バックナンバー

2017年4月5日号掲載記事より

全卸連、「0-NEXT」活動報告 「グレートディールショウ」を7月7日開催

全卸連、「0-NEXT」活動報告 「グレートディールショウ」を7月7日開催

 全国日用品化粧品卸連合会(略称・全卸連、森友徳兵衛会長)は、3月27日、青年部「0―NEXT(ゼロネクスト)」の活動状況を報告した。会見には森友会長、藤原愛三専務理事、ゼロネクスト・村田玲委員長(富貴堂)、平井誠一副委員長(まさ屋)、早水由副委員長(森友通商)が出席。次期全卸連スローガンの提案、新たなスタイルの展示会「グレートディールショウ」の企画提案などを発表した。
 ゼロネクストの組織体制は、委員長に村田玲氏、副委員長に平井誠一氏、早水由氏、秋葉宗一郎氏(秋葉商店)で、そのほか6名、合計10名の委員で構成。今後、メンバーの増員を考えていくが、予算の関係もあり平成29年度は10名で活動していく。
 活動初年度の今年度は4回の会合を実施(4月4日、5月13日、9月7日、17年2月1日)し、①体制づくり(委員長、副委員長、委員)②設立目的の合意③全卸連を知る(歴史と現状を知る)④ロゴ決定(エフティ資生堂作成)⑤全卸連のスローガンの見直し提案について(会長よりの宿題)⑥卸流通アカデミー(ORA・ORB)の今後について⑦首都圏展示会(Great Deal Show)の設計⑧29年度活動計画の策定――などを議題に話し合いを行った。
 提案された新スローガンは、「~全卸連!未来への挑戦!!」(①未来型取引制度を構築しよう②全卸連の価値を高めよう③製・配で返品削減に取り組もう)というもので、これまでの全卸連のスローガンは、網羅的にまとめていたことは良い半面、具体的な活動に落とし込みにくいものと感じたことから、具体的な行動計画の立てやすいスローガンを立案したという。
 平成29年度の最重要活動として、展示会(グレートディールショウ)を計画。メーカーの商品情報が地域卸店になかなか伝わりにくい状況を打破するために、首都圏の地域卸店の経営トップから営業現場担当、仕入れ担当を対象に開催する。「グレートディールショウ」とは、買い・お得が集まる展示会という意味を込めて命名した。

ポーラ・オルビスHD、ビューティーディレクターの新キャリア戦略等発表

ポーラ・オルビスHD、ビューティーディレクターの新キャリア戦略等発表

 ポーラ・オルビスホールディングスは3月27日、「AIに置き換わらない!ポーラが実践する『新しい働き方改革』」をテーマに記者懇談会を開き、ポーラ・及川美紀取締役トータルビューティー事業担当、神谷知子執行役員同企画担当顧客戦略部長らがビューティーディレクター(旧ポーラレディ、以下BD)の新たなキャリア戦略と女性リーダー育成プログラムについて発表した。
 ポーラの売上比率9割弱を占める「トータルビューティー事業」(旧訪問販売事業)は、委託販売契約を結ぶビジネスパートナー・BDとともにショップ(ポーラ ザ ビューティ等)を展開。エステやカウンセリングを通して顧客のキレイをサポートしている。個人事業主でもあるBDは現在、約4万2000人おり、そのうち複数のBDを取りまとめ独立したショップを運営するショップオーナーは4600人、複数のショップを取りまとめ月商1000万円以上の起業家リーダー・グランドオーナー(GO)は185人となっている。中でもGOは女性の就労(採用)を促進、ショップ運営等を通して地域の経済・社会の活性化に貢献している。
 その一方で、先進諸国と比べると日本では指導的地位で活躍している女性は少ないことや、今後労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能と予測れている。そうした中において、同社が考えるAI時代でもなくならない仕事とは、「人の『手』やぬくもりを通したサービス」「仕事の創出・起業」であるとし、それには「プロ・女性起業家の育成」が重要だという。
 さらに、企業として起業する有望な女性をリクルートすべく、リクルートCMの放映やリクルートフォーラムの開催、美容学校・短大・大学等での説明会、起業家志向の高い有望人材育成に向けた養成コース(GO育成研修)などを展開している。
 これにより、リクルートフォーラムには、20~30代の有職女性や定年退職を控えた女性の参加が増えたほか、早期離職率の低下、優秀な人材成長スピードUP、BD1人当たりの平均販売金額約3.5倍増といった成果が現れているという。
 今後も同社では、BDのキャリア戦略並びに女性リーダー育成プログラムのブラッシュアップを図り、多くの女性起業家を輩出していく。

