2018年1月17日号掲載記事より
18年新年会 首都圏卸組合 合同賀詞交歓会開催し約340人が出席
首都圏化粧品日用品卸組合(東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、茨城)・合同賀詞交歓会が1月9日、開かれ、各組合の組合員、賛助会員・関係団体・業界紙など約340人が出席した。
全国化粧品日用品卸連合会会長で東京都化粧品洗剤卸商業組合理事長の森友徳兵衛氏(森友通商)があいさつに立ち、「昨年、全卸連はチャリティーボウリング大会『第1回CSSカップ』を開催した。これまで全卸連は、卸流通アカデミーやゼロネクストなど縦のつながりの強化に努めてきたが、メーカーとの横のつながり強化をしなければ強い組織にはならないと考え、浮かんだのがボウリング大会だった。この大会は親睦とチャリティーが目的であり、チャリティーでは母子家庭の子供たちにボウリングを楽しんでもらうほか、視覚障害者の方々にボウリング場で楽しめるために使う。これからも我々卸は、業界の発展と社会貢献に努力をしていく」と述べた。
この後、賛助会員を代表して、ライオン濱逸夫社長執行役員があいさつ。濱社長は、「市場環境は楽観視されているが、世の中の変化も大きく、同じことをしていては変化をチャンスに変えられない。高齢化に対してはヘルスケアを中心とするシニア消費を拡大し、高付加価値化の流れを継続させること、デジタル化の進展に対してはトライ&エラーの積み重ねによって成功事例を積み上げていくこと、生活者の購買行動の変化に対しては他業界とも連携した協働アクションによって消費拡大の成功事例をつくることが必要である。変化をチャンスと捉え、業界一体となってムーブメントをつくっていきたい」と語った。
引き続き、「平成29年首都圏卸組合アンケート(第13回)」の上位3社(1位エステー、2位ライオン、3位大日本除虫菊)の表彰が行われた。
ライオン、18年春のプレゼンテーション開催 市場活性化目指す新製品披露
ライオンは、1月11~12日、東京地区の「2018年ライオン春のプレゼンテーション」を開催。販売店、卸店など約1100人が来場した。
今回のプレゼンテーションでは、オーラルケア、ビューティケア、ファブリックケア、リビングケア、薬品各事業分野で市場活性化を目指す春の新製品・改良品を、実験を交えて開発担当者が紹介するとともに、市場の動向、コミュニケーション活動の計画などをマーケティング担当者が詳細に来場者に説明した。
ファブリックケアでは、新技術を加えて発売する「トップスーパーNANOX」を紹介。同品は、いつもの洗濯で「蓄積したエリそでの黒ずみ」や「汗・皮脂・食べこぼしなどの日常の汚れ」を落とすことができるだけでなく、“塗布放置洗浄”という新たな洗い方を行うことで、しみついた手強い最高難度の汚れにも効果を発揮するように設計。衣類の格下げや廃棄につながる汚れを落として快適に着られる状態にすることで、被服費の節約に貢献し、生活にゆとりを提供する。同品の洗浄力を実験で披露するとともにマーケティング施策などを紹介し、来場者の期待を集めた。
ビューティケアでは、「Ban」シリーズから発売する「Ban汗ブロック プレミアムラベル男性用」を紹介した。同品は、みだしなみを積極的に整える「清潔男子」に向けて、「汗ブロック」シリーズの技術を活用し、汗ジミを気にせず過ごせる直塗りタイプの制汗剤。“ワキ汗対策カテゴリー“市場を創出した「汗ブロック」シリーズから男性用の登場とあって、この商品も来場者の注目を集めた。
なお、同社の春のプレゼンテーションは、東京を含め、全国7会場で開催される。
18年新年会 キリン堂協栄会 「未来志向のフォーマット再構築に取組む」
キリン堂が取引先メーカー・卸売業との親睦を目的に運営するキリン堂協栄会は1月9日、大阪市内で「平成30年度協栄会新年会」を開き、300社550名超が出席した。
はじめに、キリン堂協栄会・松井秀夫副会長(大木ヘルスケアHD)が登壇し、「直近の主要小売業態の状況を見ると、ドラッグストアが高齢者の需要の変化を捉えつつあることが伺われる。今後更に『健康提案業』への期待が高まる中で、その中心となるのはドラッグストアであると考えており、そのモデルとなる活動を続けてきたキリン堂をしっかりと支えていきたい」とあいさつした。
続いて、キリン堂HD・寺西豊彦社長が、今後IoTやAIの導入によって流通業界の大きな変革が予測される中で、「当社は、ECとリアル店舗を融合し、利便性と情緒性を備えた未来志向のフォーマット再構築に取り組み、お客様へのラストワンマイルにおける人間の価値創造に挑戦する」と表明。
