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2017年10月25日号掲載記事より

薬王堂、3~8月は増収増益 セルフ健康チェック実施で地域貢献を推進

薬王堂、3~8月は増収増益 セルフ健康チェック実施で地域貢献を推進

 薬王堂は10月11日、「2018年2月期第2四半期決算説明会」を開き、西郷辰弘社長らが同期の業績、新たな取り組みなどについて説明した。
 同期の業績は、売上高417億3700万円(前期比10.8%増)、売上総利益96億6700万円(14.9%増)、販売管理費77億6000万円(16.0%増)、営業利益19億600万円(10.7%増)、経常利益23億100万円(24.4%増)、四半期純利益15億6900万円(35.9%増)の増収増益となった。
 売上高は2ケタ伸長、ESLP推進により客数・1人あたり買上点数が伸び、既存店売上高が前期比5.1%増と好調に推移した。既存店の客数は3.0%増、買上点数は1.0%増、月次売上高は29カ月連続で前年同月をクリアした。客数・買上点数向上のドライバーとなるホームケアとコンビニエンス(主に食品)を戦略的に強化し、ホームケア前期比13.5%増、コンビニエンスケア13.0%増(内、食品・酒12.5%増)となった。
 粗利率はESLP推進とMD精度向上により前期の22.3%から23.2%に改善。販管費はポイントカード「WA!CA」会員の増加によるポイント経費の増加、人件費の増加(パート・アルバイトの時給アップ)などにより前期より16%増加した。出店は、13店舗を新規出店し、同期末232店舗となった。
 新しい取り組みについては、セルフ健康チェック実施による地域貢献を目指し、ケアプロ(東京都中野区)とセルスペクト(岩手県盛岡市)の2社と連携する。

緊急災害備蓄推進協議会、備蓄用トイレットペーパーを銀座でサンプリング

緊急災害備蓄推進協議会、備蓄用トイレットペーパーを銀座でサンプリング

 再生紙メーカーのコアレックス信栄を中心とするNPO法人緊急災害備蓄推進協議会(黒崎暁理事長)は10月14~15日、東京都中央区の銀座紙パルプ会館前で、備蓄用トイレットペーパー銀座PRイベントを開催。2000ロールのサンプルを配布しながら、トイレットペーパーの家庭内備蓄及び避難時の持ち出しリストへの追加の重要性を伝えた。
 同協議会では、これまでの大災害で被災地のみならず全国的なトイレットペーパー不足が発生した経験や、トイレットペーパーの国内生産の約4割を担う静岡県が被災した場合に深刻な供給不足が予測されることから、日常生活用とは別に1カ月分のトイレットペーパーの家庭内備蓄を普及させる活動に取り組んでいる。
 イベントでは、昨年に引き続きトイレットペーパーの家庭内備蓄状況に関するアンケート調査を実施するとともに、今回から全国の取扱店舗も分かるチラシをセットにして現物サンプルを配布。パネル展示やスタッフによる解説を通じて、省スペース保管が可能な備蓄トイレットペーパーの特長や、家族の1カ月分の消費量の目安などを紹介した。
 なお、同イベントは第2弾として、11月24~25日に東京・有楽町の東京交通会館前でも実施する予定。

資生堂、新工場を栃木県大田原市に建設 大阪新工場も生産能力引き上げへ

資生堂、新工場を栃木県大田原市に建設 大阪新工場も生産能力引き上げへ

 資生堂は10月19日、栃木県大田原市に新たな生産拠点「資生堂那須工場(仮称)」の建設用地を取得したと発表した。同工場は主にスキンケア製品の製造工場として、18年度中の着工、19年度中の稼働を目指す。
 これは、中期経営計画「VISION2020」の実現に向けた経営改革による競争力強化や、日本・中国・トラベルリテールを1つの市場として捉えたボーダレスマーケティングの展開により、国内外からの化粧品需要が拡大していることに対応し、今後の更なる成長性を確保するために行われるもの。
 同社はさらに、現在建設準備を進めている大阪新工場(大阪府茨木市)についても、生産能力を当初計画の2.1倍に引き上げるとともに、生産に必要な原料・容器の安定確保のためにサプライヤーとの協働を推進し、中長期的に安定した生産体制の確立を目指す。

ニトムズ、オリジナルの「myコロコロ」づくりを都内の幼稚園で開催

ニトムズ、オリジナルの「myコロコロ」づくりを都内の幼稚園で開催

 子供からお年寄りまで気軽に簡単に“コロコロ”掃除ができる粘着テープクリーナーの代表ブランド「コロコロ」を発売するニトムズは9月28日、子供に楽しいお掃除習慣を伝える活動として、都内の西荻まこと幼稚園でオリジナル「myコロコロ」づくりのイベントを開催した。
 イベントでは、小さな子供の手でも簡単に掃除でき、どんな床にも使える「コロコロ フロアクリンミニ」を用いたお掃除体験会と、本体ケースを自分好みに飾る「myコロコロ」づくりを実施。
 園児たちは、「コロコロ フロアクリンミニ」が固形のゴミは「くっつける」のに、床や新聞紙には「くっつかない」ことを“コロコロ”しながら楽しく体験したほか、同社の文房具ブランドの人気アイテム「スタロジー マスキング丸シール」や、空間装飾テープ「HARU stuck-on design;」の色彩豊かなテープを使って、自分だけのオリジナル「myコロコロ」を完成させた。
 「コロコロ」は、家庭での子供のお手伝い道具として7割が使っており(同社調べ)、同社では、子供の掃除のお手伝いに、どんな床にも貼り付かずに失敗しにくい「コロコロフロアクリン/同ミニ」の使用を提案している。

