2017年6月14日号掲載記事より
ユニ・チャーム、17年秋の新製品発表会 ショッパーに着眼
ユニ・チャームは6月8日、「2017年秋の新製品発表会」を開催。あいさつした高原豪久社長執行役員は、「業界総資産の拡大」と「人とペットの共生社会の実現」によって少子高齢化、市場縮小という構造的な課題を跳ね返していく考えを語った。
パーソナルケアの商品政策はグローバルマーケティング本部・岡盟フェミニンケア部長が説明。「ベビー事業の理念は育児生活向上企業で、新しい提案で育児の負担を減らし、笑顔あふれる育児生活の実現を推進する」と述べ、オーガニックコットンを表面シートに配合した「ナチュラルムーニーマン」、大柄デザインでワクワク感を強化した「マミーポコパンツ」、若年層をターゲットにした持ち歩きに便利な「センターインコンパクトフレグランスホワイトシャボンの香り」、新感覚のつけ心地に改良した「ソフィ超熟睡極上フィットスリム340」などの新製品を紹介。また、グローバルマーケティング本部の金子知代美ブランドマネジャーがペットケアの新製品について説明し、増加するリビングでの飼育ニーズをとらえた「デオシートPremium」、日本各地の厳選素材が入った贅沢おやつ「銀のスプーン三ツ星グルメおやつとろ~り」などを紹介した。
引き続き、森信次専務執行役員ジャパン営業統括本部長が営業方針を発表。①消費を牽引するミレニアル3世代の環境変化②業界総資産拡大の思考と行動に原点回帰③顧客の行動を捉えた提案によるライフタイムバリューの最大化――について説明した。
JACDS、政治連盟特別セミナー、業界研究レポート報告会を開催
日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は6月5日、「JACDS政治連盟特別セミナー」並びに「ドラッグストア業界研究レポート報告会」を開催。下半期の政治動向の予測や、「街のハブステーション構想」などドラッグストア業界の最新動向を発表した。
JACDS政治連盟特別セミナーでは、冒頭、松本南海雄政治連盟会長(マツモトキヨシHD)が「当業界では、検体測定室に関するガイドラインの見直しや薬局・店舗販売業の二重申請の解消、登録販売者のテクニシャン制度など多くの課題を抱えているが、今後、日本ヘルスケア協会と協力しながら規制緩和などを進めていけば、我々の目標『2025年に10兆円産業化』も夢ではないだろう」と述べた。
その後、青木桂生会長(クスリのアオキ)が挨拶に立ち「当業界は売上6兆5000億円にまで成長し、なくてはならない産業へとなった一方で、ハーボニー偽造薬や薬価の不正請求など国民の信頼を失う問題も出てきている。JACDSでは、超高齢社会において地域住民の信頼を得て、地域包括ケアシステムの中でどこまでお役に立てるかという課題と常に向き合っていかなければならない」と述べた。
その後、ドラッグストア業界研究レポート報告会を開催。①ドラッグストアの現状②ドラッグストアを取り巻く問題と経営問題③数値でみるドラッグストアの状況④JACDSの活動報告⑤健康政策改革の方向性とドラッグストアへの影響――の5点の概要がJACDS研究員などから報告されたほか、宗像守事務総長が「街の健康ハブステーション構想」について発表した。
花王「メリーズ赤ちゃん気持ちいい研究室」開設 SHELLYが特別研究員に
花王の「メリーズ」は、おむつや肌に関する赤ちゃんの“気持ちいい”についてヒントや情報を発信するWEBサイト「メリーズ赤ちゃん気持ちいい研究室」の開設に伴い、6月5日、都内で報道関係者を対象にしたイベント(特別研究員就任式)を開催し、“気持ちいい”を考えた育児を実践中のタレント・SHELLYを特別研究員に任命した。
任命式は、はじめに伊藤浩史ベビーおむつグループブランドマネジャーが「メリーズ」ブランドについて説明。次にSHELLYが登壇し、濱島美次サニタリー事業グループ長から「メリーズ赤ちゃん気持ちいい研究室」特別研究員の白衣と認定バッジが贈られた。
引き続き、トークセッションが行われ、SHELLYは最近の子育てついて語るとともに、「メリーズ」の水分は通さず、空気を通す特長を実験で体験した。また、SHELLYは「育児は毎日のことなので、一度立ち止まって『私頑張った』というタイミングがなかなかないと思いますが、自分に合ったものを見つけて赤ちゃんの“気持ちいい”ということをしっかり考えて、自分のやりやすい子育てを自分らしく続けられることが大切だと考えています。一緒に頑張りましょう」と子育て中のママとパパにメッセージを送った。
小林製薬、美容オイル「バイオイル」の国内独占販売契約を締結
小林製薬はこのほど、美容オイルの世界ブランドである「Bioil」(バイオイル)の製造メーカーであるユニオンスイス社(本社南アフリカ共和国)と、同製品に関する国内独占販売契約を4月28日付けで締結したことを発表した。
バイオイルは1987年に南アフリカ共和国で発売され、現在は世界124カ国で販売されているグローバルブランドで、完治したキズあと、ニキビあとなどの肌をケアするユニークなコンセプトを持つ美容オイル。日本ではバラエティショップやドラッグストアを中心に2006年から発売され、美容オイルカテゴリーを牽引するブランドとして知られている。
今回の国内独占販売契約により小林製薬は、「バイオイル」をスキンケア事業の新しい柱として育成。今後積極的な広告投資と、同社の持つ販路を活用することで、3年後の売上高は10億円を見込む。同社による発売開始日は2017年9月の予定。