同社の目指す方向性について「関西ナンバーワンドラッグストアチェーンへの展望」をテーマにプレゼンテーションを行い、第2次中期経営計画において、「営業利益率3%」「関西地区シェアアップ」を達成するため、「成長戦略」「収益力の向上」「業務の仕組み化」――における具体的な取り組みについて説明した。
P&G「ママの公式スポンサー」、羽生選手起用した限定コラボ商品発売
P&G・ジャパンは、同グループが世界で展開する「ママの公式スポンサー」キャンペーンの日本代表アンバサダーである羽生結弦選手(男子フィギュアスケート)を起用した限定コラボ商品を発売している。
同コラボ商品は、「ファブリーズ〈羽生選手コラボ〉限定オリンピック競技用コスチュームデザインボトル」と「レノアハピネス×羽生選手コラボパック~羽生選手オリジナルステッカー付~」の2種類で、P&GのライフスタイルWEBサイト“マイレピ”特設ページ「YUZU DAYS」の企画により誕生した。
「ファブリーズ〈羽生選手コラボ〉限定オリンピック競技用コスチュームデザインボトル」は、羽生選手が企画したオリジナルボトルで、平昌2018冬季オリンピックのショート、フリー、エキシビションの競技用コスチュームをイメージしデザインされている。
「レノアハピネス×羽生選手コラボパック~羽生選手オリジナルステッカー付~」は、「マイレピ特設ページ『YUZU DAYS』秘蔵の羽生選手の写真」と「Thank you mom感謝メッセージ」のオリジナルステッカーがついた限定パック商品。コラボパックは3種類あり、それぞれのイメージに合わせ、フェミニン、カジュアル、シックな雰囲気の洋服を着た羽生選手のステッカーがセットになっている。
NSファーファ・J、「ファーファ ココロ」取り扱い店舗を拡大
NSファーファ・ジャパンは、昨年1月から販売している「ファーファ ココロ」を好評につき、3月上旬から取り扱い店舗を全国的に大幅拡大して展開する。
同社では、「シンプルかつ上質な日常」を実現するランドリーシリーズとして、現代の洗たくに必要な性能とランドリー空間に馴染みやすいデザインを両立した「ファーファ ココロ」シリーズを昨年1月から販売。当初はWEB上と一部店舗のみでの販売だったが、「お気に入りの服をやさしく洗えて、うれしい」といった使用感や香り、ボトルのデザインがかわいいなど好評を得たことから、3月上旬から取り扱い店舗を全国的に大幅拡大するとともに、昨年12月からは洗たく用洗剤・柔軟剤に加え、食器用洗剤もラインアップに追加している。
2018年1月17日号 記事一覧
会合・発表会
- ライオン、賀詞交歓会を開催 多数の関係者が訪問
- JSA・川野会長 スーパーマーケットの市況など語る
- 18年新年会 石洗工・界面工 「業界団体としての社会的責任果たす」
- 18年新年会 東海3県卸組合 「製配の協力関係をより一層強化」
- 18年新年会 花王 恒例の賀詞交換会開く 「変革を皆さまとともに実践」
経営・施策
- 2018年新春 業界主要メーカートップ訓示
- ビジネスガイド社・斉藤部長に訊く 第85回東京ギフト・ショー開催
製品・サービス
- プラネット、2018年春夏新製品カタログ(Web版、冊子)を発行
- 大王製紙、「エリエール贅沢保湿」ティシューがマザーズセレクション大賞
- 花王、「ビオレ薬用デオドラントZ」から直ヌリ級全身用スプレー新発売
- ウテナ、「アロエス ウォータリングゼリー」など新製品・改良品発売
- コーセーコスメポート、「ジュレーム」アミノライン改良 ヘアマスク発売
- ヤマサキ、「ラサーナ海藻海泥スクラブ」などリニューアル
- ドクターフィルコスメティクス、薬用美白美容液を新発売
- ライオン、「ソフランプレミアム消臭プラス」パッケージを刷新
- ライオン、「リードプチ圧力調理バッグ」新発売
- クラシエHP、「海のうるおい藻」から地肌ケアラインなど新発売
- ユニ・チャーム、「超快適マスク 息ムレクリアタイプ」新発売
- 東京ローソク製造、ペット仏具シリーズ「おもいでのあかし」第2弾展開
- PRページ NSファーファ 世界の香りの柔軟剤・ファーファトリップ改良
宣伝販促
- ライオン「バファリン」、アニメ“キンプリ”とのコラボキャンペーン開始
人事・組織
- カネボウ化粧品、1月5日付で人事異動を発表
- 花王、機構改革・人事異動を発表
調査・統計
- 経済産業省 17年10月度洗浄剤統計 洗顔・ボディ用は2ケタ増に
- JFA 17年11月度コンビニ統計 既存店ベース売上高6カ月連続減
時評・コラム
- 泡沫 協働の成果を確信し前へ
上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。