2017年8月9日号掲載記事より
コーセー、最高級ライン「コスメデコルテAQ」新スキンケア発表
コーセーは9月16日、ハイプレステージブランド「コスメデコルテ」の最高級ライン「AQ」から、“やすらぎを、美しさの力に変える”新スキンケア(10品目/税抜5000~2万円)を発売。これに先立ち7月27日、プレス発表会を開催した。
発表会では、はじめにセレクティブブランド事業部企画部・牧島伸彦部長が「コスメデコルテAQ」の概要や、ラインの統一について説明した後、商品開発、研究、商品企画の各担当者が詳細を発表した。
今回発売する新スキンケアは、「リラックスすると肌は美しくなる」という知見を「香り・感触・肌効果」の相互作用で具現化し、美しい肌を叶えるために必要な肌の反応能力「肌・感度」を高める究極のアンチエイジングスキンケア。
肌がリラックスした状態で放出されるヒーリングシグナルに着目し、この効果を引き上げる因子「クレアチントランスポーター」を発見。「『クレアチントランスポーター』の発現を増やすことで、ヒーリングシグナルの効果を何倍、何十倍にもブーストできる『肌・感度』の高い状態に導ける」(同社研究者)といい、クレアチントランスポーターの発現を高めるオリジナル成分「ホワイトムクナエキス」を共通成分とした。
また、配合する水にもこだわり、天然ミネラル・アミノ酸を豊富に含み、まろやかなコクや心地の良い感触を生む希少な「白樺水」を共通配合したほか、夏の夜の一夜にしか咲かないといわれる「月下美人」の心安らぐ優美な香りを採用。相乗効果で「肌・感度」を高め、肌の内側から湧き上がるような活力感ある肌へと導く。
エビス、協力会総会・事業方針説明会開催 業績は前年比106.2%
エビスは、同社と取引先との相互の親睦を図るエビス協力会の第10回総会並びに事業方針説明会を7月25日、開き、仕入先関係者ら122名が参加した。
乾正孝社長が2017年5月期の業績と事業方針を発表。
17年5月期業績は、前年比で売上高106.2%(オーラルケア関連107.8%、ハウスウェア関連100.7%、合計106.2%)、営業利益81.7%、経常利益85.1%、当期純利益87.0%、売上高営業利益率7.8%、売上高経常利益率8.9%、売上高当期純利益率5.8%となったと報告。利益が前年比で減少した要因については、新工場設置に伴う減価償却やTVCMをはじめとする広告宣伝費の増加、創業120周年記念事業等の諸経費の増大を挙げた。
続いて事業報告では、創業120周年を迎えた企業として原点に返り「Reborn120」を掲げて①新工場棟を竣工(16年10月12日)②創業120周年を記念し代理店を招いての事業方針説明会(16年11月29日)③リッツ・カールトン大阪での全社員決起大会(16年11月12日)④定年退職者によるエビス社友会開催(16年11月21日)⑤全国の小学校や公立図書館、得意先などに寄贈する『歯ブラシづくりのひみつ』の刊行(9月、約3万部)⑥広告宣伝活動の拡大(「プレミアムケアハブラシ、ザ・プレミアムケアのBS・地上デジタルでのTVCM放映)⑦CMと連動した店頭展開――などを報告。
18年5月期の基本方針は、「組織の基盤を整備し新たな成長を築く」とし、基本戦略は、「着実な企業成長の実現」(高付加価値商品の育成・組織営業力の強化・労働生産性の向上)と、「企業体質の改善強化」(人材の確保と育成・ITシステムの強化・基本業務フローの改善)を挙げた。
小林製薬、2017年12月期第2四半期は増収増益 海外事業、新製品が寄与
小林製薬は7月31日、「2017年12月期第2四半期決算説明会」を開き、同期連結業績が、売上高673億700万円(前年同期間比9.4%増)、営業利益103億6300万円(24.3%増)、経常利益102億4400万円(28.0%増)、当期純利益70億3700万円(18.8%増)の大幅な増収増益を達成したことを発表した。
売上げ伸長の要因については、①海外事業の伸長(19億円増)②新製品の寄与(18億円増)③国内既存品の伸長(15億円増)④インバウンド需要の伸長(8億円増)⑤通販事業の伸長(3億円増)――をあげるとともに、「営業利益」については、積極的な「広告投下(広告宣伝費23億円増)」により売上げ成長を促進、大幅な増益を達成したことを明らかにした。
主要事業の状況については、「国内家庭用品製造販売事業」(小林製薬+桐灰化学の国内店頭販売額)は、売上高539億円(8.1%増)、営業利益99億円(21.9%増)となり、営業利益率は18.5%と前年同期間に続き大きな伸長を記録した。
一方、「海外事業」は、米国ではカイロ、中国・東南アジアでは「熱さまシート」が好調となったことで、売上高79億円(32.3%増)、営業利益5000万円(2.3%増)を計上。「通信販売事業」は、積極的な広告投下により昨年からのV字回復を維持し、売上高49億円(7.3%増/サプリメント=4%増、スキンケア=17%増)、営業損失6000万円となったことを報告した。
PALTAC、2018年3月期第1四半期決算は増収増益に
PALTACは7月28日、2018年3月期第1四半期決算短信を発表した。
それによると、売上高は2428億3600万円(前年比3.5%増)、営業利益は58億8200万円(24.7%増)、経常利益は65億500万円(22.1%増)、四半期純利益は44億6100万円(23.1%増)となった。
同社では、5月から稼働したFDC広島(広島市佐伯区)を、既存のRDC中国(広島市安佐南区)と連携させることで、中国エリアにおける配送効率向上に取り組んでいる。
