「ゆとりうむプロジェクト」を始動した。
 近年、「時短」は一般的な言葉になったが、最近では時短で作った時間でゆとりある生活を産み出す「時産」という言葉が広がってきており、この「ゆとりうむプロジェクト」は「時産」により、生活者の暮らしにゆとりを産むことを支援する。具体的には、公式サイトから参画企業が持っている「ゆとりうむノウハウ」を提供。時産ライフを実現するため、①暮らしを「見直そう」②暮らしを「工夫しよう」③ゆとりを「楽しもう」――の3つのステップを啓発し、広めていくという。
 旭化成ホームプロダクツは、この「ゆとりうむプロジェクトの活動第1弾」として、7月16~18日の3日間、POP UPイベント「下味冷凍食堂 by Ziploc」を東京メトロ銀座線・京橋駅のKitchen Studio SUIBAで開催した。
 同食堂は、一般来場者がその場で簡単な下味冷凍のレシピを自ら調理し、主菜材料費原価の200円でランチを食べることができるというもの。初日はメディア内覧会を開き、後の2日間を一般へ開放し、オフィスで働く人たちなどが下味冷凍を体験した。
 また7月16日には都内で「ゆとりうむプロジェクト」発足発表会並びに「下味冷凍食堂 by Ziploc」発表会・内覧会が開かれ、前述のプロジェクト内容、同食堂についての説明が行われた。

太陽油脂、創業100周年記念式典開催 取引先など229名が出席

太陽油脂、創業100周年記念式典開催 取引先など229名が出席

 太陽油脂の創立100周年記念式典が7月12日、横浜・ホテルニューグランドペリー来航の間で開かれ、取引先原料メーカー、卸店、小売店など229名が出席、盛会となった。
 記念式典ははじめに、太陽油脂100年史のビデオ上映が行われた後、中山悟社長が登壇し、「当社は加工油脂事業を中核に、石鹸・化粧品事業の2本柱で展開し、今年創業100周年を迎えることができた。現在は2つの事業に加えて、新たに畜産飼料事業を展開しており、今後この事業を第3の柱に育てていきたいと考えている」とあいさつ。
 続いて、横浜市・荒木田百合副市長、カネカ・榎潤常務執行役員Nutrition Solutions Unit担当兼Foods&Agris Solutions Vehicle事業部長の来賓あいさつ、テレビ神奈川・中村行宏社長の乾杯発声で開宴し、途中、「格之進」肉おじさんによる熟成肉SP和牛解体ショーや太陽油脂の秋の石鹸・化粧品新商品(パックスナチュロン お風呂洗いスポンジ/ハンドクリーム/おでかけケアクリーム)が発表された後、三菱商事・都島裕二食品産業グループ食糧本部食品原料部長の中締めで散開した。

イオンリテール、成田店で化粧品展開強化 百貨店用3ブランドを新規導入

イオンリテール、成田店で化粧品展開強化 百貨店用3ブランドを新規導入

 イオンリテールは7月12日、千葉県成田市にある「イオン成田店」を「イオンスタイル成田店」として大規模リニューアルし再オープンした。当日は、地域最大級となった食品ゾーンや百貨店専門ブランドを新規導入し、売り場を拡充させた化粧品ゾーンなどを報道陣に公開した。
 主要な改良ポイントは、食品と化粧品の両エリアでの新提案となる点。食品ゾーンでは、昨今急増する中食ニーズに対応し、総菜の品揃えを拡充させると同時に、イートインスペースを拡大(250席超)させた。また、オーガニック野菜や銚子産の鮮魚等、地元産を強調しつつ、高まる健康や安心安全ニーズに沿った商品提案を実践。空の玄関口という場所柄、高い需要がある贈答品(銘品コーナー)売り場の拡充も実施した。
 一方の化粧品ゾーンも大きくリニューアル。「売り場面積を1.3倍に拡充した」(同社)理由が、百貨店チャネル専用3ブランドの新規導入となる。「グローバルSHISEIDO」「雪肌精MYV(みやび)」「ソフィーナest(エスト)」の3ブランドがそれで、「グローバルSHISEIDO」は同社碑文谷店に次ぐ2店目の展開。後者2ブランドはGMSでは初の展開となる。
 同社は「当店はもともと化粧品の売上げが高く、地元住民のみならずインバウンド需要も顕著に伸びていた。新規導入した3ブランドについても、従来より来店者の要望があったことを認識していた」と説明している。

