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2018年8月15日号掲載記事より

ライオン、1~6月期は増収増益 オーラルケアが市場上回る成長に

ライオン、1~6月期は増収増益 オーラルケアが市場上回る成長に

 ライオンは8月6日、ライオンプレスクラブへの決算説明会を開き、小林健二郎取締役上席執行役員、榊原健郎取締役上席執行役員が出席して、2018年12月期第2四半期の連結業績(IFRS基準)などを説明した。
 同期の業績は、売上高1684億8400万円(前年同期比3.4%増)、営業利益178億7200万円(43.7%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益139億3500万円(58.9%増)で計画を達成し、増収増益となった。
 第1四半期の売上高は、1.7%の増加だったが、4~6月は5%の成長。また、売上総利益から販売費及び一般管理費を控除した、同社の恒常的な事業業績を測る利益指標の事業利益は125億5200万円(0.1%増)となり、当初約15億円減の予測を上回り、0.1%増加した。営業利益率は10.6%となった。
 セグメント別の業績では、一般消費財事業は売上高1108億2600万円(4.2%減)・事業利益80億4600万円(7.2%増)、売上高の減少はグループ内取引の減少の影響によるもので、外部売上高ベースでは0.7%増となった。産業用品事業は売上高283億1300万円(9.2%増)・事業利益13億5200万円(37%増)、海外事業は売上高522億200万円(4.5%増)・事業利益28億9200万円(13.3%増)、その他は売上高154億3300万円(8.4%増)・事業利益6億3900万円(7%増)。
 一般消費財事業の成果は、オーラルケア分野が市場を上回る成長となり、マーケットを牽引した。「システマ」のリニューアルが好評となり、「システマ ハグキプラス」は14%増。「クリニカ アドバンテージ」も13%増となった。デンタルリンスは「NONIO」を中心に売上げが大幅に増加した。

あらた、19年3月期第1四半期決算発表 先行投資で営業利益は微増に

 あらたは8月2日、2019年3月期第1四半期決算短信を発表。売上高1918億7200万円(4.4%増)、営業利益24億8600万円(1.2%増)、経常利益25億5100万円(5.5%減)、四半期純利益17億6000万円(2%減)となった。
 同期は2020年3月期中期経営計画の達成に向けた事業規模拡大を図るため、既存販売先における取引シェアを獲得したことで増益を達成したが、これに伴う必要投資が先行したことで売上総利益率が前年同期より0.1ポイント低下し、営業利益の伸びは微増に留まった。なお、販管費率は売上高が4.4%伸びる中でも3.6%の増加に抑制しており、安定した収益基盤の構築に向けた活動が進んでいる。
 同社では、同期は18年3月期同様に、上位小売業の売上高の伸び率が全社実績を上回って進捗しており、主力であるドラッグストア業態は前年同期比5.6%増、Health&Beauty(化粧品等)カテゴリーは同9%を超える増加率で推移しているとし、現在の成長ドライバーとなっている活動基準原価による営業活動の徹底、商品単価の改善、返品の削減、間接業務の生産性改善により年間業績予想と2020年3月期中期経営計画の達成を目指すとしている。

ユニリーバ「ボタニフィーク」、人気サロンとコラボ、ヘアアレンジを開発

ユニリーバ「ボタニフィーク」、人気サロンとコラボ、ヘアアレンジを開発

 ユニリーバのボタニカルヘアケアシリーズ「ラックス プレミアム ボタニフィーク」(以下、ボタニフィーク)はこのほど、東京・銀座の人気ヘアサロン「drive for garden」とコラボレーションし、ボタニフィークのブランドコンセプト“愛されるために花を纏う”をテーマに、頑張りすぎていないナチュラルなニュアンスの中にボタニフィークらしい凛とした大人の女性のイメージをエッセンスとして加えた、この夏おすすめのヘアアレンジを開発した。
 今回のヘアアレンジは、ボタニフィークのスタイリング剤3種(ボリュームジェリーミスト、ナチュラルホールドジュレ、2WAYアレンジオイル)を使って、フェミニンな気分を楽しめる甘口スタイルと、クールな自分を演出できる辛口スタイルの合計6パターンのスタイリングレシピを作成。夏の様々なシーンで活用できる。
 ボタニフィークのヘアスタイリングシリーズ「ラックス プレミアム ボタニフィーク ナチュラルアレンジシリーズ」は100%アンデス産ピュアオーガニックオイルに加え、サロン発想のシアバター とオーガニックシアバターを配合。“頑張り過ぎない、こなれた感じを演出したい”“固めずにナチュラルなニュアンスを楽しみたい”“オーガニック成分にこだわりたい”といった多くの女性がもつスタイリングへの要望に応える。

