2017年8月2日号掲載記事より
ピップ、ウエルネスフェスタ2017AUTUMN開催 1500名以上来場
ピップグループは7月19~20日の2日間、東京で、展示会「ウエルネスフェスタ2017AUTUMN」を開催。国内外の小売店経営者やバイヤーなど1500名以上が来場した。今回、「多極化する消費者心理にフォーカス 未来を見据えた新価値創造」をメインテーマに、社会構造やライフスタイルの変化などで多極化する消費者心理に焦点を当て、店頭から心理に届く新たな提案でトライアル&リピートを後押しする製品群、売り場を紹介した。
会場は、主にピップグループとメーカーブースの2つのエリアで構成し、メーカーブースには142社(167コマ)が出展。「ヘルス(84コマ)」、「シニア(24コマ)」、「コンフォート(37コマ)」「ベビー(22コマ)」の4ゾーンで構成し、各社から今秋の新商品やイチ押し商品が披露された。
一方、ピップグループでは、①イベントコーナー②MD提案コーナー③新商品コーナー④体験体感コーナー⑤新規仕入れ先・専売商品コーナー⑥ピップ商品紹介コーナー――の6つのコーナーを設けたほか、購買動向研究所などのグループ企業のブースや携帯充電サービスコーナーの設置、さらには毎年継続している献血活動も行った。
麻友 「麻友見本市第100回感謝の会」開く 「さらなる飛躍図る」
麻友は7月20~21日の2日間、川越市内で「第100回麻友総合見本市」を開催。これを記念して開催初日の夕刻、川越プリンスホテルで、「麻友見本市第100回感謝の会~150回をめざして~」を開き、仕入先メーカー等約200名が出席、盛会となった。
麻友総合見本市の第1回は、麻友が加盟する共同組合川越バンテアンへの加盟申請が下りた1968年(昭和43年3月)に開催。業容拡大に伴い、「これまでの稼業を発展させ、企業として近代的な卸売業への転換を図る」という意志の表れによるものだった。そして約半世紀が経った今回、記念すべき第100回開催を迎えた。
感謝の会では、麻友・清水政弘社長があいさつに立ち、第150回開催を次の大きな目標に、今回の第100回目を“目標達成の出陣式”と位置付け、今後も1歩1歩愚直に歩み続け、仕入先メーカー、得意先の要望にしっかりと応えられる卸売業としてさらなる飛躍を図っていくことを表明した。
ハリマ共和物産 秋の見本市開催 来春は第100回目迎える
ハリマ共和物産は7月19、20日の両日、秋の見本市を開催した。
見本市のテーマは、「To the next stage」で、新規出展メーカー5社を含め118社が出展。見本市2日間の売上げ目標は、14億3612万円(前年比100.4%)。来場者数は140社、561人。
会場には、主要メーカーや新規メーカーの出展ブースとともに、様々な企画・提案コーナーが設置され、会場入り口付近には、業界の主要カテゴリーの市場動向がひと目で分かる図表をパネルで展示。また、同社の「地域社会貢献活動の紹介」のコーナーも設けられ、こちらでは同社が支援している地元の女子サッカーチーム「ASハリマアルビオン」のチームを紹介。同社では、チーム発足当時から同チームを支援し、さらに選手の雇用も行っており、今回の見本市でも同チームの選手が一般社員に交じって見本市を盛り上げた。
津田信也社長は、「愛知県と兵庫県に新センターを開設し、物流増加への対応や効率化を図っていきたいと考えている。特にこのところ労働力不足が大きな課題となってきており、自動倉庫や自社便の増強など物流面での取り組みを強化している」と語った。
伊勢半、ブランド政策説明会 新生「KISS ME」を企業ブランドに
伊勢半は7月25~26日、「ブランド政策説明会」を開き、同社を象徴するコーポレートブランドとして、新生「KISS ME」を打ち出すとともに、今後は他の商品ブランドでも「KISS ME」を訴求して認知・ブランド価値を効率的に向上させていくと発表した。
伊勢半グループは、1825年の創業以来、「紅」を原点としていつの時代もひたむきに美を提案してきた。そして2025年には創業200周年を迎える。そうした中において、今回、「革新と独創のセルフメイクで、世界を塗り替える」を新たなグループビジョンとして掲げ、コーポレートブランドとして新生「KISS ME」を打ち出すこととなった。
そして今後は、同社が展開する各ブランドの商品に「KISS ME」を表示し、バラバラだったブランドイメージを統一して、「KISS ME」の想いを顧客に伝えていく。
