バックナンバー

2018年6月6日号掲載記事より

P&G・ジャパン、「P&G EXPO Fall 18」で秋の新製品紹介

P&G・ジャパン、「P&G EXPO Fall 18」で秋の新製品紹介

 P&G・ジャパンは、5月21日から10日間(土日を除く)にわたり、新東京オフィスで、全国70社以上から600名を超える流通関係者を招き、秋の新製品を紹介するとともに、より高い次元での店頭づくりの協働を目指す「P&G EXPO Fall18」を開いた。今回は昨年の夏と冬に続き3回目の開催となり、高品質・高機能・高単価・高利益を目指す商品展開で市場拡大を図る同社の意気込みが伝わるものとなった。
 会場では、参加者は、各部屋で主要カテゴリーの新製品を研究・開発・マーケティング・営業担当者から説明を受け、新製品の開発背景から特長などの理解を深めるとともに、店頭づくりの協働作業について、率直な意見交換を行った。実際に新製品の高い付加価値を肌で感じることができる内容に、参加者は高い評価を示し、メーカーと流通業者による協働を深める貴重な機会となった。
 28日には記者会見があり、山田敦営業本部長と田上智子広報渉外本部シニアマネージャーが出席、ビジネス概況並びに中期経営戦略「Vision2020」の進捗状況について説明した。2017/2018事業年度(17年7月~18年6月)の状況については、「まだ1カ月余りを残しているが、当初の経営計画を上回る形で推移している」(山田本部長)と述べ、ファブリックケア、ホームケア、化粧品、子供用おむつなど多くの事業領域で成長できていることを報告。また継続的な売上成長を図るために、顧客数の増加に力を入れ、これまで順調な成果を得ており、健全なビジネス成長につながっていることを挙げた。
 今後の展開については、「Vision2020」にそって、継続的な事業と組織の成長を達成するために「2020年までに1000億円規模での(参入市場全体の)拡大を牽引し、参入するカテゴリー内で№1になる」ことを目指すとした。

日石工組、創立60周年記念式典開催 「新しい時代に向けて進んでいく」

日石工組、創立60周年記念式典開催 「新しい時代に向けて進んでいく」

 日本石鹸洗剤工業組合(日石工組)の創立60周年記念式典が5月30日、東京証券会館(東京都中央区)で開かれ、組合員、賛助会員、関係官庁、関係諸団体から約60名余が出席、盛会となった。
 記念式典では、志水理事長が出席者への謝辞を述べるとともに、日石工組が発足した経緯や明治以降我が国における石鹸・合成洗剤の歴史を振り返った上で、「日石工組は新しい時代に向かって大きく変化し、変化に伴う課題や困難を乗り越えて突き進んでいかなくてはならない。これからも業界の発展に向けて、皆様とともにこれまで以上に力を合わせ活動していく」ことを表明した。
 引き続き、経済産業省製造産業局素材産業課・湯本啓市課長、全国中小企業団体中央会(略称・全国中央会)・中澤善美常務理事がそれぞれ心のこもった祝辞を述べた。
 次に表彰状・感謝状並びに記念品の贈呈が行われ、全国中央会会長表彰には志水理事長、堀田一夫理事(堀田勘兵衛商店社長)、若尾迪治理事(高千穂産業会長)、米田義章専務理事が、日石工組理事長表彰には若尾理事、米田専務理事が、日石工組理事長感謝状には川研ファインケミカル、豊通ケミプラス、比果産業がそれぞれ選ばれた。

JACDSが記者会見、返品対策&勤務環境調査を開始

JACDSが記者会見、返品対策&勤務環境調査を開始

 日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は5月25日、都内で記者会見を開催。出席した池野隆光副会長(ウエルシアホールディングス会長)は、現在取り組む「設立20周年記念事業」について「企画は出そろって準備に余念はない。寺西忠幸名誉会長の叙勲と併せて記念すべ年としたい」と、強い意欲を示した。
 JACDSではこの日、6月より「製・配・販による返品削減の対応策」についての調査・研究を開始することと、会員数172万人を誇る産業別労働組合「UAゼンセン」との意見交換を実施していくことを発表した。
 前者は、公正取引委員会および、経済産業省の指導を踏まえた現状の把握や対応策の検討を。後者は、会員企業に勤める従業員のさらなる職場環境の改善や登録販売者といった資格者の職能拡大へ協調などで連携していく考え。
 また当日は、ドラッグストア業界の現況について、池野副会長が言及。「特に社会保障等法制度関連事項では様々な課題を抱えており、楽観視はできない」との見解を示した。
 その上で池野副会長は、今特に問題視されている「敷地内薬局」の現況についても触れ、「敷地内薬局の中には、新たにその出入り口や各通路をめぐり、軒を連ねる各門前薬局との軋轢が増えている。また、出店競争も激化し、経費も高騰している」と強調。こうした事象が今後、全国に飛び火する可能性がある」と指摘。門前立地展開はより厳しさを増すとの見解をあらためて示した。

大日本除虫菊、日本経済新聞に「ゴうス」のユニークな意見広告を出稿

大日本除虫菊、日本経済新聞に「ゴうス」のユニークな意見広告を出稿

 大日本除虫菊は去る5月25日の日本経済新聞に、「読者の役割とは――」と題した全面広告を出稿した。
 この広告は、今春の新製品「コックローチ ゴキブリがうごかなくなるスプレー(以下ゴうス)」に採用されている「脱皮缶」を紹介したものであるが、単なる商品紹介ではなく、「広告の使命」の本質を説きながら、広告を見た読者が、何をすべきかを問いかける内容となっている。
 さらに、この広告では、スマートフォンでの「拡散」を狙った仕掛けとして、広告を点線に沿ってハサミで切り取り、スマートフォンなどで角度をつけて撮影すると、「拡散」の文字(他紙では「脱皮」「買う」のバージョンもあり)とともに、「ゴうス」をまるで買ったように見えるサービスも用意されるなど、新聞の紙面を最大限に活用した広告となっている。