プラネット、親善フットサル大会開催 12チームが参加
プラネットは6月3日、トーヨータイヤ豊洲ドームで「プラネット親善フットサル大会」を開催、日用品化粧品業界の12チームが参加し、熱戦を繰り広げた。
開会のあいさつに立った田上正勝社長は、「当社は一昨年の設立30周年を記念して、『大縄跳び大会』と『フットサル大会』の2つのスポーツイベントを行った。フットサル大会については継続開催の要望が多かったことから、昨年も開催し、今回で3回目の開催となった。この大会は親善大会なので競技というより、仲良く、楽しく試合を楽しんでいただき、コミュニケーションを深めていただきたい。また、今回は女性や年配の方が活躍したチームに社長賞を贈りたい」と述べた。
予選リーグ・グループAは、4勝1引き分けで総得失点24の「KOSE FC」(コーセーコスメポート)が1位、予選リーグ・グループBは4勝1引き分けで総得失点が13の「グランモンターニュ大山」(大山)が首位となり、両チームによる決勝戦の結果、1対0で「KOSE FC」が勝ち優勝。社長賞は女性選手が活躍した「貼る レアル」(ニチバン)に贈られた。
なお、「プラネット親善フットサル大会」は3年を1クールとしており、来年は開催しない予定。
2017年6月14日号 記事一覧
M&A・設立
- ココカラファイン、シニアコスモスを完全子会社化
会合・発表会
- JACDS、記者意見交換会開く 宗像事務総長が今年度の事業活動を説明
- 日本女性薬局経営者の会、定時社員総会など開催「地域医療支える薬局へ」
- 日本ボランタリーチェーン協会、第51回全国大会開催 齋藤会長を再任
- 日本DIY協会、29年度定時総会開く 会長に稲葉敏幸氏を再任
- 家同連・東家同、新旧理事長プレス懇談会開催 今枝理事長が活動骨子発表
- 神奈川卸組合、第43回通常総会開催 「個々のノウハウ生かし卸売業邁進」
- クラシエHP販売、大阪で秋の新商品発表会開き卸店・小売店約150人出席
経営・施策
- アース製薬、短編小説公募プロジェクトを設立
- ライオン「中元ギフト」、スーパーナノックスバラエティギフトなど展開
製品・サービス
- ユニ・チャーム、軽い便もれ専用パッドをネット通販限定で発売
- 大王製紙、「キレキラ!」トイレおそうじシート数量限定品発売
- バイソン、発汗系入浴料クールタイプ「爆汗湯COOL」数量限定発売
宣伝販促
- PRページ NSファーファ・J 「リミテッドブランド戦略」を推進
- サンスター「VO5」、トリンドル玲奈起用の新TVCM放映中
- クラシエHP、「ディアボーテ HIMAWARI」新TVCM放映
- サンスター「Ora2」、Perfumeが歌う「はみがきのうた」動画を公開
- エステー、「世界に1つだけの消臭力プレゼントキャンペーン」実施中
- 白十字、銀魂コラボキャンペーン実施 限定ムービー第1話を公開中
- アース製薬、「モンダミン お口スッキリ爽快!キャンペーン」実施
人事・組織
- 日本香堂HD、日本香堂社長に土屋義幸氏 小仲正克氏は取締役会議長に
- NSファーファ・ジャパン、役員改選を発表
決算
- エステー、親会社・シャルダンの17年2月期決算発表
- プラネット、第3四半期は増収増益で推移 「基幹EDI」更なる導入へ
- 大木ヘルスケアHD、17年3月期業績発表 Dgsとの取引強化で伸長
- 綿半HD、17年3月期は増収増益に 店舗網拡大で収益力が向上
- ハーバー研究所、17年3月期決算は増収増益に 基礎化粧品が好調に推移
研究・開発
- 花王、真皮ヒアルロン酸量がシワ・たるみに関わることを発見
イベント・展示会
- 第8回化粧品産業技術展開催 過去最大の国内外316社が出展
- 伊勢半、「キスミー フェルム紅筆リキッドルージュ」体験イベント開催
- ライオン、第74回全国小学生歯みがき大会開催 続けることの大切さ学ぶ
時評・コラム
- 時評 AIが店頭を変える日が来る?
特集 【エコロジー】
- 持続可能社会の実現に向けて 環境問題対応含め総合的な取り組みを推進
- 花王 環境・安全へ積極的な取り組み 自然と調和するエコロジー経営
- P&G グローバルでの2020年中期目標実現で全力
- 牛乳石鹸共進社 「カウブランド 無添加洗顔せっけん」新発売
- ライオン 環境対応先進企業として活発に活動 水資源保護活動も積極推進
- ミマスクリーンケア 「緑の魔女」環境意識高いユーザー中心に人気集める
- パナソニック アルカリ乾電池の新モデル「エボルタ NEO」新発売
- サラヤ 更家社長インタビュー ボルネオ保全活動キャンペーンを継続実施
- SABA 「地球家族」に洗濯用液体せっけん800㌘本体ボトル追加
- ハイネリー 「泡立ちのよい液体せっけん」提案 植物性洗濯石けんが人気
- 旭化成HP 「フロッシュ」ブランドスローガン一新「ずっと、自然と。」
- ミヨシ石鹸 サトウキビ由来のバイオマス容器「UL認証」取得
- 東邦 「ウタマロ石けん」が好調 HP改良、Web限定動画が話題
- ユニリーバ 「USLP」社会・環境に貢献しつつビジネスを成長させる
- 太陽油脂 「パックスナチュロンお風呂洗いせっけん」を改良
- ユニ・チャーム 紙おむつの製品ライフサイクルを通した循環型モデル構築
- 澁谷油脂 「素肌にやさしい薬用ハンドソープ」厨房での使用も安心
- PRページ シャボン玉石けん 工場見学レポート「現場から伝えたいこと」
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