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2018年2月21日号掲載記事より

ライオン、中期経営計画「LIVE計画」策定 3年間で1000億円投資へ

ライオン、中期経営計画「LIVE計画」策定 3年間で1000億円投資へ

 ライオンは2月9日、「2017年12月期決算・中期経営計画説明会」を開き、同期の業績と2030年に向けた新経営ビジョンとその実現に向けた新中期経営計画「LIVE計画(ライブ計画)」(18年~20年)について濱逸夫社長が説明した。
 同期の業績は、売上高4104億8400万円(前年比3.8%増)、営業利益272億600万円(11.0%増)、経常利益291億2600万円(10.8%増)、当期純利益198億2700万円(24.3%増)の増収増益、売上・利益ともに4期連続で過去最高を更新した。営業利益増加の要因は高付加価値品の拡大と競争費用の効率化の進展で、原油・植物油脂等原材料価格上昇のマイナス要因をカバーした。
 中期経営計画「V―2計画」の成果については、売上高計画4000億円に対して実績4104億円、営業利益計画200億円に対して実績272億円、営業利益率計画5.0%に対して実績6.6%、ROE計画10%以上に対して実績12.2%、BEP計画90%以下に対して実績88%となり、計画を完全達成した。
 同社は外部環境の中長期的な変化を踏まえ、将来に向けた変革を加速するために2030年に向けた新経営ビジョンとその実現に向けた新中期経営計画を策定。
 新経営ビジョンは「次世代ヘルスケアのリーディングカンパニーへ」で、「『健康、快適、清潔・衛生を通じた新たな顧客体験価値の創造』により、毎日の習慣を、もっとさりげなく、楽しく、前向きなものへ“リ・デザイン”することで、一人ひとりの『心と身体のヘルスケア』を実現する」ことを目指す。
 この経営ビジョンの実現に向けて18年~20年の3カ年を期間とする中期経営計画「LIVE計画(LION Value Evolution Plan)ライブ計画」を策定。
 「次世代ヘルスケアのリーディングカンパニーへの進化」をテーマとして、国内・海外において将来を見据えた成長のための取り組みや体制整備を進めるとともに、経営効率の向上を更に加速させ、収益体質の強化を目指す。

ビジネスガイド社、第85回東京ギフト・ショー開催 27万人超が来場

ビジネスガイド社、第85回東京ギフト・ショー開催 27万人超が来場

 ビジネスガイド社は1月31日~2月3日、2月7~9日の期間、東京ビッグサイトで商談展示会「第85回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2018」を開催。2856社が出展、27万6111人が来場した。
 今回の東京ギフト・ショーは、「第1週」(1月31日~2月3日)と「第2週」(2月7~9日)に分け、そして会場全体を①「LIFE×DESIGN」(東1~3ホール/第1週開催)②「TOY×STATIONERY×LICENSE」(東1~3ホール/第2週開催)③「FASHION×BEAUTY」(東4~6ホール/同)④「OVERSEAS」(西1ホール・アトリウム/同)と、大きく4つのカテゴリーに分類し、専門性をより高めた展示会として開催された。
 「LIFE×DESIGN」は、ハッピーで快適な暮らしを手に入れるためのアイデアや住まいのデザイン、安心、安全なライフスタイルを提案。照明やテーブルウェアなどのインテリアアイテムに、アロマやお香、ハーブといったフレグランス商品や、ナチュラルな暮らしを彩るための花器やガーデン雑貨など、暮らしを“彩る”ために欠かせない商品が一堂に集まった。
 「TOY×STATIONERY×LICENSE」は、アイデア・機能性の高い文具、ラッピングや箱などの包装・資材、育児をサポートするベビー&キッズ商品等を展示。
 「FASHION×BEAUTY」は、“FASHION”をキーワードに、トレンドに敏感で美意識高い系女子を満足させるファッション雑貨から美容・健康グッズまで多彩なアイテムを提案した。
 「OVERSEAS」は、高付加価値、小ロット対応、短納期対応など様々なニーズに応える出展社がアジア圏から200社以上出展し、アジア圏の新規OEM先を求める企業にとっては必見のエリアとなっていた。

