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2017年8月16日号掲載記事より

ライオン、17年12月期第2四半期業績は売上・利益とも過去最高を更新

ライオン、17年12月期第2四半期業績は売上・利益とも過去最高を更新

 ライオンは8月4日、ライオンプレスクラブ(LPC)への決算説明会を開き、小林健二郎取締役上席執行役員、榊原健郎取締役上席執行役員が出席して、2017年12月期第2四半期の連結業績並びに通期業績予想、同期取り組みの進捗状況について説明した。
 同期の業績は、売上高1945億6700万円(前年同期比3.4%増)、営業利益117億9200万円(13.1%増)、経常利益128億6100万円(13.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益82億7200万円(15.5%増)となり、売上高、利益ともに過去最高を更新した。
 同期は原材料価格の上昇、インバウンド需要の沈静化など外部環境が厳しさを増す中、新製品の導入・育成、高付加価値品の拡大などの取り組みによって効率化が進み、増収増益となった。
 今期の基本方針については、「収益性の向上」(外部環境に左右されない経営体質の強靭化)と「次なる事業成長への布石」(既存事業の周辺領域の拡大、Eコマース事業の強化)に取り組んでいる。

クラシエHP、“世界初”の洗浄技術「ラメランス テクノロジー」を発表

クラシエHP、“世界初”の洗浄技術「ラメランス テクノロジー」を発表

 クラシエホームプロダクツは8月3日、新技術発表会を開き、同社研究開発の集大成として、これまでのボディウォッシュカテゴリーの常識を覆す“世界初”の洗浄技術「ラメランス テクノロジー」を開発したと発表した。
 岡田尚樹社長は、「前身のカネボウ時代から80年以上にわたる皮膚・洗浄剤に関する研究開発の集大成として、世界初となる肌のうるおいの根源であるラメラ構造を壊さない次世代洗浄技術『ラメランス テクノロジー』を開発した。この秋には、『ラメランス テクノロジー』を使った画期的な新ボディウォッシュブランドを発売し、現状シェア5.3%から9%へのアップを目指していく」と述べた。
 続いて、同社ビューティケア研究所・簗瀬香織第一研究部長代行が、「次世代洗浄技術潤いの根源であるラメラ構造を壊さない『ラメランス テクノロジー』」と題してプレゼンテーションを行った。
 簗瀬氏の説明によると、洗浄がラメラ構造に及ぼす影響を調べたところ、水による洗浄は短周期・長周期ともに変化がなくラメラ構造は保たれたが、洗浄液(ドデシル硫酸ナトリウム)による洗浄では短周期ラメラ構造は一定だったものの、長周期ラメラ構造は膨らみラメラ周期が広がったことに加え、洗浄によってその構造が崩れることが分かった。そこで、ラメラ構造を壊さない洗浄剤を探求した結果、「アシルアスパラギン酸ナトリウム」「アシルメチルタウリン」「アルキルグルコシド」の3成分を選択。洗浄力、泡立ち、感触も良好な組み合わせを見出し、ラメラ構造を壊さずに洗える洗浄技術を開発し、「ラメランス テクノロジー」と命名した。
 「ラメランス テクノロジー」を用いたユーザーテストでは、洗浄後の水分蒸発量は水で洗った場合と同じレベルであり、洗浄後にボディクリーム等の製品を使わずに1週間使い続けた結果、水分量も上がり、肌のキメも整った乾かない肌になることが確認できたという。

P&G、「レノアハピネス アロマジュエル」リニューアル記念イベント

P&G、「レノアハピネス アロマジュエル」リニューアル記念イベント

 P&Gは8月7日、リニューアル発売した衣類の香りづけ専用製品「レノアハピネス アロマジュエル」の発売記念イベントを開催した。
 初めに、木葉慎介アジアファブリックケア統括ディレクターがあいさつに立ち、2012年に新発売した「レノアハピネス アロマジュエル」が、洗剤、柔軟剤に次ぐ、香り付け専用ビーズという“新しい市場”を創出し、柔軟剤と組み合わせて使用する“新しい香り習慣”を提案してきたことに触れるとともに、しっかり香ることを求める“超感覚派”の消費者が好む香りの1位に「香水の香り」が挙がったという最新の調査結果を紹介。
 リニューアル品は、「洗濯機に入れる香水」をコンセプトとし、香水のような質の高い香りをより長く体感できる商品へと生まれ変わったことを強調。木葉氏は更に、同品のリニューアルの発売に合わせて、「洗濯機に入れる香水」を具現化した新キャンペーンを展開していく意向を明らかにした。
 続いて、8月5日に放映を開始した新CMが上映された後、元モデルで俳優の前川泰之がスペシャルプレゼンターとして登壇。続いて、女優の香椎由宇、タレントの小島瑠璃子、女優の優希美青が、3種類のアロマジュエルの香りをテーマに自らデザインしたドレスに身を包んで登場し、華麗なウォーキングを披露した。また、それぞれのアロマジュエルの香りが会場全体に広がり、その香りを感じ取った一部の観客の脳波に反応してランウェイの照明が変化するという演出が施された。

