2018年9月5日号掲載記事より
サプリコ、設立15周年記念式典、新社長就任披露式典開催
全国の地域卸ネットワーク組織・サプリコは、8月25日、「サプリコ設立15周年記念式典及び新社長就任披露式典」を開催。唯一無二の地域卸の全国組織として発展を遂げてきた15年間の足跡と現在の事業概況などについて報告するとともに、平井誠一新社長が今後の方向性について考えを表明した。
はじめに竹内いさや会長(サプリコ富士宮・タケウチ)があいさつに立ち、サプリコの第15期の売上高は第1期の約4.5倍になったと述べたほか、7月の総会で、自身が代表取締役会長CEOに、代表取締役社長COOに平井誠一氏(サプリコ福岡・まさ屋)、取締役会議長・取締役CFOに森友徳兵衛氏(サプリコ中央・森友通商)が就任する人事を決定したことを報告。竹内会長はサプリコの今後と存在意義について、①我々は3つの中核事業によりゴーイングコンサーンとして経営の安定と事業の継続を行う②我々は生産・流通・消費の期待に応え、効率的で良質な全国配荷を行う③我々は地域卸が業界資産であり、社会的に不可欠な存在だと確信している。我々は、その業界資産の全国組織化を行う――との考えを表明した。
また、平井社長は「地域卸の永続と繁栄のためにサプリコがある」と述べた上で、地域卸は会社を大きくすることではなく、小さいながらもしっかりとした会社づくりにより事業を継続し、役割を全うしていくことが重要との考えを示し、そのためにサプリコは、取り組みの第1弾として、「若手が活動する委員会」を立ち上げ、メーカーの幹部とサプリコメンバー社の若手が情報を共有する場「若手情報懇談会」を年に3回程度実施していくことを発表。また、自身の思い描くサプリコ像は、「何かをしてもらうことを望むのではなく、前向きに自ら行動するメンバー社が集まる組織にしていきたい。その結果として、お客様、メーカー様に期待されるメンバー社が集まる組織となることである」と締めくくった。
ツルハ、「ツルハフェスタ仙台 鶴の恩返し」開催 72社が出展し盛況に
ツルハホールディングスのツルハ、ツルハグループマーチャンダイジングは、8月25、26日、夢メッセみやぎ(仙台市宮城野区)で、「ツルハフェスタ仙台 鶴の恩返し」を開催。美と健康に関する様々な情報を発信した。札幌で人気の「ツルハフェスタ」が仙台で初開催となり、2日間とも多くの来場者で盛況となった。
「ツルハフェスタ仙台 鶴の恩返し」は、「みつけよう!美と、健康と、豊かな毎日。」をテーマに、医薬品・日用品・化粧品・食品メーカー、卸売業など72社が100ブースを出展。会場は、「ツルハ ヘルス&ビューティーブース」、「カウンセリングコーナー」、「商品紹介コーナー」の3つに区分され、「ツルハ ヘルス&ビューティーブース」では、「健康チェック&健康相談」、「メイクアップ&肌診断」、「キッズ調剤ブース」が展開された。
中でも「健康チェック&健康相談」では、①自己採血(13項目測定)②脳年齢計③舌で健康チェック④サポーター試着コーナー⑤骨ウェーブ⑥肌年齢⑦ストレスチェック⑧フレイルチェックコーナーなど生活習慣病が気になる人のための自己測定コーナーが設けられ、ツルハの薬剤師が健康に関する相談を行うなどツルハならではの専門性の高いコーナーを展開し、多くの来場者から注目を集めた。
また、「カウンセリングコーナー」では、各メーカーによる美容や健康づくりをはじめとした多彩な相談・体験コーナーが来場者の関心を集めたほか、「商品紹介コーナー」では、美容や健康、暮らしをサポートする商品や、気になる最新の関連商品の情報が紹介され、熱心にブース担当者の説明に耳を傾ける来場者で賑わった。
このほか、ツルハグループのプライベートブランド「エムズワンコーナー」も設けられ、商品紹介やサンプリングを実施した。
JACDS、新執行部が会見 「DgSは予防・治療・介護担える業態へ」
日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は8月24日、定例の記者会見を開催。今西信幸新事務総長はじめ、新執行部の主要役員が出席し、活動現況などを説明、新体制での活動が順調であることを報告した。
当日は、池野隆光副会長(ウエルシアホールディングス会長)や江黒純一副会長兼業界標準化推進委員会委員長(クスリのマルエ会長)、根津孝一執行委員長(ぱぱす会長)、中澤一隆専務理事らが出席し、それぞれ宗像守前事務総長の功績を思い出と併せて説明するとともに、今後の協会活動への決意を力強く語った。
