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2016年12月14日号掲載記事より

ライオン、「クリニカKid’s」改良 ハブラシは安全性と清掃性を両立

ライオン、「クリニカKid’s」改良 ハブラシは安全性と清掃性を両立

 ライオンは来春、予防歯科から生まれた「クリニカ」の子供用「クリニカKid’s(キッズ)」シリーズを改良新発売(2017年2月15日)する。中でも子供の成長・口内環境の違いに合わせて、4つのラインアップで展開する「クリニカKid’s(キッズ)ハブラシ」の「0―2才用」「3―5才用」は、安全性と清掃性を両立させた商品として注目が集まりそうだ。ライオンは同シリーズの改良新発売と同時に「0才からの予防歯科」をテーマに積極的なプロモーション活動を展開する。12月7日、都内で報道関係者を対象にした「オーラルケア新製品発表会」で発表した。
 改良新発売する「クリニカKid’s(キッズ)」シリーズのハブラシは、子供の成長・口内環境の違いに合せて、「0―2才用」、「3―5才用」、「6―12才用」、「仕上げみがき専用」の4つのラインアップで展開する。
 「0―2才用」、「3―5才用」は、子どもの歯みがき時の「安全性」と「清掃性」を備えた「まがる・おれない 安全ハンドル」を採用。歯みがき中の転倒など、万一の時は、側面方向にハンドルが曲がって口への負担を低減する。また、ブラッシング方向には曲がりにくく、きちんとみがける。
 ハミガキは、子どもの歯みがき開始時期に適したジェル状の「クリニカKid’s ジェルハミガキ」に子どもに人気の高い“いちご香味”の「クリニカKid’s ジェルハミガキ いちご」を新たに追加する。既存の「グレープ」はパッケージをリニューアルする。また、「デンタルリンス」もパッケージを改良する。

クラシエHP、大阪で来春の新商品商談会開催 来年は社名変更10周年に

クラシエHP、大阪で来春の新商品商談会開催 来年は社名変更10周年に

 クラシエホームプロダクツ販売は、同社大阪支店で12月6~8日の3日間、近畿地区の主要販売先など29社136人を招いて「2017年春 新商品商談会」を開催した。
 大阪支店の伊藤秀隆支店長は今期の業績の報告や来春に向けての取り組みなどを次のように紹介した。
 「今年1~6月は前年同期比で116%と大きく伸長し、その後の7~10月も104%、1~10月の10カ月間では110%と2ケタ増で推移しており、ご協力頂いた皆様に感謝申し上げる。
 来年春には今年で発売10周年を迎え、売上げ100億円を達成した『いち髪』をはじめ、主力ブランドから魅力的な新製品やリニューアル品を発売する。また、来年は当社の社名変更10周年を迎え、プロモーションの強化をはじめ、新しい取り組みも行い、全社一丸となって皆様のお役にたてるよう頑張って参るので、是非、ご協力、ご支援をよろしくお願い申し上げる」
 続いて、本社商品担当者による来春の新商品紹介並びに市場動向、そして各商品の特長やプロモーション企画などについて説明が行われたのち、各得意先との個別商談に移り散会となった。

マツキヨHD、新PB美白スキンケアブランド「BLANC WHITE」発表

マツキヨHD、新PB美白スキンケアブランド「BLANC WHITE」発表

 マツモトキヨシホールディングスは、12月6日、都内で新PB美白スキンケアブランド「BLANC WHITE(ブランホワイト)」新ブランド発表会を開催した。「ブランホワイト」は、「美白化粧品に満足できない」という消費者の声から誕生した新しい美白シリーズ。2017年2月10日、全国のマツモトキヨシ、マツモトキヨシグループで発売する。
 松本清雄マツキヨHD社長があいさつに立ち、「これまでドラッグストアのPB商品は、メーカーの提案するモノや価格一辺倒の商品が主流だったが、今日発表する『ブランホワイト』は、まずお客様の声を聞いて、当社が持っている様々な顧客データを分析し、美容部員など専門家とメーカーの方々と一緒に開発を進めた。しっかりとした商品をつくり、日本人の方々に使っていただき、その良さを理解していただき、マツキヨでなければ買えない商品があるということを外国人観光客の方々にも伝えていきたい」と述べた。
 昨年度の同社グループ売上高約5,360億円の内40%以上が化粧品売上高で、これはドラッグストア業界で断トツの1位となっている。同社のPB商品開発の考え方は、「お客様視点の商品開発」「マツキヨらしさの追求」「ビッグデータの活用」など常に消費者視点で必要とされる商品を開発することに注力。化粧品のPBは店舗の美容スタッフから寄せられる消費者の悩みに対して、現在店頭にある商品では提案できないという観点から開発を行っている。新ブランドの「ブランホワイト」は、顧客の声をもとに開発し、何度も試作を重ねてできた自慢の商品という。

P&G・ジャパン、山田敦氏が4月1日付で営業本部長に就任

 P&G・ジャパンでは、2017年4月1日付けで、現P&Gグループアジアパシフィック百貨店・グローバルトラベルリテール担当ディレクターの山田敦氏がP&G・ジャパン執行役員営業本部長に就任する人事異動を行う。
 山田氏は、4月の本部長就任に向け、12月1日よりシンガポールから日本に移動し、現P&G・ジャパン取締役営業本部長の朝田文彦氏との業務引き継ぎを行う。なお、17年4月1日以降の朝田氏の任務については後日発表の予定。

