バックナンバー

2017年2月22日号掲載記事より

ライオン、2016年12月期決算発表 売上・利益ともに過去最高を更新

ライオン、2016年12月期決算発表 売上・利益ともに過去最高を更新

 ライオンは2月13日、決算説明会を開き、小林健二郎取締役執行役員、榊原健郎取締役執行役員が出席して、2016年12月期の連結業績並びに17年度の業績予想、取り組み方針について説明した。
 同期の連結業績は、売上高3956億600万円(前期比4.5%増)、営業利益245億200万円(49.6%増)、経常利益262億9000万円(45.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益159億5100万円(49.4%増)で増収増益、売上高、利益ともに過去最高を更新した。
 国内事業で高付加価値品の新製品を発売し、積極的なマーケティングを展開、海外事業では重点ブランドの育成を図り、前期に比べて売上高が伸長した。また、国内事業、海外事業ともに収益性が向上したことなどで利益は大幅に増加。営業利益は3期連続、経常利益は4期連続で最高益を更新した。この結果、中期経営「V―2計画」(15年度~17年度)の目標値(売上高4000億円、営業利益200億円、営業利益率5%、ROE10%以上、BEP90%以下)を1年前倒しで達成(売上高は3956億円だがV―2計画策定時の為替レートでは目標達成)した。
 セグメント別の売上高は、一般用消費財事業2870億2800万円(前期比5.0%増)、産業用品事業543億3000万円(3.2%減)、海外事業1109億3300万円(8.7%増)、その他268億6700万円(7.9%減)。

麻友、第99回総合見本市開く “狭小商圏”に対応した売場作りを提案

麻友、第99回総合見本市開く “狭小商圏”に対応した売場作りを提案

 麻友は2月9~10日の2日間、新規出展7社(岩谷産業、キクロン、玉華堂、サンカ、大黒工業、八商商事、リス)を含む取引メーカー87社が出展して「第99回麻友総合見本市」を開催。今回のテーマは前回に引き続き、「狭小商圏への対応(2017春・夏)」とし、“狭小商圏”に対応した売り場作りを提案した。
 毎回注目を集める「提案コーナー」では、①商品構成グラフ2017~狭小商圏における「都市型店舗」と「郊外型店舗」~②カテゴリー別新商品コーナー③麻友オリジナル手書きPOP紹介④家庭用品販促カレンダー春夏&月ごとのおすすめ家庭商品⑤家庭用品品揃え継続調査⑥業界全体の情報⑦麻友開発商品ご提案⑧感染症対策――で構成。
 この中で、最も注目を集めた「商品構成グラフ2017~狭小商圏における『都市型店舗』と『郊外型店舗』~」は、販促企画室・神田美緒奈主任がプレゼンテーションを行い、狭小商圏のビジネスモデルには、①マーケットシェアを高める(新しいカテゴリーを他業態、他業種から取り込む)②支出シェアを高める(世帯あたりの支出額の自店に占める割合を高める)③来店頻度を高める――ことが必要だとし、「そのためには、店舗のコミュニケーション能力や、それぞれの地域におけるニーズや変化に合わせた提案が重要である」と説明。加えて、都市型ミニスーパーでの「日用雑貨・家庭用品売場」の調査や都市型・郊外型ドラッグストアにおけるオーラルケア商品など価格帯の変化を報告した。

花王、カネボウ化粧品、コーセーが北関東3県で共同配送を実施

 化粧品業界のメーカー6社で構成する「コスメ物流フォーラム21・共同化推進室」は、花王、カネボウ化粧品、コーセーの3社が参加し、北関東3県(茨城・栃木・群馬)での化粧品共同配送を、1月から順次開始させている。
 北関東地区における各社の物流拠点は、花王、カネボウ化粧品が東京都墨田区、コーセーが埼玉県比企郡に位置していて、北関東3県の各メーカー取扱い店舗は、3社合わせて約4800店。
 今後実施する共同配送では、各社の配送商品を配送運営会社でまとめ、店舗へ配送することにより、小売店側では、荷受業務・棚入れ業務回数の減少により業務負荷が低減される。メーカー側では、配送を一本化することで、各社取扱い店舗のうち3割を占める2社以上の取り扱い店舗に対する物流業務が効率化される。また、地球温暖化の大きな要因となっているCO2の削減については、3社全体でおよそ20%の削減を見込んでいる。

花王、「ビオレ薬用デオドラントZ」新CM発表会開く 渡辺直美が登場

花王、「ビオレ薬用デオドラントZ」新CM発表会開く 渡辺直美が登場

 花王は2月16日、「ビオレ薬用デオドラントZ」新CM発表会を開催。CMに登場する渡辺直美が登場し、トークセッションを行った。渡辺直美は“ニオわせないZ大使”に任命され、汗やニオイに悩む女性に「『デオドラントZ』があれば毎日、明るく元気に生きていけると思います」とメッセージを送った。
 発表会は、はじめに花王スキンケア事業ユニットビオレグループ・小林恵美ブランドマネジャーがデオドラント剤市場と「ビオレ薬用デオドラントZ」について説明。
 「ビオレ薬用デオドラントZ」が目指したのは、たくさん汗をかいても1日ずっとニオわせない究極のデオドラント。「ビオレ薬用デオドラントZ」は汗殺菌スタミナ技術を採用するとともに、汗瞬間ドライパウダーを配合。「デオドラントZ」というネーミングには究極、最も効く、登場感、力強さ、最終兵器といった想いを込めた。
 次に新CMが上映され、渡辺直美が登場。渡辺直美は汗やニオイに悩む女性たちに「ビオレ薬用デオドラントZ」を広めていく“ニオわせないZ大使”に任命され、任命式が行われた。