この席上、今西事務総長は、「宗像氏の逝去から2カ月が経過したが、間を置かず取り組むべき課題に対応している」と述べ、引き継ぎも支障なく進んでいることを説明した。
その上で、「宗像氏は業界とその関係者だけでなく、何よりも患者や生活者のことをまず考え、行動していた。これがあったからこそ、ドラッグストア(DgS)業界は6兆8000億円という規模にまで成長できた。私どもはこれからその遺志を継ぎ、宗像氏が目指した10兆円という目標を達成させるべく努力していきたい」とし、JACDSが会員一丸となって取り組んでいく姿勢をあらためて示した。
また今西事務総長はJACDSが現在関わっている案件についても、「協会活動としては、行政や各団体等、外部との折衝も多い。私の立場としてはまずこの外部との案件を中心に担当していくことが良いのではないかと考えている」と述べ、業務における協会内での役割分担についても言及した。
さらに続けて、協会が目指す10兆円産業化についても触れ、「宗像氏のやり残したことだけに必ず実現させたい。そのためには、医療の本質が大きく変化する中でDgSがやるべきことは、予防・治療・介護をトータルで提供できる存在になることだ。できるだけ早期に実現させたい」と提唱。自身が目指す方向性をあらためて示した。
P&G、「ジェルボール3D」でゆとり上手に スペシャルセミナー開催
P&Gは、生活情報誌「サンキュ!」(ベネッセコーポレーション刊)とともに、働き方改革推進協会の協力のもと、8月23日、東京都港区の「ザ ストリングス 表参道」で、働くママを対象とした「今日から“ゆとり上手なわたし”になれるスペシャルセミナー」を開催。56名の働くママたちが参加した。
初めに、サンキュ!編集長の飯塚真希氏があいさつ。続いて、P&Gアソシエートブランドディレクターの高山沙由梨氏が、ジェルボール3Dは働くママの使用率が高い商品であり、3月にサンキュ!の口コミ名品ランキングにおいて「働くママ部門の洗剤№1」を獲得し、多くの働くママから「洗濯の質を落とさずに手間が減らせ、お洗濯にゆとりができた」と評価されたことを紹介した。
次に、翻訳家・家事生活研究家の佐光紀子氏が「女性活躍推進法から3年、ワークだけでなくライフを見直すと、『ゆとり』が見えてくる」をテーマに、働き方改革推進協会理事・伊浪里奈氏が「6秒ルールが、心のゆとりのカギだった。心がスッとおちつく『アンガーマネジメント』講座」をテーマにそれぞれ講演。
続いて、ベアーズ副社長の高橋ゆき氏(家事研究家)が「ゆとり上手のコツ!あたり前をやめる家事講座」のテーマで講演を行い、ゆとりを上手に取るコツとして①スケジュールを立てる②アウトソースする③便利アイテムを使う――の3つのポイントを挙げ、この内、③の「便利アイテムを使う」に関しては、手間いらずでゆとりが生まれる「ジェルボール3D」の使用を推奨した。
最後に、P&Gジェルボール3D研究開発担当の大武秀稔氏が、8月上旬、リニューアル発売した「アリエール ジェルボール3D」は繊維のダメージケア成分により、お洗濯を繰り返すと気になってくる黄ばみ、黒ずみ、繊維のダメージを防ぎ、衣類のアンチエイジングに貢献すること、また、「ボールド ジェルボール3D」はふんわりハリアップ成分により、衣類の洗濯じわを少なくし、アイロンがけをラクにすることができることを説明した。
第4回エンディング産業展開催 終活に関する設備・機器・サービスを披露
葬儀・埋葬・供養などの終活に関する設備・機器・サービス専門展「第4回エンディング産業展」(主催・TSO INTERNATIONAL)が8月22~24日の3日間、東京・有明の東京ビックサイト東7ホールで開かれた。
超高齢社会の進行により年々死亡者数は増加、2020年には143万人に達すると予想されている。これに伴い、消費者は従来の葬儀の形ではなく、個々が自らのエンディングに対して高い関心を示しており、葬儀や埋葬、供養のあり方も個人の好みや希望が大きく反映されるようになっている。さらに、葬儀・埋葬などのエンディング産業も今後大きな変化が予想され、寺院や仏壇・仏具、花卉、石材といった既存の事業者だけでなく、ブライダルやITなど異業者からの参入も活発になっている。