花王、米国WSI社を買収 業務品事業のグローバル展開を推進

 花王は8月9日、アメリカの子会社を通じて、業務用クリーニング用の洗剤ソリューションビジネスを展開する、ウォッシングシステムズ社(アメリカ オハイオ州シンシナティ、以下WSI社)を買収したと発表した。
 WSI社は、主に北米で、水洗いを主体とする業務用クリーニング会社向けに、業界をリードする洗剤を開発・販売するとともに、統合された洗剤供給システム、業界トップクラスの顧客サービスを提供することによって、市場で大きな支持を得ているという。また、同社は環境への取り組みにも実績があり、17年にはオハイオ州環境保護局より営利企業で初めてPlatinum賞(最高賞)を受賞している。
 花王は、花王プロフェッショナル・サービスを通して、主に日本国内で業務品事業を展開。外食、食品加工、病院、クリーニング等様々な分野で、洗浄・清掃、衛生管理等のサポートを通じて生活者の安全・安心・快適を支え続けることを事業の使命として活動している。
 花王は今回の買収により、業務品事業のグローバル展開を推進していくとしている。

サンスター、洗口液「ガム・ナイトケアリンス」改良新発売

サンスター、洗口液「ガム・ナイトケアリンス」改良新発売

 サンスターグループ オーラルケアカンパニーは、「G・U・M(ガム)」ブランドから、おやすみ前の歯みがき習慣にプラスして、6つの効果でお口の様々なトラブルをケアする洗口液「ガム・ナイトケアリンス」(医薬部外品)を、8月22日から改良新発売する。
 同社では2005年から「ガム・デンタルリンス ナイトケア」を発売しているが、今回の改良で、特に30代からのお口のトラブル予防のために、夜寝る前の新習慣として提案すべく、デザインを一新して、「ガム・ナイトケアリンス」を改良新発売する。これ1本で、30代のお口の悩み(口臭、ネバツキ、出血、歯肉炎、歯垢など)にアプローチすることができる。
 香味は、眠りを妨げないマイルドな使用感のナイトハーブタイプと、清涼感やスッキリ感があり、キレイな気持ちで眠れる新香味のリフレッシュハーブタイプの2種類。ノンアルコールタイプ。
 900mlサイズは、環境負荷低減のボトルを採用。使用樹脂量を減らし、つぶしてコンパクトに捨てることができる。


2018年8月15日号 記事一覧

会合・発表会

  • シュウ ウエムラ、限定リップコレクション発表 渡辺直美がプロデュース

経営・施策

  • リブドゥコーポ・久住新社長が方針説明 20年度売上高600億円を目標に

製品・サービス

  • クラシエHP、「ナイーブ」ご当地ボディソープ第7弾は山梨産「ぶどう」
  • ニトムズ、インテリア性のある「窓ガラス断熱シート」3柄を新発売
  • マースジャパンリミテッド、「シーザー スナック」など新製品発売
  • 伊勢半、夏・秋の新商品を発売 「マミー ボディミルク」など
  • カネボウ化粧品、「トワニー」から秋口集中ケア美容液を数量限定発売
  • グライド・エンタープライズ、「ルルルンプレシャスGREEN」新発売
  • 第一三共HC、「ミノンアミノモイスト」マイメロディマスク限定発売
  • コーセーコスメポート、「ソフティモラチェスカ」ミルククレンジング発売
  • コーセーコスメポート、黒糖精プレミアムからパーフェクトエッセンス発売
  • 王子ネピア、「ネピア鼻セレブティシュ」15周年を前に全面リニューアル
  • 王子ネピア、「ネピア鼻セレブマスクMekuru」新発売

