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2017年1月11日号掲載記事より

第59回日用品化粧品業界年詞交歓会開催 341名が参列し盛況に

第59回日用品化粧品業界年詞交歓会開催 341名が参列し盛況に

 2017年の日用品化粧品業界の幕開けとなる第59回日用品化粧品業界年詞交歓会(近畿石鹸洗剤工業協同組合、大阪府化粧品日用品卸組合、石鹸新報社共催)が1月5日、大阪市内で開かれ、メーカー・卸売業をはじめ業界関係者341名が参加した。あいさつや懇親の場では、更に高付加価値路線を貫く戦略が語られ、メーカーと卸業者の共同を一層強化し、製配販が一体になって業界の活性化に取り組むための決意を新たにする交歓会になった。
 交歓会では参加団体から、年詞交歓会会長・宮崎仁之氏(牛乳石鹸共進社会長)、近畿石鹸洗剤工業協同組合理事長・瀧山謙氏(日本合成洗剤社長)、大阪府化粧品日用品卸組合理事長・井上正治氏(シンタクス社長)、日本家庭用殺虫剤工業会会長・上山直英氏(大日本除虫菊社長)、日本繊維製品防虫剤工業会会長・鈴木喬氏(エステー会長)、日本衛生材料工業連合会会長代理・森信次氏(ユニ・チャーム取締役専務執行役員)の6名が登壇した。
 参加各団体を代表してあいさつした上山氏は、「時代の潮目が変わる時。この変化をチャンスと捉え、しっかりとした準備で臨もう」と述べ、業界として更なる前進を呼びかけた。
 続いてメーカーを代表し、ライオン・濱逸夫社長が、「業界を挙げて生活者の共感を得られる商材の投入が、昨年の市場成長につながった」と語り、この成長の持続にまい進する決意を述べた。
 次に卸業者を代表して、あらた・畑中伸介社長は、「昨年は単価アップに向けた業界を挙げての努力が実を結んだ年であった」と言及し、この流れの継続とともに返品削減にも積極的に取り組む姿勢をみせた。
 乾杯に移り、PALTACの糟谷誠一常務執行役員営業本部長が、「大空を高く飛ぶ鳥のように、業界全体の成長に向け羽ばたこう」と述べ、力強く乾杯を発声。このあと懇親宴に入り、参加者はあいさつを交わしながら、今年1年に臨む決意を新たにした。
 最後に参加者を代表して、エステー・鈴木貴子社長が「日本の高齢者のQOLを世界一にしていけるような業界になるようにしよう」と述べ、盛況の中で交歓会を終了した。

花王、インドネシアに脂肪酸製造会社を合弁で設立

花王、インドネシアに脂肪酸製造会社を合弁で設立

 花王は昨年12月28日、インドネシアにアピカル(Apical)グループと脂肪酸製造会社・PT Apical Kao Chemicalを設立すると発表した。操業開始は2019年を予定。
 花王は、油脂原料が豊富なインドネシアに、フィリピン、マレーシアに続いて油脂製品の生産拠点を確立する。現地にプランテーションを保有し油脂の製造を手掛けるアピカルグループと組むことで、これまで以上に油脂原料の安定調達が可能となる。花王グループにおける生産拠点の最適化を図り、競争力のある油脂製品を製造し安定供給を推進することで、花王グループのケミカル事業の拡大と収益力向上の基盤とする。

ツルハHD、2017年5月期第2四半期は大幅な増収増益に PBを刷新

ツルハHD、2017年5月期第2四半期は大幅な増収増益に PBを刷新

 ツルハホールディングスは昨年12月19日、2017年5月期第2四半期決算説明会を開催し、堀川政司社長が同期の取り組みについて、青木直人管理本部長が同期の決算概要について説明した。
 同期の業績は、売上高2890億7900万円(前年同期比119.4%)、売上総利益824億7500万円(121.0%)、販管費・一般管理費636億7100万円(118.4%)、営業利益188億400万円(130.9%)、経常利益197億1300万円(129.7%)、四半期純利益132億6000万円(133.3%)の増収増益となった。
 既存店の前年同期比(レデイ薬局を含まない)は、売上高1.0%増、客数増減なし、客単価1.0%増、買上点数1.6%増となった。
 PB商品の売上高は、251億8700万円(104.0%)。内、「エムズワン」「メディズワン」は、162億4100万円(103.9%)。
 2017年5月期の取り組みは、「プライベートブランドの刷新」「食品売り場の改装・レイアウト変更」「カウンセリング・販売力の強化」「新規販促施策の実施」「物流・売り場の改善と作業効率化」「経営戦略本部の新設」などで、「プライベートブランドの刷新」については、ベストコストパフォーマンスへの改革を進め、価格ありきのベストプライスから品質で選ばれるオリジナルブランドへの転換を推進、既存品19品目をリニューアルし、品目数を集約する。

