2018年3月21日号掲載記事より
全卸連主催チャリティーボウリング「第1回CSSカップ全国大会」開催
全国化粧品日用品卸連合会(森友徳兵衛会長)主催の「全卸連チャリティーボウリング・第1回CSSカップ全国大会」が3月10日に開かれ、各地の予選会を勝ち抜いた46チーム(卸22、メーカー23、業界紙1)が参加し、熱戦を繰り広げた。昨年10月から12月まで全国7カ所の予選会を経て行われた全卸連初のボウリング大会は、今回の全国大会で全ての日程を終了、成功裡に幕を閉じた。
全国大会は、ダブルスのチーム戦で、3ゲームトータル、アメリカン方式での試合が行われた。ゲストにはミュージシャンのブラザーコーン、スタッフブルゾンを制作したキャプテンサンタの下山好誼社長が参加、また、プロボウリング協会の協力で、上原正雄プロ、井口直之プロ、越後裕也プロも参戦した。
和気藹々とした雰囲気の大会ながらハイレベルなスコアも生まれ、ダブルス戦では中部代表の内金チームが203のアベレージで優勝。準優勝は地方予選では全国トップのスコアをマークしていた花王グループカスタマーマーケティングAチーム、第3位はライオン九州チームだった。また、個人ではライオン九州の亀川信幸氏がプロをもしのぐスクラッチで1ゲーム目に289点を出しハイゲーム賞と個人1位を獲得した。
表彰パーティーでは、森友会長があいさつに立ち、「全卸連として初めての試みであるボウリング大会だが、皆様の協力のおかげで素晴らしい大会になった」とあいさつ。ブラザーコーンの発声で乾杯し、歓談となった。
途中、各賞の表彰の他、全卸連が社会貢献として支援する全日本視覚障害者ボウリング協会の青松利明会長に、森友会長から活動応援金として20万円の寄贈をするセレモニーが行われた。
ツルハHD、2018年5月期第3四半期売上高は2ケタ増に
ツルハホールディングスは3月13日、都内で「2018年5月期第3四半期決算(連結)」説明会を開催。昨年買収した杏林堂グループ・ホールディングス(GHD)が連結対象(3カ月分)となった同決算は、売上高4881億4600万円(前年同期比12.4%増)、営業利益312億7600万円(13.5%増)、経常利益324億1400万円(12.6%増)、当期純利益199億100万円(5.2%増)の増収増益となった。
販管費は1093億6700万円(13.7%増)と高めの数値となったが、その要因として「新店の先行出店経費と光熱費の増大、社会保険法改正等での人件費上昇が影響した」(青木直人執行役員管理本部長)と説明する。
青木氏は、「冬場の季節商品の低調もあったが、年明けからのインフルエンザ流行による処方箋応需の増加、マスクや対策商品の好調さが目立った。また全国的な大雪等で来店客数に影響が出たものの、カイロや除雪用品の需要が高まり、買上点数の増加で凌いだ。その結果、売上高は順調に推移した」と概況を分析。
また、杏林堂GHDとの子会社化の進捗については、「現在、テレビ会議などで統合に向けた分科会を開催し、協議している。目的はシナジー効果の最大化や仕入れの統合、出店コストの低減化、PB商品導入など。PBは今期中で約60品目を導入する計画」と話した。
大王製紙、「地域包括ケア医介連携研究会」開催 介護の受け皿の発展を
大王製紙は、4月に実施される介護保険制度の改定・施行を前にした3月14日、医療・介護関係者、小売業者・卸業者など約1000名を招き、医療介護関係者との連携を充実させ、介護の受け皿となる地域包括ケアシステムの発展に向けた「2018年春 地域包括ケア医介連携研究会」を開いた。
今回の研究会では、①在宅介護者を取り巻く環境変化と実態②地域包括ケアシステムにおける課題――など専門家による講演を中心に大王製紙の取り組みなども紹介され、充実した内容の研究会となった。
初めに佐光正義社長が主催者としてあいさつし、介護報酬と診療報酬がダブルで改定される時に、今回の研究会が開かれる意義に言及。「超高齢社会における医療介護の問題は、暗い問題として扱われがちだが、日本において医療費削減のアイデアやより良い介護の方法を他国に先んじて生み出せば、それを世界標準にすることができる」と述べ、また老老介護や孤独死という悲惨な現状がある中で、少しでも負担を軽減し、明るく介護生活を送ってもらいたいとの思いから、地域包括ケアシステムの取り組みに参画したことを明らかにした。
