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2018年8月8日号掲載記事より

P&Gプレステージ、第27回SK-Ⅱ BCコンテスト全国大会を開催

P&Gプレステージ、第27回SK-Ⅱ BCコンテスト全国大会を開催

 P&Gプレステージ合同会社は8月1日、「第27回SK―Ⅱビューティカウンセラーコンテスト全国大会」を開催。「クリアな素肌の世界へ、すべての女性をいざなう」のテーマのもと、3月~5月末までの1次及び2次選考を勝ち抜いたビューティカウンセラー(BC)部門6名、チーフBC部門6名の計12名が出場し、接客技術の高さを競い合った。今回はインタビュー形式を取り入れ、1人ひとりの個性がよりわかりやすく表現できるように演出、明るさとフレッシュ感がみなぎるコンテストとなった。
 初めに柳内清隆事業代表があいさつ。柳内事業代表は、2017/2018事業年度の事業内容についてふれ、5年連続で過去最高の業績を達成できたとし、特に35歳以下の女性への浸透が成功していることを強調。そして、「ビューティカウンセラーの果たす役割がより重要になっている」として、今回のコンテストが顧客起点のサービスを行う上で大きな意味を持つことを示し、「きょうをSK―Ⅱ進化のスタートの日にしたい」と語った。
 コンテストは、審査員並びに特別審査員として招かれたモデルの近藤千尋を紹介後、インタビューと接客技術(ニーズに合わせたカウンセリング)が披露された。
 インタビューでは、ファイナリストに対し、①全国大会に臨むにあたっての秘策とは②優勝できる自信はあるか③自身のアピールポイント④接客技術で最も大切にしていること⑤お客様やBC仲間に対するコメント――などについて質問。それぞれの回答には、日ごろ真摯に努力しているBCらの生の声が披露された。また接客技術では、会場外でモデルになってもらう人へのお声がけからスタートし、それぞれの技術を駆使したカウンセリングが行われ、各審査員はきめ細やかに1人ひとりの接客態度や技術を審査した。
 審査結果を待つ間には、スペシャルゲストである近藤千尋のトークショーも開かれた。SK―Ⅱを使用して4年目になる近藤は、自身がSK―Ⅱをラインで揃えていることを明かし、友人に対しても「ぜひ使ってみて」と勧めていることなどを紹介した。

資生堂、新「SHISEIDO メイクアップ」発表 世界で展開

資生堂、新「SHISEIDO メイクアップ」発表 世界で展開

 資生堂は8月1日、新製品発表会を開き、世界88の国と地域で展開している「SHISEIDO」から、新メイクアップ(全15品目124品種・用具6種)を9月1日、世界各国で順次発売すると発表した(日本では百貨店等約320店、同社総合美容サイト・ワタシプラスで発売)。新「SHISEIDO メイクアップ」は、資生堂グループの「センター・オブ・エクセレンス(専門組織、以下COE)」構想のもと、米国・ニューヨークに拠点を置く「メイクアップ COE」による第1弾製品。今後資生堂では、「COE」構想のもと、世界に通用する強いブランドを育成していく。
 魚谷雅彦社長は、「『SHISEIDO』は社名を冠しているブランドだけに、当社では最も重要なブランドの1つと位置付けている。私が資生堂の社長に就任した2014年以降、『SHISEIDO』ブランドの活性化を図るべく、新製品の導入や店頭展開・広告宣伝活動の強化などを実施したことが奏功して、実績は好調に推移し、昨年度は2ケタ成長を達成した。資生堂では、中長期戦略『VISION2020』の一環として、『グローバルマトリクス体制』のもと、スキンケアは日本、メイクアップ・デジタルは米州といった各カテゴリーにおいてグローバルに影響力を持つ最先端のエリアで情報収集・戦略立案・商品開発などをリードする『COE』を整備した。日本の企業である資生堂が真にグローバルな展開をするために、『COE』構想は重要な取り組みだと考えている。この考えのもと、世界に通用する強いブランドを育成し、日本のヘリテージ(歴史的伝統)を持ちながら世界で勝てる真のグローバル企業を目指していく」と述べた。
 次に、「SHISEIDO」グローバルアンバサダーに起用された女子フィギュアスケーターのアリーナ・ザギトワ選手が登場してトークショーが行われた。