サンスター、タクシー運転手の歯周病予防を応援 共同取り組み報告発表

サンスター、タクシー運転手の歯周病予防を応援 共同取り組み報告発表

 サンスターグループ オーラルケアカンパニーは、積極的なオーラルケア・歯周病の予防を喚起するために、昨年11月8日「いい歯の日」から開始した、「Everyday G・U・M」キャンペーンの一環としてタクシードライバーと歯周病予防の習慣作りに取り組んでいる。
 これは、タクシードライバーをはじめとする運輸・通信に携わる職業に就く人は、そのライフスタイルの影響により歯周病リスクが高いという研究結果に着目したもので、タクシードライバーの歯周病予防を促進するため、都内大手タクシー会社日本交通と日本初の共同プロジェクトとして、オーラルケアセミナーを行い歯周病予防の重要性や各種オーラルケア製品の使用法の説明を行った。
 その3カ月後、プロジェクト参加者の実施前後の口腔内環境、健康意識のアンケートにおいて、歯周病予防と口腔衛生への行動の変化と意識の向上がみられた。特に半数以下だった歯間ブラシまたはフロスの使用率は42%もの増加がみられた。また、職場や外出先で歯をみがく人が11%増加し、毎日夜寝る前に歯をみがく人が13%増加するなど、歯みがきの習慣や日常生活の行動の変化が多く見受けられた。さらに、自宅でのケアだけではなく歯科医院への通院に対する意識にも変化が見られた。


2018年6月6日号 記事一覧

会合・発表会

  • 油脂工業会館、第74回定期講演会開催 宇宙飛行士・向井千秋氏が講演
  • 日登協・滋賀県医薬品販売協議会が初会合 メーカー・ベンダー会員新設へ
  • DMS研究会、成長戦略最新情報セミナー開き食品衛生法改正の影響を解説
  • 東京都化粧品日用品卸連合会が総会開く 神奈川卸組合が神奈川支部に
  • 家同連・東家同、定時総会・製販合同懇親会開催 業界の価値向上目指す
  • 日石工組、第59回通常総会開催 志水理事長の再任を決議
  • 全日本ブラシ組合、第49回通常総会開催 佐野晃氏が新理事長に就任

経営・施策

  • 花王芸術・科学財団、2017年度花王科学賞受賞者2名を決定
  • ウエルシア薬局、城西国際大学での「寄付講座」公開 セルメをテーマに
  • 小久保工業所、島忠とコラボ企画 初のポップアップショップを展開
  • ライオン、「雨活アイデアコンテスト2018」作品募集開始
  • 大王製紙、「こころの力」育成応援する「ハグ~ンプロジェクト」始動

製品・サービス

  • PRページ 花王 「バスマジックリン泡立ちスプレーSUPER CLEAN」新発売
  • ヱスケー石鹸、手洗いブラシと無添加せっけんセットが環境展で注目集まる
  • P&G、「レノア本格消臭デオドラントビーズ」ラインアップリニューアル
  • マンダム、「ギャツビースタイリンググリース」リニューアル発売
  • レキットベンキーザー、「パーティーフィート」パッケージをリニューアル
  • 大塚製薬、機能性表示食品「賢者の快眠 睡眠リズムサポート」上市

宣伝販促

  • 資生堂「エージーデオ24」頑張る“ゆるキャラ”応援第2弾動画を公開
  • 白十字、「銀魂」×「キズ処置シリーズ」大好評のコラボキャンペ実施中
  • エステー、「ドライペット」新CM全国放映 シクラメンが前作に続き登場

決算

  • ココカラファイン、2018年3月期決算は過去最高売上・利益を更新

調査・統計

  • 経済産業省 18年3月度洗浄剤統計 合成洗剤が大幅不振

イベント・展示会

  • エフティ資生堂、「肌マネジメント×大人の勝負服セミナー」開催

特集 【薫香・ローソク】

    特別企画

    • 線香市場 17年は前年わずかに上回る 進物用線香を贈る習慣が定着
    • ローソク市場 減少傾向に歯止めかけられず 原材料高騰も懸念材料に
    • 専門卸の取り組み 坂本屋(岩手県盛岡市) 独自の企画提案で高い評価
    • 日本香堂・土屋社長インタビュー 「母の日参り」でポジティブな心境に
    • 香・未来の会 高橋会長に聞く お香の日PRイベントを来年も開催
    • カメヤマ・本田営業本部長インタビュー 変化見極め供養文化と向き合う
    • マルエス 「御香 プチギフト」「御香 心づくし」が人気
    • 孔官堂・増田専務インタビュー 製品の特長を1フレーズで紹介
    • 薫寿堂 新感覚のお香「美香 紐のお香」「同 紙のお香」新発売
    • 誠寿堂 天然原料100%のこだわりのお香「ことのは」に注目
    • 国光産業 原料や配送料値上げの対応が大きな課題に
    • こもりコーポレーション・小森社社長インタビュー 前期超える売上が目標
    • 東京ローソク製造 「おもいでのあかし」から手元供養仏具シリーズ新発売
    • ニホンローソク カラフルなローソク「花とりどり」新発売
    • ペンギンライター 仏事用ライターを品揃え 用途特化で長く愛用


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。