「エンディング産業展」では、こうした多様化するマーケットの健全な発展と、超高齢社会を迎えた日本が自分らしいエンディングを選択できる社会を作れることを目的に開催。第4回目となる今回は、原石・墓石・石材加工技術が一堂に集まる石材産業専門展示会「第2回ジャパンストーンショー」も同時開催され、340社以上が出展した。
会場では、遺族対応ゾーン、供養・葬儀・サービスゾーン、遺品・生前整理パビリオン、寺院設備・仏具ゾーン、葬祭設備・サービスゾーン、フラワーパビリオン、ペット葬儀・供養コーナー――が設置され、終活に関する設備・機器・サービスが一堂に披露された。
さらに事業者・終活者向けに70を超えるセミナーや各種コンテストも開催され来場者の注目を集めた。
2018年9月5日号 記事一覧
M&A・設立
- アインHD、コム・メディカルとABCファーマシーを買収
会合・発表会
- 花王、「キュレル」新製品発表会 史上最高保湿の「モイスチャーバーム」
- 王子ネピア「うんち教室研修会」に小学校の教諭、養護教諭31名が参加
- P&G、「東京2020パラリンピックゴールドパートナー」契約を締結
経営・施策
- サッポロドラッグストアー、働き方改革で「先進取組企業」に認証される
- ライオン、「夫婦円満都市プロジェクト」千葉県流山市と共同イベント実施
- 白元アース 特別インタビュー 「リテールサポートチーム」が本格始動
- ユニ・チャーム、「超快適マスク園児専用/低学年専用」新発売
- ユニ・チャーム、診察情報を患者が保管して閲覧できる「カルテコ」活用
製品・サービス
- 日本ロレアル、「ロレアル パリ」から新フレグランスヘアオイル発売
- ライオン、介護の負担・不安軽減する新ブランド「ラクタスケア」発売
- 小林製薬、「のどぬ~るぬれマスク」から就寝時向け立体マスク新発売
- 日本製紙クレシア、「スコッティー」からディズニーハロウィン限定品発売
- サンスター、「長期保存用ガム・デンタルリンス」一般向け販売開始
- 大王製紙、「コットンフィール」など新製品・リニューアル品発売
- P&G、「レノアオードリュクス」からブルーミングパッション新発売
- アース製薬、「ノンスメル冷蔵庫用抗菌+防カビ剤」新発売
- サンスター、水まわり用「輝き洗剤キーラ」一般消費者向けに販売開始
- ファンケル、ひざ関節の違和感を和らげるサプリメント「楽ひざ」新発売
- P&G、パンテーン最高級ライン「ミラクルズ」新発売
- ユニリーバ、「ラックスプレミアムボタニフィーク」秋季限定アイテム発売
- ユニリーバ、「ダヴメンプラスケア」からフェイスケアアイテム
- コットン・ラボ、「オーガニックコットンナプキン夜用8個」新発売
- カネヨ石鹸、「香り続く柔軟剤」など秋の新商品・改良品を発売
- 王子ネピア、「ネピアプレミアムソフトティシュ」トリプルリニューアル
- ファンケル、「アンドミライスキンアップローションⅡ」新発売
人事・組織
- フマキラー、大下俊明会長が代表取締役会長海外事業管掌に就任
- フタバ化学、志水大輔氏が代表取締役に就任
決算
- 米国P&G、18事業年度第4四半期業績発表 純売上高が前年同期比3%増
イベント・展示会
- 日登協、市民公開イベントを彦根で開催へ 「滋賀県モデル」事業の一環
- J-NET中央、第78回MDF開催 売上割戻仕組み変更に成果
- 広島共和物産、M&C共催の第43回メンバーズフェアが盛会に
- 第103回東京医療衛生用品フェア開催 約1300人が来場
- ジェクス、大阪・道頓堀でコンドームのサンプリングイベント実施
- 花王「エッセンシャル」、「ヘアケア ラクちん化運動応援演説会」開催
- 貝印、「第11回貝印スイーツ甲子園」決勝大会で関根勉が特別審査員に
- ユニリーバ「ラックスボタニフィーク」ナイトプールに多くの来場者
施設・店舗
- まさ屋、新本社屋倉庫が完成 一拠点集約で更に効率的な物流体制構築
時評・コラム
- 泡沫 織物と刺繍の御仏に魅せられて
- らいたあ エステー主催「赤毛のアン」が千秋楽迎える
その他
- 日本マーケティング研究所、戦略ケース研究会特別セミナーを10月に開催
- 紀陽除虫菊の家庭用洗浄剤3点を付録にしたムックが宝島社から発売
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