小林製薬、2018年12月期第2四半期業績は増収増益 海外事業などが牽引

小林製薬、2018年12月期第2四半期業績は増収増益 海外事業などが牽引

 小林製薬は7月31日、「2018年12月期第2四半期決算説明会」を開き、同期連結業績が、売上高726億7800万円(前期比8.0%増)、営業利益116億200万円(12.0%増)、経常利益115億3300万円(12.6%増)、四半期純利益76億2900万円(8.4%増)の大幅な増収増益を達成したことを発表した。
 初めに小林社長が今年半年間の同社の主なトピックスをスライドで紹介した後、連結業績について説明。今回の売上げの増減要因(前期比)については、①海外事業の伸長(17億円増)②新製品の寄与(31億円増)③インバウンド需要の増(19億円増)④通販事業の伸長(1億円増)⑤桐灰カイロ返品減(4億円増)――をあげ、「営業利益」は、「増収の影響(39億円増)」に加え、積極的な「広告投下(広告宣伝費10億円増)」により売上げ成長を促進し、大幅な増益を達成したことを明らかにした。
 主要事業別の業績については、「国内家庭用品製造販売事業」(国内店販+桐灰化学)は、売上高573億円(6.4%増)、営業利益109億円(10.3%増)となり、営業利益率は19.1%と前期を上回った。
 一方、「海外事業」は、中国本土における店頭売上げ及びEC売上げが大幅に拡大したことで、売上高96億円(22.0%増)、営業利益1億円(171.1%増)を計上。「通信販売事業」は、サプリメント・スキンケアともに売上げが堅調となり、売上高51億円(3.4%増/サプリメント=3%増、スキンケア=6%増)、営業利益7000万円となったことを報告した。
 続いて「中期経営計画」(17~19年)における、「成長4事業」の進捗(17年12月時点の売上高)について、①海外事業217億円(進捗率44%)②通販事業101億円(同27%)③スキンケア事業60億円(同17%)④漢方事業127億円(同124%)――となっていることを報告した。

エビス、第11回協力会総会・事業方針説明会開催 前年比105.8%に

エビス、第11回協力会総会・事業方針説明会開催 前年比105.8%に

 エビスは、同社と取引先との相互の親睦を図るエビス協力会の第11回総会並びに事業方針説明会を7月25日、大阪市内で開いた。
 乾正孝社長は2018年5月期の業績について、前年比で売上高105.8%(オーラルケア関連111.2%、ハウスウェア関連86.5%)、営業利益68.7%、経常利益72.6%、当期純利益77.0%、売上高営業利益率5.1%、売上高経常利益率6.1%、売上高当期純利益率4.2%となったと報告。利益が前年比で減少した要因については、新工場の設備投資に伴う減価償却や給与ベアの実施を挙げた。
 19年5月期の基本方針は、昨年に起きた計画以上の受注増や生産計画の混乱に伴う一部での納期遅延や販売制限の徹底是正を図るため「信頼を回復、成長軌道へ」とした。また基本戦略は、「安定的な生産体制の実現」(品質・コスト・納期の向上、設備や制御システムの改善強化、個々のスキルレベルの向上)と、「企業体質の改善強化」(成長に伴うオペレーションの変更、ITシステムの強化、人材の確保と育成)を挙げた。
 更に基幹施策として、①設備投資の拡大継続②サンプリング・SNS広告の実施③働き方改革の推進――を掲げた。
 19年5月期の業績目標は、前年比で売上高108.7%、営業利益91.3%、経常利益95.5%、当期純利益97.4%を見込んでいる。
 なお、秋の新製品として、プレミアムケアシリーズから、ぎっしり毛束で力強い磨き心地の「プレミアムケアG」などを新発売することを報告した。

マツキヨ、成田空港に新店オープン 出国手続き後エリアに初出店

マツキヨ、成田空港に新店オープン 出国手続き後エリアに初出店

 マツモトキヨシは7月31日、成田国際空港第1ターミナル3階・出国手続き後エリアに新店をオープン、マスコミ等への見学会を行った。同店は、施設内のショッピングゾーン新設に伴うもので、空港内、また近隣での出店は3店舗目だが、出国手続き後エリアは初出店となる。
 正式名は「成田国際空港第1ターミナル店」で、売り場面積は139平方㍍。店舗特徴として同社は、「基本的にヘルス&ビューティ提案を軸にしているが運営上、制度化粧品の取り扱いができないため、その分、各メーカーとの専売品やPB商品などを多く取り揃えている。また、施設側からの要請でOTC薬では第一類医薬品も置いている」と説明する。
 また、出店意図についても、現在同社が進める出店計画の中で、人口動態を重視していることを挙げた上で、「国内の人口減少を鑑み、当社の特性・専門性を活かせる1つの方策としてインバウンドに着目した。独自調査でも、今後観光客数はリピート層を中心に増加していくと捉え、訪日外国人の間で当社の強みなど情報発信のできる場になる」との事業展望を示し、今後も空港立地への出店意欲があることを強調した。
 オープン初日における傾向・成果について植田真紀店長は、「場所柄、客単価は低いと予想していたが、予想以上の手応えを感じた。OTC薬では整腸薬へのニーズが高い。また過去の実績等を基にエンド展開したスキンケアやオーラルケア、菓子類などの動きが良く、特に『美白』訴求商品への関心が強い傾向が見て取れた」と分析した。


