2017年11月1日号掲載記事より
環境省、3R推進イベント開催 協力企業がブース出展し環境対応商品訴求
環境省は、毎年10月を「3R推進月間」として3Rを中心とした循環型社会の構築に向けた様々な情報発信や取り組みの促進に関する行事を展開しているが、10月21日、22日の2日間、イオンモール幕張新都心店で3R推進イベント「Re―Style FES!」を開催した。
このイベントは、買い物を通じて消費者1人ひとりが、3Rや資源の大切さを認識・共感し、日頃の行動(商品選択)へ結びつけることを目的として、環境省が9月から11月にかけて全国1000店舗以上で実施する環境省として初の消費者キャンペーン「選ぼう!3Rキャンペーン」と連動して実施されたイベント。
21日にはメイン会場のグランドスクエアでオープニングセレモニーが行われ、縄田正環境省資源環境再生・資源循環局長があいさつ。また、会場を提供したイオンの三宅香執行役員、「選ぼう!3Rキャンペーン」協力企業の旭化成ホームプロダクツ・末次稔社長、ミヨシ石鹸の三木晴信社長、ユニリーバの髙橋康巳副社長兼営業本部長、ライオンの田中孝司ヘルス&ホームケア営業本部アカウント第2営業部部長、ロート製薬の杉浦一哉経営戦略推進本部ディレクターが、それぞれ環境に対する取り組みなどについて語った。
別会場のグランドモールでは、旭化成ホームプロダクツ、ミヨシ石鹸、ユニリーバ、ライオン、ロート製薬がブース出展し、環境対応への取り組みや詰め替え用など、環境対応型商品をアピールした。
マツモトキヨシ、「第24回セルフメディケーションフォーラム」開催
マツモトキヨシホールディングスグループの中核事業会社であるマツモトキヨシは10月25日、抽選で招待された一般消費者約350組700名を招き、「第24回セルフメディケーションフォーラム」(協賛=日本コカ・コーラ、P&G・ジャパン)を開催。「美と健康のエキスパートに学ぶ 今日から始めるワタシ磨き」を総合テーマにトークセッションなどを実施した。
フォーラムは、来場した顧客に新たなヘルス&ビューティーソリューションを提案し、顧客が日常生活で活用できる「美と健康」に関する情報を伝えることを主な目的としている。初めに、マツキヨHD・松本貴志常務が、来場者へのお礼を述べるとともに、マツモトキヨシの歴史、最近の取り組みについて説明した後、「健康」をテーマとした第1部が行われ、女優の清野菜名氏、スポーツトレーナーの本橋恵美氏が、「いつでも実践!美ボディライフ」をテーマにトークセッションを行った。
続いて、「美」をテーマとした第2部に移り、トークセッション「冬目前!うるおい講座」が行われ、初めに、P&G・ジャパン製品開発担当の林陽子氏が、「パンテーン トリートメントinコンディショナー」は乾燥が気になる冬場の時期に最適なヘアケアアイテムであると紹介。次に、ヘアメイクアップアーティストの森ユキオ氏、美容家の石井美保氏によるトークショーが実施され、この中で、森氏は、モデルのヘアメークをするとき、「パンテーン」を使用していること、ファンデーションや口紅などの使用は、保湿クリームが肌に浸透した後に使用するのがお薦めであることを紹介した。
クラシエHD、岩倉昌弘専務が来年1月1日付けで新社長就任へ
クラシエホールディングスは10月26日、取締役専務執行役員経営企画室長の岩倉昌弘氏が2018年1月1日付けで、代表取締役社長執行役員に就任すると発表した。
岩倉氏は昭和36年10月2日生まれ。兵庫県出身。同60年3月関西大学社会学部卒業後、同年4月カネボウ入社、ホームプロダクツ販売に配属、平成16年3月ホームプロダクツ総務部長、同17年6月執行役ホームプロダクツ事業本部長、同18年5月カネボウ・トリニティ・HD執行役員兼カネボウホームプロダクツ社長執行役員、同21年10月クラシエHD常務執行役員、クラシエホームプロダクツ代表取締役社長執行役員、同25年9月クラシエHD常務執行役員経営企画室長、同27年3月クラシエHD専務執行役員経営企画室長を歴任、同28年3月から現職を務めている。
なお、現社長の石橋康哉氏は同日付けで、クラシエHD取締役副会長執行役員に就任する。
家庭紙2団体、東京・有楽町で再生紙サンプリングイベント開催
東京都紙商家庭紙同業会(東家同)ならびに全国家庭紙同業会連合会(家同連)は、10月20日の「リサイクルの日」に東京・有楽町の交通会館1階軒下スペースで再生紙サンプルイベントを開催。再生紙の主要生産地・静岡県富士市のPRキャラクター「第32代かぐや姫」の熊王千絵さんも応援に駆け付け、スタッフ約30名とともに再生紙トイレットペーパー1000個のサンプリングを行った。
このイベントは、政府決定の「リサイクル月間(10月)」に合わせ、環境に優しく高品質な日本の再生紙の認知度を高めることで使用向上を目指すもの。