麻友、第101回総合見本市開催 “狭小商圏”に対応した売り場作りを提案

麻友、第101回総合見本市開催 “狭小商圏”に対応した売り場作りを提案

 麻友は2月8~9日の2日間、取引メーカー88社(うち新規出展メーカー10社)が出展して「第101回麻友総合見本市」を開催。「狭小商圏への対応(2018年春・夏)」をテーマに、“狭小商圏”に対応した売り場作りを提案した。
 「101回目となる今回は、50年前の原点に立ち返り、先輩方が作り上げた第1回目の高揚感や緊張感を再確認して、お得意先様、仕入れ先様のお役に立つという想いのもと開催に臨んだ」(清水政弘社長)とし、会場には半世紀近く保管されていた麻友の社旗や旗看板、メーカーの代理店看板(一部)を展示。原点に立ち返り、次の大きな目標として同社が掲げる第150回開催に向けて、新たなスタートを切る見本市であることを示した。
 同見本市の目玉ともいえる「提案コーナー」は、①商品構成グラフ2018~狭小商圏における「都市型店舗」と「郊外型店舗」~②実は売れています!前年比110%以上の商品大公開③家庭用品品揃え継続調査④麻友開発商品のご提案⑤消費増税に向けて⑥気温の変化・分析⑦麻友オリジナル手書きPOP&エンドプロモーション企画⑧カテゴリー別新商品コーナー――で構成。
 この中で、「①商品構成グラフ」は、麻友担当者がプレゼンテーション形式で、狭小商圏における都市型店舗と郊外型店舗の商品構成の違いなどを明らかにするとともに、顧客満足を高める売り場作りを提案した。
 「②実は売れています!前年比110%以上の商品大公開」は、前回好評を得たことから今回は関東エリア4~9月において前年比110%以上の実績を持つ商品を展示し、地域特有の隠れたヒット商品を紹介した。
 また新企画となる「⑤消費増税に向けて」では、来年10月実施予定の消費税率10%導入に伴い、過去の増税時期における仮需の状況をカテゴリー別に紹介するとともに、今回の増税時で仮需が大幅に発生しそうなカテゴリー予測を行い、来場者の注目を集めた。

クラシエHP、無添加スキンケア「muo」イメージキャラにマイコ起用

クラシエHP、無添加スキンケア「muo」イメージキャラにマイコ起用

 クラシエホームプロダクツはこのほど、無添加スキンケアブランド「muo(ミュオ)」のイメージキャラクターに女優・マイコの起用を決定した。
 「ミュオ」は、肌への負担に配慮した「無添加」という処方に、大人の女性に欠かせない「うるおい」をプラスできないだろうかという発想から生まれたブランド。着色料、合成香料、防腐剤、品質安定剤、鉱物油、シリコン、アルコール(エタノール)など添加物は一切使わず天然保湿成分の酒粕エキスと米ぬかエキスを配合。ボディソープ、泡のボディソープ、泡の洗顔料、クレンジングオイル、クレンジングリキッドの5品を展開している。
 ナチュラルな生活を目指す女性たちへ、「ミュオ」ブランドを広く伝えてくれるイメージキャラクターとして、 マイコを起用。透き通るような肌と、「透明感」を感じる美しさが人気のマイコに、「無添加」だけでない、「うるおい」を届けるブランドの世界観を表現してもらった。ブランドサイトやプロモーションで、ブランドの魅力を届ける。