更に同社のモノづくりについて触れ、大人用おむつを1993年に発売して以降、「現場」「現物」「現実」に基づいた商品開発に専念してきたことを挙げるとともに、「情報発信がメーカーの使命」として、大人用おむつの発売当初から病院・施設でのモニタリング、販売店では店舗単位での相談会を実施してきたことを紹介。昨年7月には営業の組織体制を業務用・店頭用の壁を取り払い、地域単位の課題を情報共有して解決できるよう見直したことを報告した。
エフティ資生堂、「シーブリーズ」新CM発表 池間夏海、古川毅が登場
エフティ資生堂は3月12日、「シーブリーズ2018 デオ&ウィーター/ボディシート新CM発表会」を開き、新イメージキャラクターに女優の池間夏海と俳優の古川毅を起用したシーブリーズの新テレビCM「デオ&ウォーター/ボディシート 近づく距離」編を3月16日から放映すると発表した。
今回の新テレビCMでは、単品でも香りを楽しみつつ、一緒に使うとさらに香りが変化するシーブリーズの新製品「デオ&ウォーター A」と「ミックスタイプ ボディシート」の香りミックスタイプ(2月上旬発売)を訴求。新たな香りの発見を友達や恋人同士で楽しんでもらったり、自分にぴったりの香りを見つけてもらうことを狙いとし、テニス部を舞台に古川が先輩役を池間が後輩役を演じ、徐々に2人が距離を縮めていく様子を描いている。
発表会では、池間夏海と古川毅によるトークショーが行われ、「新CMはすごく青春感溢れるCMに仕上がっていますので、沢山の方に見てもらいたいです。そして多くの方に『デオ&ウォーター A』と『ミックスタイプ ボディシート』をご愛用して頂きたいです」(池間)、「『デオ&ウォーター A』と『ミックスタイプ ボディシート』は一緒に使うと香りの変化がすごく楽しめるので、シーブリーズが皆さんの青春の思い出の1ページに刻まれればいいなと思います」(古川)と話した。
環境省「Re-styleパートナー企業」発足 新たな官民のパートナーシップへ
環境省は「限りある資源を未来につなぐ。今、僕らにできること。」をテーマに資源の大切さや、3Rなど「循環型社会」に向けた取り組みや考え方等、幅広い情報を発信する環境省Webサイト「Re―Style」を運営しているが、同サイトを積極的に支援する「Re―Styleパートナー企業」を日用品メーカー等とともに発足させ、3月7日にメーカー代表者と伊藤忠彦副大臣による調印式を行った。
「Re―Styleパートナー企業」は、環境省が運営するRe-Styleサイトの認知や3Rの認知・共感・理解を目的とした様々なコンテンツ企画への周知・参加促進等を積極的に支援していくとともに、その事業活動等においても3Rの理解を促進し、循環型社会の構築に向けた取り組みを支援する企業として、環境副大臣と協定を結ぶ企業で、旭化成ホームプロダクツ、イオン、タカラトミー、ミヨシ石鹸、ロート製薬の5社。環境省もパートナー企業各社の活動などをRe―StyleサイトでPRしていくとともに、パートナー企業各社の商品のうち、消費者の3R行動に結びつく様々な商品に対して、「Re―Style商品」という専用ロゴマークを提供し、3Rの認知と行動の促進に向けた消費者への訴求を図っていく。
3月7日の調印式では環境省の伊藤忠彦副大臣とRe―Styleパートナー企業代表者が協定書を取り交わした。伊藤環境副大臣は、「本日の調印式で発足する『Re―Styleパートナー企業』は、こうしたメッセージの発信やキャンペーン等の展開を官民双方が参加し、互いに主体的に取り組んでいこうという新しいパートナーシップの形である。この活動を通じて世界が目指すSDGSに向け、日本も力強い歩みをしてまいりたい」と述べた。
2018年3月21日号 記事一覧
会合・発表会
- 製薬協、ビッグデータ利活用を議題に講演 自情報確認できる医療目指す
- エコ・ファースト推進協、第2回情報交換会開催 SDGs実現に向けて
- 東京卸組合、3支部合同講演会開き大日本除虫菊・上山社長が講演
- アサヒグループ食品、事業方針説明会開催「新たな生活スタイルを提案」
