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2018年8月29日号掲載記事より

アース製薬、2018年12月期第2四半期決算は増収減益に 破壊的改革進める

アース製薬、2018年12月期第2四半期決算は増収減益に 破壊的改革進める

 アース製薬は8月9日、2018年12月期第2四半期決算説明会を開き、川端克宜社長と三枚堂正悟取締役経営統括部統括部長が出席し、連結業績及び今後に向けた取り組みなどについて説明を行った。
 今期第2四半期の連結業績は、売上高1010億6200万円(前年同期比1.4%増)、営業利益64億9400万円(32.8%減)、経常利益66億9600万円(32.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益40億4400万円(35.3%減)の増収減益となった。
 川端社長は、第2四半期において、売上げが増加したものの、利益面では前期を下回ったことに対し、主な要因として虫ケア用品の伸び悩みや物流経費や一時費用の増加などを挙げ、特に今年は、シーズン前半の平年を下回る気温から一気に異常な猛暑になるなど、これまで経験したことのない気象条件の下で、虫ケア用品の売れ行きにも大きく影響したと説明。ただし、下期に向けて改善の余地があり、また返品対策も昨年以上に進んでいることも踏まえ、現時点での下方修正はしないと述べた。
 そして、今後の事業展開についても触れ、異常気象をはじめ、過去の経験則が通用しない大きな変化が続く中、今後は抜本的な改革から、過去との決別も含めた「破壊的な改革」という新たな改革を進めていくと述べ、日用品の更なる育成をはじめ、収益性重視でのゼロベースでの予算立案や販促費の適正配分、またグループ製品の生産最適化やカテゴリー戦略の明確化などについても言及し、今期の分析を踏まえて来期に向けて具体的な取り組みを実施していくとの方針を明らかにした。

マツキヨHD、2019年3月期第1四半期決算は売上・利益とも過去最高記録

マツキヨHD、2019年3月期第1四半期決算は売上・利益とも過去最高記録

 マツモトキヨシホールディングスは8月9日、2019年3月期第1四半期連結決算業績を公表。売上高は1445億6400万円(前年同期比5.2%増)、営業利益は93億1800万円(13.5%増)、経常利益は99億7900万円(12.8%増)、当期純利益は66億4100万円(14.9%増)で、今数値は「売上高、および各利益とも、同期間における過去最高となった」(同社)と話す。
 増収の主な要因として同社は、「エリアシェア拡大のための至近距離出店やインバウンド対応店舗の拡充、それに伴う収集データの活用などが奏功した」とし、推進する「需要創造に向けた新業態モデルの構築」や「オムニチャネルを起点としたCRMのさらなる進化」といった戦略テーマへの取り組みが順調との見方を示した。
 また、調剤事業では健康サポート薬局認可の15店舗においての地域連携推進、調剤サポートプログラム導入などが業績に大きく寄与したとしている。
 当期中ではグループ全体で17店舗を新規出店させ、当期末での総店舗数は1607店舗となった。
 直近の7月も、「売上高伸び率では全店ベース・既存店ベースともプラスで推移。当第一四半期からの4カ月累計では既存店べースで2.2%、全店ベースで4.6%とプラスとなっている」(同社)と、その好調さを強調している。
 7月31日に成田空港内立地(出国手続き後エリア)での出店を果たした同社。「同じインバウンド対応型店舗でも、この立地は新たな挑戦となる。競合との差別化提案にもつながるので、こうした立地での出店をこれからも強化、推進していきたい」と話す。

ライオンなど異業種3社、共通トレーラー利用した共同幹線輸送を開始

ライオンなど異業種3社、共通トレーラー利用した共同幹線輸送を開始

 ライオンは、キユーピーと日本パレットレンタル(JPR)の異業種3社で、共通トレーラーを利用した共同幹線輸送を開始する。
 近年の物流業界は、ドライバー不足、物流費の上昇、CO2排出量の削減などの課題が深刻な社会問題となっている。安定的な輸送の実現には持続可能な物流網の構築が必須だが、こうした物流業界の課題を受け共通の課題を持っていた、ライオン、キユーピー、JPRの3社が共同輸送について検討を始め、本年6月より関東~九州間往復(総移動距離2811㌔㍍)の共同幹線輸送のテストを実施した。
 その結果、実車率の向上、ドライバーの労働環境改善、またCO2排出量の削減などの効果が得られたことから、8月22日から、3社による共同幹線輸送を本格稼働した。
 この共同幹線輸送におけるポイントは①異業種の新たな協働②実車率99%超を実現③CO2排出量の削減――の3点。
 積載対応商品は、ライオンがハンドソープ、ボディソープ等、キユーピーが調味料、加工食品等、JPRは、物流機器(パレット)。
 今後は、業界業種に関わらず、パートナーとなりうる企業と積極的に取り組みを拡げ、持続可能な物流構築を進めていくとしている。