ウエルシアHD「B.B.ON」、月例展開の「健康相談会」が定着

ウエルシアHD「B.B.ON」、月例展開の「健康相談会」が定着

 ウエルシアホールディングスが手掛けるヘルス&ビューティーケアと調剤を融合、かつ24時間営業の新業態店舗「B.B.ON(ビビオン)日本橋店」が実施している月1回開催の「健康相談会」展開が軌道に乗り始めている。
 この健康相談会は2016年10月にスタートした取り組みで、今年で3年目となる。同店によれば、今や「近隣オフィスに勤めるビジネスマンやOLが、昼休みや5時以降に大挙して訪れる」という。
 同店の一角に設けられた「健康相談カウンター」。そこにはヘモグロビンA1c(貧血具合)・骨量・血圧・ストレス(血管年齢)・糖化度等の各測定機器が並んでおり、普段から利用できるのだが、「健康相談会」では同店の薬剤師を中心にスタッフがその場所に常駐する。何よりも薬剤師により具体的な説明と指導、そして改善のための具体的な方法(商品・器具等の対処方法)が提案されるというドラッグストアならではの対応が、評価されている大きな理由となる。
 リピーターも増え始めたため、同店では作成した記入シートを1年間使用できるよう、その記入欄を増やしたほど。今では、そうしたカウンセリングから有効な商品提案につながることが多く、「1万円近い健康食品がそのメーカーが驚くほど月に何個も売れていく」という。
 リピートの拡充は順調なものの、課題は新規ユーザーの開拓となる。そこで同店では現在、「健康相談会」開催チラシを、区画を広げて配布し始めている。

サンスター、キユーピー、日本パレットレンタル 3社共同輸送を開始

 サンスターは、7月18日から、キユーピー、日本パレットレンタル(JPR)の3社共同で、トラックと船舶を組み合わせた共同輸送を開始した。モーダルシフトによるCO2排出量削減はもちろん、業種を超えてサンスターとキユーピーの重量の異なる製品を混載することで、効率的な物流を実現する。
 共同輸送を実施するのは、関西と九州をつなぐ輸送ルート(サンスターおよびキユーピーが関西から九州へ、JPRが九州から関西へのルート)。この一部を船舶に置き換え、往路はサンスターとキユーピーの荷物を混載し、復路はJPRの輸送用レンタルパレットを積載することで、輸送効率を高める。
 今回の取り組みでは、従来各社で手配していた10㌧車を20㌧の13㍍セミトレーラーに変更し、重量品と軽量品を組み合わせて輸送することにより、コンテナ空間を有効活用し、より多くの荷物の輸送に成功している。
 行き荷と帰り荷のマッチングをすること、3社の物流拠点を効果的に回ることで、約99%の高い実車率を実現できる。また船舶へのモーダルシフトや輸送の効率化により、個社単位での輸送と比較し、CO2排出量が65%低減する。併せて、長距離の陸送がなくなることで、ドライバーの年間の稼働時間が2256時間削減できると想定され、労働環境の改善効果も期待できる。
 3社は、昨年11月から共同輸送の検討を開始しており、今年1~6月のテスト期間を経て、本格的開始した。


2019年7月24日号 記事一覧

会合・発表会

  • 資生堂ジャパン、低刺激スキンケア「ドゥーエ」の戦略転換を発表
  • 小林製薬、新製品内覧会を大阪で開催 10月の増税対策など披露
  • ユニ・チャーム、名古屋・東京でも新製品発表会開く

経営・施策

  • P&G・ジャパン・山田本部長インタビュー 殆どのカテゴリーで前年超え
  • アース製薬・川端社長インタビュー 虫ケア用品に続く収益の柱を育成
  • マツキヨHD、香港とベトナムでのDgS事業を本格化へ
  • ライオン、社会体験アプリ「ごっこランド」に新規パビリオンを出店