宣伝販促

  • シック、8月8日「ヒゲの日」制定40周年記念オリジナル動画を放映中
  • 大王製紙「GOO.N」、「ハグ~ンの日」制定記念動画を公開中
  • P&G、「アリエール」「ボールド」ジェルボール3D新CM放映

人事・組織

  • ロート製薬、山田邦雄会長が社長を兼任
  • サプリコ、新社長に平井誠一氏が就任 新体制を発表
  • プラネット、組織変更・人事異動を発表

決算

  • ユニ・チャーム、第2四半期連結決算は売上・利益とも過去最高を更新
  • アルフレッサHD、19年3月期第1四半期連結決算は中計施策奏功で利益増
  • 東邦HD、19年3月期第1四半期連結決算 薬価改定響き、各利益マイナスに
  • ジョイフル本田、18年6月期決算を発表 天候不順・店舗改装の影響で減収
  • 資生堂、1~6月期は増収増益 プレステージブランドが好調

研究・開発

  • サンスター、歯間清掃具、殺菌剤CPC配合液体製剤併用時の歯磨効果報告

調査・統計

  • 花王、白髪染めに関するアンケート調査 「オシャレおっくう層」が6割超
  • 経済産業省 18年5月度洗浄剤統計 洗顔クリーム・フォームが好調
  • 西化工 18年1~5月化粧品統計 ファンデーションが2カ月ぶりにプラス
  • 東家同 18年7月度調査 ティシュ・1stブランドのセンター価格が上昇傾向

イベント・展示会

  • サンギ、「歯が命アワード2018」表彰式 宇宙飛行士の野口聡一氏が受賞
  • 日本DIY協会・稲葉会長インタビュー 「DIYショウ2018」開催
  • ライオン「ソフラン アロマリッチ」香りのギャラリーを期間限定オープン
  • マンダム、「GATSBY CREATIVE AWARDS 13th」開催 5部門で作品を募集
  • ライオン、「ブライトW」特別練習会とお洗濯講習会開催

訃報・葬儀

  • 訃報 赤尾主哉氏(サンドラッグ社長) 52歳

時評・コラム

  • 時評 上半期市況から見えたもの

その他

  • アース製薬、研究員が害虫の素顔綴った「きらいになれない害虫図鑑」出版

特集 【洗濯用品】

    特別企画

    • 洗濯関連市場は3年連続伸長 高付加価値化進展も従来品の価格訴求が課題
    • 花王 「アタックNeo」「アタック抗菌EX」シリーズを積極展開
    • ミマスクリーンケア 「緑の魔女」から柔軟仕上げ剤発売
    • P&G 「アリエール」「ボールド」ジェルボール3Dを改良
    • ライオン “晴れ干し触感”で新価値創造 「トップ ハレタ」新発売
    • サラヤ 「ヤシノミ洗たく洗剤」「ヤシノミ柔軟剤」リニューアル
    • 紀陽除虫菊 酸素系漂白剤「オキシウォッシュ」優れた洗浄力で販売拡大
    • ミヨシ石鹸 「そよ風」「無添加お肌のためのせんたくせっけん」が好調
    • 東邦 部分洗い用洗濯石けん「ウタマロ石けん」が好評 TVCMも放映中
    • 第一石鹸 「NOVAGE」簡単・計量いらずの“ワンプッシュ”を訴求
    • トイレタリージャパンインク 「F1J1マジカルシート洗剤」を育成
    • ウエ・ルコ 「泡で洗うエリ・そで洗剤」が好評 詰替用も伸長
    • グラフィコ 酸素系漂白剤「オキシクリーン」スーパーでの販売が好調
    • ヒューマンシステム 「UV撥水シャットアウト」などの拡販に注力
    • マルフクケミファ 「KiRei衣類用液体洗剤+柔軟効果2in1」発売
    • シャボン玉石けん 「肌ケア洗濯」を訴求 更なる差別化で拡販図る
    • ハイネリー 純植物性洗たく用石けん「はな」 優しい洗いあがりが好評
    • PRページ NSファーファ・J 「ファーファFree&」この秋新発売


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。