マンダム「ギャツビー」、新イメージキャラに柳楽優弥と新田真剣佑を起用

マンダム「ギャツビー」、新イメージキャラに柳楽優弥と新田真剣佑を起用

 マンダムは、今年で発売40周年を迎えたヤング男性向けコスメブランド「ギャツビー」の新イメージキャラクターに俳優の柳楽優弥と新田真剣佑を起用し、8月21日から全面リニューアルしたギャツビー公式サイトでコミュニケーション展開を開始している。
 今回、ギャツビーが新たに打ち出す世界観は「GATSBY COP」。ギャツビーが40年間培ってきた“スタイリッシュさ”“やんちゃさ”“カッコよさ”などを体現できる両名が「バディ(相棒)」となり、かつてない世界観の中でスタイリッシュに活躍する姿を描く。
 柳楽優弥×新田真剣佑のダブル主演となる「ギャツビー スキンケアシリーズ」(8月27日リニューアル発売)の新CMは9月の公開を予定。
 また、これに先駆け、両名の初共演インタビュー動画をギャツビー特設サイトで8月21日から公開している。

ライオン、「トップスーパーNANOXおさがりプロジェクト」始動

ライオン、「トップスーパーNANOXおさがりプロジェクト」始動

 ライオンは「トップスーパーNANOX」初の取り組みとして、衣服をキレイに洗うことを広め、まだまだ着られる衣服は次に必要とする人につないでいく活動「トップスーパーNANOX おさがりプロジェクト」を、8月24日から開始した。
 「トップスーパーNANOX おさがりプロジェクト」は、子どもが成長してサイズアウトしてしまった服、ちょっとした汚れがついてしまったけれどお気に入りの服、思い出がたくさんつまっている服など、こうした大切な衣服をキレイに洗い上げるための情報提供や、次に着てもらえる人へ届ける活動などを進めていく。
 8月24~26日には同プロジェクトの第1弾として、全国7都市のライオン特設会場内で、「おさがりチャリティー活動」を実施。全国7都市の特設会場に「おさがりBOX」を設置して、それぞれの思いがこもった大切な衣服を預かり、全国から集めた衣服を、クリーニング店「クリーニング専科」の協力のもと、「トップスーパーNANOX」などの同社製品を用いて徹底洗浄し、認定NPO法人日本救援衣料センターを通して、次に着てもらう人に寄付を行う。


2018年8月29日号 記事一覧

会合・発表会

  • オルビス、今後の戦略発表 「オルビスユーシリーズ」リニューアル発売
  • 三菱電機、「暮らしと設備の総合展」開催 タイプ別乾電池の品揃え提案

経営・施策

  • アインHD、調剤薬局に防犯カメラ導入 第1期として200店舗に設置
  • トモズ、女子サッカー招待キャンペーン実施 スポンサードチームの応援で
  • コーセー、創業70周年記念誌「コーセー70年の軌跡」を刊行
  • ユニ・チャーム、「ピンクリボン活動」今年も応援 「ソフィ」限定品など
  • ライオン、「24時間テレビ41 愛は地球を救う」に今年から協賛
  • WADAI リブドゥコーポレーションの介護生活メディアがNHKで紹介
  • 阪大とマンダム、クロス・アポイントメント制度で協定締結
  • 貝印、110周年記念ソング完成 岡本真夜が作詞・作曲

製品・サービス

  • 花王、「ビオレGUARD薬用ジェルハンドソープ」新発売
  • ユニリーバ、「ダヴ洗顔シリーズ」から初の医薬部外品発売
  • エステー、ハロウィーンデザインの「消臭力」限定発売
  • 牛乳石鹸共進社、「ウルルア美容オイルinハンドウォッシュ」新発売
  • ライオン、「開運干支®石けん(亥)」期間限定で予約販売
  • ニトムズ、シンプル&スタイリッシュな「コロコロコンパクト」新発売

宣伝販促

  • カメヤマ、「夏の感謝キャンペーン」実施中 新キャラクターが紹介
  • コーセー「ヴィセ」、新イメージキャラクターに滝沢カレンが就任
  • 日本製紙クレシア、新垣結衣出演「クリネックス」TVCM第2弾放映中
  • 大島椿、「美しいツヤ髪」に必要なケアや生活のアドバイスを発信

決算

  • アイスタイル、2018年6月期決算は大幅な増収増益

調査・統計

  • マンダムが調査、「自分の汗のニオイ」気になる時間は12時頃から18時頃
  • KSP-POS 2018年7月 カテゴリー別ランキング

イベント・展示会

  • 牛乳石鹸共進社、京都・烏丸御池に「赤箱AWA-YA」限定オープン
  • 貝印、「第11回貝印スイーツ甲子園」東日本予選大会開催
  • 「第86回東京ギフト・ショー」ビジネスガイド社・芳賀社長インタビュー