- 大塚製薬、コラーゲン・カルシウム配合ゼリー飲料「エクエルジュレ」発表
経営・施策
- メディパルHD、クラウド電子カルテの普及促進に向け、2社と資本提携
- ポーラ・オルビスHD、「リモートワーク制度」3月に本格導入
- ウテナ、次なる100周年に向けてコーポレートロゴ刷新
- アース製薬、「LINE」で園芸相談できる新サービスの提供を開始
- 日本歯磨工業会、「歯をみがくことの大切さ」テーマに標語を募集
- 小林製薬青い鳥財団、平成29年度助成先および顕彰先を決定
- ユニリーバ「Dove」“自分の美しさに気づく”ドキュメンタリー動画公開
- プラネット、「MITEOS」に新機能を追加
製品・サービス
- リベルタ、統合医療の考え方から誕生「デュアルオーガニック」新発売
- 花王、「セグレタ 地肌も髪も洗えるマッサージ美容クリーム」新発売
- 花王、「キュレル オイルメイク落とし」新発売
- レキット、「ヴィート センシティブ・タッチ プレミアム」新発売
- ユニリーバ、新シリーズ「AXE GOLD」新発売
- bex、雨の日にでもまとまるヘアケア「アメニモ」新発売
- P&G、3枚刃ディスポレザー「ジレット カスタムプラス3」改良発売
- ライオン、「デントヘルス デンチャーケア」全国発売を開始
- ユニ・チャーム、「ムーニーマン 汗スッキリ」春・夏限定発売
- ユニ・チャーム、「ライフリー おしりクリーンシャワー」新発売
- 常盤薬品工業、「なめらか本舗」保湿ラインから新製品発売
- PRページ マックス 「肌楽プラチナプラセンタ洗顔石けん」新発売
宣伝販促
- 日本ロレアル、日本人初の“ランコムミューズ”に戸田恵梨香を起用
- 大日本除虫菊、第48回KINCHO防虫剤V.I.P陳列コンテスト実施
- 花王「ウルトラアタックNeo」食べこぼし汚れ落ち検証 キャンペーンも
- クラシエHP、「海のうるおい藻」新CM「海の球体」篇が完成
- 伊勢半、コーポレートブランド「KISSME」ブランドムービー公開
- マンダム、「ギャツビーパーフェクト泡洗顔」新WEB-CMを順次公開
調査・統計
- 経済産業省 17年12月度洗浄剤統計 数量102%、金額103%で着地
- 西化工 17年1~12月化粧品統計 全体では6.8%増に
- 東家同 18年2月度市況概況価格調査 保湿・ローションの露出高まる
イベント・展示会
- ユニリーバ、第2回HeForSheセミナー開催 ジェンダー平等を推進
- マンダム、「12th GATSBY CREATIVE AWARDS」ファイナルステージ開催
- 貝印、「Live Shop!」とコラボ イベント連動型ライブ配信実施
施設・店舗
- ナリスアップ コスメティックス、本社を移転
- JR九州ドラッグイレブン、東京で調剤事業開始 利便性強化図る茅場町店
訃報・葬儀
- 瀧山謙氏(日本合成洗剤・日本石鹸社長)社葬に520人が参列
時評・コラム
- 泡沫 民主主義の根幹を揺るがす一大事
- らいたあ 「キンモクセイの香り」 世代で香りの評価に変化
特集 【防虫・消臭・芳香剤】
- 芳香消臭剤市場 部屋用スティックタイプが牽引 「ボタニカル」に注目
- 繊維製品防虫剤市場 活性化への取り組み急務 若年層の獲得で安定成長へ
- 日本香料工業会 2016年香料統計 国内生産6年ぶりに増加
- エステー 本格志向に応える「シャルダンボタニカル」新発売
- P&G 部屋の空気を10秒お掃除「ファブリーズマイクロミスト」新発売
- 晴香堂 「ジュピアボタニカル消臭プレート」プレミアムラインを導入
- 小林製薬 「SawadayPINKPINK STICK」新発売
- アース製薬 消臭芳香剤、衣類用防虫剤から注目の新商品発売
- オカモト 「水とりぞうさん防虫剤付クローゼット用(大判タイプ)」発売
- 花王 「トイレマジックリン消臭・洗浄スプレー」を積極展開
- 白元アース 「ミセスロイド」から収納アイテム2品発売
- 大日本除虫菊 収納空間ケアをテーマに、ゴンゴンとダニ対策製品を展開
- ライオン 「ソフラン アロマリッチ 香りのミスト」リニューアル
特別企画
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