カスタマー・コミュニケーションズ、17年2月インバウンド消費調査

 カスタマー・コミュニケーションズでは3月27日、ドラッグストアにおける17年2月のインバウンド消費調査を発表した。
 売上個数ランキングではグミキャンディの「コロロ マスカット40g」が2カ月連続第1位だった。
 調査開始(16年4月)以降、マンナンライフ「蒟蒻畑」が初めてトップ5入りし、お菓子カテゴリの商品が3商品ランクイン。代わりにこれまで上位の定番だった医薬品がトップ5から姿を消している。
 インバウンド消費の購入件数は前年同月比約6%増加、1レシートあたりの購買単価は1万4821円でほぼ前年同月並み(約1%減少)。
 前月に続いて、「爆買い」から「観光客消費」への変化があらわれたランキングとなった。
 ◎ドラッグストアのインバウンド消費 売上個数ランキング(17年2月)
 1位=UHA味覚糖 コロロ マスカット40g▽2位=資生堂 専科パーフェクトホイップn 120g▽3位=UHA味覚糖コロロ  グレープ40g▽4位=マンナンライフ蒟蒻畑 白桃味25g×12個▽5位=DHC薬用リップクリーム1.5g

花王、「メリーズ」スキンケアシリーズ発売 「セラミド」の働きに注目

花王、「メリーズ」スキンケアシリーズ発売 「セラミド」の働きに注目

 花王は4月1日、赤ちゃんの肌研究から誕生した「メリーズ」スキンケアシリーズを発売した。
 「メリーズ」スキンケアシリーズは、うるおいを守る力が弱い赤ちゃんの繊細な肌に、肌本来がもつ「セラミド」の働きに着目して開発したスキンケアシリーズ。「ベビー全身泡ウォッシュ」、「ベビーローション」、「ベビークリーム」、「はじめての肌ケアセット」のラインアップ。
 洗浄料の「ベビー全身泡ウォッシュ」は、肌に大切なセラミドを守って洗い、うるおいを保って、乾燥等の外部刺激から肌を守る皮膚のバリア機能を助ける。保湿剤の「ベビーローション」と「ベビークリーム」は、うるおいセラミド機能成分配合。のびがよく、繊細な肌に負担をかけにくいテクスチャーで、赤ちゃんの肌にぬりやすいのが特長。
 ベビー全身泡ウォッシュ(400㍉㍑、つめかえ用320㍉㍑)=肌本来の保護成分“セラミド”を守りながら、やさしく洗いあげる。きめ細かい泡がなめらかにのびて、流すときにはサッと泡切れ。繊細な肌に負担をかけず、やさしく洗える。
 ベビーローション(ボトル120㍉㍑、ポンプ300㍉㍑)=うるおいセラミド機能成分配合。乾燥や刺激から、繊細な肌を守る。すべるように広がり、スーッとなじんでしっかりうるおう。
 ベビークリーム(チューブ60㌘)=うるおいセラミド機能成分配合。乾燥や刺激から、繊細な肌を守る。しっとり高保湿クリーム。
カサついて赤くなりがちなほっぺも吸いつくようなしっとりもっちもちの肌へ。
 はじめての肌ケアセット=(ベビー全身泡ウォッシュ90㍉㍑/ベビーローション60㍉㍑/ベビークリーム30㌘)。

介護・福祉の総合展「バリアフリー2017」4月20日から大阪で開催

介護・福祉の総合展「バリアフリー2017」4月20日から大阪で開催

 西日本最大級の介護・福祉の総合展「バリアフリー2017」(主催=大阪府社会福祉協議会・テレビ大阪・テレビ大阪エクスプロ)が4月20~22日の3日間、インテックス大阪(1~5号館)で開催される。
 同展示会は、高齢者・障がい者の生活を快適にする福6祉機器、製品を含めた総合的な福祉情報を発信する西日本最大級の介護・福祉の総合展。介護・福祉・医療従事者のみならず、高齢者・障がい者とその家族も来場することでも知られ、出展社のブースでは、福祉車両、車いす、杖、歩行器、住宅設備、入浴、トイレ、家具、介護予防・リハビリ機器、介護用品、おむつ、自助具、ベッド、補聴器――など40以上のジャンルの最新情報が披露される。また、会場ではバリアフリー展のほか、高齢者医療に焦点を当てた専門展「慢性期医療展2017」、看護職向けの看護用品や関連サービスの最新情報を発信する「看護未来展2017」も同時開催され、3展合わせ、376社・団体(展示規模1053小間〈3月8日現在〉)の規模での開催となる。
 今回会場では、前回に続き「施設設備&省エネ提案フェア」、「介護と医療の食フェア」、「認知症対策フェア」を開設するほか、今年は、「感染対策フェア」を新設。感染症から家庭・施設を守るための情報を発信するとともに、「介護ロボットゾーン」では、導入促進に向けた動きが加速し、その関心が高まる最新のロボットを披露する。
 一方、企画コーナーでは、「要援護者の防災コーナー」、「おむつコーナー」、「目の見えない方・見えにくい方のための展示コーナー」が設置されるほか、講演会・セミナーでは、目前に迫る2018年の「介護保険法改正」や、介護・看護の人材確保、福祉用具など、様々なテーマで約100セッション開講する。会期中の来場者数は9万人(3展合計10万人)を見込む。入場無料。


