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2017年10月18日号掲載記事より

ライオン商事、ペットオーラルケアナンバー1企業に向けて積極活動

ライオン商事、ペットオーラルケアナンバー1企業に向けて積極活動

 ライオン商事は、ペットオーラルケア№1企業に向け、活発な展開を進める。現在のペット飼育における4大潮流①室内飼育②小型化③高齢化④肥満化――の中で、「今後の市場拡大の鍵は、健康ニーズへのより的確な対応にある」(永井隆志社長)との考えから、ペットオーラルケア実施率100%に向けた取り組みについて強化する。10月11日には、「ペットオーラルケア情報説明会」を開き、取り組みについて説明した。
 ペットオーナーのペットの口腔に対する悩みは高齢化に伴い増加する一方、ペットオーラルケアの重要性はわかっても、どのように実践すればよいかわからないのが現状だ。そこで同社では商品だけではなく、「家庭でオーラルケアを習慣化するための仕組み作り」に取り組み、「その仕組みづくりをペットオーナーへ広げる啓発活動」を実施し、その結果としてペットオーラルケア市場の拡大を目指していく。
 同社によると、犬は虫歯になりにくいが、歯周病になりやすいという特徴があり、3歳以上の犬の80%以上は歯周病になっている。しかし、歯垢が歯石に代わる前に定期的に歯垢を取り除くことで、歯周病は予防できる。同社は、こうした情報を広く伝達するとともに、ペットが嫌がりにくく、オーナーが使いやすい商品作りに取り組んでいく。
 同社のペットオーラルケアブランド「PETKISS」は、ペットの歯周病ゼロ社会を目指し、獣医師科学の歯周病予防方法に基づき、獣医が提唱するオーラルケアが実践できるブランドとし、「ペットのオーラルケアといえばLION」と呼ばれることを目標にブランド展開を進めていく。

ウエルシアHD、3~8月業績は増収増益 「専門性ある企業目指して改革」

ウエルシアHD、3~8月業績は増収増益 「専門性ある企業目指して改革」

 ウエルシアホールディングスは10月11日、「2018年2月期第2四半期決算説明会」を開催。同期の業績などについて説明した。
 はじめに池野隆光会長があいさつに立ち、「当社の9月末現在の状況は店舗総数1651店舗となった。うち調剤併設店舗は1105店舗、調剤売上高構成比17.2%となっている。また24時間営業店舗は113店舗、ウエルカフェ店舗は103店舗、在宅応需店舗総数336店などとなった。当社は信頼され、かつ地域の生活者と密着したビジネスを展開しない限り生き残りは難しいと考えている。そのためには専門性のある企業を目指して自助努力と自己改革を強力に推進していく」と述べた。
 引き続き、水野秀晴社長と佐藤範正専務が決算概要を説明した。
 同期の連結業績は売上高3406億6500万円(前年同期比9.5%増)、売上総利益1018億400万円(13.6%増)、販売費及び一般管理費873億4200万円(12%増)、営業利益144億6200万円(24.2%増)、経常利益154億3200万円(24.2%増)、四半期純利益96億7800万円(30.5%増)の増収増益となった。
 要因は、既存店伸長率が5.5%(計画比2.3%増)と好調に推移したことや旧CFS既存店伸長率も3月以降プラスに転換したこと、24時間営業店舗(同期末111店舗)の実積が概ね2ケタ増で推移したことなどによる。出店(国内)は計画の49店舗に対して45店舗を出店。退店は計画14店舗に対して11店舗となり、同期末の合計店舗数は1566店舗。調剤併設率は68.3%となった。下期に関しては74店舗の出店、16店舗の閉店を計画している。