国際ガーデンEXPO2017 約210社が出展 高付加価値商品が注目集める

国際ガーデンEXPO2017 約210社が出展 高付加価値商品が注目集める

 園芸や農業に関する「第14回国際フラワー&プランツEXPO」「第11回国際ガーデンEXPO」「第7回国際農業資材EXPO」など6展から成る国際商談会(主催=リードエグジビションジャパン)が10月11~13日の3日間、千葉・幕張メッセで同時開催され、業界関係者4万2761名が来場した。
 中でも園芸・造園業界の専門展として2007年から開催している「第11回国際ガーデンEXPO」には、フマキラー、アース製薬、住友化学園芸、ハイポネックスジャパンなど約210社が出展。機能や効力をより高めた薬剤や、女性目線でデザインした作業用品、高齢者にも優しい軽い培養土など高付加価値商品が各社から提案され注目を集めた。
 フマキラーは、来年発売50周年を迎える「カダン」を軸にしたブースを展開し、パネルや商品を通じて歴史を紹介したほか、新パワフルトリガー採用でパワーアップした「カダンセーフ」や、除草剤市場の活性化を牽引する「虫よけ除草王」シリーズからの「根まで枯らす虫よけ除草王プレミアム」といった新製品の提案、さらには危険害虫に関する情報発信と対応する商品群の紹介なども行った。
 また、アース製薬は、園芸用品ブランド「アースガーデン」によるブースを設置し、今年業務提携を結んだハイポネックスジャパンとプロトリーフとの「スリークロスプロジェクト」第1弾を発表。誰でも簡単にトマト栽培ができるシリーズとして、食べる直前まで使える100%食品成分の殺虫殺菌剤「トマトの虫・病気胎児&予防」、袋にそのまま植えられる培養土「KAGOME そのまま育てるトマトの土」(発売=プロトリーフ)、土に置くだけで美味しく育つ「トマトの肥料」(発売=ハイポネックス)の3品を大きく訴求した。


2017年10月25日号 記事一覧

会合・発表会

  • 日本OTC医薬品協会、OTC薬を取り巻く問題や市場状況を紹介
  • JACDS、記者意見交換会開き処方箋付替え問題の自主点検など報告
  • 日石工組東日本支部、29年度第3回研修会開催 「老舗企業から学ぶⅤ」
  • バスクリン、「きき湯 お風呂アカデミー2017」特別プレスセミナー開く
  • ネスレ日本・ファンケル、健康寿命増進に向けた共同プロジェクト始動

経営・施策

  • アース製薬、今年も新たに51人がグリーンアドバイザーの資格を取得
  • ウエルシアHD、「ウエルキッズつくば園」開園 グループ従業員を支援
  • サンギ、女性と子供の将棋イベント「アパガード杯」に特別協賛
  • サラヤ、アフリカ・ウガンダ「100万人の手洗いプロジェクト」動画作成
  • 日華化学、化粧品工場がISO22716の認証を取得
  • ココカラファインヘルスケア、タツオカの調剤薬局2店を譲り受け

製品・サービス

  • NIL、オーガニックヘアケア「SUNA BIOSHOT」新発売
  • PRページ 花王 「食洗機専用キュキュットウルトラクリーン」新発売
  • ジョンソン、「グレード消臭センサー&スプレー」コラボ企画第2弾
  • 大島椿とマツキヨHD、「大島椿」ハローキティデザイン限定品を発売
  • ユニ・チャーム、「ウェーブハンディワイパー」年末企画品発売
  • マンダム、「ルシードエル オイルトリートメントシリーズ」から限定品
  • ダリヤ、「サロン ド プロ ザ・クリームヘアカラー」から新色発売
  • ウテナ「ハトムギローション」、台湾の人気美容情報番組で最優秀賞受賞
  • クラシエHP、「ディアボーテ HIMAWARI」から数量限定品発売

宣伝販促

  • エステー、新ブランド「洗浄力」初CMを全国オンエア「地球を救う力編」

人事・組織

  • ツルハHD、杏林堂グループ・HD、杏林堂薬局の役員体制発表

調査・統計

  • カネボウ化粧品、7都市女性調査 生活や仕事の意識がメイク表現に影響
  • 経済産業省 17年8月度洗浄剤統計 柔軟仕上げ剤の活況が継続
  • JILS 「2016年度物流システム機器生産出荷統計」発表
  • KSP-POS 2017年9月 カテゴリー別ランキング

イベント・展示会

  • 日本プラスチック日用品工業組合、最新ライフグッズ展を開催

時評・コラム

  • 泡沫 思わぬ秋の長雨がもたらした悲喜交交

特集 【カイロ】

    特別企画

    • カイロ市場 16年はV字回復で市場の縮小に歯止め 足もと用などに注目
    • 桐灰化学 高温即熱カイロ「マグマ」など高機能品・高付加価値品積極投入
    • 大日本除虫菊 「貼れる香るどんと」香りによるベネフィットを訴求
    • オカモト 「快温くんプラス」シリーズ展開 機能追加して市場活性化図る
    • 立石春洋堂 「ホット驚く」を中心に商品展開行う
    • エステー 「オンパックス」足まわり用途の商品力を強化 大容量タイプも
    • ピップ 女性のデリケートゾーン専用カイロ「よもぽか」新発売


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。