2017年4月5日号 記事一覧

会合・発表会

  • 日本香堂、「母の日参り」キャンペーン2017年度取り組み内容を発表

経営・施策

  • ユニリーバ、「プレミアムフライデーセミナー」毎月末の金曜に開催
  • 訪日・在日外国人向け多言語での商品情報提供、2020年五輪で本格運用へ
  • メディパルHDとノーベルファーマ、「ノベルジン」共同販促開始
  • 花王、「DBJ健康経営格付」で2度目の最高ランクを取得
  • 大幸薬品とアルマード、卵殻膜に関する業務提携で基本合意書を締結
  • ユニ・チャーム、安産祈願パーティー「オーガニックベビーシャワー」提案
  • ユニ・チャーム、新入社員研修に「認知症サポーター養成講座の受講」導入

製品・サービス

  • サンスター、「ガム・歯間ブラシI字型」改良 お口の中での操作性を向上
  • 花王、「リリーフ スリムで快適 吸水ナプキン」新発売
  • 小林製薬、「ブルーレットデコラル」から高級感のある香水調の新製品発売
  • 王子ネピア、赤ちゃん用紙おむつ「nepia Genki!パンツ」リニューアル
  • ユニ・チャーム、「ライフリー すっきりスタイルパンツ」新発売
  • ユニ・チャーム、「ムーニーマン エアフィット」Mサイズ発売
  • ユニ・チャーム、ソフィ「ソフトタンポン」など5年ぶりデザイン刷新
  • UYEKI、カビや黒ずみ対策品として「カビトルデスPRO」が人気
  • 第一三共ヘルスケア、美白高機能歯磨「シティースホワイト」を一新
  • 日本ロレアル、「メイベリン」からココナッツオイル配合マスカラ新発売
  • バスクリン、紫外線対策アイテム「美漢精 薬用UV化粧下地」通販で発売
  • 花王、「ヘルシア緑茶 うまみ贅沢仕立て」新発売
  • バイソン、発汗系入浴剤「爆汗湯」からクールタイプ数量限定発売
  • 貝印、「旬Shun Classic」シリーズが「おもてなしセレクション」金賞受賞

宣伝販促

  • 明色化粧品、「美顔水と私の青春」キャンペーン実施

人事・組織

  • 鳴門屋、馬戸和弘氏が代表取締役に就任
  • 歯磨工業会、歯磨公正取引協議会、新会長に濱田和生氏(サンスター会長)
  • 攝津製油、代表取締役を2名体制に 大前敏和氏が社長就任へ

研究・開発

  • サティス製薬、国産食用花ナスタチウムから化粧品原料を開発

調査・統計

  • SM3団体、17年2月スーパーマーケット実績速報 前年割れに
  • JFA 17年2月度コンビニ統計 既存店売上高が5カ月ぶり減少
  • JCA 17年2月度チェーンストア統計 ハンドソープ、カイロなど好調
  • 伊勢半、マスカラ選びで調査 選ぶポイントは「耐久カール派」
  • ライオン、汗ジミに関する意識調査 服購入を断念する女性は3人に2人

イベント・展示会

  • グリーンベル、今後の欧州市場開拓目指しイタリアで美容関連見本市に出展
  • 花王グループ、「第8回国際こども環境絵画コンテスト」募集開始
  • 日本香堂、子ども絵画inお台場開催 コンクール入賞作品を展示
  • 伊勢半「ヒロインメイク」、“第3のマスカラ”サンプリングイベント実施

施設・店舗

  • 中央物産、大阪支店を移転
  • オカモト、茨城・牛久市に壁紙工場を新設

時評・コラム

  • 泡沫 藪の中で済ませてはいけない

特集 【殺虫剤】

    特別企画

    • 家庭用殺虫剤関連市場 ゴキブリ用が急伸、空間用虫よけも回復
    • フマキラー 大下社長インタビュー 目標の売上・利益達成に注力
    • 桐灰化学 「ムシガード虫よけリング」早期導入と多面展開で拡販狙う
    • 立石春洋堂 「虫よけサマー プレートタイプ260日用」新発売
    • 大日本除虫菊 平野本部長インタビュー 空間用虫よけの回復トレンド加速
    • ジェクス ベビー用ニーズに合わせた虫よけを提案
    • ウエ・ルコ 蛙田シリーズ第2弾虫よけ芳香剤新発売 「蛙田よけ太郎」
    • アース製薬 「QunQum」シリーズなど魅力的な新商品で市場活性化図る
    • 白元アース コバエのライフサイクル止める「コバエナックス」新発売
    • ライオン 殺虫剤の需要期に向け「バルサンプロEX」など積極展開


    上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。