施設・店舗

  • コクミン、関西空港に3店舗目オープン 情報共有で新サービス開発へ

訃報・葬儀

  • ロート製薬前社長・吉野俊昭氏のお別れの会が執り行われる

時評・コラム

  • 泡沫 改めて問われる防災対策のあり方

特集 【電池・防災用品】

    特別企画

    • 9月1日は「防災の日」 ライフライン確保に向け増す業界の責任
    • 電池市場 17年は約1685億円とほぼ横バイ 単1~2形が防災ニーズで好調
    • パナソニック 応用品防災山積み企画を展開 ライト商品の品揃え強化
    • FDK 「富士通アルカリ乾電池」で防災対策プロモーションに注力
    • 三菱電機 夏の買い場作りコンテストで「ついで買い」促進
    • 東芝ライフスタイル LED灯具類の定番強化とアルカリ増量品を推進
    • マクセル アルカリ「ボルテージ」10周年 防災の日に「感謝パック」発売
    • 東海 点火棒「スクリプト CRマイティーマッチグリップ」など発売
    • 東亜ローソク 災害時の停電などに最適な「非常用ローソク」発売中
    • 白十字 道具要らずの「ワンタッチ包帯」など家庭用救急用品が好評
    • 玉川衛材 非常時にも活躍する「応急処置セット ポーチタイプ」揃える
    • サンコー 「非常用簡易トイレ」などラインアップ 都市部こそ備えが必要
    • プラネット 「防災対策」調査 備えるべきは「地震」関東では86%

    特集 【H&BC/高付加価値商品】

    • 「高付加価値創造産業」に向けた積極的な取り組みを
    • 花王 「est」から「エスト ザ クリーム TR」新発売
    • コーセーコスメポート 「黒糖精」から「パーフェクトエッセンス」新発売
    • P&Gプレステージ SK-Ⅱフェイシャルトリートメントエッセンス好評
    • 第一石鹸 「FUNS Luxuryボディソープ」が好調
    • あらた 抗酸化アミノ処方のヘアケアブランド「キュアミノ」が好評
    • ライオン “晴れ干し触感”「トップ ハレタ」新発売
    • 牛乳石鹸共進社 「赤箱」90周年迎えて「#赤箱女子」キャンペーン実施中
    • サンスター 洗口液「ガム・ナイトケアリンス」改良新発売
    • 貝印 「KAI RAZOR axia」「Xfit」が人気
    • ユニリーバ 「ラックス ボタニフィーク」からブランド初のボディソープ
    • ユニ・チャーム 「ムーニーマン」Lサイズ・ビッグサイズを改良
    • 旭化成HP 「サランラップ」改良 もっと切りやすく、もっと使いやすく
    • PRページ 花王 「エッセンシャル」刷新 ヘアケアラクちん化運動を展開
    • エステー 「洗浄力モコ泡わ」シリーズが好評、単価アップに貢献
    • 日本香堂 郵便ポストに投函できる進物線香「香伝」を今秋発売
    • 小林製薬 「炭の消臭元」新発売 インテリア・デオドライザー市場を創造
    • デンタルプロ 「デンタルプロブラックコンパクト」更に奥歯に届きやすく
    • 大日本除虫菊 オトコ臭にも効く防虫剤「ゴンゴンforMEN」新発売
    • ジェクス 「ラクレッシュ」でL8020乳酸菌によるオーラルケアを提案
    • エビス 弾力毛束の「プレミアムケアハブラシ・G」新登場
    • 日本ペットフード 「コンボ キャット アソート」新発売
    • ミヨシ石鹸 環境配慮面からもブランド価値向上を図る
    • 本島椿 純国産椿油3品や「本島椿 純椿油プッシュタイプ」を展開
    • シャボン玉石けん 「メンズシャボンフェイシャルソープ」新発売
    • フマキラー 「アレルシャット イオンでブロック」がアルコールフリーに
    • サラヤ “手肌と地球にやさしい”「ヤシノミ洗剤」が高評価
    • クレハ 「NEWクレラップ」新CM投下、「クレハカット選手権」実施
    • 白元アース 「快適ガードプロのど潤いプラス」など新発売
    • クラシエHP 「ナイーブ 泡で出てくるボディソープ」限定品発売
    • 第一三共ヘルスケア 「ミノンアミノモイスト」香港で販売開始
    • ロゼット 「洗顔パスタエイジクリア」などから新製品発売
    • マンダム 「ギャツビー スキンケアシリーズ」リニューアル


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。