2018年8月8日号 記事一覧

会合・発表会

  • MDVコンシューマー・HC、OTC新ブランド立ち上げ 記者会見開く
  • ライオン、「アクロン」リニューアルでセミナー開催 洋服周りの弊害解決
  • 日本ロレアル、「ロレアル パリ」からホログラム質感のリップ新発売

経営・施策

  • PALTAC、画像認識・無人レジ技術の知見獲得へ米国SC社と契約締結
  • 空間データの協創プラットフォーム「クレスネクト」にライオンなどが参画
  • ウエルシアHD、「平成30年7月豪雨」被災地支援 倉敷市から御礼状届く
  • スギ薬局、「乗り合い送迎サービス」実証実験開始 愛知県豊明市で
  • アース製薬、インドネシアでのデング熱対策がJICAの案件に採択
  • 貝印、創業110周年記念 3つの取り組み実施 記念サイト公開など
  • フマキラー、「大昆虫展in東京スカイツリータウン」に特別協賛
  • 花王、「みんなの森づくり活動」18年度助成対象団体を募集
  • ライオン、殺虫剤「バルサン」と生産子会社をレックに譲渡へ
  • ユニ・チャーム、「ちいさな いのち応援プロジェクト」開始

製品・サービス

  • ライオン、こすらず洗う「ルックプラス バスタブクレンジング」新発売
  • ライオン、「デントヘルス」リニューアル 「歯を残すことの大切さ」訴求
  • バスクリン、「バスクリン」シリーズ一新 香りの質高め、新たな香り追加
  • 白元アース、100%天然防虫剤「ナチュラルミセスロイド」など新発売
  • 日本製紙クレシア、「クリネックスティシュー」懐かしのデザインを復刻
  • クラシエHP、「ディアボーテHIMAWARI」ムーミンボトル限定発売
  • アース製薬、美白用洗口液「モンダミン ホワイトニング」新発売
  • 旭化成HP、ジップロック「ハロウィーン2018限定デザイン」発売
  • 花王、エイジングケアクリーム「エスト ザ クリーム TR」新発売
  • 花王、「メンズビオレONE オールインワン全身洗浄料」新発売
  • ニベア花王、「ニベアクリーム」日本発売50周年 さくらももこ限定品発売
  • ニベア花王、「アトリックス」から「エクストラ ポイント集中ケア」発売
  • コーセー、新ブランド「フローラノーティスジルスチュアート」発売

宣伝販促

  • サンギ、「歯が命の日」に公式通販限定1DAYキャンペーンを実施
  • エステー、「ムシューダ とりかえようキャンペーン」実施中
  • P&G「レノア」、EXILEとコラボキャンペ オリジナル楽曲当たる
  • ウエ・ルコ、蛙田シリーズの販促企画「蛙田祭」開催 シリーズ拡販に貢献

人事・組織

  • 花王、8月1日付で人事異動を発表

決算

  • PALTAC、2019年3月期第1四半期決算発表 売上高7.3%増に
  • エステー、2019年3月期第1四半期は戦略的な販促活動で減益も増収達成
  • メディパルHD、2019年3月期第1四半期連結決算 経常利益21.8%増に
  • ポーラ・オルビスHD、1~6月決算は増収増益に

研究・開発

  • サンスター、「ガロタンニン」研究成果発表 アレル物質の不活性化効果

調査・統計

  • SC協会、上半期は17SCがオープン 西日本豪雨ではSCが避難先に

イベント・展示会

  • アース製薬、特別体験講座を実施 「おそとでも、おうちでも虫ケア」
  • フマキラー、鎌倉で出前授業開催 生きた活きた蚊を使った虫よけ実験実施
  • サンギ、「自由研究は歯のふしぎ!作って学べる歯が命教室」開催
  • 「インターペット ビジネスフォーラム」開催 関係者ら347名が参加
  • フマキラー、「第8回囲碁マスターズカップ」決勝 依田紀基九段が初優勝
  • ライオン「トップ ハレタ」、TBS夏サカスにブース展開

施設・店舗

  • 日本香堂HD、エステバン新社屋・新工場竣工 南仏・モンペリエ市郊外に

訃報・葬儀

  • 宗像守氏(JACDS事務総長)のお別れの会に多数の関係者が参列
  • 訃報 吉野俊昭氏(ロート製薬社長) 67歳

時評・コラム

  • 泡沫 星空をゆっくり眺める夜も良し
  • らいたあ 忘れられない言葉 宗像守氏訃報に際して


上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。