シック、「トワイライトシェービングスタンド」東京・有楽町でオープン

シック、「トワイライトシェービングスタンド」東京・有楽町でオープン

 シック・ジャパンは、8月8日の「ヒゲの日」にちなみ、“夕方のウェットシェービング”が体験できる「シック トワイライト シェービング スタンド」を8月7~9日の期間、東京・有楽町の東京国際フォーラムで期間限定オープンした。
 会場では、日本有数の「暑い町」である山形市で生まれた“冷やしシェービング”をヒントに、氷水のカップでキンキンに冷やした5枚刃システムレザー「シック ハイドロ5プレミアム」を使ったクールなウェットシェービングを無料で提供、期間中、多くの客で賑わった。開催初日(7日)の夕刻にはオープニングセレモニーが開かれ、「冷やしシェービング」を考案したヘアーサロン梅津(山形グランドホテル内)の加藤由美店長が、山形の冷やし文化を説明したほか、今回のイベントに協力した理髪店・BARBER SAKOTA・迫田将輝氏が“夕剃り”の良さなどを紹介した。

伊勢半、「紅筆リキッドルージュ」発売約4カ月でカテゴリー第1位獲得

伊勢半、「紅筆リキッドルージュ」発売約4カ月でカテゴリー第1位獲得

 伊勢半が今春から販売している紅筆と口紅が1つになった「キスミー フェルム 紅筆リキッドルージュ」は6月度のリップカラーカテゴリーで販売個数第1位を獲得。60代の販売個数においては、トップ5を同品が独占。さらに@cosmeクチコミランキング リップライナー部門でも第1位を獲得した。また、50代の販売個数でもTOP10に同シリーズの4色がランクインしており、50~60代女性の必須メイクアイテムとなっている。
 伊勢半が実施した受容性調査によると、50~60代女性が口元の化粧を施す際、60代では8割以上、50代では7割以上が筆を用いて輪郭を取り、リップメイクをしていることが分ったという。同社では、これをヒントに、筆と紅が一体となった「紅筆リキッドルージュ」を開発、この春に発売した。


2017年8月16日号 記事一覧

M&A・設立

  • ツルハHD、杏林堂グループを子会社化へ

会合・発表会

  • ドラッグストアMD研究会、上期政策セミナーを開催
  • JACDS、第108回記者意見交換会開く 今後の実施計画など近況報告
  • ビジネスガイド社、「ギフト・ショーWEEK秋2017」を8~9月開催

経営・施策

  • クラシエHPの今後の事業戦略、2022年売上高500億円目指す

製品・サービス

  • 花王、「メンズビオレ」泡タイプ洗顔料を改良新発売
  • ニベア花王、ニベアクリーム生まれの「ニベアクリームケア洗顔料」新発売
  • ユニリーバ、「ヴァセリン」から新ボディクリームなど発売
  • 明色化粧品、人気の2ブランドから限定パッケージ企画品発売
  • ウテナ、大人気のマスクシリーズから「贅沢ジュレローション」新発売
  • レキットベンキーザー・J、「メディキュット」から秋冬用タイツ発売
  • ライオン、ムシ歯予防薬「クリニカ フッ素メディカルコート」新発売
  • ライオン、胃腸薬「スクラートG」新発売 胃酸の逆流による胸やけなどに
  • バスクリン、薬用入浴剤「日本の名湯 道後 椿の香り」新発売
  • バスクリン、「バスクリン 薬湯」リニューアル 温まる目的別3タイプに
  • 小林製薬、「消臭元パルファム」「ダスモック」から新アイテム発売
  • J&J、「リステリン クールミントゼロ」新発売 更に進化した低刺激に
  • ユニ・チャーム、「超立体マスク かぜ・花粉用」に新機能搭載して発売
  • 晴香堂、「ボタニカル消臭」シリーズから置型ゲルタイプ新発売
  • オカモト、「オカモトゼロワンローション」など秋の新商品発売
  • 花王、「トイレマジックリン」からツヤツヤコートプラス新発売
  • 花王、炭酸力の「バブ」改良新発売 “あったかベール成分”を配合
  • P&G、電動シェーバー「ブラウン シリーズ5」改良発売

人事・組織

  • 資生堂、グループ関係会社人事異動を発表

決算

  • アイスタイル、17年6月期決算は増収増益 BtoBサービスが好調

調査・統計

  • 東家同 17年7月度チラシ調査 大手物3品目の安値10円増
  • ユニ・チャーム、ダンス中のナプキン違いによるストレス軽減効果を検証
  • 西化工 17年1~4月化粧品統計 つめ化粧料が伸長、乳液・化粧水も安定

イベント・展示会

  • P&Gプレステージ、第26回SK-Ⅱ BCコンテスト全国大会開催
  • 「第11回オフィス防災EXPO」開催 危機管理・災害対策の商談専門展

施設・店舗

  • ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ、大阪事業所を移転

時評・コラム

  • 時評 気になる上半期のスーパー業績
  • 泡沫 ある独立系ドラッグストアの選択を見て
  • らいたあ マンダム、「男の就活身だしなみセミナー」開催
  • WADAI OTC胃腸薬市場で注目 「胃酸の逆流」訴求商品が拡大中


上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。