キリン堂HD、第2四半期は増収増益に 新規出店と既存店活性化策が寄与

キリン堂HD、第2四半期は増収増益に 新規出店と既存店活性化策が寄与

 キリン堂ホールディングスは10月10日、2018年2月期第2四半期の決算説明会を開催。寺西豊彦社長、小林剛久執行役員経営企画部長が出席し、同期決算概要と下期及び通期業績計画、今後の重点取り組みについて説明した。
 はじめに、小林経営企画部長が第2四半期連結業績について、「売上高636億2300万円(前年同期比10.1%増)、営業利益7億6800万円(67.1%増)、経常利益11億4700万円(52.7%増)、四半期純利益6億3600万円(423.1%増)の増収増益となり計画達成で着地した」と報告。
 続いて同社グループ業績の大半を占める小売事業(キリン堂)の業績と、増収増益の主な要因について説明。
 キリン堂の2018年2月期第2四半期業績は、売上高632億3100万円(前年同期比10.5%増)、売上総利益161億6700万円(7.8%増)、販管費153億7200万円(6.4%増)、営業利益7億9400万円(47.6%増)、経常利益11億5300万円(34.4%増)、四半期純利益6億5500万円(196.7%増)となった。
 売上高は、新店の寄与に加え、既存店舗の改装、販売促進施策が増収に貢献。売上総利益率は、①雑貨等の構成比の拡大②利益率の高い健康食品の伸び悩み――などにより微減となるも、売上総利益は、増収効果により前年同期比7.8%増となり、営業利益以下については、新店による経費増を既存店の利益増でカバーしたことに加え、旧ニッショードラッグののれん償却の終了などにより、単体でも増益となり計画達成となった。

フマキラー、園芸用品政策共有会開く 「虫よけ除草王」で市場創造へ

フマキラー、園芸用品政策共有会開く 「虫よけ除草王」で市場創造へ

 フマキラーは10月11日、「2018年度フマキラー園芸用品政策共有会」を開催。来年は「カダン」50周年を迎える「飛躍の年」とし、除草剤市場への「根まで枯らす虫よけ除草王プレミアム」の投入といった付加価値商品による「市場創造」などの重点施策に取り組み、販売目標120%を目指すことを発表した。
 大下一明社長が挨拶に立ち「来年50周年を迎える『カダン』では、優れた効きめや使いやすさはもちろん、『ナチュラル&セーフティ』をコンセプトとし、天然系ハンドスプレー市場で10年以上連続トップシェアを誇る『カダンセーフ』を筆頭に、除草剤や不快害虫駆除剤でも天然系商品を次々と投入し、安心安全という新価値を牽引する信頼のブランドとしての地位を築いてきた。その結果、冷夏や長雨で市場全体が伸び悩む中でも、当社の園芸用品部門は前年比115%と2ケタ伸長している」と述べるとともに、感染症を媒介する害虫や危険な外来種の拡大に対しても、より一層効力を追求した高性能、高品質且つ安全性の高い商品開発を進めることを宣言し、前年比200%を超える除草剤分野の実績に貢献した日本初の虫よけ除草剤『虫よけ除草王』などから、更にスペックを高めた新製品を発売することを発表。
 さらに18年度の営業方針として引き続き「庭活」をテーマに、①市場創造②お客様との協働強化③広告宣伝活動の強化④教育支援――の4つの重点施策に取り組むことを説明し、「今後も園芸市場の創造を牽引すべく全力を尽くしていく」と締め括った。

ホーユー、カゴメの監修で「時短料理のキレイ髪レシピ」を展開

ホーユー、カゴメの監修で「時短料理のキレイ髪レシピ」を展開

 ホーユーは、「忙しい大人女子」を応援する企画として、「時短料理のキレイ髪レシピ」をカゴメの「野菜と生活 管理栄養士ラボ」監修のもとに展開する。
 この企画は、「シエロ ヘアカラーEXクリーム」の購入者に向けて、キレイな髪を作るために体の中からも働きかける料理のレシピを提案するもの。
 今回、店頭で展開される「時短料理のキレイ髪レシピ」は、ホーユーが長年のヘアカラー事業で培った髪についての知見とカゴメが得意とする野菜についての知見を活かすことで実現した。
 ホーユーは白髪染めの主力商品である「シエロ」を通じ、4月より「時短」をテーマにした施策を行ってきた。第1弾の「時短!簡単!ヘアアレンジ」提案に続く今回の「時短料理のキレイ髪レシピ」は、第2弾として「忙しい大人女子」を「食」の力で応援する企画となっている。


2017年10月18日号 記事一覧

会合・発表会

  • プラネット、トップセミナー開催 32年間での合理化効果は推計約6000億円
  • キリン堂協栄会第29回総会開催、ポイントカード会員拡大の成果等を報告

経営・施策

  • 薬王堂、セルスペクトとヘルステック・ビッグデータ利活用事業で協業契約
  • イズミ、2019年2月期からの3カ年におけるグループ中期経営計画を策定
  • 資生堂、相談役・顧問制度を廃止 「緊張感のあるコラボレーション」実践
  • 大王製紙「エリス」、働く女性を応援するWEBムービーを公開中