ビジネスガイド社、「第13回Gift Show in 上海」記者会見開き概要発表

ビジネスガイド社、「第13回Gift Show in 上海」記者会見開き概要発表

 ビジネスガイド社は昨年12月16日、中国・上海世貿商城(上海マート)で今年8月1~3日に開催する「第13回Gift Show in上海 第6回上海国際礼品家居用品展覧会」の記者会見を行った。
 同社・芳賀信享社長は同展の開催のポイントについて、「『匠』技術を結集したギフトを中国全土へ」をテーマに、日本の職人技や匠の精魂を込めたNIPPON BRANDを現地バイヤーへのアピールの場として提供したい考えを強調。さらに、会場内は日本館を構え、それぞれ「NIPPON BRAND」フェア、「ヘルス&ビューティー」フェア、「LIFE STYLE」フェア、「ファッション&アパレル雑貨」フェアに分け、日本企業が出展するフェア構成をすること、また、ブースでの展示以外に、事務局は確実に出展社とバイヤーの商談成果に繋げられるように、「出展社商品発表会」「人気商品コンテスト」「ビジネスマッチング」などの企画も併せて開催することを紹介した。

ミルボン、ゆめが丘工場に「北棟」を増設

 美容室向けヘア化粧品メーカーのミルボンは、三重県伊賀市にある同社ゆめが丘工場に「北棟」を増設し、昨年11月1日から稼働を開始している。
 今回、48億円を投資して増設した「北棟」は、2019年度に連結売上高350億円という目標を掲げる同社の構想実現に向けた施策の1つ。生産品目はヘアケア用剤、スタイリング剤、ヘアカラー剤(2剤)、パーマネントウェーブ用剤など。多品種変量生産を可能とする最新設備を導入しているほか、工場見学なども考慮した動線設計が行われている。
 なお、この北棟の完成により、ゆめが丘工場全体としての生産能力は約3倍の年間350億円規模となった。17年度は年間240億円の生産を予定しており、フル稼働となるのは7~8年後を想定している。


2017年1月11日号 記事一覧

M&A・設立

  • エア・ウォーター、衛生材料メーカー・川本産業を連結子会社化

会合・発表会

  • 大木ヘルスケアHD、春夏用カテゴリー提案商談会の事前説明会を開催
  • 石洗工、第三次自主行動計画を発表 容器包装プラ使用量42%削減へ
  • ドラッグストアMD研究会など合同研究会、第6回成長戦略セミナー開催
  • ユニ・チャーム、中部・近畿で春の新製品発表会開く
  • 17年新年会 東化工など3団体連合 製品の品質、安全性確保を重視
  • 17年新年会 西化工 ネット広告適正化に取り組む

経営・施策

  • ライオン、連結子会社のLFMを解散 JRIに業務を移管
  • ユニ・チャーム、ベースアップを実施 平均賃上げ率は約4.48%に
  • サラヤ、「100万人の手洗いプロジェクト」WEBサイトリニューアル公開
  • P&G、28年度東京都女性活躍躍進大賞「産業分野」大賞を受賞
  • 17年新春インタビュー ユニリーバ・髙橋副社長 成長のための5つの鍵
  • 17年新春インタビュー 近石工・瀧山理事長 小を積みて巨に致す
  • オカモト、LOVERS研究所「ペアコンドームプロジェクト」実施中

製品・サービス

  • ライオン、「トップHYGIA」改良 プレミアム抗菌処方で抗菌効果を向上
  • エステー、「おひさまの洗たく くつクリーナー」から限定品を発売
  • 大王製紙、「エリエール キレキラ!」桜フローラルの香り数量限定発売
  • バスクリン、春の祝いをテーマに「バスクリン桜満開の香り」限定発売
  • エステー、春の訪れを告げるさくらの香りの「消臭力」限定発売
  • ユニ・チャーム「シルコット」、@cosmeアワードベスト美容グッズ第1位に

宣伝販促

  • ライオン、人気マンガ「3月のライオン」とコラボ 特設サイトで企画実施
  • エステー「消臭力」、「消費者を動かしたCM展開」6年連続で選出
  • 玉川衛材、「フィッティ シルキータッチモア」新CMオンエア
  • エフティ資生堂、「TSUBAKI」ウェブムービー公開 平野ノラを起用

人事・組織

  • あらた、1月1日付で人事異動を発表

決算

  • クスリのアオキHD、5~11月は増収増益、2022年売上高3000億円へ

研究・開発

  • サティス製薬、世界初、和栗から「植物ヒト型セラミド」の開発に成功

調査・統計

  • KSP-POS 2016年11月 カテゴリー別ランキング
  • 経済産業省 16年1~10月洗浄剤統計 洗顔・ボディ用など好調
  • ライオン、“うるおって澄んだ白目”が魅力 「女性の目の印象」調査
  • エフティ資生堂「TSUBAKI」、髪と色気の国際比較調査を発表

イベント・展示会

  • リード・J、第7回化粧品開発展・第5回国際化粧品展を1月23~25日に開催

訃報・葬儀

  • フェザー安全剃刀、岸田昌久相談役のお別れの会に約1000名が参列

時評・コラム

  • 時評 育成に目を向けて進む年に

連載・講演

  • DMSバンコク流通業視察・セミナー④ バンコク「観光立国」の側面

年頭所感

  • カイロ市場の拡大に努める カイロ工業会会長 鈴木貴子
  • ヘルスケア産業の育成と推進を実践 日本ヘルスケア協会会長 大西隆
  • 自然派商品の更なる普及を目指す シャボン玉石けん社長 森田隼人
  • 日本製マークの安心・安全な家庭紙を提供します 日家工会長 南里泰徳

その他

  • 書籍紹介 「新時代SCM論」琉球大学教授・知念肇著


上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。