P&G、「ジレット チャレンジ」キャンペーンイベント開催

P&G、「ジレット チャレンジ」キャンペーンイベント開催

 P&Gが展開するシェービングブランド「ジレット」は2月15日、「『ジレット チャレンジ』キャンペーン発表記念イベント」を開き、“ジレット史上最高の肌へのやさしさ”を実現した男性用システムレザー「ジレット プロシールド」(以下プロシールド)の消費者キャンペーン「ジレット チャレンジ」(2月15日~3月31日)を発表するとともに、ゲストとしてお笑いコンビ・スピードワゴンの井戸田潤、小沢一敬、タレントの大島麻衣が登場、イベントを盛り上げた。
 「ジレット チャレンジ」は、キャンペーンページ(https://www.myrepi.com/tag/gillette-challenge-2017)からジレット公式ツイッター(https://twitter.com/gillettejapan)をフォローして、ジレットアカウントキャンペーンツイートからクイズに答えて応募すると抽選で、「A賞:ジャガー『F―PACE』」(1名)、「B賞:四万温泉積善館1泊2日ご招待」(5組10名)、「C賞:ジレット・オリジナルスタンド」(1000名)――が当たるというもの。
 イベントでは、ゲストとして、スピードワゴン(井戸田潤、小沢一敬)と大島麻衣が登場。「ジレット チャレンジデモ」と題して、井戸田が着用した黄色のライダースジャケットの背面を大島が「プロシールド」で剃るパフォーマンスが行われ、剃った面が傷ついていないことに驚いた井戸田は、「『プロシールド』はやさし~!」と叫び、同品のやさしさを実証した。


2017年2月22日号 記事一覧

会合・発表会

  • 日本香堂、恒例の謝恩観劇会開催 首都圏地区愛用者ら約2400名を招待
  • 日石工組、合同部会開き中国市場についての講演会を実施
  • 永廣堂本店、化粧品原料セミナー開催 自社開発のコメ発酵エキスなど紹介
  • マンダム、プレスセミナー開きヤング男性の身だしなみ意識の変化など解説
  • ウエラプロフェッショナル、#黒髪卒業式プロジェクト発足記念発表会開く
  • ライオン、「クリニカ」オーラルケアセミナー開催 “自分ゴト化”へ発信

経営・施策

  • メディパルHD、メディセオのシステム本部に係る事業を承継
  • 大王製紙、日清紡HDの紙製品事業を譲受
  • ユニ・チャーム、自己株式取得を決議 取得価額の総額は140億円(上限)
  • ユニ・チャーム、「世界らん展日本大賞」に8年連続で事業協力
  • 小林製薬、大阪府主催の女性就業推進活動に参画 働くママセミナー開催

製品・サービス

  • ユニリーバ、「ラックス ルミニーク」シリーズ改良 新製品も発売
  • 明色化粧品、DETクリアシリーズから新角質ケアライン新発売
  • ロゼット、新ブランド「RITICA」誕生 新発想のボディソープ発売
  • ビューティーエクスペリエンス、「ハニーチェ」をフルリニューアル
  • シヤチハタ、子供向け手洗い練習スタンプ「おててポン」新発売
  • 王子ネピア、「nepia大人の鼻セレブティシュ」パッケージをリニューアル
  • ユニリーバ、「クリアピュアスカルプエキスパート」シャンプーなど改良
  • サンギ、アパガード×アーバンリサーチオフィス&トラベルセット限定発売
  • カネボウ化粧品、グローバルメイクブランド「KATE」新製品発売
  • 日本香堂、「エステバン」からハイエンドコレクションなど発表
  • サティス製薬、動物実験用いない安全性試験受託サービスを輸出

宣伝販促

  • オカモト、東京マラソンEXPOに出展 「サンソクン」「快温くん」等訴求
  • ウエ・ルコ、「蛙田シリーズ」の特設サイト「蛙田特集!」をオープン

人事・組織

  • 森川産業、役員を選任
  • ライオン、役員人事を発表
  • エステー、1月31日付公表の執行役の管掌変更について訂正を発表

決算

  • ユニ・チャーム、2016年12月期決算は実質売上高4%増に
  • 資生堂、2016年12月期決算発表 日本事業の売上高は4076億円に
  • ジョイフル本田、2016年度第2四半期は売上高、利益ともに予想下回る

調査・統計

  • KSP-POS 2017年1月 カテゴリー別ランキング
  • 西化工 16年1~10月化粧品統計 頭髪用は微減、皮膚用は化粧水等好調
  • プラネット、ダイエットに関する意識調査 40代男性の5割超が興味あり
  • 東家同 17年1月度チラシ調査 安定販売と商品の多様化進む
  • ライオン、「ストッパ受験生実態調査」実施 受験生はプレッシャーに弱い
  • 王子ネピア、温水洗浄トイレで8割の人が「洗いすぎ」 意識調査結果発表

イベント・展示会

  • 大木ヘルスケアHD、春夏用カテゴリー提案商談会開催し約1600名が来場
  • ビジネスガイド社、「Gift show WEEK」開催 約3755社が出展

施設・店舗

  • NSファーファ・J、西日本サポートセンターを移転

時評・コラム

  • 時評 小売業への影響力強める商社


上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。