また、出荷能力の拡大を目的としたRDC沖縄(沖縄県うるま市)の増設及びRDC新潟(新潟県見附市)のリプレイスなど、将来の基盤強化に向けた設備投資を計画通りに進めている。
エステー、マイコールとカイロ事業の譲受けで基本合意
エステーは8月1日、これまでカイロにおける販売業務提携を行っていたマイコール(栃木市、臼井均社長)と、カイロ事業の譲受けに関して基本合意したと発表した。
今後、12月1日をメドに事業譲渡契約を締結し、2018年12月1日付で事業承継する新会社を設立、19年4月1日に事業を譲り受ける予定。
同社では、近年の社会的課題でもある健康的な生活の確保が重要との認識のもと、今般の事業譲受により、同社グループの持つ商品開発力、マーケティング力を活かすことで、国内・海外市場における更なる業容拡大を図っていく方針だ。
2017年8月9日号 記事一覧
M&A・設立
- 日テレ・ライフマーケティング設立 TV番組と連動したECサイト運営
- ココカラファイン、福祉用具レンタル会社を子会社化へ
会合・発表会
- フマキラー、緊急シンポジウム開催 ヒアリ侵入など現状と対策を報告
- SC協会、定例記者懇談会開催 上期は25SCがオープン
- 平岩雅志氏(日石工組副理事長)の藍綬褒章受章祝賀会に60名が集う
- 日本香堂、恒例の設立記念会開く 「応援しがいのある企業グループに」
- 花王、“子どものイヤイヤ期を乗り切る”プレスセミナー開催
- ハーバー研究所、“速攻×持続”の2段階保湿美容液を発表
- ライオン、生活情報懇談会開きキッチン周り家事ストレス解消法を紹介
経営・施策
- ゲンキー、純粋持株会社設立し持株会社体制に移行へ
製品・サービス
- 花王、「ビオレu」ぬれた肌にぬるだけお風呂場スキンケア発売
- ジョンソン、「グレード消臭センサー&スプレー」コラボバッグ付き限定品
- 大日本除虫菊、サンリオキャラとコラボ「ゴンゴンポムポムプリン」等発売
- 大王製紙、「エリス 新・素肌感」リニューアル フィット性をアップ
- 寺岡精工、POS業界初のクラウド型マルチ決済端末「P400」を販売
- 小林製薬、美容オイル「バイオイル」新発売 コミュニケーション戦略推進
- ネヨ石鹸、「K-washランドリーソープ」など秋の新商品発売
宣伝販促
- 大日本除虫菊、「第47回防虫剤V.I.P陳列コンテスト」概要を発表
- オカモト、コンドーム着用率向上に向けユニークなWEBムービー公開
- クラシエHP、「いち髪」新TVCM2篇放映中 WEB限定動画も
- エステー、「ムシューダ 防虫の季節」プレゼントキャンペーン実施中
人事・組織
- 資生堂、グループ関係会社の人事異動を発表
- ペットフード協会、役員を選任
決算
- ポーラ・オルビスHD、1~6月決算は増収増益に
- マンダム、2018年3月期第1四半期決算は増収増益で推移
- エステー、第1四半期決算は増収増益 「消臭力プレミアムアロマ」が好調
調査・統計
- KSP-POS 2017年上半期 カテゴリー別ランキング
- 「ドラッグストアの販売動向」2016年の総販売額は5兆7258億円
- JFA 17年6月度コンビニ統計 既存店ベース売上高4カ月ぶりに減少
- JCA 17年6月度チェーンストア統計 制汗剤、殺虫剤など好調
- SM3団体、17年6月スーパーマーケット実績速報 既存店が2カ月連続で減
イベント・展示会
- P&G、「パンパース『肌へいちばん』やさしさ体験イベント」開催
- サンギ、「歯が命アワード2017」表彰式開催 女優の河北麻友子を選出
- クリーニング業界向け展示会「クリーンフェアー大阪2017」開催
時評・コラム
- 泡沫 モールができても地元小売は生き残る
- らいたあ 柔軟仕上剤が1000億円市場に
特集 【洗濯用品】
- ファブリックケア市場 高付加価値品が市場活性化 関連商品と併売を
- 花王 「アタック発売30周年記念企画」実施 若い世代のファンづくりへ
- ミヨシ石鹸 洗濯用せっけんを展開、愛用者の定着化図る
- UYEKI ドライマーク衣類を家庭で 「ドライニング液体タイプ」好評
- ライオン 「トップスーパーNANOX」「トップHYGIA」積極展開
- 第一石鹸 「NOVAGE」簡単・計量いらずの“ワンプッシュ”訴求
- トイレタリーJインク さっと水に溶けるシート状衣料用洗剤を新発売
- P&G 「レノアハピネス アロマジュエル」リニューアル発売
- I-ne 「フレリーボタニカル」から発売したボタニカル柔軟剤に注力
- カネヨ石鹸 「ガンコ汚れ専用洗剤」と「無添加柔軟剤」新発売
- マルフクケミファ 「自然にやさしい過炭酸ソーダ」便利な洗浄剤が人気
- サラヤ 「ヤシノミ洗剤」ランドリー2アイテムが好調
- PRページ NSファーファ「ファーファ ファインフレグランス」今秋改良
- 東邦 洗濯石けん「ウタマロ石けん」が好調 口コミで新たなユーザー獲得
- グラフィコ 酸素系漂白剤「オキシクリーン」好調な売上げ見せる
- ミマスクリーンケア 「緑の魔女」シリーズが高い支持集める
- ウエ・ルコ 浸透バブルが根こそぎ落とす「泡で洗うエリ・そで洗剤」発売
- 東亜産業 柔軟剤入り洗濯洗剤「クレールパリ」拡販に注力
- シャボン玉石けん 「洗たく槽クリーナー」「酸素系漂白剤」2ケタ増続く
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