製品・サービス

  • デンタルプロ、「デンタルプロブラックシリーズ」更に磨きやすく改良
  • ドクターフィルコスメティクス、弱バリア肌に着目した新シリーズを発売
  • 日本製紙クレシア、新ブランド「ポイズさらさら素肌」今春誕生
  • 王子ネピア、「ネピア Whito」から新製品発売 キャンペーンも開始
  • 花王、「ビオレuザ ボディ」発売 高潤滑処方の泡で汚れをやさしくオフ
  • ユニリーバ「ラックス」、アフターサロンシリーズを発売
  • ウテナ、「マジアボタニカ スキンコンディショナー」リニューアル
  • ファンケル、妊娠&授乳期のために開発「ママルラ 葉酸&鉄プラス」発売
  • 明色化粧品、「モイストラボ フローラ」など秋の2019年新製品発売
  • ユースキン製薬、新リップケアブランド「ユースキン リリップ」発売
  • ライオン、「NONIOプラス知覚過敏ケアハミガキ」新発売
  • ウテナ、“エシカル”目指して 「ゆず油」リニューアル
  • ロゼット、「オーレスキュー」など新製品発売
  • 常盤薬品工業、「なめらか本舗リンクルナイト」など発売
  • 常盤薬品工業、「毛穴パテ職人」から高保湿BBクリーム新発売
  • 小林製薬、「漢方ヒロレス」など秋の新製品19品目発表

人事・組織

  • ダリヤ、取締役を選出
  • クスリのアオキHD、役員異動を発表
  • フェザー安全剃刀、役員を選任

決算

  • 薬王堂、2020年2月期第1四半期決算は増収増益 既存店売上高は102.8%
  • コスモス薬品、2019年5月期決算は増収増益 関東地区で郊外型店舗を出店
  • サツドラHD、2019年5月期決算発表 出店強化で増収も販管費増で減益に

調査・統計

  • KSP-POS 2019年6月 カテゴリー別ランキング
  • KSP-POS 2019年上半期 カテゴリー別ランキング

イベント・展示会

  • マンダム、「サマーコンサート」開催 第21回目迎えた音楽イベント
  • シャボン玉石けん、屋久島オープンウォータースイミングに今年も特別協賛
  • フマキラー、広島工場・研究所内でストライダー公認レースを開催
  • 貝印、包丁研ぎセミナー開催 良い包丁の選び方など紹介
  • 花王「ニュービーズ」、夏のイルミネーション点灯式を日比谷公園で開催

施設・店舗

  • コーセー、「先端技術研究所」新設 研究開発拠点を創業の地・王子に集約

特集 【夏季特別号①】

    特別企画

    • 夏商戦動向 殺虫剤・虫対策用品 19年の商戦前半は前年比92%
    • フマキラー 市場創造をテーマに新製品を積極展開
    • 大日本除虫菊 「安心・安全」「ダニ対策」で殺虫剤の新規購入者開拓へ
    • 白元アース 「コバエナックス」のパッケージをリニューアル
    • アース製薬 カテゴリー名称の「虫ケア用品」が着実に浸透
    • 住友化学園芸 「ムシズバジェットナチュラル」拡販に注力
    • 夏商戦動向 入浴剤 夏も入浴で疲労回復へ 夏向け製品に関心高まる
    • アース製薬 「温泡ONPO」が好調 グループシナジー強化で市場拡大へ
    • バスクリン ニーズに対応する充実したラインアップで市場の活性化図る
    • 白元アース 「いい湯旅立ち」から初のクールタイプ発売
    • 花王 クールダウン浴で疲労回復へ 「バブクール」シリーズ刷新

    特集 【夏の保存・調理関連品】

    • 夏商戦動向 保存・調理関連品 8月から秋に向けた拡販に期待
    • 旭化成HP 新ブランド「ジップロック スタイル」発売
    • オカモト 「カシニーナ ピタッ!とラップ」から新商品発売
    • クレハ 「第2回クレハカット選手権」開催 多彩な販促企画で拡販
    • 日本デキシー 「ローリングストック」シリーズから追加品
    • ライオン「リード」 献立作りサポートするLINEチャットボットを開始
    • 宇部フィルム 「ポリラップ」積極展開 「クッキング調理袋」新発売


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。