今後の予定として、単品メイクは8月発売の新商品から、ブランドメイクについては来年3月発売の新商品から商品への表示を行う。
ライオン、新ブランド「NONIO」誕生 口臭科学から生まれた口臭ケア
ライオンは、トリプルアクションで口臭を防ぐ「NONIOハミガキ」と独自の長時間殺菌システムで口臭を長時間予防する「NONIOマウスウォッシュ」を8月23日に新発売する。
「NONIOハミガキ」は、口臭を効果的に予防するトリプルアクションで、クリアな息を保つ。トリプルアクションとは、洗浄成分が口臭の原因である“菌のかたまり”を落としやすくする(アクション1)。殺菌成分が口臭の原因菌を殺菌し、口臭の発生を防ぐ(アクション2)。「ブレスリフレッシュ成分(清涼感持続性香料)」配合で清涼感が持続する(アクション3)――の3つ。
「NONIOマウスウォッシュ」は、同社独自の「長時間殺菌システム」で、口臭を長時間防ぐ。殺菌成分CPCが口のすみずみまでいきわたり、口臭の原因菌を殺菌し、増殖を抑えて長時間口臭の発生を防ぐ。「ブレスリフレッシュ成分(清涼感持続性香料)」配合で、清涼感が続いてクリアな息を保つ。
なお、ブランドネームのNONIOには、科学的なアプローチによる本格的な口臭ケアで生活者を日々の口臭不安から解放したいという想いを、ブランドロゴには、中央の横ラインに“ニオイ(口臭)”をリセットするという意思を込めている。
2017年8月2日号 記事一覧
会合・発表会
- 日本薬業連絡協議会、定例記者会開く 日本ヘルスケア協会新会長に今西氏
経営・施策
- ライオン、3つのESG指数の構成銘柄に採用
- オカモト産業、7月25日付けで「晴香堂株式会社」に社名変更
製品・サービス
- ライオン、台所用洗剤「Magica速乾+(プラス)」新発売
- 小林製薬、「バイオイル」「ヘモリンド」など秋の新製品18品目発表
- 花王「キュレル」、乾燥性敏感肌向けエイジングケアシリーズ発売
- ニベア花王、「ニベア マシュマロケア」ボディシリーズ新発売
- ユニリーバ、「クリア スカルプ&ヘアエキスパート」改良
- コーセーコスメポート、グレイスワンから「濃潤リフト液」新発売
- ニトムズ、お出かけ前の新習慣「いってきますコロコロ」新発売
- P&G、「パンパースさらさらケア」シリーズを改良発売
- ユニ・チャーム、「ソフィ超熟睡 極上フィット340」改良発売
宣伝販促
- アース製薬、「アースノーマット」を全国の幼稚園などで無償配布
人事・組織
- 資生堂、7月21日付けで執行体制を変更
- 東亜ローソク、入本一彦副社長が新社長に就任
決算
- 花王、1~6月期連結業績は増収増益 ヒューマンヘルスケア事業が好調
調査・統計
- JFA 17年5月度コンビニ統計 既存店ベース売上高3カ月連続増加
- ライオン、予防歯科に関する意識調査 約5割が予防歯科に取り組む
- 経済産業省 17年5月度洗浄剤統計 洗顔・ボディ用が好調
- KSP-POS 2017年6月 カテゴリー別ランキング
イベント・展示会
- 全家協、「リビングワンダーランド2017」9月6~7日に開催
- 麻友 第100回見本市開催 清水社長「得意先に貢献する見本市を」
- サンギ、小学生向けワークショップ開催 「作って学べる 歯が命教室」
施設・店舗
- 地域包括ケアシステムの活動拠点「ウエルシアハウス」の認知広がる
特集 【夏季特別号②】
- 2017年前半の流通業界動向 好調続く卸・小売 高付加価値商材で活性化
- 全卸連・森友会長インタビュー 「グレート・ディール・ショー」が好評
- PALTAC 「情報システムの強化」「人材の育成」に取り組む
- あらた・得能北海道支社長インタビュー ローコスト体制を推進
- カルタス・小澤社長インタビュー 「売りの中身変える」で業界発展目指す
- 17年大店法新設届け出データ調査 出店件数・店舗面積は4年連続で減少
- サプリコ・竹内社長インタビュー メンバー社の拡大に注力
- 旭川石鹸販売・中島社長インタビュー 失敗恐れず果敢にチャレンジ
- こもりコーポレーション・小森社長インタビュー 集荷時刻の前倒しを実施
- 2016年北海道流通トピックス 大型店販売額は前年比1.1%減で推移
- ウエルシアHD、店舗見学会実施 旧CFS店舗にウエルシアモデル導入
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