製品・サービス

  • エステー、「暮らしになじむLOHACO展」に出品 エリエールとコラボ
  • ライオン、「グッスミン GABAのちから」改良して通販限定で発売
  • 花王、「ピュオーラハブラシ薄型コンパクト」新発売
  • クラシエHP、「ナイーブ」「プロスタイル」“シナモロール”とコラボ
  • P&G「ブラウン」、電動歯ブラシ「ブラウンオーラルB」全面刷新
  • ジョンソン、「グレード消臭センサー&スプレー」に新しい香りを追加
  • ユニ・チャーム、「マミーポコ」全品に“ビッグフェイス”デザイン採用
  • 誠寿堂、天然原料100%のお線香「ことのは沈香」「同白檀」新発売

宣伝販促

  • WADAI ピップ、大阪・道頓堀のピップ看板をLEDビジョンに改装
  • 王子ネピア、「ネピア激吸収シリーズ」web限定ムービー公開中

人事・組織

  • 資生堂、青木淳氏が代表取締役に就任

研究・開発

  • 花王、皮膚のハリ感を定量的に測定 新たな技術を開発

調査・統計

  • 東家同 17年9月度チラシ調査 TP大手物は一部品薄も全体は静かな市況
  • JFA 17年8月度コンビニ統計 既存店ベース売上高3カ月連続減
  • JCA 17年8月度チェーンストア統計 制汗剤、乾電池など好調
  • プラネット、「インバウンド消費を拡大させる意識と行動2017」発行

時評・コラム

  • 時評 明暗分かれる百貨店と通販

特集 【H&BC/コスメ秋】

    特別企画

    • 化粧品市場 注目集まるエイジングケア 高齢化を背景に導入が充実
    • 花王 「キュレル」からエイジングケアシリーズ発売
    • カネボウ化粧品 「コフレドール スマイルアップチークスN」発売
    • ダリヤ 「クレオディーテ」から「ヘアカラー クリーム」新発売
    • コーセー 「カルテ クリニティ」が好調 発売半年で配荷店舗数倍増に
    • ユニリーバ 「ヴァセリン」世代を超えて愛されるスキンケアブランドに
    • クラシエHP 「肌美精」トータルスキンケアブランドとして展開
    • 統一超商東京マーケティング 台湾の「私のきれい日記」日本上陸5周年
    • オルビス 「日本最大級の顧客満足度調査」3年連続第1位獲得
    • コーセーコスメポート 「グレイス ワン」濃潤リフト液を新発売
    • リードエグジビションジャパン 松野洋輔事務局次長インタビュー
    • ポーラ化成工業 クリームの感触や見た目が行動意識を変えることを発見
    • ナリスアップコスメ 「ネイチャーコンク薬用クリアローション」改良
    • 紀陽除虫菊 「白髪染め専用クリーム「Befo(ビフォ)」新発売
    • 伊勢半 「キスミーフェルム 紅筆リキッドルージュ」売上げ好調
    • ビーバンジョア 「セラミドリフレクトエッセンス」が好調
    • ホーユー 「シエロ デザイニングカラー」新発売
    • 本島椿 「東京純椿トリートメントヘアクリーム(フォーム)」新発売
    • 資生堂 「専科」からパーフェクトホイップマスク新発売
    • ライオン 「felizonaリッチホワイトエッセンス」通販限定発売
    • 近江兄弟社 薬用超保湿リップ「グランモイストリップ」など新発売
    • 小林製薬 美容オイル「Bioil(バイオイル)」発売開始
    • ロゼット 角質・毛穴ケアブランド「ナチュラリオン」新発売
    • ピップ 「スリムウォーク サイズダウンシアータイツ」が好評
    • 明色化粧品 「目もとのたるみ」「透明白肌」に焦点当てた新製品を投入
    • ユニ・チャーム 「シルコット ウェットティッシュ」容器を8年ぶり改良
    • コットン・ラボ 「トレフレ コットン&保湿化粧水30包」新発売
    • ウェットシェービング 1~8月は天候不順が影響 高機能品で市場活性化
    • シック “剃り味”極めた「シック ハイドロプレミアム」売上げ好調
    • 貝印 「クロスフィット」今春改良発売 定番売り場への導入を推進
    • P&G 「ジレット プロシールド」ジレット史上最高の肌へのやさしさ
    • フェザー安全剃刀 「サムライエッジ」キャッシュバックキャンペーン始動
    • ユースキン製薬 「ユースキンA」発売60周年 大規模サンプリング実施
    • ハーバー研究所 「ディープモイストセラム」新発売 2段階保湿美容液
    • マンダム 「ルシード」から薬用スキンケアシリーズ全6種リニューアル


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。