ユニリーバ「ボタニフィーク」、「3ヘアボタニカル透け感アレンジ」配信

ユニリーバ「ボタニフィーク」、「3ヘアボタニカル透け感アレンジ」配信

 ユニリーバの新スタイリング剤「ラックス プレミアム ボタニフィーク ナチュラルアレンジシリーズ」(2月13日発売)はこのほど、大人気のヘア&メイクアーティスト・河北裕介氏とのタイアップを実施。ボタニフィークオリジナルの新提案「3ヘアボタニカル透け感アレンジ」を3月1日から、ラックスオフィシャルアカウントをはじめ、各メディアで配信する。
 「3ヘアボタニカル透け感アレンジ」では、河北氏が提唱している今話題の3フェイスメイクアップにちなみ、「ラックスプレミアム ボタニフィーク ナチュラルアレンジシリーズ」の3種類を使った各種ヘアアレンジを分かりやすい動画で伝える。「ボタニカルのスタイリングって髪に優しそうだけどスタイリング力に不安がある」といった人にぴったりの河北氏のアレンジTips満載の毎日使える3ヘア透け感アレンジとなっている。
 「ラックス プレミアム ボタニフィーク ナチュラルアレンジシリーズ」は、ナチュラルスタイルが作れる高品質のスタイリング剤。製法までこだわりぬいた“100%アンデス産ピュアオーガニックオイル”“サロン発想のシアバター”“オーガニックシアバター”を贅沢に配合。思い通りにスタイリングした後は、単に固めるのではなく自然なふんわり感を持続できる。「ボリュームジェリーミスト」(140㌘)、「ナチュラルホールドジュレ」(90㌘)、「2WAYアレンジオイル」(50㍉㍑)の3剤型で自然なニュアンスでなりたいヘアスタイルを叶える。


2018年2月21日号 記事一覧

会合・発表会

  • 日本ヘルスケア協会、「薬局の現状と将来展望」テーマに講演会開く
  • 日本香堂、ご愛用者謝恩観劇会開く 首都圏地区愛用者ら約2400名招待

経営・施策

  • ウエルシア薬局×つくば薬剤師会、無菌調剤室協働利用で連携
  • 花王、12年連続で「世界で最も倫理的な企業」に選定

製品・サービス

  • ニベア花王、「ニベアボディケア」春夏向けシリーズを強化
  • P&G、「h&sデイ&ナイト地肌リフレッシャー」新発売
  • P&G、「ジレットヴィーナス コンフォートスムースシリーズ」新発売
  • ピエールファーブルJ、「アベンヌ」ブランドから洗顔料など3アイテム
  • 牛乳石鹸共進社、「ミルキィボディソープ」を新パッケージでリニューアル
  • ライオン、新ブランド「ルックプラス」誕生 新しいお掃除を提案
  • サンスター、「ピュアイズム 寝具クリーンケアミスト」に無香タイプ追加
  • 小林製薬、サラサーティ発売30周年記念マイメロディ限定パッケージ発売
  • クレハ、自立型水切りゴミ袋「ダストマン どこでもスタンド」新発売
  • フマキラー、「ゴキブリワンプッシュプロプラス」など順次発売
  • アース製薬、「アース蚊とりお香」新発売 業界初の技術に注目
  • アース製薬、「らくハピおうちの防カビマジカルミトン」新発売
  • サンギ、「アパガードプレミオ」「同エクストラミント」10%増量品発売
  • 晴香堂、「ジュピアボタニカル消臭プレート」から高級ライン新発売
  • ロゼット、「ロゼット洗顔パスタエイジクリア」など新製品発売
  • 桃谷順天館、明色化粧品の春の新製品「ボタニカルシリーズ」など発表
  • ホーユープロ、「プロマスターアプリエ」アウトバストリートメント発売
  • しまむら×小林製薬がコラボ 制菌加工の男性用・女性用肌着を新発売

宣伝販促

  • マンダム、「ルシード薬用デオドラントボディウォッシュ」新TVCM放映

人事・組織

  • ライオン、掬川正純氏が代表取締役専務執行役員に
  • ファンケル、3月1日付け組織改定・人事異動を発表
  • あらた、4月1日付役員人事・組織変更を発表

調査・統計

  • 東家同 再生紙サンプリングアンケート結果発表 TP購入は店頭9割
  • JFA 17年12月度コンビニ統計 既存店ベース売上高7カ月連続減
  • KSP-POS 2018年1月 カテゴリー別ランキング
  • 西化工 17年1~11月化粧品統計 まゆ墨・まつ毛化粧料などが大幅伸長
  • JCA 17年12月度チェーンストア統計 ラップ・ホイル類など好調

訃報・葬儀

  • 訃報 瀧山謙氏(近石工組理事長、日本合成洗剤社長) 85歳

時評・コラム

  • 時評 進むかコンビニとの一体型店舗


上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。