会場では、華やかな着物姿の第32代かぐや姫・熊王さんと、再生紙をイメージした白のジャンパーを羽織ったスタッフたちがアンケートへの参加とサンプル配布を呼び掛け、普段使用しているトイレットペーパー(再生紙、パルプ、両方など)や、購入場所、再生紙へのイメージといった簡単な質問に答えてくれた人に、「日本の再生紙を使おう!」と表記された特別仕様の現品サンプル(再生紙トイレットペーパー65㍍シングル1R)を配布した。また、日本の古紙回収率や古紙利用のメリット、身近な再生紙製品などについてのパネル展示も行い、魅力ある再生紙の使用を提案した。
小林製薬、「ナイトミン鼻呼吸テープ」がヒット 半年で年間目標超える
小林製薬は今年4月、新しい切り口の安眠グッズとして「ナイトミン鼻呼吸テープ」を発売。睡眠に悩む50代以上の世代から大きな支持を獲得し、発売からわずか半年間で年間販売目標(2億円)を超えるヒットを記録した。
同社の調査(N=171)によると、「ナイトミン鼻呼吸テープ」の購入者は、睡眠に悩む50代以上の世代が75%以上に上り、具体的な購入理由として「いびきの音対策」をあげたのは50代が約3割と最も多く、一方「口や喉の乾燥対策」をあげたのは70代以上で、約4割を占めるという結果となった。睡眠に悩みを抱える熟年世代の「就寝中の眠りの質を高めたい」というニーズに対して、手軽で簡単に安眠をサポートできる製品として評価されたことがヒットの要因となったことがうかがえる。
同社では、「今回店頭やTVCMでは、この点をストレートにわかりやすく伝えたこと、また、パッケージでは、口にテープを貼って寝ている女性の姿を大きく表示し、女性の方にも手に取っていただきやすくしたことが、男女問わず幅広いユーザーの獲得に繋がったと考えている」としている。
2017年11月1日号 記事一覧
会合・発表会
- 日本ロレアル、官能的なツヤ感の口紅「ロレアルパリ シャインオン」発表
経営・施策
- マツキヨ、台湾で店舗展開 台湾企業と合弁事業推進で基本合意
- 小林製薬青い鳥財団、2017年度の助成・顕彰事業の公募を開始
- キリン堂、中国の越境ECサイト「網易コアラ」内に旗艦店を出店
- サラヤ、「マーケティングカンパニーへ変身!」山田本部長インタビュー
- ライオンなど3社共創で「科学物質情報管理システム」を開発
製品・サービス
- ジュジュ化粧品、「マダムジュジュ恋する肌」復刻デザイン限定発売
- クラシエHP、「ラメランス ボディウォッシュ」発売初月度売上好調
- デンタルプロ、「ブラックダイヤ超極細毛」限定企画品を発売
- UYEKI、革製品クリーナー「レザークリーナー携帯用」新発売
- ユニ・チャーム、「センターイン」ローラデザイン総選挙1位を限定発売
- バスクリン、「きき湯スペシャルモデル」羽生選手バージョン等限定発売
宣伝販促
- P&G、「ブラウンシリーズ」新CMに鈴木亮平が出演
人事・組織
- 資生堂、来年1月1日以降の執行体制を発表
研究・開発
- マンダム、ヒト皮脂腺で生成された皮脂量の数値化に成功
調査・統計
- True Data、購買データ分析ツールに新機能を追加
- ライオン、「洗濯」調査 既婚男性の5人に1人以上が結婚後も自分で洗濯
イベント・展示会
- 全卸連、チャリティーボウリング全国大会「第1回CSSカップ」予選実施
- 伊勢半本店紅ミュージアム、近代香粧品発展の道のりを紹介する企画展開催
- 全日本ブラシ組合、11月8日「いい歯の日」に大阪・なんばでイベント開催
施設・店舗
- 資生堂グループ、「クレ・ド・ポー ボ-テ」体験型店舗をオープン
時評・コラム
- 時評 卸流通の役割を更に高めて
- 泡沫 民意が公平に反映される選挙でありたい
特集 【卸流通】
- 更に期待される卸の役割 サプライチェーンの効率化、市場活性化等に注力
- PALTAC 売上・利益ともに創業以来の過去最高を更新
- 全卸連・森友会長インタビュー 縦横の活動充実 第1回CSSカップ開催
- 地域卸の現況を探る 得意先の減少や人手不足など様々な課題に対応
- あらた・須崎社長インタビュー 新たなステージへステップアップ
- サプリコ 基本3事業を積極的に展開 ネットワークを強化
- 新刊紹介 「仮想共配プロジェクト」 尾田寛仁氏著
- 東流社 企画提案力の強化、返品削減の取り組み強化など推進
- こもりコーポレーション 8・9月実績は前年並みに
- ときわ商会 得意先、メーカーに貢献できるよう事業を推進
- KCMK・笹原代行店G部長インタビュー 代行店様は重要なパートナー
- J-NET中央 モチベーションより高まる仕組みに向かって
- 中央物産・原社長インタビュー 2020年、創業100周年に向けて
- 森友通商・安宅常務 業務ルートにおける販売構成は約4割まで拡大
- 森川産業・峯岸常務インタビュー 「営業力強化」「物流改善」に取り組む
- J-NET・町田業務本部長インタビュー 今期の売上げは前年並みに
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