アース製薬、モンダミン新工場が竣工 生産能力はこれまでの2倍に

アース製薬、モンダミン新工場が竣工 生産能力はこれまでの2倍に

 アース製薬は、建設中であったモンダミン新工場(兵庫県赤穂市)の竣工に伴い、11月17日に、竣工式を執り行った。式には、大塚正富特別顧問や川端克宜社長、木村秀司常務をはじめ、アース製薬から31人、工事関係者ら来賓21人が出席した。
 新工場は、敷地面積13万1979平方㍍、建築面積4873平方㍍、延床面積1万1567平方㍍、地上4階建で、来年2月の本稼働を予定している。
 1987年の発売以来、洗口液「モンダミン」は、市場をけん引する存在として拡大を続け、マウスウォッシュ市場でトップシェアを獲得。生産量は年間2000万本を超え、更なる拡大を続けている。
 兵庫県赤穂市坂越工場内にある現工場は、フル生産を続けているが、モンダミンの好調な出荷に加えて今後の市場拡大にも備えるため、新工場の建設となったもの。
 新工場は、旧工場に比べて生産能力も倍増、高い生産性によるコスト削減を実現するとともに省エネをはじめ環境にも配慮した最新鋭の設備を導入している。
 更に、技術が見える、信頼が見える「魅せる工場」をコンセプトに建設された同工場は、生産ラインを間近に見ることができる見学コースも設けられており、生産現場から安全・安心な高い品質の製品づくりをアピールできる場ともなっている。


2016年12月14日号 記事一覧

会合・発表会

  • 全卸連、業界紙懇談会開催 卸流通アカデミーなど活発な活動状況を報告
  • ユニ・チャーム、ペットケア、パーソナルケア春の新製品発表会開く
  • 神奈川卸組合、三地区合同ブロック会を開催、骨格診断士が服について講演
  • 日石工組東日本支部、第4回研修会開く 来年の景気の見通しなど聴講

経営・施策

  • 本紙が選ぶ2016年業界10大ニュース 高付加価値路線の流れが定着
  • ユニ・チャーム、使用済み紙おむつの再資源化技術応用した実証実験を開始
  • 小林製薬、総額約80億円、157万2100株の自己株式取得を終了
  • 牛乳石鹸共進社、「いい風呂の日」イベント「いい風呂ナイト」に協賛
  • エステー、「消臭力」が「アマゾンダッシュボタン」に参加

製品・サービス

  • PRページ ライオン、新感覚柔軟剤「ソフラン クイーンズシルク」新発売
  • ユニリーバ「ラックス美容液スタイリングストレートメモリーセラム」再販
  • ウテナ、「ジューシィクレイズボディシュガーショコラフレーズ」限定発売
  • ウインズコーポ、サロン品質のアンチエイジングシャンプーなどネット販売
  • エキップ、「SUQQU」からミスト、ハンドクリームを新発売
  • 大木製薬、「プラセンVX」新発売 プラセンタ配合の内服液
  • ユニ・チャーム、夜専用パンツ「オヤスミマン」発売 デザイン全5柄に
  • 大王製紙、「GOO.Nはじめての肌着マシュマロ仕立て」発売
  • ユニ・チャーム、「ムーニーエアフィット」がマザーズ大賞3年連続受賞
  • サンギ、「アパガードプレミオ」が@cosmeベストオーラルケア第1位受賞

宣伝販促

  • 王子ネピア、「リラックマ純金プレート」当たるキャンペーン実施中
  • 王子ネピア、「ネピアアネモネHG」キャンペ実施中 北海道在住者限定
  • クラシエHP、「肌美精 シートマスク」松井愛莉登場のTVCM放映

人事・組織

  • ツルハHD、組織変更・人事異動を発表 経営戦略本部を新設
  • 資生堂、組織の一部改正・人事異動を発表
  • 資生堂、同社およびグループの2017年1月からの執行体制を発表
  • 花王、人事異動・機構改革を発表
  • 小林製薬、人事異動・組織変更を発表 EC推進部を新設
  • pdc、山田養蜂場グループに 役員を選任

決算

  • フマキラー、17年3月期第2四半期業績発表 4期連続増収、6期連続増益

研究・開発

  • マンダム、第29回日本動物実験代替法学会「優秀ポスター賞」受賞

調査・統計

  • 東家同 16年11月度チラシ調査 ティシュペーパーは価格の二極化が加速
  • 首都圏卸組合、第12回アンケート調査発表 エステーが総合1位に
  • サラヤ、「手指のアルコール消毒」調査実施 多数の「消毒迷子」が存在
  • プラネット、ネット利用の日用品購入頻度が増加傾向に 調査報告を発表

イベント・展示会

  • アイスタイル、@cosmeビューティアワード開催 総合大賞はADICTION
  • 「第51回スーパーマーケット・トレードショー」来年2月15~17日に開催
  • ジェクス、「コンドーム大喜利」優秀作品23点を決定
  • イチネンケミカルズ、「クリンビュー」交通安全祈願イベント開催

施設・店舗

  • キリン堂、同社初のターミナル駅前店舗を「エキモなんば店」にオープン

時評・コラム

  • らいたあ オーラルケア意識高いタイ 現地スーパーの展開に圧倒

連載・講演

  • DMSバンコク流通業視察・セミナー③ SC建設急増するバンコク中心部


上記トピックスは要約版です。記事の詳細・全文は、日用品・化粧品業界の専門紙「H&BC マーケティングニュース」最新号(水曜日発行)でご覧になれます。お申し込みは刊行物案内をご参照ください。